湯浜より静かで最高の栗駒山へ
750RS
- GPS
- 07:35
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,148m
- 下り
- 1,148m
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※R398湯浜温泉入口→栗駒山頂（片道）9.0��
※湯浜温泉→栗駒山頂（片道）8.2��
※湯浜温泉入湯料500円
| 天候 | 晴れ・・・・今シーズン最高？？の天気 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
秋田市（自宅）−湯浜温泉入口 走行距離約120�辧 ―衢兒�間約2時間 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
※危険箇所なし ※2�匆瓩�の古道の森分岐〜5�卉賄隻婉瓩泙膿綰両屬侶伽乎脇發療仍各擦里燭疆ミ寝修靴討い泙后Ｂ�下注意です。雨後には5�卉賄晴瓩�たあたりに大きな水たまり有り、立ち幅跳び（笑）？？が必要です。 ※湯浜温泉を起点に山頂に向かって0.5km単位に距離標有り、6.5km以降未確認 |
写真
湯浜温泉全景・・・気持ちのいい温泉（内湯）500円、但し旧花山村民は300円のようです。とても感じのいいご主人と奥様でした。
2
感想
今日は体育の日・・・・・・昭和世代の私には10月10日が体育の日であるが・・・いつの日からか・・・この第2月曜日が体育の日となった。
今日は晴れる・・・きっと晴れる。
秋晴れの天気で連想するのは・・・紅葉の栗駒山・・・きっと綺麗だろう。
でも国道342号の岩手県境にある須川温泉付近はきっと大渋滞・・・・人混み・・・登山口から山頂まで連なる人・・・・それに須川温泉や秣岳からだと歩行距離も短くて物足りない・・・
静かで・・・ある程度歩ける登山コースはないのか？？？・・・・1/25000の地形図やガイド本などを・・・あった・・・そういえば・・・・昔登ったことが・・・何年前だろうか。
そのコースは国道398号の花山峠を越えて宮城県栗原市（旧花山村）の湯浜温泉からである。
2008年の岩手宮城内陸地震で甚大な被害を受けた栗原市であるが、登山コースもかなり復活したようである。
なにより湯浜温泉が営業しているようで・・・行ってみよう。帰りは湯浜温泉に浸かろう。
そんなことで・・・今回は湯浜温泉から栗駒山を目指すことになった。
標高差約1000m、歩行距離約9�辧▲�イド本などによると4時間20分程度のコース・・・申し分ない登山コースである（笑）
5時過ぎに自宅を出発、まだ暗い・・・秋田南から高速に乗り、燃費を意識してゆっくりと？？南下する。大森パーキングを過ぎると東の空が明るく・・・・奥羽の主脈が姿を現した。北は秋田駒ヶ岳、和賀山塊、真昼山塊、正面は御嶽山か？？・・・・気分爽快である。
十文字で高速を下りて花山峠の先、湯浜温泉を目指す。
国道398号の小安温泉街を過ぎて・・・大湯温泉・・・快適な山岳道路である。かつての九十九折の峠道が懐かしい・・・ただ一つ、木の名前の橋梁名を除けば・・・石楠花、躑躅、板谷楓・・・白樺？？（皆瀬に白樺？？）、究極は・・・ぶなの木？？、栃の木？？、楢の木？？・・・木の名前でしょ！！！ぶな、とち、なら、でしょ。こんなところに腹を立てたりして・・・やっぱり歳かな（笑）
クルマは花山峠（標高741m）を越えて湯浜温泉入口に到着・・・
身支度をしていよいよ登山開始である。天気は快晴・・・ガス男？？も返上である（笑）
国道から坂を下る、母沢の潜水橋を越え、湯浜温泉に到着、窓越しに朝ご飯を食べている宿泊客の姿が伺えた。
湯浜温泉の端を起点に山頂まで距離標が立っている。ここが起点。0�鍛賄世任△襦�これから6.5�卉賄世泙�0.5�卉碓未農瀉屬気譴討い襦Ｂ臺兒温諭別槁検砲砲覆襦�
0.5�劼魏瓩�しばらく行くと山神様が鎮座してる。丁寧に登山の無事を祈る。
1.0�劼魏瓩�て坂を下ると白桧沢の徒渉点である。ロープも有り、適当な踏み石もある。特に増水でもしない限り問題はない。
これから登りとなるがブナの快適な森の中を歩く、2.0�劼魏瓩�るとすぐに古道の森分岐である。ここを左に・・・山頂を目指す。
ここから森林限界近くとなる5.0�夘婉瓩泙任賄仍各擦療ミ寝修�進んでいる。水芭蕉の生育地の中を登山道が通っていることもあるが・・・木道化が必要であるが、湿性植物の保護の観点からとりあえずは倒木等の発生材を敷くなどの応急処置が必要ではないかと思った。
4.0�卉賄晴瓩�にはちょっと急登がある。ロープがあるが・・・なくても大丈夫である。5.0�匆瓩�には雨後の水たまりが・・・立幅跳びで1.0m程度飛べれば大丈夫（笑）右側の枝に掴まれば何とか・・・大丈夫である。
森林限界を越えると目の前には虚空蔵山が・・・湿原の草紅葉も綺麗だ。
振り返ると月山、村山葉山、船形山、蔵王、朝日・・・特に遠方に小さく大朝日のピラミダルな姿が見えた。
湿原に木道が・・・綺麗に改修されたようである。宮城県の木道は造りが丁寧である。ボルトの頭は防錆のためかしっかりとコーキングされている。支柱は樹脂製か？？長持ちしそうである。木道の途中にはチングルマ保護の看板がある。みなさん・・大切に。
快適な木道を過ぎ、左手には鳥海山が・・・山頂部は雪を戴き白い・・・今朝は冷えた・・・山頂は雪になったようである。
鳥海山・・・本当に残念だが・・・山頂部は山形県に奪われている。誰がどう見ても秋田県である。鳥海山の山頂に降ったすべての雨は秋田県に流れる・・・なのに山形県・・・
県境は日本海岸の三崎公園から観音森を経て・・・県境は北に大きく曲がる・・・稲倉岳の北側を通り・・・飯ケ森より南下し唐獅子平付近で本来の分水嶺に戻っている。このエリアは・・・大物忌神社の神域だと聴いたことがある。
里宮は山形県遊佐町吹浦にある。廃藩置県の昔、県境を争った経緯があるようである。
秋田側は小藩の矢島藩生駒氏？、山形は譜代の庄内藩酒井氏、勝敗は見えている。最終決定は維新の三傑・・大久保利通という。残念でならない。
秋田県民歌は無論のこと、秋田県の南部の学校（特に高校）の校歌には必ず鳥海山
が登場する。我が母校も・・・・当然登場する。秋田富士、出羽富士・・・やっぱり秋田富士がしっくりくる。山形富士とも庄内富士とも言わない。
ちなみに・・・山形県民歌はやはり「最上川」である。
晴れた日には秋田市からも綺麗に見える。秋田市からは国道13号御所野の下り横山の立体交差付近から。
県南なら横手から湯沢市あたりから見える鳥海山が偉大で秀麗で大好きである。
鳥海山は秋田の山である。誰がなんと言おうと・・・しかし理不尽な・・・一宗教団体のために県境が決まるなんて・・・許せない。
だから私は山形県が嫌いである（笑）
こんな県境は全国でも飯豊山と鳥海山くらいかと・・・・思う。
山形県相手に・・・真剣に戦争を起こしたいくらいだ（笑）
さて、話を戻そう・・・
虚空蔵十字路に到着・・・虚空蔵山への登山道はすっかりヤブに覆われ三叉路になっている。虚空蔵山頂の木柱が寂しそうである。宮城県さんにはちょっと下刈りをお願いしたい。
ドウダンツツジなどの灌木の斜面・・・山頂を目指す。
ようやくここで今日初めての登山者と会う。人がいない・・・良いコースである。
いい汗が出たところで須川分岐（天狗平）に到着・・・・ひとひと人である。
ここから山頂までは人の流れに身を任せる（笑）・・・展望がすばらしい・・・今日は栗駒に来て本当に良かった・・・この人混みがなければ・・・最高なんだが。
山頂に到着、凄い人である。何度も栗駒に来ているが・・・今日が最高の人出である（笑）ザックをおろす場所もない。山頂の記念写真を撮りたくて・・・しばらく待ったが・・・この写真で限界であった。
人混みを避けて、展望の良い1573ピークを目指す。
相変わらず・・・・植生に腰を下ろしご飯を食べている人が多い・・・この人混みでは仕方ないが・・・当の本人は全く意識していないだろう・・・そこが残念である。
山頂からの下山中・・・ロープの外に人だまりが・・・・高齢者の一群である。注意したが・・・聴いているのか無視か？？？またまた残念である。
須川分岐（天狗平）を過ぎて1573ピーク手前の岩頭に到着、いい眺めである。
栗駒山随一の展望と言っても過言ではない。
須川周辺は大渋滞のようである。国道342号も県道仁郷大湯線も須川湖あたりも・・・・クルマの渋滞がここからでも見える。
お気の毒様・・・・・
私は、ゆっくりと展望を堪能し・・昼食を摂り、ゆっくりと休憩した。
さてと・・・湯浜温泉が待っている。
そろそろ下山しよう・・・・
展望を愉しみながら来た道を戻る・・・・・途中、登りの途中で見つけたナラタケを採り、ブナの実食べて（生食は自己責任ですよ・・・私は大好き）・・・・
山の主の落とし物・・・・今年はブナが豊作だから里には来なくて大丈夫かな？？
熊からみれば人間ほど有害な動物はいないだろうけど・・・里に出ると有害駆除されてしまう熊がかわいそう。
ブナの森ではキノコ採りのおじさんとちょっと会話し・・・・あっという間に湯浜温泉に到着した。看板犬がタオルを持ってお出迎え・・・ありがとう。
入湯料500円を払って内湯に・・・・良い湯加減である。
小さいが綺麗なお湯で疲れた身体が癒された。
湯上がりにお茶を頂き、ご主人や奥様とちょっと会話して・・・・須川温泉の大混雑に比べ、湯浜は静かで良いですね・・・・
経営的には・・・須川のお客さんの少しでも・・・湯浜に来てくれたらと思った。
あとはクルマまでの10分・・・登山道脇、母沢沿いにある湯浜温泉の露天風呂（500円）や上滝を眺めて、来たときと同じ母沢の潜水橋を越えて国道398号の入口に無事に到着した。
今年一番の天気の中、静かで充実した山旅ができた。
また明日から仕事である・・・・・あぁ山に帰りたい（笑）
※ブナの実はあくまで・・・自己責任
※湯浜温泉は良い温泉です。みなさん一度入ってみてください。
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toshimizu7566 さん
いやー，すごい賑わいでしたね。
秋田市から湯浜温泉口ということは，湯沢市からだと射程圏内ですね。来年挑戦してみたくなりました。
ヤマレコユーザーさんと大論争を引き起こしそうなレコですが(笑) 鳥海山の山頂部に降った雨は、秋田県へ流れる・・確かにそうですね。勉強になりました
秋田へ転封された佐竹氏は徳川に逆らった外様であり、戊辰戦争ではいろいろ変遷の末に新政府軍側に付いたものの、武器は旧式で、豪商本間家に支えられた庄内藩にはさっぱり歯が立たなかったとのこと。明治新政府で活躍するような、優秀な人物もいなかったということでしょうか。
まあ、鳥海山は出羽富士で良いのでは
そういえば、反対側に位置する十和田湖でも、青森県と昔、県境論争がありましたね。
ブナの実、今度食べてみます
こんばんは
山では時間的にお会いできるタイミングではなかったようですが・・・・今度どこかでお会いできるでしょう（笑）
湯沢からならすぐですよ。
人混みの須川側よりずっとゆっくりと山旅が愉しめますよ。是非登ってみてください。
conanさんは旧湯沢市ですか？？
私も出身は新湯沢市です（笑）
これからもよろしくお願いします。
こんばんは
はい、是非、山形の方と大論争？？したいです（笑）
山形の方はあの県境の不自然さを見て何とも思わないのでしょうね。ってずっと思っていました。
はい、地形的には鳥海山山頂部は秋田県です。行者岳、伏拝岳、文殊岳の外輪が県境でしょうね。
秋田県民歌では「戊申の栄え」と歌われていますが・・・新政府でも活躍する人物もなく・・・未だに総理大臣もいない状況です。隣の岩手は・・・・
秋田県はなんにつけても中途半端・・・日本国も同様・・・強い日本、強い秋田を目指します。
はい、とりあえずは秋田富士で我慢します（笑）
旧国名では酒田まで羽後の国だったはず・・・最上川が旧国境だったと・・・確か国道７号の最上川に架かる橋が「両羽大橋」だったと記憶しています。と言うことは・・・・やはり鳥海山は羽後→秋田ですね。
はい、十和田湖でも、青森県と昔、県境論争があり、最近決着しましたね。湖面は秋田４青森６だったと記憶しています。昔の地形図では県境未確定と記載されていたはずです。
ブナの実はおいしいですよ。
是非、ご賞味ください。
いつもありがとうございます。
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