岩殿山(大月駅→岩殿山→稚児落とし→大月駅ルート)



- GPS
- 06:22
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 863m
- 下り
- 866m
コースタイム
岩殿山 10:30
天神山 11:44
稚児落とし 12:20
手打ちうどん吉田屋 14:10
大月駅 15:41
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
JR中央本線大月駅〜岩殿山までの道は舗装されているので登山靴いらないかも。 岩殿山〜稚児落としは普通の山道で鎖場はかなり本格的です。 三点支持が必要なのでちゃんとした装備が必要です。 特に登山ポストはありませんでした。 昼ごはんに手打ちうどん吉田屋を利用しました。 |
写真
感想
今日は会社の登山部としての山行になりました。
初心者多めなので難易度低めの山として岩殿山をチョイスしたとのことでした。
岩殿山の歴史的背景を…
ここは戦国時代に小山田氏が山をそのまま岩殿城壁として使った場所になります。
それまで上杉氏から幾度と無く岩殿城は侵攻を受けて、その度に武田氏は助けました。
その武田氏が織田信長に滅亡されかかって、武田氏のうちの一人武田勝頼は亡命のために岩殿城まで落ち延びました。
ところが小山田氏のうちの一人小山田信茂は亡命を拒否しました。
亡命を拒否された武田勝頼は行く場所に困り、天目山で自害します。
それを知った織田信長は小山田信茂を不忠者ということで処刑してしまいます。
その落城のさなかに小山田氏側の人は逃げ出す訳ですが、その中に赤ちゃんを連れた人がいました。
赤ちゃんの泣き声で織田軍に見つかる可能性があることから、道中の崖で赤ちゃんを投げ落として殺します。これが稚児落としと言われる崖です。
今日の山行はそんな歴史を肌で感じるものになりそうでした。
9:00に集合して準備してから出発します。
岩殿山まではほぼ舗装されており登山装備が無くても十分登れますね。
岩殿山自体は低山ながら絶壁で周りからよじ登ることが不可能、城への道は急登で道が狭く鎧装備の人なら1人ずつしか通れません。
これは地形を利用した硬い城だなと思いました。
どんどん登って割とあっけなく登頂。晴れ間から見える富士山が綺麗でした。
このあと稚児落としまで行きます。道を下って城と稚児落としの分岐がありました。
分岐以降は本格的な山道です。いきなり急な下り坂があらわれます。
そのあと鎖場が2つ。この鎖場が曲者でほぼ崖になってるところを登ります。
そして下手な山の鎖場より高さがあります。
滑ったら下まで落ちて命はありません。
1人でも大変なのに赤子連れで超えたひとの大変さや赤子に対する愛情を感じ、
そしてここを超えたにもかかわらず崖下に赤子を突き落とさなければいけなかった無念さは如何程ばかりか胸が痛みます。
そして稚児落としへ… 急にひらけて崖が現れます。
なんかさみしい所ですね。裏手に登ると崖の向こうに富士山が見えます。
ここで一休みしてから出発。あとは下りだけですが滑りやすい急な下りです。
注意しながらおりて行きます。
下り終えたらあとは舗装された道を下って行くだけです。
疲れてしまった方がいるので、途中からバスに乗って吉田屋という手打ちうどん屋に行きました。行程距離の1kmくらいはバス移動になってます。
そこでビールと山菜つけ麺うどんを頂きましたが非常にコシがあっておいしかったです。
食べ終えたらそのまま大月駅へ向かって山行終了です。
初心者向けという形での企画でしたが、行程距離は短いもののかなり本格的な登山でびっくりしました。登山はじめての方も5名程居ましたが、そのうち1人でも多く登山好きになってくれるといいなと思いました。
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