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Yamareco

記録ID: 360664
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無雪期ピークハント/縦走
大山・蒜山

【伯耆大山】一ノ沢起点、烏谷経由周回

2013年10月21日(月) [日帰り]
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GPS
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距離
26.6km
登り
2,445m
下り
2,454m

コースタイム

一ノ沢横の駐車地(6:19)〜弥山(8:09〜8:45)〜元谷(9:33)〜象ヶ鼻(11:28〜11:47)〜地獄谷(12:50)〜烏谷入口の滝(13:28〜13:37)〜斜面のよじ登りポイント(14:41)〜登るポイントが分からず行き過ぎてしまう〜再びよじ登りポイントへ(15:10)〜烏ヶ山、新小屋峠の登山道に合流(15:40)〜烏ヶ山(16:20〜16:43)〜カーラ谷登山口(17:35)〜一ノ沢の駐車地(20:23)、所要時間14時間4分
天候 晴れのち曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一ノ沢の少し西にある膨らみに駐車
コース状況/
危険箇所等
 一ノ沢は舗装林道を最奥まで進むと沢と合流する。左部分を直登し、トラバース気味に右岸の登山道に合流。高度をあげつつ弥山山頂へ。踏み跡はあるが、深く、草や潅木が多く、早朝だったので朝露で下半身がずぶ濡れになった。
 
〜中略

 象ヶ鼻から振子沢までの下りは急な上にここも潅木などが多い。特に沢に降り立つ手前が急なので転落、転倒に注意。また、間違えて振子山方面に行かないようにする(ぼくは間違えて戻った)。
 地獄谷に降り立つと、下っていき、駒鳥小屋、夫婦滝を右手に見ながら進む。その次に右手に烏滝を確認できるはず。ここまでは沢靴も使わず(水量が多いときはその限りではなし)。
 烏谷からは狭まったV字谷を遡行していく。小滝が連続するが、その都度直登するか、巻くか判断し進んでいく。沢靴があった方が吉(ぼくは登山靴しかなかったので、途中から意を決して水場に突入した)。はじめの大きな分岐は右に(ピンクテープあり)。その次の分岐は左側の斜面ににピンクテープが続いているので、ここを登っていく。かなりの斜度なので、残置ロープを使っていくといいかもしれない。残置ロープはとぎれにいくつもあり、ピンクテープもとぎれとぎれにある。

 以下は省略。
一ノ沢出合い。朝日がたけの岩を照らしている。
一ノ沢出合い。朝日がたけの岩を照らしている。
今回は左側の砂場、岩場を登っていく。
今回は左側の砂場、岩場を登っていく。
なかなか思うように登れない。
なかなか思うように登れない。
踏み跡(登山道?)はあるが、朝露満点の草があるため歩きづらい。手頃な箇所で雨具のパンツを履く。
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踏み跡(登山道?)はあるが、朝露満点の草があるため歩きづらい。手頃な箇所で雨具のパンツを履く。
一ノ沢の突端。終点。
一ノ沢の突端。終点。
弥山山頂。
小屋の外で温かいカフェオレを飲む。ガスコンロ、ヤカン、陶器のカップ持参。今回はおよそ12キロのザックを担いできた。
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小屋の外で温かいカフェオレを飲む。ガスコンロ、ヤカン、陶器のカップ持参。今回はおよそ12キロのザックを担いできた。
弥山7〜8合目くらい。
弥山7〜8合目くらい。
行者ルートは黄葉が綺麗だった。
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行者ルートは黄葉が綺麗だった。
元谷からみる北壁。
元谷からみる北壁。
宝珠尾根の黄葉。
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宝珠尾根の黄葉。
ユートピア方面。
ユートピア方面。
剣谷方面。
象ヶ鼻で二度目の大休止。ここではラーメンをいただく。ガスコンロ大活躍。冬季用のフリース、ダウンを着込み休む。縦走路の奥から人がやってこられた。
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象ヶ鼻で二度目の大休止。ここではラーメンをいただく。ガスコンロ大活躍。冬季用のフリース、ダウンを着込み休む。縦走路の奥から人がやってこられた。
振子沢方面。下っている最中に転倒してしまう。
振子沢方面。下っている最中に転倒してしまう。
振子沢の黄葉。
地獄谷。
岩からジャンプしたら落とし穴にはまった。
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岩からジャンプしたら落とし穴にはまった。
夫婦滝。
13:28。ここまで7時間。予定より13分の遅れだが、疲労が見られたので休息をとる。ここからが今回の目的地、烏谷。滝の左側の岩を登っていく。
13:28。ここまで7時間。予定より13分の遅れだが、疲労が見られたので休息をとる。ここからが今回の目的地、烏谷。滝の左側の岩を登っていく。
右の大岩は登れる気がしない。その左は滝が流れているが、ここも登れる気がしない。少し手前に戻る。
2013年10月22日 07:43撮影
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10/22 7:43
右の大岩は登れる気がしない。その左は滝が流れているが、ここも登れる気がしない。少し手前に戻る。
東岸を高巻き、トラバースして越えていく。登り始めが急で特に困難だった。
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東岸を高巻き、トラバースして越えていく。登り始めが急で特に困難だった。
奥に三段の流れを確認できる。
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奥に三段の流れを確認できる。
段差があるので滝登りができそうだったが、沢靴はもってきてないし、濡れるのもいやだったので、左岸側にできた洞穴の隙間を通って越えていく。
2013年10月22日 07:43撮影
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10/22 7:43
段差があるので滝登りができそうだったが、沢靴はもってきてないし、濡れるのもいやだったので、左岸側にできた洞穴の隙間を通って越えていく。
この流れも左側の筋から登れるかもしれないが、やめておく。
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この流れも左側の筋から登れるかもしれないが、やめておく。
滝を越えて一安心。歩いていくとケルンが二つあったので、一つ(右側の)足しておいた。
滝を越えて一安心。歩いていくとケルンが二つあったので、一つ(右側の)足しておいた。
ここはたしか左の壁をへつりながら越えていった気がする。
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ここはたしか左の壁をへつりながら越えていった気がする。
二股。ピンクテープがある右へ。
二股。ピンクテープがある右へ。
ちょっと早かったですが、黄葉を満喫。
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ちょっと早かったですが、黄葉を満喫。
右は烏ヶ山北壁ルート? テープは左側にあったので、左の沢を進んでいく(これが間違いだった)。
右は烏ヶ山北壁ルート? テープは左側にあったので、左の沢を進んでいく(これが間違いだった)。
それにしてもここからみるこの北壁はすごい。遠くからでもすさまじい斜度なのがわかる。登れる人、登ったことがる人なんているのか?
それにしてもここからみるこの北壁はすごい。遠くからでもすさまじい斜度なのがわかる。登れる人、登ったことがる人なんているのか?
左の沢を進んでいってしまったところ。大木があり、その脇に3〜4本の支沢があったが、どこにもテープがはってなくて途方にくれる。コンパスと地図はもっていたが、読図がほとんどできないのでやはりこういうときには困る。友人にテレフォンして指示を仰ぐ。
左の沢を進んでいってしまったところ。大木があり、その脇に3〜4本の支沢があったが、どこにもテープがはってなくて途方にくれる。コンパスと地図はもっていたが、読図がほとんどできないのでやはりこういうときには困る。友人にテレフォンして指示を仰ぐ。
手前の二俣のピンクテープまで戻ってきた。どうやら左の壁をよじ登らなければならないらしい。かなりの斜度だが、その先にテープが続いている。残置ロープも見えた。
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手前の二俣のピンクテープまで戻ってきた。どうやら左の壁をよじ登らなければならないらしい。かなりの斜度だが、その先にテープが続いている。残置ロープも見えた。
残置ロープを手繰り寄せて登るが、その先にテープが見えず、また途方にくれる。方角はあってるのだけど、このまま登っていってもいいものか・・・。結局二度目のテレフォン(電話好きだね)。
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残置ロープを手繰り寄せて登るが、その先にテープが見えず、また途方にくれる。方角はあってるのだけど、このまま登っていってもいいものか・・・。結局二度目のテレフォン(電話好きだね)。
細い尾根を登っていく。後半にきてこの登りはしんどい。スピードが上がらず。
細い尾根を登っていく。後半にきてこの登りはしんどい。スピードが上がらず。
15:40、やっと登山道に合流できた。もう出発から9時間半が経過している。
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15:40、やっと登山道に合流できた。もう出発から9時間半が経過している。
烏ヶ山の黄葉。
天気予報的には雨が降ってもおかしくなかったのに、大山がくっきり見られるとは思ってもみなかった。
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天気予報的には雨が降ってもおかしくなかったのに、大山がくっきり見られるとは思ってもみなかった。
烏ヶ山山頂にいくかどうか時間、疲労ともに微妙だったが、ピークを踏む意味合いを意識しいくことにした。
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烏ヶ山山頂にいくかどうか時間、疲労ともに微妙だったが、ピークを踏む意味合いを意識しいくことにした。
かなり疲労がたまってきているようで、腰を下ろして三度目の大休止をすることにした。ガスコンロが今回の主役だ。疲れた身体に温かいカフェオレが優しく染み渡っていく。
かなり疲労がたまってきているようで、腰を下ろして三度目の大休止をすることにした。ガスコンロが今回の主役だ。疲れた身体に温かいカフェオレが優しく染み渡っていく。
ただし、ここから鳥越峠、健康の森下山のルートは諦めざるを得なかった。時間的にナイトハイクとなってしまう。道路歩きが長くなるが、日が落ちるまでに道路にでられるカーラ谷ルートでの下山を決意。
ただし、ここから鳥越峠、健康の森下山のルートは諦めざるを得なかった。時間的にナイトハイクとなってしまう。道路歩きが長くなるが、日が落ちるまでに道路にでられるカーラ谷ルートでの下山を決意。
カフェオレを飲み終えた瞬間、辺りの雲の密度が増しているのに気づいた。「雨が降るな」。雨具を羽織り、防寒着をザックの上に入れ、取り出しやすいようにした。ヘッドライトと150円、あめ玉をポケットにしまい込む。思った以上の笹やぶに苦戦する。
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カフェオレを飲み終えた瞬間、辺りの雲の密度が増しているのに気づいた。「雨が降るな」。雨具を羽織り、防寒着をザックの上に入れ、取り出しやすいようにした。ヘッドライトと150円、あめ玉をポケットにしまい込む。思った以上の笹やぶに苦戦する。
17時を超えたらヘッドライトを装着。想像したよりも辺りが暗くなるのが早い。暗闇のトレイルランになった。なんとか17:35に道路に飛び出ることができた。
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17時を超えたらヘッドライトを装着。想像したよりも辺りが暗くなるのが早い。暗闇のトレイルランになった。なんとか17:35に道路に飛び出ることができた。
雨脚が強くなってきた。烏ヶ山展望駐車場の東屋で冬季用のフリースを挟み、保温をする。舗装道路にソールの硬い登山靴は相性が悪い。足裏が痛く、なかなか走れない。ヘッドライトの光量を最小値にして、ひたすら白線に目線を落としながら歩くだけだった。途中にあった自動販売機に救われた思いがした。
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雨脚が強くなってきた。烏ヶ山展望駐車場の東屋で冬季用のフリースを挟み、保温をする。舗装道路にソールの硬い登山靴は相性が悪い。足裏が痛く、なかなか走れない。ヘッドライトの光量を最小値にして、ひたすら白線に目線を落としながら歩くだけだった。途中にあった自動販売機に救われた思いがした。
烏ヶ山から下山してから、車まで2時間48分もかかった。14時間4分をかけて周回終了。孤独な道路歩きの道中、嫁に二度電話をかけた。孤独感が紛れた。
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烏ヶ山から下山してから、車まで2時間48分もかかった。14時間4分をかけて周回終了。孤独な道路歩きの道中、嫁に二度電話をかけた。孤独感が紛れた。

感想

 今月末まで雨模様だし、近いうちに大型台風もやってるくるしで葉が散る恐れもあったので、押し出されるようにして大山紅葉登山をやってきた。一ノ沢右岸ルート、烏谷ははじめてだったが、どちらも難敵で手ごわかった。特に烏谷では苦戦した。
 10時間を超える山行をすると、細かい部分にいかに配慮できているか、できていないかの差がでてくる。パンツのベルトの上からザックのウエストベルトで締め付けていたので、腰部分が痛くなった。右手薬指の皮がむけたが、カットバンを忘れていたのでその部分をかばって歩かざるを得なかった(それにより転倒も招いてしまった)。雨水が靴に入り込むのを防ぐスパッツも忘れていたので、特に序盤不快感を感じた。足元が濡れたままの状態で舗装道路を10キロ以上も歩くのは苦行だった。しかも硬い靴で足の皮がめくれるかもしれないとひやひやした。
 栄養補給、上半身の保温はうまくいったと思う。適度に休憩できたのもよかった。烏ヶ山へいき、そこで落ち着いてお茶会をしたのも一度気持ちをリセットし、体力回復に努めることができたような気がする。
 不思議なことに家に帰るまで眠気に襲われず、途中コンビニに寄ったがほとんど休憩せず帰り着くことができた。ただし、山道具の手入れなどに時間がかかり(すぐに横になってしまう)、全部し終えたら0時を回っていた。そして、翌日の現在、激しいい筋肉痛に襲われている。特に前もも、肩はひどい。左膝も痛い。

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