下の廊下（ダム→欅平）

2021年10月09日(土) 〜 2021年10月11日(月)

• GPS: 15:01
• 距離: 51.2km
• 登り: 11,305m
• 下り: 12,191m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:24
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:24

13:50 黒部ダム
13:55 13:55 黒部湖駅
14:14 ロッジくろよん

2日目

• 山行: 7:19
• 休憩: 2:24
• 合計: 9:43

4:26 ロッジくろよん
4:44 4:44 黒部湖駅
4:49 4:49 黒部ダム
4:59 5:24 黒部ダム駅
5:44 5:53 ダム下
6:36 6:46 内蔵助谷出合
8:04 8:05 新越沢二股
8:44 8:59 黒部別山谷
9:30 9:32 白竜峡
10:30 11:34 十字峡
12:16 12:18 半月峡
12:54 13:04 東谷吊橋
13:15 13:17 仙人谷ダム
13:20 13:21 仙人谷駅
13:22 13:23 関西電力人見平宿舎
13:47 13:49 権現峠
14:09 阿曽原温泉小屋

3日目

• 山行: 4:39
• 休憩: 0:27
• 合計: 5:06

6:35 阿曽原温泉小屋
8:00 8:02 折尾ノ大滝
8:07 8:08 オリオ谷
8:37 8:37 大太鼓
9:05 9:13 志合谷
9:49 9:52 蜆谷
10:21 10:34 水平歩道始・終点
11:41 欅平駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：信濃大町から扇沢、黒部ダム
復路：欅平から新黒部、新幹線乗り換えで帰京

コース状況／危険箇所等

危険個所にはワイヤーガイドがあります。気を抜いた所での躓き注意

写真

10/9 11:16

あずさ5号で信濃大町到着

10/9 11:33

駅中の駅そばで鴨そばで腹ごしらえ

10/9 13:16

前来た時はトロリー、現在は電気バス、時代は進化

10/9 13:32

しばし黒部ダム観光

10/9 13:49

10/9 13:51

観光放水、見事

10/9 13:52

今日の宿泊地のロッジくろよんに向け出発

10/9 13:58

黒四ダムの裏側

10/9 13:59

かんぱ谷橋

10/9 14:00

かんぱ谷橋から、湖水が減る時につけた模様

10/9 14:13

ロッジくろよん到着

10/9 16:54

ロッジくろよんからの眺め

10/9 18:04

ロッジくろよんの夕ご飯、お味噌汁が美味しかった〜

10/10 3:49

10/10は早朝出発、お弁当をロッジで食す

10/10 4:39

へってん歩行

10/10 4:58

10/10 5:11

皆さんが朝食タイムに夜が明ける

10/10 5:29

立山連峰のモルゲンロート？？

10/10 5:45

小屋番のお二人に見送られました。遭難が多いので注意して下さいとのこと

10/10 5:47

黒部川を渡る

10/10 5:48

黒四が凛々しい

10/10 6:22

10/10 6:58

黒部川の水が澄んでいる

10/10 7:28

紅葉も

10/10 7:32

滝も

10/10 7:52

行く手の山が朝日に染まる

10/10 7:57

前方にやばそうな水平歩道

10/10 8:00

総じて危険個所にはワイヤーが通してあり、道はよく整備されています

10/10 8:02

このような躓いても滑落しない所は、とても落ち着きます

10/10 8:08

滝と淵の緑が綺麗

10/10 8:18

このような所多し、やはりビビる

10/10 8:18

ワイヤーにしがみつつ歩を進めた自分がいました

10/10 8:20

10/10 8:26

谷深いので朝日がさしません、これからまだまだ緊張が続きそうな道

10/10 8:31

振り返ると、こんな道来たんだという感じ

10/10 8:40

崩落ヶ所を迂回する梯子、ここで手を離したらヤバい、ビビりの連続

10/10 9:06

でも、黒部川の清流に癒される

10/10 9:18

黒部川の清流に癒される、その2

10/10 10:11

ようやく陽がさし始める

10/10 10:11

陽がさすと一気に暑くなる

10/10 10:17

10/10 10:23

小学校で学んだ、V字谷

10/10 10:36

そして、一度来たかった十字峡

10/10 10:39

十字峡には登山路から少し降ります

10/10 10:42

しばらく黒部川、剱沢、棒小屋沢の流れに見入る

10/10 10:58

大休止の後、剱沢をゆらゆらの吊り橋を渡る、こちらもビビる

10/10 11:38

水平歩道なのに、結構のアップダウンがありました

10/10 12:02

私以外の皆さんは、岩・沢のエキスパートなので、恐怖心なくサクサク歩いて行く

10/10 12:14

私は必死で付いて行く

10/10 12:17

半月峡

10/10 12:21

黒四の発電所、ダムから一気に下る水量で発電、この先がS字峡

10/10 12:38

でも、このような施設、よく作ったなぁ

10/10 12:50

東谷吊橋への下り

10/10 12:59

東谷吊橋

10/10 13:08

10/10 13:14

仙人谷ダム、ダム湖の碧が印象的

10/10 13:17

仙人谷ダムから下流を望む。発電につかった水が凄い勢いで出ていた

10/10 13:20

仙人谷ダム施設の中が登山路、社会科見学

10/10 13:25

仙人谷ダム施設から出たところ

10/10 14:14

仙人谷ダムから先、えげつない登りと下りを経て、ようやく今日の宿泊地の阿曽原温泉小屋が見えてきた

10/10 14:15

1時間刻みで、男湯、女湯がきりかわる。男性は15:00からなのでビール飲んでまったり

10/10 14:21

小屋の部屋からの眺め

10/10 15:11

いよいよ温泉タイム

10/10 15:42

浴場は撮れなかったけど、とてもよい湯加減でした。石鹸もあって綺麗さっぱり

10/10 18:01

今日の夕食、お肉もあって美味しかった

10/10 18:25

テン場の夜

10/10 18:33

10/11 5:56

10/11の朝食は6:00から、こちらのお味噌汁も美味しい、ご飯とお味噌汁はお代わり自由

10/11 6:22

一晩お世話になった部屋

10/11 6:23

寝る位置Mapあり

10/11 6:28

10/11 6:34

小屋を後に

10/11 6:35

10/11 6:38

ノコンギク（野紺菊）

10/11 7:51

水平歩道歩行の始まり始まり

10/11 7:59

10/11 7:59

10/11 8:18

10/11 8:18

阿曾原温泉小屋からの道も、ビビる所多し

10/11 8:51

10/11 8:56

ここで躓いたらヤバい

10/11 9:02

10/11 9:25

10/11 10:04

10/11 10:45

この鉄塔の手前が欅平への分岐

10/11 10:57

稜線を直進し地図にあった展望台へ、あまり景色はよくなかった

10/11 11:09

欅平分岐には、パノラマ展望台とあるけど、それほどパノラマではありませんでした

10/11 11:28

10/11 11:40

終点の欅平駅が見えてきた

10/11 11:49

無事到着！

10/11 12:22

さて、鉄ちゃんタイム

10/11 16:04

新黒部駅にて

感想

hakiyama3

10年以上前、残雪のため核心部を歩けなかったのですが、今回、所属会の山行に参加するチャンスがあって念願が叶いました。ビビりの連続でしたが、危険個所にはワイヤーが通してあり、梯子も簡易な橋も整備されていて、道を整備して下さっている方々には感謝しかありません。こんな危ない場所で道整備は考えられません。
歩行で気を付けないといけないのは、すれ違いと、気を抜いた所での躓きと思います。ビビる所は、それなりに構えてワイヤーにすがって歩きました。簡易ハーネスでヤバい所で安全確保できるようにしましたが、結局は出番はありませんでした。山行に持って行くカメラはやめて、GoProとスマホを利用。景色の良い所はヤバい所が多く、命綱を繋いで写真を撮らないとダメかなと思いました。すれ違いが多ければ、写真を撮っている場合ではないとも思います。今回山行を企画して下さったCL、SL、そしてサクサクペースで歩けたパーティメンバーに感謝です。
荷重は、一眼レフなしなので9kgと軽装。
水分消費は、10/9 お茶200ml。10/10 スポーツドリンク 500ml、お茶 700ml、Hot紅茶 100ml、計1,300ml。10/11 スポーツドリンク 500ml、お茶 450ml、水 200ml、計1,150ml。
気温は10/10で朝は9℃、日中陽がさして20℃。
なお、渓谷歩きのためか、GPSが暴れ、登山路長は30km前後と思いますが、インフレして51km超えとなっています。そんなに歩けません〜。
2021年10月14日（木）23:20記

akubotti

三回目の計画でやっと行けた憧れの「下の廊下」。
奥深い黒部の渓谷に刻まれた歩道は長い、長い、すれ違いさえ、命がけの路でした。
黒部ダムから行けば、基本下りだから、アップダウンはありますが、思った程の大変さはありませんでした。
が「幽谷」と言う言葉がぴったりの、険しい岩壁の底は黒部本流の深い碧の流れ。こんな場所に自分が居る不思議さ。しかも人力で刻まれた歩道は先人達の苦役の痕なんですね。
一年のうち1ヶ月しか歩けない程、人を寄せつけない場所を歩く何と贅沢な山歩き。
計画して下さったリーダー、いつも安心のペース配分のサブリーダー、そしてご一緒して頂いた皆様、ありがとうございました。