鳳凰三山
- GPS
- 09:28
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,998m
- 下り
- 1,776m
コースタイム
05:56 夜叉神峠
06:52 杖立峠
07:58 苺平
08:20 南御室小屋
09:23 薬師岳
09:52 観音岳
10:48 地蔵岳(オベリスクは未登)
11:20 アカヌケ沢の頭
11:58 高嶺
12:34 白鳳峠
14:26 白鳳峠入口
14:38 広河原
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
マイカーで夜叉神峠駐車場へ駐車。 4時35分頃到着時点で、十分空きに余裕あり。 ※芦安から夜叉神峠までの林道はしっかり舗装されており路面状態良好。 道幅も広く、すれ違いポイントも多いので比較的安心。 (復路) 山梨交通バス 15:10広河原 → 15:51夜叉神峠登山口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・夜叉神峠登山口に登山ポスト有 ・夜叉神峠登山口/南御室小屋/薬師岳小屋/広河原にトイレ有 ・夜叉神峠登山口/南御室小屋/広河原に水場あり ※登山行程途中で水を補給できるのは南御室小屋のみ ・白鳳峠入口→白鳳峠は濡れて滑りやすい箇所が数か所あり。 |
写真
感想
単独行です。
3連休の2日目(15日)、3日目(16日)は台風で全国的に悪天候の予報。
とすれば、登山は初日(14日)に行くしかない。
ということで、以前から行きたかった鳳凰三山を登ることに。
ルートは、夜叉神峠登山口から鳳凰三山を縦走して広河原へ下山するコース。
広河原から芦安方面の最終バスが16:10発。
標準コースタームは12時間超なので、ある程度のペースを保ちつつ長丁場となる。
5:15、夜叉神峠入口を目標出発時刻とし、ポイントポイントで目標時刻まで
到達できない場合、夜叉神峠入口へ引き返す単独行にしては珍しく綿密なプランを計画。
以下感想
■夜叉神峠駐車場〜南御室小屋
・4時20分頃、芦安付近に到着したが車は第5駐車場へ誘導されている。
・3連休初日で、且つ2日目・3日目の悪天候となれば混雑もやむなしか。
・夜叉神峠駐車場はまだまだ駐車スペース余裕たっぷり。
・5時10分、辺りはうす暗い中、まずは夜叉神峠へ向かい出発。
・比較的緩い斜面なのでウォームアップがてらゆっくり歩くのに丁度好し。
・夜叉神峠へ到着。残念ながら白峰三山方面はガス。いつかここで朝焼けを見たい。
・杖立峠まで原生林の樹林帯を歩く。時折木漏れ日が注ぎ気持ちがよい。
・杖立峠へ到着。目標到達時刻 7:30。到着時刻6:52。悪くないペース。苺平へ向かう。
・苺平への到着時間の標識で2時間30分と記載。多くの方の感想通り疑問を覚える。
・杖立峠と苺平の道中の標識。苺平まで40分、杖立峠まで30分。妥当だろう。
・苺平到着。目標到達時刻 9:00。到着時刻7:58。順調である。南御室小屋へ向かう。
・南御室小屋到着。目標到達時刻 9:20。到着時刻8:20。小休止する。
・南御室小屋で南アルプスの天然水を給水。冷たくてウマい。
■南御室小屋〜アカヌケ沢の頭
・南御室小屋から薬師岳への登りは、それまでのルートと違い急登箇所が増える。
・標高2400m以上の急登は息が切れる。途中苔むす森あり、岩ありで休憩挟みつつ進む。
・展望が開けたところで、白峰三山を拝むことができた。デカイ。
・特に北岳の圧倒的な迫力と美しい山容に目を奪われる。素晴らしい。
・薬師岳小屋へ到着。小屋付近は展望のイイ箇所なのでいずれ宿泊してみたい。
・薬師岳山頂へ到着。目標到達時刻 10:50。到着時刻9:23。順調、観音岳へ向かう。
・薬師岳から観音岳の稜線はゆるやかで見晴らし抜群。北岳見ながら歩を進める。
・観音岳山頂へ到着。目標到達時刻 11:50。到着時刻9:52。北岳見ながら小休止。
・観音岳から地蔵岳方面へ向かう。ここの登り返しはしんどい。
・地蔵岳近く。砂地の登山道で一気に体力奪われる。足が重たい。
・地蔵岳到着。目標到達時刻 12:50。到着時刻10:48オベリスク見ながら昼食。
・オベリスクへの登攀について昼食をとりながら、暫く考える。
・風が強くなってきた、ここまでの行動で疲労が溜まってきた、
午後天候悪化の懸念がありできれば先を急ぎたい、何より私は高所恐怖症だ。
オベリスク登攀を見送ることにする。
・地蔵岳を出発し、アカヌケ沢の頭へ向かう。辺りは雲が多くなってきている。
・アカヌケ沢の頭へ到着。白峰三山方面は雲がかかっている。
■アカヌケ沢の頭〜広河原
・アカヌケ沢の頭から高嶺へ向かう。この辺りから足が重くペースが上がらない。
・高嶺への登り返し。きつい、しんどい、息がきれる。なんで登り返しあるんだよ。。
・高嶺へ到着。目標到達時刻 13:15。到着時刻11:58。
時刻的にまだ前半の貯金は充分だが、体力はヤバくなってきている。
・高嶺から白鳳峠へ向かう。ガレ場の下りがある。ここにきてのガレ場は足に来る。
・前方にピークがみえる。まさかあれが白鳳峠か? だとしたら登り返す体力はしんどい。
・懸念は杞憂に終わり、ピーク手前の樹林の中に白鳳峠があった。安堵する。
・白鳳峠到着。目標到達時刻 13:45。到着時刻12:34。体力の余裕はない。
・白鳳峠から広河原を目指す。この道中がまこともって手強い。
・もうガレ場は勘弁と思っていたのにガレ場の下りが続く。足への負担が半端ない。
・唯一の救いは、前方に北岳が見える事。北岳の姿を励みにガレ場を下る。
・ガレ場地帯を抜けたあと、樹林帯の下りにかかる。ここがまた手強い。
・かなりの急な下りである。一歩一歩踏み出す足が時にプルプル震える。
・しかもこのルート、梯子・鎖・ループなどバリエーション豊富ときたもんだ。
・おまけに所々濡れていてスリッピーな状態。疲労蓄積された体には堪える。
・足の踏ん張りが効かない為、転倒すること2度3度。心折れる寸前。
・少しずつ進んでいくと、川の流れる音が耳に入る。その音を励みに進む。
・川の音が近いようで遠い。高度計の標高も思ったより下がっていない。
・心身共にくたばりそうなその時、グレーのアスファルトらしきものが視界にはいる。
・アスファルトらしきものが何かの見間違いではないかと思ったその時、バスが通った。
間違いない。確信に変わる。南アルプス林道だ。
・目標物が見えると、人は意外と頑張れる。ヘロヘロ状態に変わりはないが着実に進む。
・ついにきた。白鳳峠入口到着。感慨深いものがある。広河原へ向かう。
・広河原到着。目標到達時刻 16:00。到着時刻14:38。フィニッシュだ。
・前半の貯金のおかけで、想定より1本早い15:10分発のバスに乗れた。よかった。
■総括
・疲れた。しかし満足度、達成感は申し分ない。成功!!
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