誰もいない白馬岳：栂池から往復

2021年08月15日(日) [日帰り]

• GPS: 06:51
• 距離: 20.1km
• 登り: 1,573m
• 下り: 1,557m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:08
• 休憩: 0:42
• 合計: 6:50

9:32 栂池パノラマウェイ 自然園駅
9:36 9:36 栂池ヒュッテ
10:16 10:17 天狗原/白馬岳神社
10:21 10:21 風吹大池方面分岐
10:54 10:54 乗鞍岳
11:12 11:15 白馬大池山荘
11:48 11:50 船越ノ頭
12:18 12:26 小蓮華山
12:47 12:48 三国境
13:16 13:23 白馬岳
13:37 13:37 三国境
14:01 14:05 小蓮華山
14:26 14:30 船越ノ頭
14:48 14:53 白馬大池山荘
15:14 15:14 乗鞍岳
15:40 15:43 風吹大池方面分岐
15:46 15:47 天狗原/白馬岳神社
16:17 16:20 栂池山荘
16:22 栂池パノラマウェイ 自然園駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー

栂池高原⇔白馬駅間の路線バスの時刻表等はこちら↓
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/tsugaike/

栂池高原⇔長野間の特急バスの時刻表等はこちら↓
https://www.alpico.co.jp/traffic/express/nagano_hakuba/
（白馬駅や八方バスターミナルにも停まる）

栂池高原⇔八方バスターミナルのタクシーは片道3000円前後。

ゴンドラリフトとロープウェイの乗車時間は計35分だが、2つの間で乗り換え移動が必要なこと、ロープウェイが原則毎時0分・20分・40分の出発なので、時間は多めに見ておく必要あり。

その他周辺情報

ゴンドラ麓駅周辺の飲食・物販施設は16時半にはほとんど閉店している。

栂池温泉は今年2月で営業を終了してしまったらしい。残念。

写真

8/15 9:30

どんより霧雨のロープウェイ山頂駅から、「晴れてくれ〜」と祈りながらスタート。

8/15 10:01

初めましてのオニシオガマ。少し薄ら明るくなってきた。

8/15 10:10

青空出た〜！ 一気にテンション上がって、左上に見える白馬乗鞍岳山頂を目指す。

8/15 10:17

天狗原はうっすら草紅葉。左の花はたぶんイワショウブ。

8/15 10:19

こちらはタテヤマリンドウ。

8/15 10:20

天狗原の池塘に映りこむ青空と白雲。

8/15 10:32

ゴッツゴッツの岩を登っていく。

8/15 10:42

この日唯一の雪渓歩き。

8/15 10:45

アオノツガザクラ

8/15 10:53

白馬乗鞍岳。

8/15 10:57

そして白馬大池！

8/15 11:06

湖岸にチングルマが咲いていた。

8/15 11:16

エゾシオガマがたくさん。

8/15 11:21

雷鳥坂から白馬大池を振り返る。

8/15 11:24

コマクサ

8/15 11:38

雷鳥坂では期待通りの雷鳥！　親離れして間もないオスかな？

8/15 11:48

船越ノ頭。

8/15 11:49

期待していた小蓮華山の稜線は最初ガス。

8/15 11:52

でもほんの数分待つとガスがだいぶ切れた。復路でさらに晴れてくれることを期待して先へ進む。

8/15 11:58

トウヤクリンドウ。このあたりは花が多かった。

8/15 12:05

ミヤマアズマギクとチシマギキョウ。

8/15 12:17

小蓮華山は山頂直下から見上げるとズングリだな。この山を見上げるなら3つ前の写真の方が絶対おススメ。

8/15 12:18

チシマギキョウ

8/15 12:19

エゾシオガマ、ハクサンフウロ、タカネヤハズハハコ。

8/15 12:20

ヨツバシオガマ

8/15 12:21

小蓮華山到着

8/15 12:21

この先の稜線はガスか・・・と思いきや、

8/15 12:25

ここでも数分でガスが切れた。小蓮華山で折り返すつもりだったけれど、これを見たら白馬岳まで行くっきゃない！

8/15 12:40

少し進むと白馬岳山頂もガスの中から姿を現す。

8/15 12:44

振り返ると小蓮華山までの白い稜線が美しい。

8/15 12:47

三国境

8/15 12:53

北西には鉢ヶ岳。その左下には長池、右奥には雪倉岳。

8/15 13:09

前も後ろもガスにけむる稜線。

8/15 13:11

白馬岳直下の非対称稜線を登って

8/15 13:16

着いた〜。誰もいない山頂・・・

8/15 13:17

ガスがなければここから大雪渓が見えるのかな？

8/15 13:21

途中でお会いした白馬山荘の方によると、シロウマリンドウを探すならこの旭岳がお奨めとのこと。

8/15 13:22

山頂南側。白馬山荘への道にも人が見えない。左に杓子岳の山頂がかすかに見える。

8/15 13:34

岩壁にへばりつくように咲いているチシマギキョウ。

8/15 13:39

小蓮華山への登り返し。しんどいけれど美しい。

8/15 13:45

振り返れば白馬岳。

8/15 13:56

山頂付近をアップしてみた。ガスに浮かぶ東壁。

8/15 14:25

小蓮華山を下って振り返る。登っていらっしゃるのは白馬山荘診療所の先生。

8/15 14:34

白馬大池に戻ってきた。

8/15 14:47

一面のチングルマとイワカガミ！ 行きになぜ気づかなかったんだろう？

8/15 15:44

天狗原。青空の映り込みが素敵だったのでまた1枚。

8/15 16:22

ロープウェイ自然園駅にゴール！

感想

Echigoya

リモートワークと登山のための白馬村滞在8日め。前夜時点の予報ではこの日も雨だったのに、朝起きると予報が少し良くなっていた。滞在中ほぼずっとぐずつく予報だし、何より日曜で仕事が休みなので、これを逃しちゃもったいない。

妻に声をかけると、壊れたカメラの買い替えを優先したいとのことで、単独行動決定。八方バスターミナルまで走れば栂池高原行きの2本目のバスにまだ間に合うので、それとゴンドラとロープウェイで栂池に上がり、コース取りは進みながら考えることにした。

栂池では他にゴンドラ利用者の気配ゼロ。前日長野に大雨特別警報が出ていたし、その影響で大糸線と長野⇔白馬間の特急バスと白馬⇔猿倉間の路線バスがいずれも前日から運休、加えてこの日の天気予報も前夜まで雨だったので、当然といえば当然。

ゴンドラに乗っても、ロープウェイに乗っても、霧雨状態が続いて、もしかして自分はとんでもない酔狂な行動を取っているんじゃなかろうかと心細くなりながらも、誰もいない栂池ビジターセンターを出発し、水たまりだらけの登山道を登り始める。

でも、進み始めてしばらくすると曇り空が薄ら明るくなり、さらに進むと青空が広がった。上空に雲はなく、稜線にガスがかかったり晴れたり。天空の稜線歩きをするには最高のコンディション！

帰りの最終路線バス（栂池高原16:40発）に間に合わせるために小蓮華山で折り返すつもりだったけれど、その先の稜線もどんどん晴れていくのをみて、頑張って白馬岳まで足を伸ばすことにした。こんな機会はめったにないので、バスに間に合わなければタクシー使うべし。

コース中に人はほとんどいなくて、約7時間の山行中、登山道でお会いした人は7人だけだった。うち2人は写真43の白馬山荘診療所の先生とその奥様、4人は白馬山荘と大池山荘のスタッフの方々。白馬山荘は前夜の宿泊客がゼロ、この日夜の宿泊予約が2人だけだそうで、両山荘のスタッフさんには絶好の休暇日だったのだと思う。

青空なのに人っこ一人いない白馬岳山頂をしばしボーっと満喫したあと、白馬山荘には寄らずに折り返した。最終バスは逃しても最終ロープウェイは逃せないので。

後半だいぶバテたけれど、素晴らしい展望に恵まれて気分はずっとハイ。慌ただしさと不安を押して登ってきて良かった。

所要時間は標準タイムの54%。

ロープウェイを降りたあと、路線バスが終わっていたのでタクシーで白馬の滞在先に戻ったけれど、栂池高原発17:21発の特急バスで八方バスターミナルまで移動できたことに後日気づいた。しまった・・・！