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Yamareco

記録ID: 3525526
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

地震!落石! 岳沢小屋テン泊、前穂登頂を諦め撤退

2021年09月19日(日) 〜 2021年09月20日(月)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
25:19
距離
9.1km
登り
732m
下り
725m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:18
休憩
0:25
合計
3:43
距離 4.4km 登り 714m 下り 17m
8:27
30
10:14
10:35
95
12:10
2日目
山行
1:52
休憩
0:10
合計
2:02
距離 4.7km 登り 12m 下り 717m
7:43
55
8:38
38
9:31
9:40
2
9:42
3
9:45
ゴール地点
上高地〜岳沢小屋のルートは、風穴(見晴台)がおおよその中間点になっているけど、実際に歩いてみたら風穴より上は傾斜も増して思うようにペースが上がらなかった。標準コースタイムよりもだいぶ時間が掛かったけど、単にオレが遅かっただけなのか、それともTCの設定がキツイ?
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡バスターミナル駐車場(700円/日、日付変更毎に課金)

9/18(土)22:00頃着、第3駐車場は上段満車、下段6, 7割の状態
ほとんどのクルマは車中に人影が無いので、山中、または、上高地宿泊の人たちということになりますね。
コース状況/
危険箇所等
上高地〜岳沢小屋の間は危険個所無し
その他周辺情報 沢渡駐車場そばの「さわんど温泉 梓湖畔の湯」利用(730円)
https://sawando.ne.jp/trip/237/
洗い場は4人分、内湯、露天とも浴槽は小さ目。
今回は午前中だったのでさほど混雑はしていなかったけど、混雑時は洗い場の待ち行列ができます。
9/18(土)22:00頃、沢渡バスターミナルに到着。
日付が変わる毎に700円課金なので、24:00までゲートの外で待つか?って一瞬思ったけど、早く寝たいのでゲートイン。
2021年09月18日 22:30撮影 by  SOV43, Sony
9/18 22:30
9/18(土)22:00頃、沢渡バスターミナルに到着。
日付が変わる毎に700円課金なので、24:00までゲートの外で待つか?って一瞬思ったけど、早く寝たいのでゲートイン。
23:00近くの駐車場の様子。第3駐車場(かすみさわ)は、上段は満車、下段が6、7割って感じ。朝 バスに乗るときには下段も満車でした。
2021年09月18日 22:52撮影 by  SOV43, Sony
9/18 22:52
23:00近くの駐車場の様子。第3駐車場(かすみさわ)は、上段は満車、下段が6、7割って感じ。朝 バスに乗るときには下段も満車でした。
AM8:20、上高地バスターミナルから川沿いへ。台風一過で最高の天気。幸先が良い!この先の行程が楽しみ。
2021年09月19日 08:19撮影 by  SOV43, Sony
9/19 8:19
AM8:20、上高地バスターミナルから川沿いへ。台風一過で最高の天気。幸先が良い!この先の行程が楽しみ。
河童橋にたくさんの人。どちらかというと山が目的よりも観光の人のほうが多目。
2021年09月19日 08:24撮影 by  SOV43, Sony
9/19 8:24
河童橋にたくさんの人。どちらかというと山が目的よりも観光の人のほうが多目。
河童橋を渡り白樺荘の横から撮影。合成写真のような空の青。スマホのカメラのフォーカス位置を色々試したら自動画質調整によりこの写真が最も青が強まった。
2021年09月19日 08:33撮影 by  SOV43, Sony
9/19 8:33
河童橋を渡り白樺荘の横から撮影。合成写真のような空の青。スマホのカメラのフォーカス位置を色々試したら自動画質調整によりこの写真が最も青が強まった。
ベストショットを探し何枚も撮る…
これ、梓川の透明感も加わって良い感じ。
2021年09月19日 08:34撮影 by  SOV43, Sony
1
9/19 8:34
ベストショットを探し何枚も撮る…
これ、梓川の透明感も加わって良い感じ。
今日はこの沢を岩壁に向かってつめて行きます。あの白い沢筋のあたりを登っていくのだね。釣り尾根の右端に前穂の姿もかろうじて見えてる。
2021年09月19日 08:35撮影 by  SOV43, Sony
1
9/19 8:35
今日はこの沢を岩壁に向かってつめて行きます。あの白い沢筋のあたりを登っていくのだね。釣り尾根の右端に前穂の姿もかろうじて見えてる。
ここで長居してる場合じゃない。今日は連休で晴天。テン場争奪戦が予想される。絶対に負けられない戦い!www、急がねば。
2021年09月19日 08:36撮影 by  SOV43, Sony
9/19 8:36
ここで長居してる場合じゃない。今日は連休で晴天。テン場争奪戦が予想される。絶対に負けられない戦い!www、急がねば。
木道歩き、
空が青く本当に気持ちが良い。
2021年09月19日 09:04撮影 by  SOV43, Sony
9/19 9:04
木道歩き、
空が青く本当に気持ちが良い。
岳沢湿原、そしてまた道草…
2021年09月19日 09:07撮影 by  SOV43, Sony
9/19 9:07
岳沢湿原、そしてまた道草…
イワナでしょうか?
2021年09月19日 09:08撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
9/19 9:08
イワナでしょうか?
ココからが本番(?)
いざ岳沢方面へ!
2021年09月19日 09:10撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
9/19 9:10
ココからが本番(?)
いざ岳沢方面へ!
ここで「散策路」から「登山道」になります。
よし、行くべか。
2021年09月19日 09:11撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
9/19 9:11
ここで「散策路」から「登山道」になります。
よし、行くべか。
登山道入口に立っていた岳沢小屋の案内看板。
「14:00以降は幕営スペースが無い可能性があります」と恐怖の文言。昼には着けるだろうから大丈夫かな?
2021年09月19日 09:13撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
9/19 9:13
登山道入口に立っていた岳沢小屋の案内看板。
「14:00以降は幕営スペースが無い可能性があります」と恐怖の文言。昼には着けるだろうから大丈夫かな?
登山道入口から45分ほどで「風穴」に到着。
ここまでの森の中は、直射日光が当たらないのは良いのだけど、風が抜けず非常に蒸し暑い。半袖でも汗だくだく。特にここは薄暗くじっとりした場所。そのせいもあってコケの美しさは目を見張るものがあった。風穴の口には近付いていないので天然クーラーの恩恵にはあずかれず・・・
2021年09月19日 09:59撮影 by  SOV43, Sony
9/19 9:59
登山道入口から45分ほどで「風穴」に到着。
ここまでの森の中は、直射日光が当たらないのは良いのだけど、風が抜けず非常に蒸し暑い。半袖でも汗だくだく。特にここは薄暗くじっとりした場所。そのせいもあってコケの美しさは目を見張るものがあった。風穴の口には近付いていないので天然クーラーの恩恵にはあずかれず・・・
前日の雨でコケが生き生きしている
2021年09月19日 09:58撮影 by  SOV43, Sony
1
9/19 9:58
前日の雨でコケが生き生きしている
風穴から10分、視界が開けてきた。沢に出たようだ。
2021年09月19日 10:09撮影 by  SOV43, Sony
9/19 10:09
風穴から10分、視界が開けてきた。沢に出たようだ。
素晴らしい岩稜と青空の景色。ここで少し休憩。
2021年09月19日 10:13撮影 by  SOV43, Sony
9/19 10:13
素晴らしい岩稜と青空の景色。ここで少し休憩。
岩山と青空とひこうき雲
2021年09月19日 10:13撮影 by  SOV43, Sony
9/19 10:13
岩山と青空とひこうき雲
帽子のつばが汗染みで変色してるし・・・
2021年09月19日 10:14撮影 by  SOV43, Sony
9/19 10:14
帽子のつばが汗染みで変色してるし・・・
奥の乗鞍と手前の霞沢岳。こう見ると高度が上がった実感持てる。でも、岳沢小屋まではまだ半分。
2021年09月19日 10:16撮影 by  SOV43, Sony
9/19 10:16
奥の乗鞍と手前の霞沢岳。こう見ると高度が上がった実感持てる。でも、岳沢小屋まではまだ半分。
少し秋らしさを見せる葉と岩稜と青空。高まるぅ!
2021年09月19日 10:55撮影 by  SOV43, Sony
9/19 10:55
少し秋らしさを見せる葉と岩稜と青空。高まるぅ!
西側の稜線。各ピークを同定できないけど、ナナカマドの実の赤と稜線の絵ヅラがとっても良い。
2021年09月19日 11:20撮影 by  FinePix XP90 XP91 XP95, FUJIFILM
9/19 11:20
西側の稜線。各ピークを同定できないけど、ナナカマドの実の赤と稜線の絵ヅラがとっても良い。
12:00チョイ前。写真右手から左手へ沢のガレ場を横切ると岳沢小屋までほんの少しという所。テン場はもう一度沢を右に渡りちょっと登った所。ここは吊尾根が迫ってくる感じ。いやぁ、ステキだ!
2021年09月19日 11:56撮影 by  SOV43, Sony
9/19 11:56
12:00チョイ前。写真右手から左手へ沢のガレ場を横切ると岳沢小屋までほんの少しという所。テン場はもう一度沢を右に渡りちょっと登った所。ここは吊尾根が迫ってくる感じ。いやぁ、ステキだ!
12:30、小屋でテントの受け付け(2,000円/1人)を済ましテン場へ。やはり混雑度が高くほとんど空いていない・・・
「テント場ここまで」の札が立っている最上部で、移設をしようとしていた若い男女から場所を譲ってもらい、何とか今夜の居場所を確保! あぁ良かった。
2021年09月19日 12:32撮影 by  SOV43, Sony
9/19 12:32
12:30、小屋でテントの受け付け(2,000円/1人)を済ましテン場へ。やはり混雑度が高くほとんど空いていない・・・
「テント場ここまで」の札が立っている最上部で、移設をしようとしていた若い男女から場所を譲ってもらい、何とか今夜の居場所を確保! あぁ良かった。
乗鞍も晴天だなぁ。今日登っている人達は最高の天気の下で楽しめただろうな。
2021年09月19日 12:32撮影 by  SOV43, Sony
9/19 12:32
乗鞍も晴天だなぁ。今日登っている人達は最高の天気の下で楽しめただろうな。
天気が良すぎてテント設営途中なのに手を休め、さらに、椅子に座って写真を撮る。明神の尾根の上の青が異常(良い意味で)。なんて日だっ!
2021年09月19日 12:54撮影 by  SOV43, Sony
9/19 12:54
天気が良すぎてテント設営途中なのに手を休め、さらに、椅子に座って写真を撮る。明神の尾根の上の青が異常(良い意味で)。なんて日だっ!
ちゃんとフライも張りましたよ。
2021年09月19日 13:31撮影 by  SOV43, Sony
9/19 13:31
ちゃんとフライも張りましたよ。
テントも張り終えたので小屋に買い出し。
2021年09月19日 13:57撮影 by  SOV43, Sony
9/19 13:57
テントも張り終えたので小屋に買い出し。
飲み物は小屋の入口で冷やしてありました。
2021年09月19日 14:01撮影 by  SOV43, Sony
9/19 14:01
飲み物は小屋の入口で冷やしてありました。
アサヒ スーパードライ、350ml/500円也
2021年09月19日 14:01撮影 by  SOV43, Sony
9/19 14:01
アサヒ スーパードライ、350ml/500円也
手軽なつまみセット。じゃがりこマッシュ、アボカド、さばカレー(ガラムマサラ増し)、コンビーフ。一応これで 炭水化物、脂質、たんぱく質が摂れる。
2021年09月19日 14:48撮影 by  SOV43, Sony
9/19 14:48
手軽なつまみセット。じゃがりこマッシュ、アボカド、さばカレー(ガラムマサラ増し)、コンビーフ。一応これで 炭水化物、脂質、たんぱく質が摂れる。
新島々のセブンイレブンで調達した白ワインの小ボトル。ワイン用のプラティパスを持ってくるのを忘れてしまいボトルごとの荷揚げ(空瓶持ち帰り)となってしまった・・・
小屋でもワイン売ってたので、それを買うって手もあったようだ。
2021年09月19日 15:02撮影 by  SOV43, Sony
9/19 15:02
新島々のセブンイレブンで調達した白ワインの小ボトル。ワイン用のプラティパスを持ってくるのを忘れてしまいボトルごとの荷揚げ(空瓶持ち帰り)となってしまった・・・
小屋でもワイン売ってたので、それを買うって手もあったようだ。
17:00、少しずつ陽が傾き山肌に影が見え始める
2021年09月19日 17:00撮影 by  SOV43, Sony
9/19 17:00
17:00、少しずつ陽が傾き山肌に影が見え始める
乗鞍も夕刻感・・・
と、まったりしていたのですが・・・
2021年09月19日 17:07撮影 by  SOV43, Sony
9/19 17:07
乗鞍も夕刻感・・・
と、まったりしていたのですが・・・
17:18、直下型の地震発生。
この写真は西穂・ジャンダルム側からの落石のあと。岩肌から雲が湧いているように見えているのは、落石により砂煙が巻き上がった様子。
2021年09月19日 17:22撮影 by  SOV43, Sony
4
9/19 17:22
17:18、直下型の地震発生。
この写真は西穂・ジャンダルム側からの落石のあと。岩肌から雲が湧いているように見えているのは、落石により砂煙が巻き上がった様子。
繰り返す余震、そのたびに起きる落石。ビビりながら夕闇を迎える。夕焼け空に乗鞍が美しく浮かびあがる。
既に下山するのも躊躇する時間帯。一般的な地震のパターンから考えて最初の地震が最大だと思われる。酒も入っているし今から行動するのは逆にリスクがある。この時点で前穂の登頂は断念し朝を待って下山することを決断。
2021年09月19日 17:46撮影 by  SOV43, Sony
2
9/19 17:46
繰り返す余震、そのたびに起きる落石。ビビりながら夕闇を迎える。夕焼け空に乗鞍が美しく浮かびあがる。
既に下山するのも躊躇する時間帯。一般的な地震のパターンから考えて最初の地震が最大だと思われる。酒も入っているし今から行動するのは逆にリスクがある。この時点で前穂の登頂は断念し朝を待って下山することを決断。
翌朝5:30の岳沢小屋。
用をたして下山準備を始めるとしようか。
2021年09月20日 05:34撮影 by  SOV43, Sony
9/20 5:34
翌朝5:30の岳沢小屋。
用をたして下山準備を始めるとしようか。
朝日に染まってる
2021年09月20日 05:34撮影 by  SOV43, Sony
9/20 5:34
朝日に染まってる
乗鞍の山頂部は雲の中
2021年09月20日 05:34撮影 by  SOV43, Sony
9/20 5:34
乗鞍の山頂部は雲の中
小屋からテン場への道の途中。この右上一帯がテン場。
昨日の落石は沢の奥にある雪の下あたりに左手の沢(緑の尾根の裏)から転げ落ちて来ていた。
2021年09月20日 05:38撮影 by  SOV43, Sony
1
9/20 5:38
小屋からテン場への道の途中。この右上一帯がテン場。
昨日の落石は沢の奥にある雪の下あたりに左手の沢(緑の尾根の裏)から転げ落ちて来ていた。
6:10、少しずつ明るさが増してきた。
余震は夜のうちにかなり収まっていて、この時は既に日常感を取り戻してまったりしてました。
2021年09月20日 06:10撮影 by  SOV43, Sony
9/20 6:10
6:10、少しずつ明るさが増してきた。
余震は夜のうちにかなり収まっていて、この時は既に日常感を取り戻してまったりしてました。
明神の稜線の影が西穂側の稜線に
2021年09月20日 06:10撮影 by  SOV43, Sony
9/20 6:10
明神の稜線の影が西穂側の稜線に
6:45、吊尾根にも朝の陰影
2021年09月20日 06:43撮影 by  SOV43, Sony
9/20 6:43
6:45、吊尾根にも朝の陰影
7:30、随分とのんびり片付けをして下山開始。
焼岳、霞沢岳を従えた乗鞍の姿。明け方は掛かっていた山頂部の雲も今は晴れて来ている。今日も絶好の登山日和。でも、残念ながら前穂登頂はまた次の機会にお預けだ・・・
2021年09月20日 07:31撮影 by  SOV43, Sony
9/20 7:31
7:30、随分とのんびり片付けをして下山開始。
焼岳、霞沢岳を従えた乗鞍の姿。明け方は掛かっていた山頂部の雲も今は晴れて来ている。今日も絶好の登山日和。でも、残念ながら前穂登頂はまた次の機会にお預けだ・・・
後ろ髪を引かれる思いだけど、状況が分からない上部へ行くのはちょっとやめておこう。また来ます。
2021年09月20日 07:32撮影 by  SOV43, Sony
1
9/20 7:32
後ろ髪を引かれる思いだけど、状況が分からない上部へ行くのはちょっとやめておこう。また来ます。
2021年09月20日 07:36撮影 by  SOV43, Sony
9/20 7:36
昨日と同じところで今日も休憩。昨日同様に暑い!
2021年09月20日 08:39撮影 by  SOV43, Sony
9/20 8:39
昨日と同じところで今日も休憩。昨日同様に暑い!
上高地まで降りると稜線には少し雲が掛ってました。
2021年09月20日 09:30撮影 by  SOV43, Sony
9/20 9:30
上高地まで降りると稜線には少し雲が掛ってました。
この足で焼岳に!?とも思ったけど、なんだかそんなには気分が乗らず素直にバスに乗って沢渡に戻りました。
2021年09月20日 09:41撮影 by  SOV43, Sony
9/20 9:41
この足で焼岳に!?とも思ったけど、なんだかそんなには気分が乗らず素直にバスに乗って沢渡に戻りました。
沢渡駐車場から歩いて5分余りの「梓湖畔の湯」で汗を流す。
2021年09月20日 11:20撮影 by  SOV43, Sony
9/20 11:20
沢渡駐車場から歩いて5分余りの「梓湖畔の湯」で汗を流す。
イラストのかわいさにつられ、風呂上がりにゆでたまごをいただく。汗をかいたあとなので塩をふったゆでたまごは素直にうまかった。
2021年09月20日 11:20撮影 by  SOV43, Sony
9/20 11:20
イラストのかわいさにつられ、風呂上がりにゆでたまごをいただく。汗をかいたあとなので塩をふったゆでたまごは素直にうまかった。
新島々まで戻る途中の路肩でマツタケを直売している所を発見。
興味本位で見せてっもらったら
い、一万二千円! 
に、二万五千円!! 
無理、無理! 
おばちゃん曰く「贈答用」だそうです。
2021年09月20日 12:41撮影 by  SOV43, Sony
1
9/20 12:41
新島々まで戻る途中の路肩でマツタケを直売している所を発見。
興味本位で見せてっもらったら
い、一万二千円! 
に、二万五千円!! 
無理、無理! 
おばちゃん曰く「贈答用」だそうです。
本数が少ないのでもこのお値段。 

あとで写真を見て気が付いたけど、上にのせてあるのが松の葉じゃないのはなぜだろう?
2021年09月20日 12:41撮影 by  SOV43, Sony
1
9/20 12:41
本数が少ないのでもこのお値段。 

あとで写真を見て気が付いたけど、上にのせてあるのが松の葉じゃないのはなぜだろう?

感想

『生きた心地がしない』とはこう言うことなのだと体感した日。

17:18頃、日が陰り始めてすっかり晩酌タイム。
岐阜からいらしていたお隣のご夫婦と まったりしながら山談議で盛り上がっていたところ、最初は下からの突上げ、その後 激しい揺れになり「あ、地震だ!」とテン場一帯が騒然となる。間をおかず辺りに轟音が響き出し複数箇所で落石が発生し始める。音がしているのは西穂の稜線側で数か所、反対の明神側でも高いところから音がしている。テン場のへりに登ると沢の様子が見えるのだけど、距離にして2〜300mといった感じだろうか? 上部で 明らかに人間よりも大きな岩がバウンドしながら次々と転げ落ちてきている(翌朝 岳沢小屋のインスタを見て分かったのは、大きな岩が落ちて来るのが見えたのは西側の扇沢からだったっぽい)。

「あの岩はここまで到達するのか?」「どこが一番安全な場所だ?」と一瞬のうちに冷静に分析しようとしている自分が居るが、身体は思うほど機敏には反応しない…

幸いテン場まで岩が転げ落ちてくるような距離ではなかったけれど、砂埃が巻き上がる情景はヒトの無力さを突き付けられた気分。

岳沢小屋は電波が届いており地震の状況もタイムラグなく入手できていた。震源はまさにこの辺りだと分かり、より怖さが増した。ただ、家族とも連絡が取れる状況だったことでパニックになる事はなく終始冷静でいられたとは思う。

当初は翌朝夜明け前から前穂を目指すつもりだったけど、登山道の状況がわからないし、何より、浮石、落石のリスクが高すぎる…
小屋番の若い女性に上部の状況(予想)を聞くと、「紀美子平までは多分影響ないと思うけど、そこから先のガレ場はリスクあると思う」とのこと。そして、「山は逃げませんから」と諭すように言われる。でもね、「オレの若さはけっこうなスピードで逃げて行くんだよ」と心のつぶやきを返しておいた。

ま、でも、残念だけど今回はココで撤退。
夜が明けるのを待って下山することを決断。

一部の人は地震後すぐにテントを畳んで暗い中を上高地へと降りていってた。
小梨平、または、バスターミナルでビバークしたのでしょうね。

最初の揺れの後も20:00頃までは大小の余震が続き、寝ているテントの下から「ゴゴゴッ」と不気味な音が聞こえ、揺れ、そしてガラガラと落石の音が響く…
真暗闇の中なので正直不安だった。
とはいえ、ある程度 状況が把握できてもいたので、無駄に恐怖心に駆られることもなく、少し酔っていて気も大きくなっているので、「ま、平気っしょ。何とかなるさ。」って感じで、余震が落ち着いた後は薄明るくなる5時までガッツリ寝てました。朝ものんびりぼけ〜っと片付けして、7:30に下山開始。テン泊者としては ほぼほぼ最後ってくらいの状況でした。

槍ヶ岳周辺や涸沢でも沢山の落石が発生したようですが、大きな人的被害が無かったのは本当に良かったです。
この後も飛び石連休、紅葉シーズンで多くの人がこの山域を目指すと思いますが、しばらくは槍・穂高周辺は警戒が必要でしょう。特に岩稜歩きはリスク高そうなので、慎重に丁寧に、皆さんご安全に!!

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奥穂高岳南稜(重太郎新道から下山)
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技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

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