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Yamareco

記録ID: 346398
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ハイキング
奥秩父

秋晴れの瑞牆山 +隠れ展望スポット・魔子の山

2013年09月21日(土) [日帰り]
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masaccho その他1人
GPS
05:47
距離
7.9km
登り
1,142m
下り
1,114m

コースタイム

<瑞牆山>

瑞牆山荘     7:54
富士見平     8:23(〜8:26)
瑞牆山      9:34(〜10:40)
富士見平     11:36(〜11:41)
瑞牆山荘     12:06
(計4時間12分、うち休憩1時間14分)

<魔子>

金山峠(登り口) 12:46 
魔子       13:08(〜13:21)
展望台      13:28(〜13:41)
魔子の人穴    13:44(〜13:49) 
魔子       13:56
金山峠(登り口) 14:12
(計1時間26分、うち休憩0時間31分)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
瑞牆山荘の駐車場を利用
駐車場自体の収容台数は100台くらいですが路肩にもかなり止まってました。朝8時前で駐車場はほぼ満車。
コース状況/
危険箇所等
<瑞牆山>
瑞牆山荘〜富士見平
山荘の前から登り始めます。緩やかで幅広の道を進んでいくと岩が出てきて、未舗装の林道を横切ったらジグザグの登りに。瑞牆山が正面に見える所で尾根に乗れば、あとは気持ちのいい森の中を少しで富士見平小屋の建つ富士見平です。

富士見平〜瑞牆山
指導標にしたがい、直進する金峰山への道を見送り左に折れてうす暗い針葉樹林帯の斜面を登ります。登りきると小川山との分岐で、小川山への道は立派な看板のわりに細々としていました。
道なりに進むとジグザグの急下降で天鳥川に到着。澄んだ水の沢です。これを渡ると登山道左に大きな桃太郎岩があります。
この先も樹林帯の急な登り。ロープが張ってあるところもありますが、足元は大きな岩がゴロゴロしているので滑りやすく注意です(ひっさびさにコケました・・;)。
登って行くにつれ視界が何となくひらけ、富士山なんかが見えてくると前方に大ヤスリ岩の登場。テンション上がりますが油断禁物、この辺りから足元に転がる岩が更に大きくなるので特に下りは気を付けて。別にデンジャラスな道という訳ではありません。
岩と岩の鞍部が黒森分岐、右に折れてちょっとした岩を越えると瑞牆山山頂です。


<魔子>
金山峠〜魔子
瑞牆山荘から僅かに下り、右に廃道と化した林道(カラーコーン有り)を分けるところが登り口。「魔子の山」と書かれた指導標がありますが見落としやすい。すぐ下に3台分の駐車スペースがありました。
始めは古い木段のある遊歩道のような道ですが、あるところでぷつりと切れて急な尾根の登りになります。この先台風の影響もあってか枝葉が落ちて荒れ気味でした。
魔子の直下では踏み跡がほぼ消滅しますが、このコースは尾根通しなので尾根上を登って行きます。
登りきると狭いピークの魔子(魔子の山)に到着。

魔子〜展望台、魔子の人穴
魔子から、登ってきた方と反対側にのびる踏み跡をたどり急な尾根を下ります。途中指導標がありました。「展望台」の指導標の所で左に分かれる割とはっきりした道は魔子の人穴への道で、この道を入り少し進むと人穴への指導標があります。尾根を直進すれば露岩のピーク、展望台。
山頂には特に何もありませんが瑞牆山、金峰山、富士山、南アルプスなどの眺めがまあまあいいです。
<瑞牆山>
瑞牆山荘からスタート
<瑞牆山>
瑞牆山荘からスタート
富士見平へは緩やかで歩きやすい道です。先日の台風のせいか枝がいっぱい落ちてました。
富士見平へは緩やかで歩きやすい道です。先日の台風のせいか枝がいっぱい落ちてました。
富士見平に到着
テントがちらほら。瑞牆山へ左の道を進みます。
富士見平に到着
テントがちらほら。瑞牆山へ左の道を進みます。
ターゲットが見えました。
それにしても岩だらけだな
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ターゲットが見えました。
それにしても岩だらけだな
小川山分岐
こちらも山梨百名山です
小川山分岐
こちらも山梨百名山です
天鳥川を渡ってすぐ現れるのは、行く手を阻む巨大な岩。有名な(?)桃太郎岩です。
割れてる辺りがじゃがバターのようにも見えるような。かなり大きいです。
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天鳥川を渡ってすぐ現れるのは、行く手を阻む巨大な岩。有名な(?)桃太郎岩です。
割れてる辺りがじゃがバターのようにも見えるような。かなり大きいです。
桃太郎からは道が急な登りになります。結構岩が多くて滑りやすい。
桃太郎からは道が急な登りになります。結構岩が多くて滑りやすい。
そして大ヤスリ岩の登場
迫力ありますね〜
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そして大ヤスリ岩の登場
迫力ありますね〜
とんで瑞牆山山頂到着
切り立った岩の山頂は展望最高!お馴染みのダンゴ山名標がありました。
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とんで瑞牆山山頂到着
切り立った岩の山頂は展望最高!お馴染みのダンゴ山名標がありました。
見下ろすと遥か下まで見える絶壁!
あああ、そんな所で寝っ転がらないで (° □° )!!
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見下ろすと遥か下まで見える絶壁!
あああ、そんな所で寝っ転がらないで (° □° )!!
にょきにょき愉快な大ヤスリ岩。おっもしろいな〜(^.^)
見下ろしても存在感抜群です。
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にょきにょき愉快な大ヤスリ岩。おっもしろいな〜(^.^)
見下ろしても存在感抜群です。
山頂からの富士山
シンメトリーな山容がじつに美しい。やっぱり富士山は見る山。
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山頂からの富士山
シンメトリーな山容がじつに美しい。やっぱり富士山は見る山。
こちらは白根三山
さすが北岳は高いね〜。よく見ると手前に鳳凰三山が重なっています。
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こちらは白根三山
さすが北岳は高いね〜。よく見ると手前に鳳凰三山が重なっています。
甲斐駒ケ岳と仙丈岳
こっちも負けてません。
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甲斐駒ケ岳と仙丈岳
こっちも負けてません。
山頂からは八ヶ岳が大きく望めました。左から赤岳、、横岳、硫黄岳。見慣れた並びです。
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山頂からは八ヶ岳が大きく望めました。左から赤岳、、横岳、硫黄岳。見慣れた並びです。
東にはボリューム満点の金峰山、岩との組み合わせがいい感じ。五丈岩はやけに目立つな。
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東にはボリューム満点の金峰山、岩との組み合わせがいい感じ。五丈岩はやけに目立つな。
山頂ではお昼寝中の方がたくさん。どれどれ試してみるかと横になると、意外と寝心地良い。
岩の冷たさと角度がポイント。
山頂ではお昼寝中の方がたくさん。どれどれ試してみるかと横になると、意外と寝心地良い。
岩の冷たさと角度がポイント。
瑞牆山荘に戻ってきました
まだ昼過ぎなので次の山へ向かいます。
瑞牆山荘に戻ってきました
まだ昼過ぎなので次の山へ向かいます。
<魔子>
魔子は登り口が分かりづらかったです。こんな感じにカラーコーンと「魔子の山」の指導標が建っている所で、瑞牆山荘のすぐ下です。では登って行きましょう。
<魔子>
魔子は登り口が分かりづらかったです。こんな感じにカラーコーンと「魔子の山」の指導標が建っている所で、瑞牆山荘のすぐ下です。では登って行きましょう。
登り口にある看板
まったくです。
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登り口にある看板
まったくです。
登り始めはちゃんとした道
このまま続けば良いのですが、、、
登り始めはちゃんとした道
このまま続けば良いのですが、、、
木段が終わると道は踏み跡程度になります。
木段が終わると道は踏み跡程度になります。
「魔子」のかっこいい山名標があるピーク
でもここは山頂じゃない。
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「魔子」のかっこいい山名標があるピーク
でもここは山頂じゃない。
こっちが本物です
小さな山頂でした。
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こっちが本物です
小さな山頂でした。
魔子山頂から見る瑞牆山
ちょっと枝がうるさいけど、まずまずの眺めです。
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魔子山頂から見る瑞牆山
ちょっと枝がうるさいけど、まずまずの眺めです。
山頂からさらに尾根を進んで展望台を目指します。この指導標がある所が人穴と展望台の分岐。
山頂からさらに尾根を進んで展望台を目指します。この指導標がある所が人穴と展望台の分岐。
展望台に着くと、、、
おお〜すっきり見えた〜
見事な瑞牆山〜(^o^)/
でも人っ子一人来ません。
ここはまさに穴場展望スポットですね。
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展望台に着くと、、、
おお〜すっきり見えた〜
見事な瑞牆山〜(^o^)/
でも人っ子一人来ません。
ここはまさに穴場展望スポットですね。
予想外なことに富士山まで発見。左でなかなかの山容を誇っているのは変わった山名のチョキです。
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予想外なことに富士山まで発見。左でなかなかの山容を誇っているのは変わった山名のチョキです。
どうせなので魔子の人穴にも寄っておきました。
その昔、魔子爺が住んでいたと言われるところです。穴は結構広くて深く先端までは見えず。なるほどこれなら人も住めるな。
ちなみに魔子爺は里に下りてきて家畜や子供をさらって行くこともあったそうです(怖)
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どうせなので魔子の人穴にも寄っておきました。
その昔、魔子爺が住んでいたと言われるところです。穴は結構広くて深く先端までは見えず。なるほどこれなら人も住めるな。
ちなみに魔子爺は里に下りてきて家畜や子供をさらって行くこともあったそうです(怖)
戻ってきました。
戻ってきました。

感想

紅葉の頃になるとすごく混み合いそうなので、今のうちにと今日は瑞牆山へ行ってきました。
あんまり混んでないかな〜と思っていましたがさすがは百名山、駐車場とその周りの路肩がいっぱいになる人気ぶりです。歩いてみて分かりましたが、やはり、この山は百名山ですね(^_^)

瑞牆山荘からの歩き始めは緩い樹林の登り。先日の台風の影響でしょう、大きな枝や葉っぱが登山道にたくさん落ちていました。
富士見平からはその名の通り木と木の間に青い富士山が。おお、今日は展望期待できるぞ。

立派な看板のある小川山分岐を過ぎ、薄暗い中を急下降すると澄んだ流れの天鳥川に出ました。この先山頂へ
は岩まじりの急登が続きます。樹林帯をひたすら登るので眺めはあまりありませんでしたが、その分大ヤスリ岩の根元を過ぎて以降だんだん開けてくる眺めが新鮮でした。
瑞牆山山頂も直下まではあんな山頂が待っているとは思えないような深い樹林帯を進み、岩のテッペンにとび出た時のあの快さ。素晴らしい演出です。
昼寝をしている人が多かったのでまねしてみましたが、確かに岩の角度と温度がちょうどいい。今度来た時はゆっくり昼寝でもしたいなあ。

山頂を満喫して瑞牆山荘に戻り、こんどは知る人ぞ知る瑞牆山の展望台、魔子を目指します。
魔子なんておよそ山らしくない名前ですが、それはこの山にかつて住んでいた魔子爺(怪物的な感じ)に由来しているそう。まあ詳しくは書きません。
いまいち分かりにくい登山口の少し下に車を止めてスタート。先程瑞牆山荘で知り合った男性と計3名で登ります。

始めは古いけど木段何かがあったりして楽勝か?と思っていましたが、ある所からはそれが突然切れ、急なうっすーい踏み跡程度の道に。あれ〜?
まあまあ急な尾根で、途中からついに道形がほぼ消滅してしまいました。こんなに人の入らない山だったとは(・・)

木の根っこがむき出しになっていて何となく分かる道をたどると魔子(魔子の山)に到着。山頂にはしっかりした山名標があってちょっと場違い。展望は瑞牆山が見えますが木が邪魔、ということで展望台へも向かいます。

魔子から踏み跡の分かる尾根をたどるとはっきりした道もないくせに立派な指導標が。しかもこの極薄の道を「瑞牆山展望歩道」と指している。整備するのかしないのかはっきりしておくれ。
その先に「展望台」の指道標があり、正面の岩のピークを登るとそこが展望台でした。魔子よりこちらの方が眺めはいいものの、ここもパアッ、と360度!とはいかないか。富士山も見えたのは意外。
瑞牆山は先程登ったとは、いや登れるとは思えないような岩だらけの山肌を見せていました。

展望台入り口手前を左に行って魔子爺の澄んでいたという「魔子の人穴」も見てきましたが、想像以上に大きく深くちょっと怖かったです。この辺は武田信玄が金を掘った坑道が多いらしいので、ひょっとするとこれもそのひとつなのかもしれません。

もう一度魔子に登り返し、来た道を下って車に戻りました。
思ったよりはるかに道がうすく、山と高原地図には実線で描かれていますがバリエーションルートに含まれると思います。

久しぶりのいい天気での山行でした。


<今日踏んだ主なピーク>
瑞牆山(初)
魔子 (初)

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コメント

こんにちは。
僕のレコへのコメントありがとうございました。
何気にmasacchoさんのプロフィールを拝見したら
「魔子の山」の文字が!

名前が前から気になっていたところなので、
これは参考になります!
瑞牆山もノーチェックだったので、
なんだか凄いところだなと思った次第です
車があれば行くんだけどなぁ・・・
2013/9/23 14:09
こんにちは(^^)
こちらこそコメントありがとうございます(^_^)

魔子、変わった名前ですよね。どこか恐ろしい。
そういえばチョキとか松ネッコとか、奥秩父は何だか変わった名前が多いように思います。
瑞牆山は見た目は凄そうに見えますが、百名山だけあって道はよく整備されていて割と簡単に登れちゃいますよ。

車は乗っけてもらってるだけです(^_^;)
瑞牆山荘まではバスが来てました。
2013/9/24 12:45
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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