梅雨最後の日は高円山へ


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 612m
- 下り
- 610m
コースタイム
- 山行
- 3:05
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:25
天候 | 曇りのち雨一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
午前中、用事をごちょごちょしてたら、出発が昼近くになってしまった。夕方も4時すぎには戻っていなければならず、せわしないが筋トレ目的で、ヤマビルも警戒して多くを林道歩きで周回できる猪足谷林道と元越谷林道をぐるっと回るルートで、ついでに未踏の高円山も行っときましょうと予定して出発。
道中は、白い曇り空だった空も、野洲川ダム沿いとなると急速に雲の厚さを増してねずみ色一色となり、雨がいかにも降りそうな雰囲気の中を大河原橋より林道を進んでいく。ゲート附近には、尾張小牧ナンバーの車が3〜4台駐車してあったので、たぶん沢登りなんだろうと思いながら、ゲートギリギリに駐めてありちょっと邪魔よなとも思いつつゲートの隙間をすり抜けていく。
猪足谷と元越谷の分岐にかかる橋桁の表記をあらためて見てみたら、「松尾川」って書いてある。でも、明らかに間違っています、渡った川は「元越谷」のはず。猪足谷林道に入って、猪足谷をまたぐ橋桁の表記も「松尾川」とあるが、こいつも明らかに間違い。渡った川は「猪足谷」のはず(ちょっとくどくなってきたか)
いつからか、ブンブンとアブの群れに取り付かれてしまい鬱陶しいったらありゃしない。空は、ますます今にも雨が降り出しそうなねずみ色度合いを増し、日中にもかかわらず谷あいの林道は陰湿で蝉の鳴き声が響き渡って無気味さを感じる。ヘアピンカーブをきるところまで進んだところで、ついに「バァー」つって感じで大粒の雨が降り出してきた。運良く持参していた折りたたみ傘をさして歩き続ける。立ち止まるとアブの餌食となるので、歩き続けないといけない苦行である。
持参の昼飯用の菓子パンを食べたいが、雨とアブではいつ食べられるか保証のないまま、雨降りだからもう水沢峠までの県境ルート経由の元越谷林道への周回はあきらめて、高円山だって無理だろうなぁと、せめて林道終点のマイクロウェープ施設まで行けば屋根があるかもしれないから、そこでアブを払いつつも菓子パン食べられるかもと望みをもって、傘さしでアブを引き連れトボトボと上っていく。
横谷山の乗り越しで鮮やかに地質が明るい花崗岩になって、心は少しばかし軽くなるが、雨足は弱まる気配がない。視界は確保されているので、高台のこの林道からの景色だけは完璧で、ガスが立ち上る様子の犬返しの険が正面に望め、馬乗り岩を頂点にして端正な斜面を落とす宮指路岳の西面も目の前に大きく広がる。田村川側分岐していく林道を分けたところで、資材を積んだトラックとすれ違う。13時15分に宮指路岳への分岐通過。
林道終点の13時25分にマイクロウェープ施設にたどり着いたのですが施設の周囲は囲いがあり、期待していた屋根の下は存在しない。施設はNTTコミュニケーションズのの看板が付いていた。さあ、これからどうしたものかと思案していたところ、雨脚が急速に弱まって傘が要らないくらいになる幸運、これなら高円山へ行けるだろうと、施設の裏側から何気なしに山道に入り少し下ってウロウロと違う方向へ進んでしまう。地形図をしっかり見て高円山への尾根に入り直す。(下から林道を歩いてきたら施設の手前100m位を右へはいるのが正解で、よく見ればテープ有りです)
急速に、私のためにだけとしか思えないようなタイミングで見る見る青空が広がり、三角錐の半分だけガスから顔を出したような高円山が真ん前に現れてくれた。
13時55分、樹林の中の高円山着、樹間から鈴鹿スカイラインのロックシェードがかなり下に見える。また、インディアンピークから清水頭の稜線が近く大きく見えているが、綿向と雨乞のてっぺんは雲の中のままであった。涼しい西風が吹いていて、大休止してもよかったのですが、パンをかじりつつ取り付くアブを追っ払うのにもせわしなく、ついに、一匹のスズメバチにも追い回されはじめて、片手にパン片手にザックを持って逃亡するように出発。
雨は降りそうなことはもうなくなったが、時間がもう足りないので猪足谷林道ピストンしか選択肢はなかったのですが、(そもそも、計画での時間読みが無理がありました)、帰路は少しだけ林道を外し、マイクロウェープの峰と高円山との鞍部から沢を降りて林道までショートカットで帰りました。この沢、降り始めは40度近くのルンゼ状ですが、小粒の花崗岩のザレなので降下はたやすいでした。五分ほどで左から沢を合わせてすぐに、小さな2,3mの小滝が2つありましたが、ショルダーから下りられました。途中、3つ砂防ダムをやりすごして林道へ出られます。頂上から30分で林道でした。
林道に出てから、引き続きアブを引き連れの下山でしましたが、まだ、尾張小牧の車はゲート前に駐車したままでした。
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