谷川岳(天神山〜一ノ倉岳〜土樽駅)ちょっと滑落


- GPS
- 07:40
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 841m
- 下り
- 1,739m
コースタイム
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 9:07
天候 | 曇時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
JR土樽駅〜水上〜高崎〜川崎 グリーン料金800円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雨の為ぬかるみあり。岩も滑る。 |
その他周辺情報 | 土樽駅周囲は何もない。待合室には自動販売機あり。 |
写真
感想
東日本大震災以来の震度5弱、おかげで翌日の谷川岳は中止を余儀なくされた。天気は良かったんだけど。そして様子をみて電車も普通に回復したのでその翌日の10月9日に決行することに。
ルートは天神山までロープウェイとリフト、そこから縦走開始、谷川岳から一ノ倉岳を通過して茂倉岳を経由して矢場の頭をまわって土樽駅に出るコースを計画。状況によってはピストンと考えた。少しでも時間を貯金したかったので高崎駅前のホテル前泊と水上駅からタクシーを利用することに。うまく時間を節約できた。
だがタクシーでロープウェイに近づくと雨がパラパラ、え?とこれは山頂の景色はよくないかと。てんきとくらす予報ではAになってたんだけど。やむを得ない。途中の駐車場にはけっこう車がとまってました。こんな天気でも人はいるようだ。
ロープウェイとリフトは空いていた。天神山では案の定のガスガス。まあこんなこともあろう、風雷は大丈夫だろう。状況によってピストンするか進むか判断しようと谷川岳へいく。
人は天神平からの合流地点から多かった。なだらかな稜線と聞いていたが結構登ったような。ちょっとした岩場ではちょい待ちの時間が。下に石落とさないようにと慎重になるのが難ではある。途中雨がパラパラと。雨具を着込んだが、着ると止むんだよね不思議と。
肩の小屋では風があり雨具のままちょうどよかったかも。人は多かった。しばし食事休憩後に頂上へすすむ。トマの耳、オキの耳までわずかでガスガスの状況ですすんで到着。どちらも人が多く休憩していた。景色はみえず。
そして当初の予定通り進むことに。まずは一ノ倉岳。こちらへ行く人はまばら。ガスガスの中、途中登りに入る手前でガスがちょっと開けて頂上や一ノ倉谷が一瞬かすかに見える。幻想的な雰囲気の中、到着。避難小屋があったがせまくて数人しか入れないようなドーム状のとこだった。富士浅間神社の奥の院が途中にあったのは不思議だった。さらに茂倉岳へはすぐ。そこからは避難小屋を経由して矢場の頭を目指す。
さてさていい加減こちら方向へ行く人はいずに避難小屋ではひとりの登山者と遭遇。小屋内で小休止後、土樽駅18時8分の最終電車に乗り遅れると駅舎で過ごすことになる。ここから3時間はかかるものと思われるので余裕をもって出発。
さあここからは下りと思いきや矢場の頭手前ではピークがあるものと思われる。そこまではガスがようやく開け、まだ稜線なので綺麗な景色がやっと望めてこちらへ回って正解と思った。あのままではただガス行脚だっただけだから。紅葉の稜線など写真を撮りまくったような。さすがに疲労してピークまで一汗かいたが、雨もガスも風もなくなったのでその手前で雨具を脱いだ。
矢場の頭から先は下り一辺倒で樹林帯に入ります。ガスを見飽きた状態では樹林帯の緑や紅葉が新鮮にみえた。ここで疲労も相まってか?はじめての滑落を経験することになるんだけど。
矢場の頭を過ぎて20分ほど下って木の根むき出しの大木の道をしばらく進む。まだ尾根ともいえるだろうか。
狭い道で根っこを乗り越え、着地してすぐによろめいて左足で崖側の草を踏んだら地面がなかったという典型的な例でほぼストーンと滑落。滑落すぐに崖外側に体が向いて低木に左頬と顎を強打、擦るように背中を背にそのまま滑落。しまった!と思って両手で草木を掴んで停止。向き直って安否を確認。その際ついでにと写真を撮影。
すっかり草木に埋もれた。背丈以上登ったから2メートルプラス自分の身長分滑落しただろうか。右足になんとなく痛みがそれでも左頬、顎の擦り傷以外には怪我がなかったのが不幸中の幸い。草直下はほぼ垂直でそれから多少傾斜が付いてるようなところだった。草木が抵抗・手掛かりになり、なければそのまま滑落。だがなければより注意して滑落には至らないかもしれないけど。
自力で登って自分で現場検証実況見分。やれやれ行方不明の人ってなんでもないところでこんな感じで滑落するんだろうか。あそこで滑落したら捜索しても誰も気づかんような所だった。
魔の山だからだろうか、結局油断をしていただろうかとしばし反省。段差のある下りに疲労した足で難儀しながらさらに進む。うーん似たような環境はあるもんだ。気を付けないとね。ちなみに頭に挟んでいた骨伝導ヘッドフォンは滑落の衝撃で外れて落としたようだ。大ケガせず無事だったのでなんてことのない損害だが。まあ帰宅後にやはり右足膝に滑落時負荷がかかったんだろう、翌日に痛みが出ましたが。
この先しばらく続く下りには辟易した。地味な道ではあった。登山口を出た後はすっかり暗くなったが無事に土楢駅に到着。おしまい。
下りがとても苦手。滑りそうなことありで下山時には疲労しているから当然なのだが靴に滑り止めをなにか思案している。以前はぬかるみ道などではチェーンを付けたことがあるが、木道や木の階段があると傷つけるのが難なのでめったに使用は控えている。
今回は帰宅後に一番軽いアイゼンをモンベルで購入し、それを改良して使ってみることに。着脱が容易ってのが絶対条件なんだけど。麻紐など簡易だが着脱不便で痛みやすくて頻繁に替えるようであまり使用しようとは思いないんだけど。
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