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記録ID: 357787
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ハイキング
甲信越

守門岳 (保久礼→大池)

2013年10月14日(月) [日帰り]
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endoh その他1人
GPS
07:57
距離
9.4km
登り
956m
下り
1,051m

コースタイム

7:05保久礼登山口-7:45キビタキ避難小屋-8:15第一展望台(小休止)-8:55大岳(大休止)-10:10青雲岳-11:00守門岳本峰(大休止)-12:10大白川コース/入広瀬コース分岐-13:55大池登山口
天候 快晴
山頂付近の気温は21度くらいで日差しが暑い1日
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
事前に大池登山口に車を1台止めておいた上でもう1台の車で保久礼登山口まで移動.

- 大池登山口
駐車スペース自体は 7, 8 台は駐車可能で, さらに駐車スペースから奥に続く幅の広い未舗装林道部に縦列駐車すればかなりの台数駐車可能と思われる. 登山口までの道路は全て舗装路. 6:00am くらいで自分たちの車 1 台のみ.

- 保久礼登山口
二口側からの道は通行止め. 道院高原側 (北側) からの道を使わないと辿り着けない. 30 台ほど駐車可能. 登山口までの道路は全て舗装路. 7:00am の時点で 10 台程度の駐車. 登山者以外にも守門岳の遠景を眺めに来る人などで車の出入りがそこそこある模様.
コース状況/
危険箇所等
【入広瀬方面登山道(大池登山口, 田子屋登山口) の通行止め情報】
入広瀬方面の登山道は沢沿いを進む部分 (山と高原地図にて「増水時注意」の記述がある当たり) の水の涸れた支沢を渡る箇所がほんの 2〜3m だけだが崩落してしまっているため通行止めとなっている (写真参照). 我々は(守門岳方面から下る場合)崩落箇所から 15m くらい上流で支沢を渡って向かい側の急斜面を手をつきながらよじ登り, 雪の重みで横向きに伸びる灌木を何本もまたいで高巻きして本来の登山道に降り着いた.
ネット上には田子屋登山口の通行止め情報は見つかるが大池登山口も含めた入広瀬方面の登山口全てが通行止めとなっている情報は見つけられなかったため注意. 事前に魚沼市に問い合わせて方がいい.


【登山道の状況】
- 保久礼登山口→キビタキ避難小屋
整備された階段道が続く. キビタキ避難小屋手前で小屋を経由するコースと経由しないコースに分かれるが, 小屋のちょっと上で合流しており, 小屋を経由しない短い方のコースを通ればいいと思われる.

- キビタキ避難小屋→大岳
粘土質の足許. 人の通行が多いため, 落ち葉や草もなく滑りやすい. 登りでは特に問題ないが下りは難渋しそう.

- 大岳→守門岳本峰
一度下ってからの登り返し. 特に危険箇所などなし. 青雲岳付近は草原保護のため木道が整備されている.

- 守門岳本峰→大白川コース/入広瀬コース分岐
こちらも粘土質の足許. ぱっと見は地味な緩斜面のコースだが, 非常に滑りやすく注意. 特に森林限界より上は落ち葉などの堆積物がなく危険. 滑りやすい地面を歩くのが苦手な人は時間がかかるので注意.

- 大白川コース/入広瀬コース分岐→大池登山口
2013年8月27日に登山道整備(ヤブ払い & リボン取り付け)が入って下さっているようで上記崩落箇所以外は通行には問題ない.
大白川コースとの分岐から順番にコースの状況を書いていくと, 分岐直下はこちらも粘土質の足許だが, 人通りが少なく, 且つ刈った草が積もっているため比較的歩きやすい. 暫くすると急斜面の下りが続き, ぐんぐん高度を下げていく. 更に行くと沢に合流. ここから沢沿いと言うより, 沢そのものを飛び石伝いに降りていく. ここは増水時は通行不可と思われる. 目印リボンのお陰で迷うことはない. 途中で上記の崩落箇所を挟んでさらに沢の道が続く. 登山道が沢から離れて行く箇所で誤って沢伝いに降りてしまわないように注意. ここには長いロープが木からぶら下げてある (お助けロープではなく単なる目印?). 沢沿いの道が終わると次に猛烈な急斜面が続く. 手をつきながら下る箇所も多数. 登りでは四つん這いで登ることになるだろう. 急斜面を下り切ると幅 100m くらいの大きな崩壊地にたどり着く. ここでもリボンを目印に横切ると, 崩壊地向かい側の登山道に戻れる. 崩壊地から大池登山口までは直ぐ.


【その他】
- トイレ
コース上のトイレは登山口すぐの保久礼小屋のみ

- 温泉情報
保久礼登山口から栃尾方面に下りておいらこの湯を利用. 施設は新しいのでとても綺麗. 風呂施設は小さめだが湯はうっすら白味掛かったマジ温泉. 畳の休憩室は景色が素晴らしい. 中には飲料の自販機はあるが, 食堂等はない. アイスクリーム等の販売もなし.
朝の保久礼登山口の駐車場
朝の保久礼登山口の駐車場
保久礼小屋
保久礼小屋横から階段が始まります
保久礼小屋横から階段が始まります
途中の水場. 豊富に出ています.
途中の水場. 豊富に出ています.
キビタキ避難小屋下の分岐. どちらを進んでも合流します.
キビタキ避難小屋下の分岐. どちらを進んでも合流します.
キビタキ避難小屋. 入口は木で塞がれていますが頑張れば開けられます. 安易に使用されないようにするための方策 ?
キビタキ避難小屋. 入口は木で塞がれていますが頑張れば開けられます. 安易に使用されないようにするための方策 ?
第一展望台からの風景. 弥彦山がよく見えます. 新潟平野方面はここが一番景色がいいです.
第一展望台からの風景. 弥彦山がよく見えます. 新潟平野方面はここが一番景色がいいです.
第一展望台から新潟市方面アップ.
第一展望台から新潟市方面アップ.
大岳山頂の広場.
同じく大岳山頂の広場. 新潟平野方面が見えますが, 第一展望台の方が開けていて景色がいいです. ここはさっさとパスして20mほど先の山側の景色がいいところで休憩するのがいいかも.
同じく大岳山頂の広場. 新潟平野方面が見えますが, 第一展望台の方が開けていて景色がいいです. ここはさっさとパスして20mほど先の山側の景色がいいところで休憩するのがいいかも.
大岳山頂付近より遠く磐梯山が見えました
大岳山頂付近より遠く磐梯山が見えました
大岳山頂付近より守門岳本峰方面
大岳山頂付近より守門岳本峰方面
青雲岳山頂は四角くベンチが整備されており休憩適地.
青雲岳山頂は四角くベンチが整備されており休憩適地.
青雲岳付近より守門岳本峰
青雲岳付近より守門岳本峰
青雲岳付近より守門岳本峰
青雲岳付近より守門岳本峰
守門岳本峰より南側の稜線を望む
守門岳本峰より南側の稜線を望む
守門岳本峰山頂
守門岳本峰山頂より青雲岳
守門岳本峰山頂より青雲岳
守門岳本峰山頂より青雲岳, 大岳を望む. 背後には弥彦山, さらには佐渡もうっすらと見える.
守門岳本峰山頂より青雲岳, 大岳を望む. 背後には弥彦山, さらには佐渡もうっすらと見える.
守門岳本峰より大白川/入広瀬方面に下りる途中, 谷底に雪が残っているのが見えた.
守門岳本峰より大白川/入広瀬方面に下りる途中, 谷底に雪が残っているのが見えた.
大白川/入広瀬方面に下りる
大白川/入広瀬方面に下りる
大白川/入広瀬方面の分岐. 入広瀬方面は立入禁止との看板.
大白川/入広瀬方面の分岐. 入広瀬方面は立入禁止との看板.
入広瀬コースの崩落地点. ほんの 2m くらいですが, 対岸がスパっと切れ落ちている上に粘土質の地面. 渡れそうもありません.
入広瀬コースの崩落地点. ほんの 2m くらいですが, 対岸がスパっと切れ落ちている上に粘土質の地面. 渡れそうもありません.
同じく入広瀬コースの崩落地点を対岸側から. 沢の底がつるつるの粘土のため, 沢に下りたらそのまま滑ってしまいそうです.
同じく入広瀬コースの崩落地点を対岸側から. 沢の底がつるつるの粘土のため, 沢に下りたらそのまま滑ってしまいそうです.
大池登山口. ヤブは綺麗に払われています. 但し入山禁止の看板が.
大池登山口. ヤブは綺麗に払われています. 但し入山禁止の看板が.

感想

新潟県の山に登るのはこれが初めて, 今回同行の友人宅から比較的行きやすそうな守門岳を選んでみた. 車が 2 台使えるため, 登り口と下り口を別にする計画. 登りは一番ラクちんの保久礼コースを下りには入広瀬の大池を選択するという計画を立てた. ネットでは大池コースは人が少なく荒れているという情報もあったが, 8月27日にヤブ払い&リボン付けの整備をしたという方のブログ記事を拝見し通行可能であると思い選択した.
当日朝, 先ず大池登山口に車を置きに移動すると, 登山口に「崩落箇所があり通行止め」との立て看板. 最悪, 通行不可能箇所から登り返して大白川方面に下りればいいと思い, 当初の計画通り車を大池登山口に置いておき, 保久礼登山口に移動した.
この日はまさに雲ひとつない快晴, 第一展望台では北西側は佐渡, 南西側は妙高方面の景色を堪能. 大峰山頂の山側もまた素晴らしい景色. 地元の詳しい方にどれがどの山かを詳細に教えていただく. 飯豊連峰, 会津磐梯山, 燧ヶ岳, 越後三山方面などがくっきり見えた. 我々はこれらの山域に詳しくなかったので教えていただいたことでとても楽しめた.
大峰から守門岳本峰に移動し山頂でラーメンの昼食. 大白川/入広瀬方面への下山口には特に立入禁止等の看板もなかったので行ってみることに. 粘土質で滑りやすいコースを何度も転びそうになりながら大白川コースと入広瀬コースの分岐点まで行くと, やはり入広瀬方面は「崩落箇所があり通行不可」との立て看板. 当初の予定通り「ダメなら引き返す」方式で入広瀬方面へと進む. 入広瀬コースは 8 月末の整備のお陰でヤブはなく歩きやすが, 沢に降りてからは飛び石伝いの難儀なコースとなる. そして, 上述の崩落地点. ほんの 2m くらいだが, 支沢を渡れそうにないので上流から高巻きしてやり過ごす. これで核心突破かと思いきや, 沢沿いのコースがまだ暫く続く上に, 最後の超急坂で難儀する. 何度か休憩しつつやり過ごし, 大池手前の巨大崩壊地が見下ろせる地点で先行者の姿が見えたのには驚いた. 崩壊地は赤テープを頼りに難なく横切り, 何とか大池登山口に下山した.
登りは至って普通の登山であったが, 下りは色々と難渋. 入広瀬コースがあまり好まれないのも納得した.

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