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Yamareco

記録ID: 3486377
全員に公開
ハイキング
九州・沖縄

豊国紀行 灰の木嶺→真木ヶ戸→かしわ坂(考察)

2021年09月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:53
距離
20.1km
登り
836m
下り
846m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:17
休憩
0:35
合計
6:52
5:30
5:42
42
6:24
6:26
4
6:30
6:31
11
6:42
6:43
8
6:51
6:52
97
8:29
8:33
30
9:03
9:12
13
9:25
9:28
34
10:02
10:04
92
11:36
11:36
0
11:36
ゴール地点
天候 雨のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇山GC近くの正面登山道前の大きな路肩に駐車。
GCの駐車場は利用者のみのようなので注意。
コース状況/
危険箇所等
扇山のトラバースは薮2。
鉄輪山周辺の不整地は低木薮です。
貝原益軒の豊国紀行より今回のルートを計画。
考えられるルートは3つほどあるが、鉄輪の地獄群から能原に至るまでピーク二つ、坂道3つという記述に合致するものは、このルートが有力。私有地や立ち入り禁止区間もあるので全線は歩けませんが、記述の二つのピークを探しに行ってきます。
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貝原益軒の豊国紀行より今回のルートを計画。
考えられるルートは3つほどあるが、鉄輪の地獄群から能原に至るまでピーク二つ、坂道3つという記述に合致するものは、このルートが有力。私有地や立ち入り禁止区間もあるので全線は歩けませんが、記述の二つのピークを探しに行ってきます。
ただいま5時少し前。
日の出が5時50分なので、大平山の山頂で久しぶりのご来光見ようかなーと。
2021年09月04日 04:43撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 4:43
ただいま5時少し前。
日の出が5時50分なので、大平山の山頂で久しぶりのご来光見ようかなーと。
正面登山口。
桜の季節はきれいみたいです。
2021年09月04日 04:44撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 4:44
正面登山口。
桜の季節はきれいみたいです。
トラバース合流。
一ヶ月ぶり、かつ食料品買い物以外家から一歩も出ていなかったのでこの300mでだいぶ疲れました。
2021年09月04日 04:53撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 4:53
トラバース合流。
一ヶ月ぶり、かつ食料品買い物以外家から一歩も出ていなかったのでこの300mでだいぶ疲れました。
一本クヌギまで来ましたが・・・半年前と同じ症状。持病で体調もあまりよくないので山頂まで行くのはあきらめます。
2021年09月04日 05:25撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 5:25
一本クヌギまで来ましたが・・・半年前と同じ症状。持病で体調もあまりよくないので山頂まで行くのはあきらめます。
このあたりでご来光を見る。
あっちは今日行く予定の山々。
2021年09月04日 05:36撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 5:36
このあたりでご来光を見る。
あっちは今日行く予定の山々。
曇ってきてますね。
2021年09月04日 05:40撮影 by  ILCE-7, SONY
9/4 5:40
曇ってきてますね。
これは望み薄かな。
ダニも怖いのでさっさと下りましょう。
2021年09月04日 05:48撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 5:48
これは望み薄かな。
ダニも怖いのでさっさと下りましょう。
日の出時刻。
雲が厚いのでもう少しかかるかも。
2021年09月04日 05:58撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 5:58
日の出時刻。
雲が厚いのでもう少しかかるかも。
別府市街。
2021年09月04日 05:58撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 5:58
別府市街。
9月4日。おはようございます。
2021年09月04日 06:02撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 6:02
9月4日。おはようございます。
ちょっと休憩して先に進む。
2021年09月04日 06:05撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 6:05
ちょっと休憩して先に進む。
サイヨウシャジン
2021年09月04日 06:06撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 6:06
サイヨウシャジン
この道、夏に来るものじゃないですね。
薮2に沈んでいます。
2021年09月04日 06:09撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 6:09
この道、夏に来るものじゃないですね。
薮2に沈んでいます。
なんとか林道に。
足下は沼です。
2021年09月04日 06:18撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 6:18
なんとか林道に。
足下は沼です。
恵比寿神社。
2021年09月04日 06:23撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 6:23
恵比寿神社。
突然の天気雨。
2021年09月04日 06:24撮影 by  ILCE-7, SONY
9/4 6:24
突然の天気雨。
朝特有の透き通った日差し。
2021年09月04日 06:27撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 6:27
朝特有の透き通った日差し。
背後には大平山と、
2021年09月04日 06:28撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 6:28
背後には大平山と、
立派な虹が架かっています。
2021年09月04日 06:29撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 6:29
立派な虹が架かっています。
次の山域まで舗装道。
2021年09月04日 06:51撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 6:51
次の山域まで舗装道。
光沢のある葉っぱ。
この実の特徴は、アケビではなくてムベ。
自家受粉しない品種で近くに同系統の植物がないと結実しない意外と難しい果物です。
2021年09月04日 06:52撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 6:52
光沢のある葉っぱ。
この実の特徴は、アケビではなくてムベ。
自家受粉しない品種で近くに同系統の植物がないと結実しない意外と難しい果物です。
ANAのホテルが見えてきました。
2021年09月04日 06:59撮影 by  ILCE-7, SONY
9/4 6:59
ANAのホテルが見えてきました。
ここから入ります。
森林遊歩道は通行禁止なので今回は通りません。
2021年09月04日 07:01撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:01
ここから入ります。
森林遊歩道は通行禁止なので今回は通りません。
舗装の傷みはそれなりですね。車で来るのはやめた方がいいかも。
2021年09月04日 07:01撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:01
舗装の傷みはそれなりですね。車で来るのはやめた方がいいかも。
さてANAホテル付近の最高点へ。
2021年09月04日 07:05撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:05
さてANAホテル付近の最高点へ。
到着。
私の予想では、尾根上を通るように道が敷かれていた可能性があると思ったのですが、それらしい痕跡は見当たらず。
2021年09月04日 07:10撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:10
到着。
私の予想では、尾根上を通るように道が敷かれていた可能性があると思ったのですが、それらしい痕跡は見当たらず。
いったん林道まで戻って対面の「真木ヶ戸」候補の山へ。
2021年09月04日 07:17撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:17
いったん林道まで戻って対面の「真木ヶ戸」候補の山へ。
小さな川を横切る。
川の底が粘土質なのを見ると、古い川ではなく(古い川だと浸食を受けて岩が露出したりする)、つい最近流れが変わったとかでできた川だと思われる。
2021年09月04日 07:17撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:17
小さな川を横切る。
川の底が粘土質なのを見ると、古い川ではなく(古い川だと浸食を受けて岩が露出したりする)、つい最近流れが変わったとかでできた川だと思われる。
一座目。「真木ヶ戸」候補の山頂。
2021年09月04日 07:19撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:19
一座目。「真木ヶ戸」候補の山頂。
植生は背の高い落葉広葉樹と、背の低い常緑樹のミックス。
2021年09月04日 07:22撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:22
植生は背の高い落葉広葉樹と、背の低い常緑樹のミックス。
これはヒサカキ(ツバキ科)でしょう。
2021年09月04日 07:23撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:23
これはヒサカキ(ツバキ科)でしょう。
倒れているのはアカマツでしょうか。
立派な木ではあります。
2021年09月04日 07:25撮影 by  ILCE-7, SONY
9/4 7:25
倒れているのはアカマツでしょうか。
立派な木ではあります。
10歩だけ森林遊歩道使いました。すみません。
2021年09月04日 07:29撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:29
10歩だけ森林遊歩道使いました。すみません。
しばらく低木薮をがさがさ。
またしても立派な滝に出会いました。
でもやっぱり粘土質な底と、植林された木の痕跡から、昔からあるのではなく100年以内にできたガリーから派生したものと推測。
2021年09月04日 07:36撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:36
しばらく低木薮をがさがさ。
またしても立派な滝に出会いました。
でもやっぱり粘土質な底と、植林された木の痕跡から、昔からあるのではなく100年以内にできたガリーから派生したものと推測。
林道に飛び出す。
ここが鞍部になっている。もしかしたらこのあたりが灰の木峠なのかもしれません。
2021年09月04日 07:38撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:38
林道に飛び出す。
ここが鞍部になっている。もしかしたらこのあたりが灰の木峠なのかもしれません。
入り口発見。
感謝します。
2021年09月04日 07:38撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:38
入り口発見。
感謝します。
すぐに二座目「灰の木嶺」候補山頂到着。
リサーチ開始です。
2021年09月04日 07:41撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:41
すぐに二座目「灰の木嶺」候補山頂到着。
リサーチ開始です。
まず倒れているのは「アカマツ」
周辺に多く枯死した跡があったので、松食い虫が原因と思われます。
2021年09月04日 07:41撮影 by  ILCE-7, SONY
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まず倒れているのは「アカマツ」
周辺に多く枯死した跡があったので、松食い虫が原因と思われます。
この感じは「サカキ」かな。
2021年09月04日 07:42撮影 by  ILCE-7, SONY
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この感じは「サカキ」かな。
かなり背の高い木はたぶん「コナラ」
10m以上上に葉っぱがあって、望遠でもよくわからなかったので確証はありません。
2021年09月04日 07:43撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:43
かなり背の高い木はたぶん「コナラ」
10m以上上に葉っぱがあって、望遠でもよくわからなかったので確証はありません。
上がだめなら次は下。
クチクラが発達した鋸歯のないこの形。
サカキの葉っぱで間違いなさそう。
2021年09月04日 07:45撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:45
上がだめなら次は下。
クチクラが発達した鋸歯のないこの形。
サカキの葉っぱで間違いなさそう。
これはコナラの葉っぱでしょうか。
枝ごと落ちているってことはハイイロチョッキリの仕業かな。
2021年09月04日 07:50撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:50
これはコナラの葉っぱでしょうか。
枝ごと落ちているってことはハイイロチョッキリの仕業かな。
青いみずみずしい幹。たぶんカエデの一種。
2021年09月04日 07:54撮影 by  ILCE-7, SONY
9/4 7:54
青いみずみずしい幹。たぶんカエデの一種。
この葉っぱ、クロバイだったらいいなーと思っていたのですが、どう考えてもヒサカキにしか見えない・・・。あきらめきれず下を探していると
2021年09月04日 07:58撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 7:58
この葉っぱ、クロバイだったらいいなーと思っていたのですが、どう考えてもヒサカキにしか見えない・・・。あきらめきれず下を探していると
・・・ヒサカキですね。
2021年09月04日 08:06撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 8:06
・・・ヒサカキですね。
残念ながらクロバイは見つけることができませんでした。
でもよく見ると尾根以外はすべて人工林。たぶんだいぶ昔に植林が行われて、消滅してしまった可能性が高いですね。なんせ400年も昔ですし。
2021年09月04日 08:21撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 8:21
残念ながらクロバイは見つけることができませんでした。
でもよく見ると尾根以外はすべて人工林。たぶんだいぶ昔に植林が行われて、消滅してしまった可能性が高いですね。なんせ400年も昔ですし。
三座目「鉄輪山」。
森林遊歩道は立ち入り禁止なので東の尾根を使って登りました。
2021年09月04日 08:28撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 8:28
三座目「鉄輪山」。
森林遊歩道は立ち入り禁止なので東の尾根を使って登りました。
ここから出てきた。
道間違えると激薮になるので、参考にされる方はトレースしてみてください。
2021年09月04日 08:28撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 8:28
ここから出てきた。
道間違えると激薮になるので、参考にされる方はトレースしてみてください。
東尾根はこんな感じ。
2021年09月04日 08:31撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 8:31
東尾根はこんな感じ。
やっと人里まで降りてきた。
ダニチェック。三匹ほど追放しました。
2021年09月04日 08:48撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 8:48
やっと人里まで降りてきた。
ダニチェック。三匹ほど追放しました。
合掌。
2021年09月04日 08:50撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 8:50
合掌。
向こう側は鹿鳴越。まだ登っていない山があるのでいつかの課題。
2021年09月04日 08:53撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 8:53
向こう側は鹿鳴越。まだ登っていない山があるのでいつかの課題。
貴船城入り口。
2021年09月04日 09:02撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 9:02
貴船城入り口。
四座目「貴船城山」
・・・RC造?
*後に正式名称が「大観山」であることが判明しました。
2021年09月04日 09:05撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 9:05
四座目「貴船城山」
・・・RC造?
*後に正式名称が「大観山」であることが判明しました。
さっきまでいた大平山があんなところに
2021年09月04日 09:09撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 9:09
さっきまでいた大平山があんなところに
ケナフ?でも葉っぱが変。
よく見たらオクラの花ですね。
花がきれいだからってケナフを家で育てるのはやめたほうがいいかも。大麻と間違えられることがあるので。
2021年09月04日 09:13撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 9:13
ケナフ?でも葉っぱが変。
よく見たらオクラの花ですね。
花がきれいだからってケナフを家で育てるのはやめたほうがいいかも。大麻と間違えられることがあるので。
最後の山へ。
2021年09月04日 09:17撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 9:17
最後の山へ。
五座目「板山」
山頂は実はこの奥ですが、住宅地なのでやめておきました。
2021年09月04日 09:26撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 9:26
五座目「板山」
山頂は実はこの奥ですが、住宅地なのでやめておきました。
海岸まで降りようと思って、国土地理院では階段と書かれていた場所に行ってみたら・・・。これはもう。
2021年09月04日 09:30撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 9:30
海岸まで降りようと思って、国土地理院では階段と書かれていた場所に行ってみたら・・・。これはもう。
今日一の難所(笑。
しかも枝はすべて「クサギ」です。
最悪。
2021年09月04日 09:32撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 9:32
今日一の難所(笑。
しかも枝はすべて「クサギ」です。
最悪。
なんとか降りてきたけど、こけだらけの40度コンクリ斜面で盛大にねんざしました。
一応応急処置だけしましたが、浮いている気がするしまた腓骨やってしまったかもしれません。
2021年09月04日 09:47撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 9:47
なんとか降りてきたけど、こけだらけの40度コンクリ斜面で盛大にねんざしました。
一応応急処置だけしましたが、浮いている気がするしまた腓骨やってしまったかもしれません。
ここからだいぶ往く足が鈍ります。
鬼の岩屋古墳前。
2021年09月04日 10:01撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 10:01
ここからだいぶ往く足が鈍ります。
鬼の岩屋古墳前。
こっちが本体みたいです。
2021年09月04日 10:02撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 10:02
こっちが本体みたいです。
舗装道上り坂なのがつらい。
2021年09月04日 10:21撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 10:21
舗装道上り坂なのがつらい。
地獄前を通過。
2021年09月04日 10:41撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 10:41
地獄前を通過。
道の駅?の外で休憩。
2021年09月04日 11:20撮影 by  ILCE-7, SONY
9/4 11:20
道の駅?の外で休憩。
ようやく戻ってこられた。
一ヶ月でこんなに体力落ちるんですね。
2021年09月04日 11:33撮影 by  ILCE-7, SONY
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9/4 11:33
ようやく戻ってこられた。
一ヶ月でこんなに体力落ちるんですね。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも 針金 テーピングテープ 細引 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ マグライト 予備電池 ポータブル充電機 GPS 筆記用具 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ストック ビーコン

感想

 大分に帰ってきてから3週間以上。大学からも連絡はなかったので、一ヶ月ぶりの登山です。今日は表題通り貝原益軒の豊国紀行より今回のルートを計画しました。
一般的に昔の生活道は沢ではなくて尾根に作られることが多い(沢だと水害で道が流される可能性が高いため)、基本的に起伏は最低限になるように敷かれるという原則から考えられるルートは3つほど。豊国紀行の鉄輪の地獄群から能原に至るまでピーク二つ、坂道3つという記述に合致するものは、今回のルートだけであり、これが有力かなーと。私有地や立ち入り禁止区間もあるので全線は歩けませんが、記述の二つのピークを探しにきました。

(ゆみちゃんさんによる前編はこちら https://yamap.com/activities/12362509

 「鉄輪村にいたり、温泉風呂・湯ノ滝・鬼山ぢごく・海ぢごく・円内坊が地獄など、所々を見て、北の山をこゆ。はいのき嶺、真木がとを、かしわ坂とて三の坂有り。そのさきにもまだ所々に坂多く路あしく、のう原とて一里のばかりある広き原あり。田圃なし。その先に、豊後豊前の境あり。別府より佐田へ六里。」

 最後のかしわ坂は、すべてが坂なので場所の特定はできません。まず一つ目の「真木ヶ戸」。「戸」とつけられる地形は「障子戸」や「鞍ヶ戸」のようにやせた細長いピークもしくは尾根につけられることが多いので、それに該当する場所として今回の場所を視察。山頂付近は残念ながら道の痕跡などは見つかりませんでしたがなだらかな尾根であり、道をしくには最適だったのではないでしょうか。
 次の「灰の木嶺」。付近には「灰の木峠」が存在し、大分県紀行文集(1939年)に「(ハイノキ)峠地名は、付近にトチシバの木の群生による。」とされているので、付近にトチシバ(クロバイ)が群生していればより確証できると思っていました。実際に山頂で植生を見たところ、高木層(Baumschichit)には「コナラ」「アカマツ」が、低木層(Strauchschicht)には「サカキ」や「ヒサカキ」が多く、残念ながらクロバイは見つけることができませんでした。しかしながらどの木も樹齢100年未満の比較的若い木が多く、周りはすべて人工林なことから以前このあたりで大規模な伐採などが行われた可能性は否定できません。

 矛盾点としては、今回小さな沢を二回渡渉していて、生活道がそんなところに敷かれたかは怪しいです。ただこの沢はどちらも粘土質の川底で最近できた可能性が高いことがうかがえます。

 結局謎が残りましたが、この配置が一番しっくりくるということで、今回の調査は終わりです。明確な地図などあれば助かったのですが、今のところ見つけ切れていません。誰か詳しい方がいらっしゃったら教えてください。

 なんだか久しぶりの登山で疲れ切ってしまいました。再来週から卒業試験が始まるので次は二ヶ月後くらいになるかもしれませんね。 

*ゆみちゃんさん、sanjinさん、ご協力ありがとうございました。

大分県主要山岳丘陵一覧 (382/1077)
No.136 鉄輪山(別府市中部)
No.137 板山(別府市中部)

体力   ★★★☆☆
傾斜   ★★☆☆☆
不明瞭度 ★★★☆☆
危険度  ★☆☆☆☆
薮指数  ★★☆☆☆
岩指数  ☆☆☆☆☆
天気   B

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