二股山の犬の巣川はヘツリまくり

- GPS
- 05:55
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 363m
- 下り
- 351m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ganさん企画、今年の沢納会です。
*****ganさんがMLに流した記録です*****
皆さん、こんばんは
gan@期待に反せず、素晴らしい沢納会でした。
以下どうでもいい備忘録です。ヒデキ、少しは反省しなさい!
ルート/長万部川支流犬の巣川~350往復
タイム/9時03分70沢出合~11時46分・350・12時30分~15時00分林道出合
天候/晴れ
メンバー/山じい、山本、千葉、俊、ヤマクニ、直ちゃん、マリッカ、悦ちゃん、岩、コン、一司、よもぎ、gan (太田神社参拝はかすみ、いさむ、ダイスケ、ヒデキも参加)
レベル/難易度★面白さ★☆体力★藪漕ぎ無し
◆寒さ
沢納会の数日前に降雪があって、峠越えが心配で札幌出発を1時間半遅らせる。
朝6時過ぎ道路情報館に全員が集まった時、相当な寒さを感じた。
3台の車に分乗し、黒松内道の駅に着いたのは8時を回っている。
その場で装備を整えて、そこからは私の車から3人が山じい車に乗り換える。
犬の巣川左岸林道終点を歩き出したのは、予定とピッタリの9時だった。
寒さも少し和らいで、晩秋の沢遡行には絶好の天気が待っていた。
◆喝采
私が先頭を行き、最後を岩さんに頼む。
沢には枯葉が浮かび、上半身させ濡れなければ、やっぱり沢は秋こそが最高の贅沢だと再認識するまで時間はかからない。
ナメあり、釜あり、滝あり、そして微妙なヘツリがあって、こじんまりしているが、これほどいろいろ凝縮した沢も多くはない。
ただ残念なのは倒木が相当増えていて、その乗り越えに難儀するのは数か所ある。
3mの滝を越えた上に釜があり、左右のヘツリが微妙だ。
右岸はオーバーハング気味の岩場になり、左岸は足元、手元が浅い。
どちらも安易には行けない。
ヤマクニさんが左岸からヘツる。
そしてスローモーションを見るように、釜に落ちて頭まで水に浸かる。
いやはや全員から喝采を浴びた。
◆ピンクテープ
右岸から10mの滝が落ち、本流は5mの滝が最高の景勝地だろうか。
一司さんの肩を借りて私が登り、ザイルを張る。
復路に備えてザイルは設置して先へと急ぐ。
あちこちにボリボリ、ムキタケ、ブナハリダケを見つけ、ピンクテープを付けて、帰路回収することにする。
5mの滝は以前左から巻いたが、今回は難しく感じる。
俊さんが大きく高巻いて、ザイルをもらう。
ここは帰路左岸からザイルを垂らして、ゴボーで下りた。
楽しみながら登ったので、源頭までは着けそうもない。
11時46分標高350付近で今日の遡行の終点を宣言する。
誰も不満な顔を見せないのは予測の通りだ。
十分過ぎる程、滝越え、ヘツリを楽しめたからだ。
何より晩秋の興趣溢れる渓相美は筆舌に尽くし難い。
◆手加減
岩さんがパーコレーターで珈琲を沸かしてくれた。
内部から体が温まる。
ヤマクニさんも着替えたので、体温には影響なさそうだ。
40分ほど休み、復路に入る。
始めにザイルを設置した滝の懸垂が微妙だ。
支点は右岸にあり、その下で右岸高くから支流の滝が落ち込む。
岩盤が斜めになり、体が振られて下手すると釜に落ちる。
先行の私が最後飛び降りて、以降後続者には下から振られないようにザイルを張る。
難しいのはその手加減だ。
強く張ると懸垂のザイルが進まないし、緩めると釜に振られる。
全員であーだ、こーだと冷やかしながら、30分かかって降りた。
◆才能
ヤマクニさんのキノコ眼は恐るべしだ。
私には全く見えない物を何気なく見つけ出す。
瞬時に食用非食用を見分け、辞典のように名前が出てくる。
山じい、つぼさんが山菜採りのプロなら、ヤマクニさんはキノコ採りの職人だ。
今の職場を辞めても、キノコ採りとして十分食べて行けるのではないか。
この才能を生かさない手はない。
お蔭で夜の鍋用には十分な量が確保できた。
15時丁度に下山した。
長万部温泉立ち寄りを止めて、先を急いだ。
八雲で買い物をし、落部の馬場山荘には17時過ぎに着いた。
夕食の準備を女性に任せ、野郎どもは近くのB温泉に行く。
いつもながら温泉持ち主の奉仕の精神には頭が下がる。
◆絶交
キノコ鍋を囲んで宴会が始まる。
馬場さんから鯉の洗いとチーズが、かすみさんのぶり大根、よもぎさんからはかぼちゃの煮付け、山じいから漬物の差し入れと何とも豪勢な食卓だ。
ヒデキ、かすみさん、いさむちゃんが加わり、その後ダイスケが21時を回って着いた。
オフミ初参加の山本さん、千葉さんから挨拶が始まり、興は盛り上がる。
千葉さんが黙々と角サンの水割りを口に運ぶのが、渋い。
おだったヒデキが機関銃のごときしゃべり続け、それを心配する先輩の悩みはこれからも永遠に続くのだろうか。
多分の話しだが、ヒデキとは絶交する可能性が高い・・・・。
その内老々男女入り乱れて宴会は最高潮を迎えだした。
21時前、私は限界を迎えて布団部屋で寝入った。
朝になってダイスケが無事いることを確認した。
*****marikka感想です*****
犬の巣は2011年5月に一度行ってますが、co170m付近から出てきた雪渓で撤退しています。
二股山(568.7m)へ突き上げる沢ですが、山頂へは最後、強烈な藪漕ぎになるらしい。
展望がさほどでもないので、沢の面白い所を堪能したところで降りる予定です。
札幌の藻岩山と同じくらいの標高の山で、こんなに楽しい沢を持っているなんて
山って不思議ですね。
行く途中の中山峠は道の脇に除雪された雪が残っていて、早朝ならブラックアイスバーンだったんだろうな。
犬の巣川、私の地図には「イヌヌシナイ川」となっています。アイヌ語ですね。
どんな意味なのかな、あとで調べるつもりです。
取水施設の所が林道最終地点で、駐車です。
駐車地点からすぐに入渓。滑があり小滝があり、飽きないです。
小滝は微妙ですが、すべてへつれます。時々ベテランさん達にシュリンゲを出してもらったりしますが
なんとかなります。秋の沢なので気温が低く体は濡らしたくありません。
微妙なヘツリでは緊張を強いられますが、それが面白さなんですね。
お互い、誰かドボンをしないかと妙な期待をしながら登ります。
「クニの釜」と名前が付いた一個だけだったな(^_-)
綺麗な二股の滝が出てきて、ここは滝の右端を直登です。
この二股の滝、下りは懸垂下降になりました。なかなか微妙な懸垂下降で楽しめました。
二股の上でゴルジュ、その先から倒木がひどくなり、撤退することに。
登る途中で見つけたキノコ回収の時間も必要ですからね(^_-)
コーヒータイムです。豆をミルでひきパーコレーターで落して味わいます。
背負ってきてくれたiwaさん達に感謝です!
降り始めてさっそく二股の滝の懸垂下降です。
釜に引き込まれないよう、みんな頑張りました。
その後は小滝もすべてヘツったりしながらロープだすことなく降りれました。
キノコ回収も順調に、少ないねと言ってた割には結構な収穫でした。
駐車地点でサクッと着替え、途中で買い出しして八雲の馬場山荘へ。
キノコ鍋・キノコとベーコンの炒め物などなど、持ちよりしたお料理もあり
豪華な宴会となりました。
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