リバウンドおっさんの挑戦。厳しくも優しい甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根

2021年10月05日(火) [日帰り]

• GPS: 12:28
• 距離: 19.0km
• 登り: 2,515m
• 下り: 2,514m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:15
• 休憩: 1:13
• 合計: 12:28

3:34 尾白川渓谷駐車場
3:37 3:38 竹宇駒ヶ岳神社
5:02 5:02 笹の平分岐
6:05 6:05 刃渡り
6:31 6:32 刀利天狗
7:04 7:04 五合目小屋跡
7:07 7:13 屏風小屋跡
7:51 8:11 七丈小屋
8:55 8:55 八合目御来迎場
9:45 9:46 駒ヶ岳神社本宮
9:50 10:08 甲斐駒ヶ岳
10:12 10:12 駒ヶ岳神社本宮
11:01 11:01 八合目御来迎場
11:37 11:53 七丈小屋
12:33 12:34 屏風小屋跡
12:37 12:38 五合目小屋跡
13:11 13:17 刀利天狗
13:34 13:35 刃渡り
14:32 14:33 笹の平分岐
15:57 15:57 竹宇駒ヶ岳神社
16:02 尾白川渓谷駐車場

トレイルランナーの方はもう凄いのは分かるんですけど、そうじゃない出で立ちの方からもバンバン抜かれました。只者じゃない方々で溢れています。
しかし、そうかと思えばゆっくり確実に下りられている母娘さんらしき方も。
当日中に下山すると言ってたのでナイトハイク最初から組み込んでいるのだと分かりました。
確かに黒戸尾根は大変ですが、刃渡りくらいからは真っ暗でもヘッデンさえあれば歩ける感じでしたね。

天候

晴れ！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

力任せの鎖場や岩場が2箇所ほど。人によってはゼロだったり3,4箇所かも。

その他周辺情報

駐車場3,4km手前にLAWSON。

写真

10/5 3:14

仕事終わりに2時間睡眠、そこから4時間運転、30分仮眠でスタート。
サラリーマン登山者はこういう人多いと思います。仮眠も出来ない事の方が多いですし。
しかし、竹宇駒ヶ岳神社は他のアルプス登山口と比べてICからも近いし、緊張する幅狭の山道などもなく、非常にありがたいです！

登山届はコンパスにて提出。

10/5 3:20

緊張してきた〜〜

10/5 3:21

トイレいっておこうと思った時に気付いた。
「お金と飲み物車の中だ！」
また駐車場に戻ります（汗）

10/5 3:39

改めて…
成功しますように！！とお願いをします。

10/5 3:39

親切！

10/5 5:47

2時間程度、無心でナイトハイク後、日の出。

10/5 6:06

最初こそ、こういうの撮影していましたが…
疲れてからはしなくなります（汗）

10/5 6:11

刃渡りは皆さん仰るとおり、怖くなかったです。
帰りはちょっと緊張しましたが。

10/5 6:31

この辺でしぶとく使っていたストックと決別しました。
でも最初の方は助かりましたね。

10/5 7:05

5合目の開けた所にて。

絶望しました。

「まだあんなに遠いんだ…」

写真じゃ伝わらない、甲斐駒ヶ岳のデカさ。

10/5 7:09

辛いです。

10/5 7:10

でもコレがなかったら絶対に登れない。
ありがたや〜

10/5 7:22

まだ遠い。

10/5 7:31

怖さを感じる気持ちすら無いほど疲労！

10/5 7:54

オアシス。
既にボロ雑巾な自分でした。

10/5 7:54

水は100円、トイレは200円でした。
帰りにコーラと黒戸尾根バッジ買いました。
合計1200円…
内訳見なかったけど、もしかしてコーラ700円？
売店はインターホンを押して呼ぶスタイルでした。

10/5 8:50

ちょっと枯れていますがナナカマドと八ヶ岳。

10/5 8:51

紅葉はほぼ終わっていましたが十分綺麗でした。

10/5 8:54

だいぶ近づいて、天気の良さも相まって、疲れているけどやる気はモリモリでしたね。

10/5 9:02

この窪み…
下山の時、本当にありがたかった。
6月に登った妙義山の二段ルンゼでは足元とっかかり全く探せず、焦っている内に力尽きて落ちてしまったので。

10/5 9:23

剣と鳳凰と富士山。

10/5 9:50

ああ嬉しい！一昨年の初甲斐駒ヶ岳ではガスってなんにもだったけど
今回は素晴らしい天気の中での山頂でした。

10/5 9:50

帰りも大変なんだよな…と思いつつも、今は喜びに浸っている自分でした。

10/5 9:50

北岳と一緒に。
白峰三山縦走もまたしたい。

10/5 10:07

御嶽山もよく見えました。

10/5 10:07

仙丈ヶ岳のカールもリアルに。

10/5 10:07

北岳と間ノ岳。

10/5 10:08

鳳凰山のオベリスクと背後にでっかい富士山！

10/5 10:09

摩利支天に行くガッツは無かった…

10/5 10:21

巨大戦艦のような八ヶ岳。

10/5 10:21

主稜をアップ。

10/5 10:28

皆さん挙げられている黒戸尾根イルカ岩、実際はむちゃくちゃデカイんですね（汗）

10/5 10:54

くぼみの鎖場に掲げられているプレート。

10/5 11:33

七丈のテン場にも泊まってみたい。

10/5 11:42

帰りに備えて補給。
登山のコーラはほぼビールと一緒ですね。
がんばるぞ〜

10/5 13:04

デカかった。

10/5 15:55

刃渡りから長かった…
とにかく長かった…

談合坂SAで少し仮眠のつもりが7時間も寝ていた（汗）
車の窓ガラスがおっさんの蒸気で曇ってました。

撮影機器：

LUMIX DMC-TX1 パナソニック

iPhone X 64GB SIMフリー Apple

感想

kajugumi

40歳から登山の魅力に取り憑かれた自分。
最初の方は熱意に満ち溢れていました。
しかし4年目だった2017年にテント泊で憧れのジャンダルム行ってからは、なにやらスコンと抜けた様に。
15kg減らした体重もあっという間に元通り。

日帰りでの黒戸尾根は挑戦してない事にずっと引っ掛かりを抱きつつ。
今回もやる！と決めてから寸前で嫁さんに「やめたほうがいいかな…」
と聞いて私的には「そういう気持ち少しでもあるならよした方がいいよ」
的な事を言ってくるか思ったら
「出来んじゃない？行ってくれば」とまさかの返答！
何処か自分の中で避けていた、言い訳していたのを見透かされていたかの様でした。
太りましたが一応日常的には運動をしていましたので思い切って行く事に。

今回感じたのは
黒戸尾根は確かに厳しいけど優しい！って事でした。

整備された登山道。
急登の中にも平坦なトレイルも多め。
ふかふかの土と落ち葉で脚に優しい所も。
欲しいところに削り込みのある岩場。
梯子だらけだけど本当だったら一般人には到底登れない所。

しかし！なによりありがたいのは
高速ICから近く、
コンビニも直近にあり
落石や離合できないほど狭い山道を走る事もなく
駐車場は無料！

何気にこれがありがたい！
辛いけど終った後は本当にホッとしたのと充足感、甲斐駒ヶ岳のかっこよさ、そしてやりきった自分に満足したのであります。