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Yamareco

記録ID: 353425
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無雪期ピークハント/縦走
大山・蒜山

伯耆大山(一ノ沢中間の沢登り)

2013年10月04日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.2km
登り
981m
下り
997m

コースタイム

一ノ沢治山道路入口(10:33)〜一ノ沢出合い(10:55)〜一ノ沢の左俣、右俣の中間の沢を遡行開始(11:08)〜たけのこ岩直下(12:17)〜たけのこ岩左側の直登を試みるも撤退(12:35くらい)〜たけのこ岩直下から左にトラバースし、登山道に合流〜弥山山頂(13:33)〜元谷(14:33)〜南光河原駐車場(15:16)〜一ノ沢横の駐車地(16:08)、所要時間5時間35分
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一ノ沢の西側にある膨らみに駐車。
コース状況/
危険箇所等
 一ノ沢は大きく分けて三つの沢(ゴーロ)があるようです。通常は左俣の東側の踏み跡を辿るようですが、今回は左俣と右俣の中間にある沢を登ってみました。一ノ沢出合いから中間沢へは少し下降しなくてはいけません。ここがけっこう急斜面で注意が必要。
 中間沢は登り始めこそ登りやすさを感じるかもしれませんが、次第に幅が狭くなり、斜度も急、石の大きさも小さくなり滑りやすくなります。ヘルメットの必要性は少なく感じましたが、滑落の危険性は大いにあります。
 たけのこ岩直下を右にいくと、一ノ沢右俣が見えますが、そこを登り詰めるのは難解すぎることに気づかされます。左にトラバースすると岩登りができそうな箇所が奥に見えるのですが、かなりの斜度であり、かつガレ場なので危険極まりない場所に感じました(少しだけ登りました)。それでも行きたい人はヘルメットと登はん具が必須に思います。
 たけのこ岩を左から巻こうと試みましたが、地面には植生があり、登るのがためらわれました。できるだけ、ゴーロ地帯を選び、ひとまず登山道にでて弥山まで向かうことにしました。
ここから左にのびる道を登っていく。
ここから左にのびる道を登っていく。
一ノ沢出合い。右に少しだけ見えているのが中間ノ沢。
一ノ沢出合い。右に少しだけ見えているのが中間ノ沢。
下に目をやると分岐があることがわかる。写真の上にいくとどうやら右俣に入れるらしい。写真の左側にいくと中間沢。
下に目をやると分岐があることがわかる。写真の上にいくとどうやら右俣に入れるらしい。写真の左側にいくと中間沢。
左俣も歩く場所によっていろいろな歩きができそう。先回は写真の中にある溝部分を辿りながら登った(大変に疲れました)。
左俣も歩く場所によっていろいろな歩きができそう。先回は写真の中にある溝部分を辿りながら登った(大変に疲れました)。
中間沢からたけのこ岩を見る。たけのこ岩の左部分のV字峡に挑むことになった。中間沢を忠実に進むとたけのこ岩の左にでる。たけのこ岩の真下は右俣だと思う。
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中間沢からたけのこ岩を見る。たけのこ岩の左部分のV字峡に挑むことになった。中間沢を忠実に進むとたけのこ岩の左にでる。たけのこ岩の真下は右俣だと思う。
三枚手前の写真の右俣分岐を真正面からとらえたもの。ここを登っていくとえん堤が次々連続するらしい。
三枚手前の写真の右俣分岐を真正面からとらえたもの。ここを登っていくとえん堤が次々連続するらしい。
中間沢を詰めていく。
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中間沢を詰めていく。
ナデシコ。
次第に斜度がきつくなり、歩きも遅くなる。ストックでしっかりと支点を作り、滑らないようにする。
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次第に斜度がきつくなり、歩きも遅くなる。ストックでしっかりと支点を作り、滑らないようにする。
気温が上がり、道も険しくなり、立ち止まることが増えてきた。
気温が上がり、道も険しくなり、立ち止まることが増えてきた。
シコクフウロ。
振り返る。
たけのこ岩の近くまでくる。はじめは右側に歩いてみる。
たけのこ岩の近くまでくる。はじめは右側に歩いてみる。
うーん、登れそうにない。
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うーん、登れそうにない。
右俣の先。こりゃ無理だ。
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右俣の先。こりゃ無理だ。
右俣を見下ろす。ここまで登ってくるだけでもしんどいな。
右俣を見下ろす。ここまで登ってくるだけでもしんどいな。
左側に帰り、ちょっとだけ登ってみる。が、もろそうな岩肌にぶちあたる。少し触っただけでボロっといきそうだ。撤退が賢明。
左側に帰り、ちょっとだけ登ってみる。が、もろそうな岩肌にぶちあたる。少し触っただけでボロっといきそうだ。撤退が賢明。
ばいばい。またくるね。積雪期にでも。
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ばいばい。またくるね。積雪期にでも。
たけのこ岩を上から見下ろすとこんなかわいらしい感じになる。
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たけのこ岩を上から見下ろすとこんなかわいらしい感じになる。
右俣。積雪期に挑戦してみようかな。
右俣。積雪期に挑戦してみようかな。
踏み跡を辿って弥山へ向かう。
踏み跡を辿って弥山へ向かう。
無事に到着。一ノ沢の植生を乱してしまった罪悪感を感じ、一ノ沢で降りず、夏山道を下る。舗装道路を歩き、車まで。足裏が痛くなった。
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無事に到着。一ノ沢の植生を乱してしまった罪悪感を感じ、一ノ沢で降りず、夏山道を下る。舗装道路を歩き、車まで。足裏が痛くなった。

感想

 直前に剣が峰ご来光登山をしてからの山行だったので、多少の疲労を残しての登りとなりました。登る前にしっかりと栄養補給をしておきました。トイレに入っても相変わらず排便はなし(こだわりがあるのです)。
 一ノ沢は一本の沢だと思っていましたが、どうやら三本の顕著な沢があることを知り、今回は調査を目的の一つとしていました。
 先回左俣の右側を登ったのですが、視界がよい中みたところ、なかなか難儀する道だと遠望で確認できました。石ころだらけの左俣を登りつめるのもいいですが、今回は見送り。一ノ沢出合いから少し下って右俣、中間沢の分岐にたどり着きます。
 右俣に入りたい気持ちもあるのですが、余力があるときにとっておき、中間の沢を登っていきます。なかなか苦戦しましたが、ポールで支点を作り着実にゆっくり歩を進めます。油断すると何メートルか流されるような箇所が随所にあります。ずっと登りだけなので足腰の疲労もかなりのものでしょうね。
 たけのこ岩は左側からしか見たことがありませんでしたが、真下からの眺めは三鈷峰西壁の威圧感にも負けないものがありました。右俣も見えましたが、崖を降りるような感じで下れません。たけのこ岩の左部分から登ればしましたが、最奥に待ち受けているもろい壁を登れる気がせず撤退し、左側にトラバースし、踏み跡に合流しました。
 弥山山頂に到着したときは、なかなかに疲労していましたが、それ以上に罪悪感に包まれていました。一ノ沢の植生を踏みながら歩いたからです。本来なら一ノ沢を下降する予定が、食事もせず夏山道を下山、一時間程度舗装道路を歩いて車にたどり着きました。
 この日は13時間も大山のあちこちにいたようです。足裏の痛みがあり、しばらくはうまく歩けませんでした。

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