また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 3539737
全員に公開
ハイキング
奥秩父

両神山(日向大谷口〜剣ヶ峰参拝、ピストン)、下山、道迷い・滑落要注意

2021年09月20日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:00
距離
11.7km
登り
1,478m
下り
1,472m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:57
休憩
2:53
合計
9:50
6:57
6:58
30
7:28
7:34
56
8:30
8:38
45
9:23
9:34
11
9:45
9:53
6
9:59
10:08
53
11:01
11:03
28
11:31
12:55
21
13:16
13:16
37
13:53
13:53
8
14:01
14:22
9
14:31
14:31
20
14:51
15:08
53
16:01
16:06
30
16:36
16:37
4
16:41
16:41
4
16:45
ゴール地点
天候 青天、壮快微風
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小鹿野の町から299号〜279号、両神山方向に入ると途中で道幅が半分に。対向車に気になる山道は、小さなバスも通る、両神山荘で行き止まりの一本道。左側に一つ目の駐車場(10台くらいか?)、その上に15台くらいの駐車場(無料)。6時半に着いた時には、奥に僅かなスペースがあって、ほぼ満車。駐車場は山荘手前にも数台分ありますが、満車。警察と小鹿野町のレスキュー用車両が4台ありました。天空ではなぜかヘリがけたたましく何度も飛んでいました。すでにて何かあったのか?
コース状況/
危険箇所等
●登山口から頂上までの標高差が約1000メートル。全行程10キロ以上、要注意。
●会所から薄川の沢を右に左に数回上り下りするが、薄川を横断するところは、一か所木の橋があるところ以外は数メートル、石づたいに渡ることになり、足が水没するリスグあり。水量が多いと渡れないのでは? 水量が多い時は登山を中止すべきと思う。無理して渡ったとしても下山で困難するだろう。水量が増しているかもしれないから。
●登山口から八海山まではずっと沢沿い、右か左か道幅は細く絶えず沢に滑落のリスクがあり、気が抜けない。特に筋肉が疲労した下山時に、滑落リスクが高い。事実、下山で滑落事故が発生していると聞く。
●両神八海山から弘法の井戸の区間、道が分かりづらく、慎重にピンクリボンを探す必要あり。私はこの区間で、上りで一度、下りでは数度、10メートルくらいずれただけだが、一度登山道から外れると、急斜面はこまかなガレで、上りも下りも難渋するアリ地獄となる。
●清滝小屋からは、道は明確だが急斜面の連続。岩場の鎖場が数か所。頂上は狭く荒々しく、切り立った岩登り。
駐車場は3か所。私が止めたのは6時半ごろ。すでに15台くらいでほぼ満車。一番奥の隙間に何とか駐車。
2021年09月20日 06:48撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 6:48
駐車場は3か所。私が止めたのは6時半ごろ。すでに15台くらいでほぼ満車。一番奥の隙間に何とか駐車。
バス乗り場のところに、埼玉県警の山岳救助隊の車が2台。初めて見たので、「なぜ?」と首を傾げました。
2021年09月20日 06:52撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 6:52
バス乗り場のところに、埼玉県警の山岳救助隊の車が2台。初めて見たので、「なぜ?」と首を傾げました。
台風19号で、七滝沢ルートは崩壊箇所が多数で入口は封鎖。しかし、封鎖後も「滑落事故多数」とあり、「絶対に侵入しないでください」という小鹿野町の立て看板が。
2021年09月20日 06:53撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 6:53
台風19号で、七滝沢ルートは崩壊箇所が多数で入口は封鎖。しかし、封鎖後も「滑落事故多数」とあり、「絶対に侵入しないでください」という小鹿野町の立て看板が。
両神山荘の小さな駐車場にも、秩父消防署のレスキュー車が2台。上空ではヘリコプターの飛ぶ音が轟き、事故が発生したのかも?
2021年09月20日 06:56撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 6:56
両神山荘の小さな駐車場にも、秩父消防署のレスキュー車が2台。上空ではヘリコプターの飛ぶ音が轟き、事故が発生したのかも?
登山口にある、日向大谷公衆トイレ。
2021年09月20日 06:56撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 6:56
登山口にある、日向大谷公衆トイレ。
登山口は、鳥居。全山が両神神社の神域。少し身震いしました。ところで、両神山の由来の「両神」とは、たぶん、イザナギとイザナミの二柱神?と最初は単純に思っていましたが、後日、かつて「竜神山」であったものが「両神山」に転じたという解説がありました。そういわれると、山の形を遠望すると、まさに竜体そのものに見え、この説に納得できました。
2021年09月20日 07:02撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 7:02
登山口は、鳥居。全山が両神神社の神域。少し身震いしました。ところで、両神山の由来の「両神」とは、たぶん、イザナギとイザナミの二柱神?と最初は単純に思っていましたが、後日、かつて「竜神山」であったものが「両神山」に転じたという解説がありました。そういわれると、山の形を遠望すると、まさに竜体そのものに見え、この説に納得できました。
緑がまだまだ美しい9月です。
2021年09月20日 07:16撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 7:16
緑がまだまだ美しい9月です。
最初の鎖場ですが、両神神社本社手前の急斜面からすると、樂な岩場でした。
2021年09月20日 07:16撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 7:16
最初の鎖場ですが、両神神社本社手前の急斜面からすると、樂な岩場でした。
七滝沢コースへの入口。通行止めの強固な表示。今も滑落事故が多発しているこのコース。少し前に、滑落して14日後に助かった登山者がいたことを知りました。
2021年09月20日 07:29撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 7:29
七滝沢コースへの入口。通行止めの強固な表示。今も滑落事故が多発しているこのコース。少し前に、滑落して14日後に助かった登山者がいたことを知りました。
七滝沢を渡ります。ここで水量チェック。ここで渡りに苦労する場合は、登山中止を。
2021年09月20日 07:31撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 7:31
七滝沢を渡ります。ここで水量チェック。ここで渡りに苦労する場合は、登山中止を。
会所。
2021年09月20日 07:31撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 7:31
会所。
薄川は数メートルもあり、かなりの渓流。最初に対岸に渡るときは、木の橋。以降数回、薄川の対岸を右に左に渡るところは自然石づたい。
2021年09月20日 07:32撮影 by  iPhone 7, Apple
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薄川は数メートルもあり、かなりの渓流。最初に対岸に渡るときは、木の橋。以降数回、薄川の対岸を右に左に渡るところは自然石づたい。
右は岸壁、左は谷底。滑落リスクがあるところが隨所に。
2021年09月20日 07:43撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 7:43
右は岸壁、左は谷底。滑落リスクがあるところが隨所に。
薄川の谷底を見下ろしたところ。
2021年09月20日 07:43撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 7:43
薄川の谷底を見下ろしたところ。
薄川を見下ろして立っている不動明王像は、最近作り治されたのか、真新しかったです。
2021年09月20日 07:44撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 7:44
薄川を見下ろして立っている不動明王像は、最近作り治されたのか、真新しかったです。
薄川を何度か渡るところにあった小さな滝。
2021年09月20日 07:45撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 7:45
薄川を何度か渡るところにあった小さな滝。
薄川を渡るポイント。
2021年09月20日 07:48撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 7:48
薄川を渡るポイント。
薄川を渡るポイント。
2021年09月20日 08:03撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 8:03
薄川を渡るポイント。
両神八海山のところに鎮座した石像。登山者を見守ってくれているのでしょう。どういう由来の石像か。調べたら、御嶽山の御嶽山八海山社、そして越後国の八海山との関係が見えてきました。
2021年09月20日 08:32撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 8:32
両神八海山のところに鎮座した石像。登山者を見守ってくれているのでしょう。どういう由来の石像か。調べたら、御嶽山の御嶽山八海山社、そして越後国の八海山との関係が見えてきました。
石像は大頭羅神王、医療の神(眼病)だそうで、木曾の御嶽山の五号目にある八海山神社の大頭羅坊という天狗の分身とありました。両神山は御嶽山に繋がっていたのですね。眼病の神王だったら、目の悪い私は御利益をお願いしたかったですね。今から念力でお願いしておきます。よろしく、大頭羅神王様。
2021年09月20日 08:32撮影 by  iPhone 7, Apple
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石像は大頭羅神王、医療の神(眼病)だそうで、木曾の御嶽山の五号目にある八海山神社の大頭羅坊という天狗の分身とありました。両神山は御嶽山に繋がっていたのですね。眼病の神王だったら、目の悪い私は御利益をお願いしたかったですね。今から念力でお願いしておきます。よろしく、大頭羅神王様。
弘法の井戸。山水が勢いよく出ていて、コップに入れて一気に一杯を飮みほしました。冷たくて、やわらかく、汗をかいた体にしみわたります。恰好の水の補給場です。弘法大師の影響を伝える名称です。
2021年09月20日 09:26撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 9:26
弘法の井戸。山水が勢いよく出ていて、コップに入れて一気に一杯を飮みほしました。冷たくて、やわらかく、汗をかいた体にしみわたります。恰好の水の補給場です。弘法大師の影響を伝える名称です。
清滝小屋の前。トイレや拾い休憩場もあり、助かります。
2021年09月20日 09:41撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 9:41
清滝小屋の前。トイレや拾い休憩場もあり、助かります。
清滝小屋からは、いよいよ急斜面。その入口にある霊神碑には「人世霊神」。どういう神様? どう読む? 「人生」は「じんせい?、ひとよ?」、霊神は「霊験あらたかな神」という意味らしいけれど? 木曽の御嶽山には二万もの霊神碑があります。それと同じもでしょうか。
2021年09月20日 09:48撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 9:48
清滝小屋からは、いよいよ急斜面。その入口にある霊神碑には「人世霊神」。どういう神様? どう読む? 「人生」は「じんせい?、ひとよ?」、霊神は「霊験あらたかな神」という意味らしいけれど? 木曽の御嶽山には二万もの霊神碑があります。それと同じもでしょうか。
清滝小屋からの山道入口の石像に、安全祈願をします。何の石像なのか? イザナギ、イザナミを祀る神社ではあっても、石像は仏教由来? 神仏混合が濃厚な霊山です。
2021年09月20日 09:49撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 9:49
清滝小屋からの山道入口の石像に、安全祈願をします。何の石像なのか? イザナギ、イザナミを祀る神社ではあっても、石像は仏教由来? 神仏混合が濃厚な霊山です。
七滝沢コースへの分岐にきました。ここも侵入禁止の通告が厳しく示されていました。ここまでは、つづら折りの急斜面でした。
2021年09月20日 10:03撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 10:03
七滝沢コースへの分岐にきました。ここも侵入禁止の通告が厳しく示されていました。ここまでは、つづら折りの急斜面でした。
産体尾根に出ました。ここからは、岩場、鎖場がつづく一番厳しい急斜面となります。
2021年09月20日 10:13撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 10:13
産体尾根に出ました。ここからは、岩場、鎖場がつづく一番厳しい急斜面となります。
産体尾根の道は、最初はいい感じでしたが、それは最初の数十メートルだけ。
2021年09月20日 10:14撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 10:14
産体尾根の道は、最初はいい感じでしたが、それは最初の数十メートルだけ。
産体尾根、ここからリスク伴う急斜面の連続となります。
2021年09月20日 10:14撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 10:14
産体尾根、ここからリスク伴う急斜面の連続となります。
鎖場は数か所。登りより、下りが危険です。足場をはずすとぐらりと左右に振られてしまいます。私は3度、下りで鎖にぶら下がり状態になりました。危ない、あぶない。アブナイ。
2021年09月20日 10:23撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 10:23
鎖場は数か所。登りより、下りが危険です。足場をはずすとぐらりと左右に振られてしまいます。私は3度、下りで鎖にぶら下がり状態になりました。危ない、あぶない。アブナイ。
こんなスチールの階段もありましたが、そこにたどり着くまでが結構たいへんでした。
2021年09月20日 10:37撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 10:37
こんなスチールの階段もありましたが、そこにたどり着くまでが結構たいへんでした。
鎖場を登りきると、目の前に赤い鳥居。ぐわっと嬉しくなりました。両神神社の本社です。
2021年09月20日 10:57撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 10:57
鎖場を登りきると、目の前に赤い鳥居。ぐわっと嬉しくなりました。両神神社の本社です。
これがウワサの狛狼。大口真神(オオクチマノカミ)という名の眷属です。
2021年09月20日 10:57撮影 by  iPhone 7, Apple
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これがウワサの狛狼。大口真神(オオクチマノカミ)という名の眷属です。
狛狼、三峰神社で有名です。秩父エリアでは、狛犬ではなく、狛狼を祀る社がたくさんあるようです。
2021年09月20日 10:57撮影 by  iPhone 7, Apple
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狛狼、三峰神社で有名です。秩父エリアでは、狛犬ではなく、狛狼を祀る社がたくさんあるようです。
両神神社本社は真東向きです。扉には「開けてよい」と書いてありました。扉を開けて、拝殿から参拝しました。
2021年09月20日 11:00撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 11:00
両神神社本社は真東向きです。扉には「開けてよい」と書いてありました。扉を開けて、拝殿から参拝しました。
本社から登山道を山頂に向かおうとすると、もう一つ、真南向きの社がありました。本社の一つなのか、別な社なのかわかりませんでした。が、後日、これは御嶽神社の社だと分かりました。
2021年09月20日 11:04撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 11:04
本社から登山道を山頂に向かおうとすると、もう一つ、真南向きの社がありました。本社の一つなのか、別な社なのかわかりませんでした。が、後日、これは御嶽神社の社だと分かりました。
両神神社となりの御嶽神社の左に位置する狛狼、大口真神(オオクチマノカミ)の像です。
2021年09月20日 11:04撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 11:04
両神神社となりの御嶽神社の左に位置する狛狼、大口真神(オオクチマノカミ)の像です。
両神神社となりの御嶽神社の右に位置する狛狼、大口真神(オオクチマノカミ)の像です。
2021年09月20日 11:05撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 11:05
両神神社となりの御嶽神社の右に位置する狛狼、大口真神(オオクチマノカミ)の像です。
真南向きの御嶽神社には、見事な竜神の彫り物が目を惹きます。
2021年09月20日 11:05撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 11:05
真南向きの御嶽神社には、見事な竜神の彫り物が目を惹きます。
神仏混合が濃厚なブッダ像? 手指の印を見ると、大日如来像のよう?。山岳仏教、密教の影響が強いです。
2021年09月20日 11:06撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 11:06
神仏混合が濃厚なブッダ像? 手指の印を見ると、大日如来像のよう?。山岳仏教、密教の影響が強いです。
本社から山頂の奥社への道は、歩きやすい道だが、やがて一度数十メートルほど下りになります。
2021年09月20日 11:13撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 11:13
本社から山頂の奥社への道は、歩きやすい道だが、やがて一度数十メートルほど下りになります。
次第にまた、荒々しい尖った岩肌の岩登りとなります。
2021年09月20日 11:33撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 11:33
次第にまた、荒々しい尖った岩肌の岩登りとなります。
巨岩がごろごろの山容は、険しい山の象徴です。
2021年09月20日 11:37撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 11:37
巨岩がごろごろの山容は、険しい山の象徴です。
岩をよじ登ってやっと山頂に着きました。
2021年09月20日 11:44撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 11:44
岩をよじ登ってやっと山頂に着きました。
これが山頂です。左下にこぢんまりと鎮座しているのが、両神神社の奥社の祠です。1980年ごろの写真では、この二倍以上ある木造の社でした。今は小さな石の祠です。登頂をさせていただいた報告と御礼、ご挨拶をしてから、直径数メートルのほどの尖った岩が突き出た青天の頂上を見あげました。
2021年09月20日 11:56撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/20 11:56
これが山頂です。左下にこぢんまりと鎮座しているのが、両神神社の奥社の祠です。1980年ごろの写真では、この二倍以上ある木造の社でした。今は小さな石の祠です。登頂をさせていただいた報告と御礼、ご挨拶をしてから、直径数メートルのほどの尖った岩が突き出た青天の頂上を見あげました。
山頂の岩場からの眺望です。
2021年09月21日 18:12撮影
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9/21 18:12
山頂の岩場からの眺望です。
またまたジイさん。がんばりました。いったい何人に追い抜かれたか、ほぼビリッけつでの登頂です。予想したよりずっとハードな山登りとなりました。
2021年09月20日 11:48撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/20 11:48
またまたジイさん。がんばりました。いったい何人に追い抜かれたか、ほぼビリッけつでの登頂です。予想したよりずっとハードな山登りとなりました。
頂上付近からの眺望は、360度絶景です。
2021年09月20日 12:04撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/20 12:04
頂上付近からの眺望は、360度絶景です。
頂上直下にある白井差登山口のところのベンチで昼食を攝りました。今回は新たに購入したドイターの30リッターリュックで行きました。いろいろと入れてしまったので、ちょっと重かったです。このリュック、背中がベッタリつかない特許のアミがあり、背中が快適でした。
2021年09月20日 12:12撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/20 12:12
頂上直下にある白井差登山口のところのベンチで昼食を攝りました。今回は新たに購入したドイターの30リッターリュックで行きました。いろいろと入れてしまったので、ちょっと重かったです。このリュック、背中がベッタリつかない特許のアミがあり、背中が快適でした。
今回は、コンビニでおにぎりが売り切れで、サンドとパン。カレーのカップヌードルを食べるために、携帯コンロと燃料で、うまくお湯が湧くかどうかテスト。
2021年09月20日 12:15撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/20 12:15
今回は、コンビニでおにぎりが売り切れで、サンドとパン。カレーのカップヌードルを食べるために、携帯コンロと燃料で、うまくお湯が湧くかどうかテスト。
百均の500ミリくらい入る大きなステンレスのコップに水を入れ、燃料が燃え尽きるまで待ちました……が……40度くらいのぬるいお白湯になりました。……失敗です。やはり、ちゃっとしたバーナーでないと、山ではお湯は沸きません。
2021年09月20日 12:19撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/20 12:19
百均の500ミリくらい入る大きなステンレスのコップに水を入れ、燃料が燃え尽きるまで待ちました……が……40度くらいのぬるいお白湯になりました。……失敗です。やはり、ちゃっとしたバーナーでないと、山ではお湯は沸きません。
山頂付近には、赤い小さな実が目を引くナナカマドがあちこちに見られ、青い空と美しいコントラストを見せてくれました。
2021年09月20日 12:52撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/20 12:52
山頂付近には、赤い小さな実が目を引くナナカマドがあちこちに見られ、青い空と美しいコントラストを見せてくれました。
早朝は青天、午前中は雲がありましたが、昼の山頂はまさに青天。山の緑が生き生きと見えました。冷たい微風が汗を快適に乾かして暮れ、すてきな昼を過ごせました。
2021年09月20日 12:52撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/20 12:52
早朝は青天、午前中は雲がありましたが、昼の山頂はまさに青天。山の緑が生き生きと見えました。冷たい微風が汗を快適に乾かして暮れ、すてきな昼を過ごせました。
両神神社本社手前、再び石像の前に、午後の日差しがまぶしく照らし、大日如来と思われ像をパチリ。
2021年09月20日 13:14撮影 by  iPhone 7, Apple
9/20 13:14
両神神社本社手前、再び石像の前に、午後の日差しがまぶしく照らし、大日如来と思われ像をパチリ。
産体尾根から清滝小屋へ下山する途中の「鈴が坂」の案内。
2021年09月20日 13:52撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 13:52
産体尾根から清滝小屋へ下山する途中の「鈴が坂」の案内。
清滝小屋からしばらく、八海山の手前で、数度小さな道迷いを繰返し、薄川の数回の渡りでは、若い二人の男性に導かれ、助けられ、這う這うの体で下山をして駐車場にたどり着くと、残った車はたったの2台。たいへんに難儀した登山となりました。駐車場の道の反対側に急な階段や石像らしきが見え、調べようとしましたが、疲れて元気が出ませんでしたが、ここが両神神社の里宮のようです。神社大好きな私なので、是非参拝してお礼をするべきでした。すでに帰ってきてしまいましたが、里宮の両神神社に念力で感謝を飛ばすことにします。
2021年09月20日 16:46撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/20 16:46
清滝小屋からしばらく、八海山の手前で、数度小さな道迷いを繰返し、薄川の数回の渡りでは、若い二人の男性に導かれ、助けられ、這う這うの体で下山をして駐車場にたどり着くと、残った車はたったの2台。たいへんに難儀した登山となりました。駐車場の道の反対側に急な階段や石像らしきが見え、調べようとしましたが、疲れて元気が出ませんでしたが、ここが両神神社の里宮のようです。神社大好きな私なので、是非参拝してお礼をするべきでした。すでに帰ってきてしまいましたが、里宮の両神神社に念力で感謝を飛ばすことにします。
両神山、正直に言います。私の体力と経験ではのぼれない山でした。数度以上の道迷いで、間違いを教えてくださった方々、下山の最後の薄川沿いの危険な道で、遅い私を気づかってくれた方々、ありがとうございました。山の神様がその方々を通じて助けてくれたと信じています。両神山の神々様、ありがとうございます。
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両神山、正直に言います。私の体力と経験ではのぼれない山でした。数度以上の道迷いで、間違いを教えてくださった方々、下山の最後の薄川沿いの危険な道で、遅い私を気づかってくれた方々、ありがとうございました。山の神様がその方々を通じて助けてくれたと信じています。両神山の神々様、ありがとうございます。
スマホの歩数計、この日の記録です。山なので、・歩幅を45センチに設定すると、ほどほどに近い距離となりました。
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スマホの歩数計、この日の記録です。山なので、・歩幅を45センチに設定すると、ほどほどに近い距離となりました。

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 飲料 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 タオル ストック カメラ 固形燃料 簡易コンロ ライター

感想




●私の体力と経験に不相応な険しい山
 埼玉県の百名山、両神山は、日向大谷口からちょうど標高差が1100メートルほどあります。ほぼ5000メートル横移動して1100メートル登りますので、急登を覚悟しました。ガイドブックには「上級」とあり、私の体力と技量で「ちょっときつい山だな」と心配しました。
 ★駐車場標高620m/頂上標高1723m/距離5760m
  勾配19.1%/傾斜10.8度
 ★会所697m/両神山神社標高1627m/距離3120m
  勾配29.8%/傾斜16.6度
●山のリスク回避――ココヘリ+山岳保険
 なぜか、YouTubeやウェブで、山の遭難事故が目立つようになり、両神山で、何年かまえ七滝沢ルートの途中で滑落し骨折をしながらも、14日後に発見され助かった人がいたという話から、両神山は、滑落事故が多い山だという情報がじわじわと伝わってきて、ビビる気持が出てきました。心配になったので、万一の滑落事故で早く助けてもらえるよう、保険を見直しました。調べと「ココヘリ」は発見に特化したシステムで、発信機を持って登山すれば、万一の時にそこをヘリからビーコンによってピンポイントで場所を特定してくれるという仕組みが、安心材料になります。また、家族にも安心をしてもらえるので、ココヘリの端末を入手しました。それで、多少リスクがある山にも、行けるような気になりました。
●行きはよいよい、帰りは魔の道――八海山のポイント
 私は道迷いの常習者です。山道の状況把握能力が劣っています。右目がよく見えないことが原因の一つ、もう一つはメガネをかけていて、登りも下りも汗だくでレンズが曇っていて見えにくいという二重の権威があり、ひょっとしたら、経験不足による判断力が未熟、つまり頭が悪いというのが原因と自分で考えています。今回、登りはほぼほぼスイスイと行けました。薄川の沢沿いの道は、事前チェックで気にしていませんでしたが、行ってみたら、徒渉するリスクがあるか所がたくさんありました。薄川の自然石を選んで渡り、対岸の沢の脇を登って下ってまた薄川を対岸に渡り、沢の脇を登って下る……の繰返しが数回……。渡る側のピンクリボンと、対岸のピンクリボンを目印に渡りますが、水流はかなりあります。帰りが心配になりました。
 次の難関は、八海山のポイントから沢を離れ、清滝小屋まで登りますが、すぐに道迷いをしました。岩の前のピンクリボンがあったので、右と判断して登ると、道らしきがなく、細かい岩のガレ場で、別の登山者の方が、間違いを教えてくれました。ありがとうございます。が、戻ろうと下りようとすると、ずるずると足元がすべりました。
 分かったことは、このあたりの山肌は、踏み固まったいるのは登山道だけで、少しでもはずれると、道に戻るのに難儀をする危険な山だということです。
 この八海山から少し上のか所は、私は下山で数度、小さな道迷いを繰り返しました。15時付近になると、晴れでも日差しが陰り、ピンクリボンが発見しずらくなっていました。しかし、なんとなく道と見えるようなところがあり、少し行ってみると、ずるずるの山斜面にはまり、元に戻るのがたいへんでした。また、別な登山者の方から教えてもらったこともありました。ありがとうございます。
 下山では、登りで体力、脚力を使い果たしていると、脚に力が入りません。そして何度か道迷いをすると、恐怖心が募ります。
●脚攣り予防対策――梅干し
 厳しい山登りでは、これまで何度か脚が攣る経験をしました。理由を考えました。汗をかいて塩分,ミネラルを失い、水だけを飲んでいると、筋肉が攣ることが主要な原因と考えました。今回は、ポカリとともに、セブンイレブンのはちみつ梅を2時間ほど歩いて一つ、さらに2時間後に一つ、と下山時も含め3粒食べました。水はそこそこ呑みました。もう一つ、ビタミン剤のチュアブルの粒をいくつか舐めながら登りました。それが功を奏したか、攣りそうになったことはありませんでした。この攣り予防は、梅干しで上手くいったと思います。
●下山対策――ヒザサポーター装着
 神社本社から清滝小屋の岩場が多い急斜面が下山で心配しました。が、意外にここは、鎖場意外はスムーズに下りられました。鎖場では、鎖に頼ったところは足場を失い、右にぐわんと振られるなど、、手だけでぶら下がるあぶないことが三度ありましたが、今後は足場の確保を十分に考えましょう。清滝小屋まで順調に下りたので、あとはヒザと太股に負担がくる下山堂が予測されたので、ズボンの上からマジックテープで装着できるヒザサポーターを左右に装着しました。はたして下りで、効果はあったのでしょうか、実感がありませんでした。ところが、この下山道、延々と薄川の沢沿いを数回左右に渡り返しして、都度、登ったり下りたを繰返します。ここでヒザサポーターの効果に気づいたのは、登りのときでした。疲れているはずなのに、脚がすいすいと前に出て、ふくらはぎの筋肉疲労がほとんどありません。その効果はすごいと思いました。これは、下り用ではなく、登りから使っておけば、少しは早く登れるかもしれません。次回、試してみましょう。
●汗の問題――背中に隙間ができる特殊構造のドイター製リュック
 大汗をかくのが常の私には、背中に背負うリュックは問題です。前のリュックでは、スノコ状の樹脂を入れましたが、そんなことをする必要がない構造のリュックが、ドイター製です。その効果は抜群でした。ただし、かなり涼しくなって下が20度、頂上が12度前後とあった予報で、考えた末、アミアミのミレー下着に半袖のTシャツ1枚、さらにうすっぺらいアミアミベスト1枚と、真夏と変わらない着こなしで登ったのに、案の定、頂上に着いたら上は汗でべったり状態。頂上はほぼ昼で青天ですが、気温は高くはありません。弱く風が吹いて汗を乾かしてくれるのが、とても気持ちよく、寒さを感じることがなかったので、1時間ほど休憩しましたが、着込む必要はなく、終始そのままで下山しました。車までたどり着くと、ズボンの下まで汗まみれでした。すべて着替えないと、車に乗れません。バスで北なら、着替えは持ってこれませんから、私はビショ濡れでバスに乗車することになります。大汗をかく問題は、私には着替えしか方法がありません。
●登山初心者老人の問題――助けてくれた人達への感謝
 今回の登山では、登りと下りで一度ずつ、私の道迷いを教えてくれた方がおりました。下山で数回も道迷いをして心細くなったとき、同時に下山されてこられた若者の男性二人と出会いました。沢渡りをし始めたことで、お二人が沢渡りの場を教えてくださり、見守ってくれました。そこから下山まで2時間近くかかる位置でしたが、その後数か所ある沢渡りが終わるまで、遅い歩みの私をポイント、ポイントで待っていてくださり、下山のサポートをしてくださいました。疲れ切った下山では、沢の脇の道が最も危険と思います。昨年、年配の方が、このルートで滑落死された話を聞き、私のことがとても心配になったとおっしゃってました。ありがたいことです。お二人おお蔭で、私は安心して下山できました。お二人は、バスでお帰りになりましたが、心から、感謝を申し上げます。
 この山を登るには能力が欠如していた私ですが、山の神様が登山者の方を通して未熟な私を支援してくれたのだろうと、両神山の山神様に御礼申し上げます。
●スリルとリスクが背中合わせのハードコース
 日向大谷口登山コースは、薄川を数度渡り返しながらアップダウンを繰り返す沢への滑落リスクがある長い道の先に、よくあるつづら折り急登で尾根に登り、急登の岩と木の根と数か所の崖の鎖場を登ったところに聳え立つ赤い鳥居の出現、そこは神社の本社、そこからやっと横歩きの尾根道、残念なのは眺望悪く、数十メートルくだったら、いよいよ最後の岩の登りの急登、そして山頂の奥社、空に突き出たまさに剣のような尖った頂上、よじ登って頂上を独り占めできる、変化とスリルに富んだロングコースでした。登りはたいへんでしたが、下りはもっともっと大変でした。しかし、何人か助けてくださった人のお蔭で、下山してみると、両神山は初心者には向きませんが、体力と技量がある経験者にとっては、たいへんにおもしろいコースだと思います。
●白井差登山口コースと八丁峠コース
 登山ルートは、他に、白井差登山口からがあり、標高差は900メートルはあり、距離は短いので急登らしいですが、初級向きコースという表示もありましたが、このコースは閉鎖と書いてあるのを見ました。ところが、頂上近くの白井差登山口への分岐では、そのルートに下る人を何人か目撃しました。どういうことでしょうか? たぶんこのルートは私有地になっていて、許可制なのかもしれません。
 頂上では、八丁峠と書いた表示板があり、ちょうどお二人の若い男女がヘルメットを被ってその方面に下っていくのを目撃しました。あとで調べると、【上落橋登山口→八丁峠分岐→西岳(1613m)→東岳(1660m)→ 両神山(1723)】というルートがあり、登り口の標高は1150メートルなので両神山との標高差は600メートル、距離も往復6キロ前後と短めですが、鎖場が30か所以上、アップダウンが激しく、滑落事故多発という情報があります。次のサイトに八丁峠ルートについての詳しいルポがあり、とても参考になりました(無断紹介、ご寛容ください)。
https://moripp.com/2021/07/27/ryoukamisan_hattyoutoge/
 また、安全確認のため、埼玉県警察の山岳情報も参考になります。
https://www.police.pref.saitama.lg.jp/p0240/kenke/ogano-sangakujouhou.html
●追加情報――両神八海山の名称の由来は、御嶽山の八海山大神?
 両神八海山は、大頭羅神王の像があるポイントのようで、いわゆる山ではありません。いったいどうしてこういう名称があるのか、ヒントは、御嶽山の五号目にある、八海山神社に由来があるようで、次のサイトが参考になりました。
http://www.ontake.jp/places/%E5%85%AB%E6%B5%B7%E5%B1%B1%E7%A5%9E%E7%A4%BE
 



 
 

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ハイキング 奥秩父 [日帰り]
両神山(日向大谷から往復)
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