伯耆大山(一ノ沢中間の沢登り)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 981m
- 下り
- 997m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一ノ沢は大きく分けて三つの沢(ゴーロ)があるようです。通常は左俣の東側の踏み跡を辿るようですが、今回は左俣と右俣の中間にある沢を登ってみました。一ノ沢出合いから中間沢へは少し下降しなくてはいけません。ここがけっこう急斜面で注意が必要。 中間沢は登り始めこそ登りやすさを感じるかもしれませんが、次第に幅が狭くなり、斜度も急、石の大きさも小さくなり滑りやすくなります。ヘルメットの必要性は少なく感じましたが、滑落の危険性は大いにあります。 たけのこ岩直下を右にいくと、一ノ沢右俣が見えますが、そこを登り詰めるのは難解すぎることに気づかされます。左にトラバースすると岩登りができそうな箇所が奥に見えるのですが、かなりの斜度であり、かつガレ場なので危険極まりない場所に感じました(少しだけ登りました)。それでも行きたい人はヘルメットと登はん具が必須に思います。 たけのこ岩を左から巻こうと試みましたが、地面には植生があり、登るのがためらわれました。できるだけ、ゴーロ地帯を選び、ひとまず登山道にでて弥山まで向かうことにしました。 |
写真
感想
直前に剣が峰ご来光登山をしてからの山行だったので、多少の疲労を残しての登りとなりました。登る前にしっかりと栄養補給をしておきました。トイレに入っても相変わらず排便はなし(こだわりがあるのです)。
一ノ沢は一本の沢だと思っていましたが、どうやら三本の顕著な沢があることを知り、今回は調査を目的の一つとしていました。
先回左俣の右側を登ったのですが、視界がよい中みたところ、なかなか難儀する道だと遠望で確認できました。石ころだらけの左俣を登りつめるのもいいですが、今回は見送り。一ノ沢出合いから少し下って右俣、中間沢の分岐にたどり着きます。
右俣に入りたい気持ちもあるのですが、余力があるときにとっておき、中間の沢を登っていきます。なかなか苦戦しましたが、ポールで支点を作り着実にゆっくり歩を進めます。油断すると何メートルか流されるような箇所が随所にあります。ずっと登りだけなので足腰の疲労もかなりのものでしょうね。
たけのこ岩は左側からしか見たことがありませんでしたが、真下からの眺めは三鈷峰西壁の威圧感にも負けないものがありました。右俣も見えましたが、崖を降りるような感じで下れません。たけのこ岩の左部分から登ればしましたが、最奥に待ち受けているもろい壁を登れる気がせず撤退し、左側にトラバースし、踏み跡に合流しました。
弥山山頂に到着したときは、なかなかに疲労していましたが、それ以上に罪悪感に包まれていました。一ノ沢の植生を踏みながら歩いたからです。本来なら一ノ沢を下降する予定が、食事もせず夏山道を下山、一時間程度舗装道路を歩いて車にたどり着きました。
この日は13時間も大山のあちこちにいたようです。足裏の痛みがあり、しばらくはうまく歩けませんでした。
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