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Yamareco

記録ID: 3624038
全員に公開
沢登り
甲信越

【八海山】アラチ沢遡行

2021年10月09日(土) 〜 2021年10月10日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
15:57
距離
14.0km
登り
1,494m
下り
1,507m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:19
休憩
0:00
合計
10:19
距離 4.4km 登り 1,054m 下り 90m
7:16
25
スタート地点
7:41
219
ハシラギ沢出合
11:20
110
790m枝沢出合
13:10
160
1020m祓川出合
15:50
105
威圧的ゴルジュ入り口
17:35
宿泊地
2日目
山行
5:19
休憩
0:19
合計
5:38
距離 9.6km 登り 453m 下り 1,420m
7:51
165
宿泊地
10:53
10:54
6
11:00
23
11:23
11:25
14
11:39
11:47
14
13:29
ゴール地点
天候 1日目 小雨後曇り、2日目 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
アラチ沢方面への軽車道の分岐付近に数十台駐車可
コース状況/
危険箇所等
登れない滝が多い。巻きは超大高巻きにはならずに済む。
7mCS3個の滝。登れない。
2021年10月09日 08:34撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 8:34
7mCS3個の滝。登れない。
岩間小滝多数の箇所。登れる可能性はあるが、大したことなさそうな下段すらフリーでは登れなかったので、巻いた。
2021年10月09日 08:53撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 8:53
岩間小滝多数の箇所。登れる可能性はあるが、大したことなさそうな下段すらフリーでは登れなかったので、巻いた。
2段15mの滝。ロープを出してリードしてみたがプロテクションが取れず怖かったので巻いた。
2021年10月09日 09:33撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 9:33
2段15mの滝。ロープを出してリードしてみたがプロテクションが取れず怖かったので巻いた。
14mCS滝。これは登れそうにない。
2021年10月09日 10:31撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/9 10:31
14mCS滝。これは登れそうにない。
790mの枝沢合流点にある10m滝。これも巻き。
2021年10月09日 11:12撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 11:12
790mの枝沢合流点にある10m滝。これも巻き。
3mの小さい滝だが結構登るのは大変
2021年10月09日 11:53撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/9 11:53
3mの小さい滝だが結構登るのは大変
3段15m滝とその先の10m?CS滝で、これも登れず巻き。
2021年10月09日 12:12撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 12:12
3段15m滝とその先の10m?CS滝で、これも登れず巻き。
7mCS滝。巻くしかない。
2021年10月09日 12:47撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 12:47
7mCS滝。巻くしかない。
9mCS滝。ひたすら巻く。
2021年10月09日 12:54撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 12:54
9mCS滝。ひたすら巻く。
幕営適地だが、まだ13時なので見送った。しかし、結果的にはここが最適だったと思う。
2021年10月09日 13:03撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 13:03
幕営適地だが、まだ13時なので見送った。しかし、結果的にはここが最適だったと思う。
祓川との二俣。ここの滝は登れる。
2021年10月09日 13:07撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/9 13:07
祓川との二俣。ここの滝は登れる。
高巻も結構悪い2段10m滝。
2021年10月09日 13:28撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 13:28
高巻も結構悪い2段10m滝。
10m程度の滝がゴルジュ内に連続しているがまとめて右岸から巻く。
2021年10月09日 15:08撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 15:08
10m程度の滝がゴルジュ内に連続しているがまとめて右岸から巻く。
急に狭く暗いゴルジュとなり、奥には滝が見えて嫌な予感。
2021年10月09日 15:50撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 15:50
急に狭く暗いゴルジュとなり、奥には滝が見えて嫌な予感。
見えていた滝はそれほど難しくなく登れたので助かった。振り返ってゴルジュを味わう。
2021年10月09日 16:20撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 16:20
見えていた滝はそれほど難しくなく登れたので助かった。振り返ってゴルジュを味わう。
腰まで水につかって4m滝を登り、また狭いゴルジュへ。
2021年10月09日 16:46撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 16:46
腰まで水につかって4m滝を登り、また狭いゴルジュへ。
通過してきた狭いゴルジュを振り返る。この先の滝が登れそうになく、ゴルジュの悪い側壁を登って巻く。
2021年10月09日 16:52撮影 by  iPhone 8, Apple
10/9 16:52
通過してきた狭いゴルジュを振り返る。この先の滝が登れそうになく、ゴルジュの悪い側壁を登って巻く。
幕営した場所。快適ではなかったがここくらいしかなかった。
2021年10月10日 07:59撮影 by  iPhone 8, Apple
10/10 7:59
幕営した場所。快適ではなかったがここくらいしかなかった。
昨日のような難所はもう無かった。
2021年10月10日 08:24撮影 by  iPhone 8, Apple
10/10 8:24
昨日のような難所はもう無かった。
最後まで小滝が続くが、ぬめっていて登りやすくはない。
2021年10月10日 08:48撮影 by  iPhone 8, Apple
10/10 8:48
最後まで小滝が続くが、ぬめっていて登りやすくはない。
遡行図
2021年10月17日 08:40撮影
10/17 8:40
遡行図
撮影機器:

装備

備考 ラバーソールで行った。巻きが多いためおそらくラバーが良い。

感想

【計画の経緯】
アラチ沢は、越後三山の一座、八海山へ詰めるアクセスのよい沢でありながら、なぜかこれまでほとんど記録がなかった。しかも、いずれも途中でエスケープしている。
<既往記録>
山路76号(東鉄上野山岳会,1959) 恐らく1030mまで
岳人360号(1977) 遡行図なし、1976年10月16日 恐らく1100m辺りまで
わらじの仲間年報7号(1984) 1983年7月30日 恐らく1050〜1200mの間で脱渓

その記録の少なさから、私は予てよりこの沢に興味を持っていたが、今回、HGさんという開拓に慣れたパートナーを得て、完全解明を目指した。
当初、この前の週に予定していたが、天候不順。日向沢蛇ノ沢スラブと水無川マス沢になった。そして迎えた今週も、また天気は良くない。
とはいえシーズン最後のチャンスだし、天気も良くなる予報ではあったので、霧雨降る中遡行開始。

【1日目】
入渓してしばらくはゴーロだったが、次第に滝が出てくる。しかし、いずれも登れない滝ばかりで、巻き巻き巻きの繰り返し。滝はたくさん出てくるので、どう巻くか考えながら登るのもつまらなくはないが、やはり滝は登れる方が楽しいし爽快である。
1020mの二俣に至って、漸くまともに登れる8m滝が出てきたが、それもつかの間、再び5m以上の滝は登れない滝ばかりとなり、しまいには右岸からまとめて巻かざるを得ないようなゴルジュが出てくる。
それが終わると今度は威圧的なゴルジュが出てきて、既に日暮れが迫っており、巻くとなったら日が暮れてしまうと思ったが、これはロープを出してゴルジュ内の6m滝を登って突破。洞窟のような感じで、この沢のハイライト。巻かずに登れてよかった。
その後も厄介な狭いゴルジュが出てきたが、夕闇迫る中、左から悪い泥壁を登って巻いて沢床に戻り、二俣近くで一応は横になって寝られる場所を見つけられたので良かった。が、降り続いていた霧雨のせいで焚火はできず残念。

【遡行2日目】
どうやら1日目でこの沢の核心部は終わっていたようで、小難しい小滝がいくつも出てはくるものの、大高巻きはもうなく、難なく登れる。最後の藪漕ぎがちょっと大変だったが、距離は短い。登山道に飛び出して、八海山の景色を楽しみ、人の多さに驚きながら下山した。

【総評】
残念ながら皆に推奨できるような銘渓ではなかったが、気になっていた沢を良い形で完全遡行できて充実した山行となった。

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