【八海山】アラチ沢遡行


- GPS
- 15:57
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,507m
コースタイム
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:19
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:38
天候 | 1日目 小雨後曇り、2日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登れない滝が多い。巻きは超大高巻きにはならずに済む。 |
写真
装備
備考 | ラバーソールで行った。巻きが多いためおそらくラバーが良い。 |
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感想
【計画の経緯】
アラチ沢は、越後三山の一座、八海山へ詰めるアクセスのよい沢でありながら、なぜかこれまでほとんど記録がなかった。しかも、いずれも途中でエスケープしている。
<既往記録>
山路76号(東鉄上野山岳会,1959) 恐らく1030mまで
岳人360号(1977) 遡行図なし、1976年10月16日 恐らく1100m辺りまで
わらじの仲間年報7号(1984) 1983年7月30日 恐らく1050〜1200mの間で脱渓
その記録の少なさから、私は予てよりこの沢に興味を持っていたが、今回、HGさんという開拓に慣れたパートナーを得て、完全解明を目指した。
当初、この前の週に予定していたが、天候不順。日向沢蛇ノ沢スラブと水無川マス沢になった。そして迎えた今週も、また天気は良くない。
とはいえシーズン最後のチャンスだし、天気も良くなる予報ではあったので、霧雨降る中遡行開始。
【1日目】
入渓してしばらくはゴーロだったが、次第に滝が出てくる。しかし、いずれも登れない滝ばかりで、巻き巻き巻きの繰り返し。滝はたくさん出てくるので、どう巻くか考えながら登るのもつまらなくはないが、やはり滝は登れる方が楽しいし爽快である。
1020mの二俣に至って、漸くまともに登れる8m滝が出てきたが、それもつかの間、再び5m以上の滝は登れない滝ばかりとなり、しまいには右岸からまとめて巻かざるを得ないようなゴルジュが出てくる。
それが終わると今度は威圧的なゴルジュが出てきて、既に日暮れが迫っており、巻くとなったら日が暮れてしまうと思ったが、これはロープを出してゴルジュ内の6m滝を登って突破。洞窟のような感じで、この沢のハイライト。巻かずに登れてよかった。
その後も厄介な狭いゴルジュが出てきたが、夕闇迫る中、左から悪い泥壁を登って巻いて沢床に戻り、二俣近くで一応は横になって寝られる場所を見つけられたので良かった。が、降り続いていた霧雨のせいで焚火はできず残念。
【遡行2日目】
どうやら1日目でこの沢の核心部は終わっていたようで、小難しい小滝がいくつも出てはくるものの、大高巻きはもうなく、難なく登れる。最後の藪漕ぎがちょっと大変だったが、距離は短い。登山道に飛び出して、八海山の景色を楽しみ、人の多さに驚きながら下山した。
【総評】
残念ながら皆に推奨できるような銘渓ではなかったが、気になっていた沢を良い形で完全遡行できて充実した山行となった。
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