権現岳 〜オオビランジ咲く静かな天女山ルート〜

2021年08月11日(水) [日帰り]

• GPS: 09:30
• 距離: 11.3km
• 登り: 1,309m
• 下り: 1,299m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:03
• 休憩: 2:00
• 合計: 10:03

6:10 天女山上駐車場
6:20 6:25 天の河原
8:49 8:55 前三ツ頭
9:43 9:50 三ッ頭
10:48 11:07 権現岳
11:09 11:51 縦走路分岐
11:54 12:06 権現岳
12:50 12:52 三ッ頭
13:28 13:55 前三ツ頭
15:58 15:58 天の河原
16:13 天女山駐車場

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

天女山駐車場利用（無料）
トイレは100m少し下ったところにありますが、水洗ではありません。

コース状況／危険箇所等

よく整備されていて危険箇所はありません。

写真

8/11 6:05

天女山駐車場。6時の時点で2割程度でした。このコースを利用する人は少ないようです。

8/11 6:08

早速オダマキがお出迎え

8/11 6:21

10分ほどで展望の開けた天の河原へ。美しい富士山のシルエット

8/11 6:25

最初はなだらかなカラマツの樹林帯です。猛暑を予想しましたが、風が吹き抜け気持ちよく登れました。

8/11 6:30

ママコナ（飯子菜）

8/11 15:02

急斜面に巨木が登山道を塞いでいます。（下山時に撮影）

8/11 7:15

しかもすごいキノコが生えています

8/11 7:15

迂回してみると巨木がベンチになっています！粋な演出に感動！

8/11 7:54

カラマツの合間から金峰山。五丈岩が見えます。

8/11 8:01

励まされますね。

8/11 8:11

前三ツ頭直下の開けた場所からの富士山！神々しい！

8/11 8:11

左から鳳凰三山、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳

8/11 8:25

岩場に咲くシナノオトギリ。ハナアブが蜜にありつこうとしています

8/11 8:35

立派なホタルブクロ

8/11 8:49

樹林帯を抜け、前三ツ頭に到着。

8/11 8:51

富士見パノラマスキー場の左上が入笠山。右奥には大きな御嶽山

8/11 8:51

中央アルプスも一望できました。

8/11 8:54

目の前の三ツ頭を目指します。

8/11 8:55

日当たりの良い登山道脇に咲くコバノコゴメグサ

8/11 8:57

岩の下にはタカネニガナ

8/11 8:57

赤が鮮やかなオンタデ

8/11 8:59

ミヤマバイケイソウの大群落！鹿が食べないとは言え、これだけの大群落は珍しい

8/11 9:05

バイケイソウアップで

8/11 9:07

ミヤマアキノキリンソウ

8/11 9:13

こちらは咲きたてほやほやの白いニガナ

8/11 9:42

三ツ頭到着！目指す権現岳の鋭く尖がった山頂が見えます

8/11 9:43

雲の上から顔を出す富士山

8/11 9:43

編笠山と青年小屋。あちら側から権現岳を目指している登山者がほとんどのようです。

8/11 9:44

雲が湧いてきましたが、絶好の展望に感動します

8/11 9:52

ハイマツの登山道から権現岳を目指します。赤岳が雲の中から少しだけ姿を現しました

8/11 10:16

ホシガラスが食べたハイマツの実。ホッシーの鳴き声が鳴り響いています。食事の邪魔をしてしまったのかなぁ。

8/11 10:11

開花直前のトウヤクリンドウ

8/11 10:30

ガレ場に咲くミヤマウイキョウ

8/11 10:30

ミヤマゼンコ

8/11 10:32

タカネシュロソウ

8/11 10:35

ウメバチソウ

8/11 10:39

振り返って三ツ頭。だいぶ雲が湧いてきました。

8/11 10:40

目の前には権現岳の特異な山頂

8/11 10:45

チシマギキョウ

8/11 10:46

タカネナデシコ

8/11 10:51

オレンジが鮮やかなイワベンケイ

8/11 10:49

権現岳の標柱にて。どうみても山頂じゃない(笑)

8/11 10:56

本当の山頂にある剣とともに

8/11 11:00

山頂からは赤岳が目前に迫ります

8/11 11:06

ギボシと権現小屋（休業中）

8/11 11:07

山頂から権現小屋方面に下り昼食をとります

8/11 11:09

赤岳へのルートは結構険しいですね。昼食をとっていると、何人ものツワモノがこのルートを歩いてきました。

8/11 11:33

北アルプ方面をアップで。槍、穂高が見えます

8/11 11:51

編笠山をアップ。直下には「遠い飲み屋」の青年小屋

8/11 11:54

山頂直下の桧峰神社の祠。イワナガヒメが祀られているそうです。姉妹の木像。

8/11 11:51

咲いたばかりのミネウスユキソウ

8/11 11:56

一番多く咲いていたイブキジャコウソウ

8/11 12:00

ものすごい数のチシマギョウの蕾たち。開花したら見事でしょう！

8/11 12:03

タカネニガナと仲良く咲くチシマギキョウ。まるでポーズしてくれているようで愛らしい

8/11 11:59

これから向かう三ツ頭への稜線

8/11 12:45

開花直前のトウヤクリンドウ

8/11 12:46

三ツ頭から振り返って権現岳と赤岳。あらためて個性的な山並みに感動します

8/11 13:09

開花直前のリンドウ。秋の訪れを感じます

8/11 13:14

コバノコゴメグサ。小っちゃくてカワイイ！

8/11 13:15

フレッシュなミヤマバイケイソウの花。

8/11 13:17

前三ツ頭の砂礫地へ下っていきます

8/11 13:22

見事なオンタデの群生

8/11 13:28

日当たりの良い場所に咲く大好きなタカネマツムシソウ。

8/11 13:41

岩陰に咲くオオビランジ！初めて見ました

8/11 13:46

この先は樹林帯を下ります

8/11 13:47

ここはカニコウモリの花が最盛期

8/11 14:00

ダケカンバからカラマツへ変わる境界付近。先に見える砂礫地にオオビランジの群生地が！

8/11 14:17

大きな岩の斜面下側にひっそりと咲いていました。

8/11 14:16

アップで

8/11 14:12

こちらは遠くに咲いていたものをスマホで50倍で撮影したもの。人目に触れないから生き残っていたのかもしれませんね。

8/11 14:18

イブキジャコウソウの大群落

8/11 15:58

快適な樹林帯を下って天の河原に到着。雄大な富士山の見納めです。

8/11 16:12

天女山駐車場に到着。下山中もほとんど人に会わず静かな山旅を楽しめました！

撮影機器：

α6400 ILCE-6400 ボディ SONY

Galaxy S21 Ultra 5G SC-52B docomo サムスン

感想

masamasa03

八ヶ岳の中でもまだ訪れていなかった権現岳。
観音平からのルートがメジャーなようですが、このご時世でもあり人の少ない天女山のルートを選択しました。

前半は整備されたなだらかなカラマツの樹林帯を登ります。
針葉樹のため、風が通り抜け気持ちよく登ることができました。

前三ツ頭の手前から急登となりますが、ところどころにある展望とお花で飽きることなく登ります。
特に三ツ頭からの展望は素晴らしく、権現岳と赤岳の雄姿を堪能できました。

権現岳の山頂直下は鎖場もある急登ですが、たくさんの高山植物が咲き乱れ、
花に癒されながら登ることができました。
山頂からは赤岳が間近に迫り、八ヶ岳の雰囲気を存分に味わうことができました。

下山時には、上りで確認することができなかったオオビランジに出会えました。
生きる環境の厳しい急斜面の砂礫地に健気に咲く姿に感動しました。
かなり数も減ってしまっているようですので、咲き続けてもらいたいものです。

さすがに権現岳山頂付近は人も多かったですが、三ツ頭から天女山のルートは登山者もぐっと少なくなり、静かな山旅を堪能できる好ルートでした。