北八ヶ岳テント山行 【忘備録】
- GPS
- 64:00
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,667m
- 下り
- 1,192m
コースタイム
すずらん峠7:05
蓼科山頂10:10〜10:20
将軍平10:50
大河原峠12:05〜12:20
双子山13:05
双子池13:45
2日目:
双子池7:45
亀甲池8:20
北横岳10:00〜10:13
ピラタス山頂駅11:00
山麓11:28
すずらん峠13:35(途中昼休み30分)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ノーチェーン |
コース状況/ 危険箇所等 |
例年より雪が多かった。 今回の目的は新しい冬靴になれることだったので、アイゼンは使用しないで全行程を通した。 ただ蓼科山の山頂直下はクラストしており、キックステップで登ったもののアイゼンが欲しい場所もあった。 将軍平への下りはところによって膝上まで埋まることもあったが、あとは全般的に雪上ハイキングの趣であった。 |
写真
感想
冬山装備の歩荷訓練兼耐寒訓練に北八ヶ岳に行ってきた。
直接の目的は冬靴の足慣らしと、25年前のシュラフが冬季使い物になるか見極めること。
金曜日の降雪を想定し、最悪ラッセル覚悟で臨んだが、雪は1800mあたりから上で、全体的に踏みあとはしっかりついていて、ルートファインディングやラッセルという事態にはならなかった。
ただところによって踏み抜きで脛、深いところで膝上まで潜ることがあった。
アイゼンは結局最後まで付けることは無かった。
初日はほぼ予定通りのコースを消化した。
すずらん峠の駐車場は自分を含めて車3台のみ。
他の2パーティーは蓼科山だけのピストンのようだ。
西側の斜面は雪は深くないが、結構凍っていたので、下りはアイゼンが欲しい感じ。
流石に重装備かつ雪なので、地図のコースタイムを割ることはできなかった。
運動不足も響き結構きつい。
山頂からは著名な山々全てが見渡せたが、天気はいまいちすっきりしない。
この時期にしては風は弱い。
東側は雪が深かったが、ストックやピッケルを突き刺しながら7合目登山口からの人達が続々と登ってきた。
将軍平までは結構途切れなく人がいた。
大河原峠への分岐を過ぎると、2〜3日前に1人か2人といった感じで急に踏みあとが少なくなった。
雪が最中になっているので、非常に歩き辛い。意外とこの区間が長く感じた。
大河原峠で一息入れて、双子山へ。
双子山は眺望が優れているのだが、あいにくガスが出てしまった。
双子池への稜線では何故か人の足跡が鹿の足跡に変わっていた。
鹿糞が少し転がっていて、その周りに熊らしき足跡も付いている。
小雪もちらつきだし、双子池に着いたころには時間が早いにも関わらず、かなり寒々とした光景になっていた。
双子池の天場は自分一人だけで、メルヘンには程遠い暗い雰囲気が漂っていた。
登山者も自分が到着してから二組だけが亀甲池方面へ通り過ぎていったのみ。
誰もいない・・・
三連休だから一組くらいは居ると思ったのだが。
ただ夜の双子池は色々な音が聞こえてくる。
池の方から河童の溜息みたいな音が度々聞こえてきた。
さて古いシュラフの耐寒テスト結果。
25年前のゴアシュラフカバーと羽毛シュラフ、34年前の夏用ダクロンシュラフを重ねて試したところ、非常に暖かく熟睡できた。
熟睡しすぎて寝坊し、朝日で目が覚めた。
結果は上々だったが、最新ギアに較べて+1〜1.5kgとザックの半分を占有する嵩は覚悟しなければならない。
2日目は大岳経由で北横岳に登る予定だったが、寝坊を理由に大岳はカットして、亀甲池経由で北横岳に登ることにした。
亀甲池へのルートはイノシシの蹄の痕がやたら多くて不気味だった。
亀甲池から北横岳への登りは流石に踏みあとが多くなった。
本来下山ルートを逆に登ってゆく。
ピストンも一瞬考えたが、ロープウエイでの下山の誘惑を断ち切ることができなかった。
結局双子池から北横岳山頂まで誰にも会うことはなかった。
しかし流石に北横岳には人がいた。
素晴らしい大展望だ。
日本の山は全て見えるのではないかと思わせるほど、代表的な山々が白く輝いていた。
坪庭方面へ降りると登山者が続々と登ってきた。
坪庭に到達すると、今度は観光客が出現。
迷わずロープウエイの乗り場へ向かう。
観光客に交じってロープウエイを待つのはなんだか恥ずかしい。
そもそも今回重装備は自分以外見ていない。
北八は有人小屋が多いので、皆小屋泊まりか日帰りなのだろう。
最後にペンション村からスズラン峠までの車道歩きをたっぷり堪能した。
帰り際、ビーナスラインを霧ヶ峰まで走ったのだが、山々の眺めが最高だ。
次回こちらに来るときは何も持たずにヒュッテを渡り歩きコーヒーを飲みながらハイキングしたい。
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