清八山から笹子峠

2013年10月13日(日) [日帰り]

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• 距離: 18.0km
• 登り: 806m
• 下り: 1,442m

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

富士急河口湖駅で天下茶屋行きバスに乗車。

コース状況／危険箇所等

・三ツ峠登山口から清八林道をたどる。清八林道は一般車通行止め。このルートでは、バス停から1時間15分ほどで清八山山頂に達することができる。

・清八山から三ツ峠方面へ数分下った所に天下茶屋（女坂峠）方面分岐がある。ここに道標はあるが、天下茶屋方面を示すものはない。道は明瞭。

・八丁山は、あまり特徴のある山でもないので、あえて寄るほどの山でもないだろう。

・女坂峠付近の急斜面は要注意。木の根などを手掛かりに慎重に行動したい。

・大沢山では、笹子駅方面へ下れる道が分岐している。エスケープルートとして使える。

・ボッコノ頭には、藤野木方面を示す道標があるが、道は定かではない。

・摺針峠には、笹子駅、三ツ星方面を示す道標があるが、道が不明瞭な箇所があるので、不用意に下ることは避けたい。

・カヤノキビラノ頭から笹子峠にかけては、侵食が進み道が崩れかけている箇所がある。台風、大雨の後は要注意かも。

写真

清八林道の入口。一般車通行止めでゲートがある。

清八林道終点の尾根上。

清八林道終点の尾根上には、このような道標が地面に置かれている。

天下茶屋（女坂峠）方面分岐。道標は立っているが、天下茶屋方面を示すものはない。

清八山から、富士山の展望。

清八山からの展望。三ツ峠から南アルプス、八ヶ岳まで。

八丁山手前の女坂峠分岐には、立派な道標がある。

女坂峠付近の悪場。かなりの急斜面で、木の根などを手がかりに登下降する。

女坂峠最低鞍部にある道標。

実際の峠道は、最低鞍部から少し上にあったらしい。道の跡と思われる石垣が残っていた。

大沢山から見た富士山。楓の木もあるが、紅葉には少し時期が早かった。

大沢山から少し下ったところで、これから登るボッコノ頭方面が見えた。遠くの山並みは南アルプス。

ボッコノ頭山頂は、広葉樹が茂っていて大木も多い。

摺針峠へ向かう途中で、大菩薩方面が見渡せる場所があった。手前に重なる尾根は、笹子雁ヶ腹摺山からお坊山。

摺針峠にある道標。立派なものだが、笹子駅、三ツ星方面へは不用意に下らないように。

摺針峠から登りが一段落した大洞山の肩からの展望。清八山や本社ヶ丸、三ツ峠の山々が遠く見える。

カヤノキビラノ頭山頂に到着。ここまで来れば、もう大きな山はなく、長い登りも無くなる。

途中で見かけたキノコ（1）

途中で見かけたキノコ（2）

今年は特にドングリが多いようだ。

笹子峠に着いた。昔の面影を残す笹子隋道。補強のため狭くなったが、今でも通行可能。

笹子駅に着いたときは暗くなっていた。

感想

daibosatsu

連休ということもあり、三ツ峠登山口でバスを降りた人は大勢いたが、みんな三ツ峠へ向かっていった。清八林道へ入ったのは私一人だけだ。清八山も多くの人に登られているが、笹子側から登る人が多く、このルートはあまり使われていないようだ。バスを降りてから1時間あまりで清八山の山頂に立てるのだが。

清八山から笹子峠までの尾根歩き。このルートは、清八山のほか特に展望の良い山がある訳ではない、歩く人が少ないから踏み跡も薄くヤブも少々ある、加えて細かい登り下りが多く体力は消耗する、などなど……。一般的には敬遠される要素が多くて訪れる人も少ないのだろうが、私はこの静けさが好きだ。

尾根全体を通して広葉樹が多く、秋には紅葉の美しい所もある。木々が葉を落とす晩秋や早春は意外と視界も良く、穏やかな日には暖かい日差しも降り注ぐ。ただ、時間のかかるこのルートを歩き通すには、日の短かくなるのが難点かな。

大勢の人が押し寄せることもなく、かといって道が消えるほど人通りが少なくもなく、今の状態でこのルートが存続することを願いたい。