雲知来内岳（パンケヌーシ川北東面沢）

2021年09月22日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 4.2km
• 登り: 774m
• 下り: 774m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:57
• 休憩: 0:15
• 合計: 6:12

6:30 パンケヌーシ林道
10:00 10:15 雲知来内岳
12:42 パンケヌーシ林道

ルートの軌跡は手動入力です。

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

パンケヌーシ林道入口から約3km、入渓点の少し先に数台分の待避所あり

写真

パンケヌーシ林道を進み、右手に見える細い沢に入る。
目立たないので、車で走っていると一回通り過ぎてしまった。

沢の水量は少なく、蕗が生い茂って荒れた雰囲気。

700mあたりから少し傾斜が出てくる。
岩はそこまで滑らないので水流の中を登った。

770m二股で10mの滝が現れた。
ここは登れないので、左股を少し進み、尾根を乗っ越して右股に戻る。

藪をつかみながら脆い急斜面を這い上がる。

尾根の860m地点に出た。
尾根上には鹿道がついていて楽なので、少し尾根を進んでから右股に降りることに。

右股に降りてからはピークまで直線的に進む。
1100mを過ぎたあたりで水流が無くなると、すぐに笹薮へ。

振り返ると、紅葉が美しい。

足元には沢形も踏み跡も無く、背丈近い笹藪を漕いで登る。
でも、しんどい藪漕ぎは30分程度だった。

緩やかな頂上稜線に出ても笹がびっしり・・・。

雲知来内岳(1240m)到着。
二等三角点の周りだけ笹が刈られて狭い休憩スペースのようになっていた。

頂上は樹木や笹に覆われて視界は開けない。

沢のほうに少し戻ると少しだけ眺望が開けた。
午後から雨予報の割には青空も出てきて嬉しい。

下りは860mの乗っ越し地点まで尾根を進んでみることにした。
尾根上は首くらいの高さの笹薮が延々と続く。

前方には先日登ったペンケヌーシ岳本峰〜南峰が並ぶ。
秋色に染まってきてるな〜

木々の間からチロロ岳も僅かに見えた。

背の高い笹薮はしばらく続いたが、930mあたりでようやく藪が薄くなって鹿道も出てきた。

沢を下って林道へ。
車に戻った瞬間に雨が降り出した。良いタイミングだった。

感想

se11482

うんちきない・・・という山名に惹かれて登ってみた。
この山には登山道は無いのだが、ネット上の記録を調べてみるとパンケヌーシ川や雲知来内沢、カシコトンナイ川、あるいは積雪期など、意外と登られているようだ。その中でも最短かつ容易と思われるパンケヌーシ川からアプローチ。

このルートで面倒なのは770m二股の先の尾根乗越と上部の笹藪漕ぎだろうか。尾根乗越では結構な急斜面を登るので、沢靴の滑り止めにチェーンスパイクを携行したが、実際には無くても何とか登り下りできた。

頂上の眺望が開けないのは少し残念だけど、日高は主稜線から離れたところにも面白い山がある。パンケヌーシ川沿いには他にも名が付く山がいくつかあるのでそのうち登ってみよう。