素敵なご夫妻に刺激を受けた船形山縦走【避難小屋に初宿泊】


- GPS
- 29:00
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 1,950m
- 下り
- 2,127m
コースタイム
9:15 泉ヶ岳駐車場出発(水神コース)
10:05 水神(北泉ヶ岳コースへ)
11:25 北泉ヶ岳山頂【出発から2時間ちょい】
お昼
12:00 北泉ヶ岳山頂出発(長倉尾根コースへ)
12:35 水源(Kご夫妻と出会う)
14:35 三峰山山頂【北泉ヶ岳から2時間半】
15:28 蛇ヶ岳分岐(草原コースへ)
16:03 升沢避難小屋到着【三峰山から1時間半、出発から7時間弱】
20:00 就寝
2日目:升沢避難小屋〜船形山山頂〜蛇ヶ岳〜後白髪山〜定義
4:00 起床
5:00 升沢避難小屋出発
6:15 船形山山頂
朝ご飯
7:25 船形山山頂出発
8:15 蛇ヶ岳山頂
9:10 後白髪山山頂【船形山山頂から2時間弱】
9:46 横川コース分岐(横川コースへ)
10:25 横川コース登山口【後白髪山頂から1時間】
12:57 定義林道入り口【横川コース登山口から2時間半、船形山から5時間半】
13:30 定義
14:00 ビール+定義名物三角あぶらあげ
天候 | 2日:快晴 3日:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
仙山線 愛子発 7:11(szkmsy)←早めに出発 陸前落合発 7:31(Minato) 市営バス 泉中央駅発 8:20 ←思いのほか乗客あり 泉ヶ岳駐車場着 9:00 帰り(定義→愛子、落合) 市営バス 定義発 15:18 ←車内混雑。発車の時点で立っている人あり 愛子駅前(szkmsy) 16:50 落合駅前(Minato) 17:00 ※定義行楽帰りの車集中により熊ヶ根の信号まで大渋滞。そのあとも断続渋滞。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
定義林道はところどころペースト状の泥道だった。木材を運搬する大型トラックも走ってたし、乗用車でも行けそうな気もするけど、林道入り口にはそもそも許可がなければ車両も人も通行禁止ってなってましたけど・・・? 定義名物三角あぶらあげは120円。仙台の居酒屋ではたまに置いていますが、やはり焼きたてはサクサクジューシーで全然美味しさが違う。 |
写真
肉、野菜、キムチ鍋の素、豆腐、そしてそれを調理する鍋まで。さぞ重かったと思います。すごいよMinato氏!ありがとう。大げさでなく、人生で一番美味しかったキムチ鍋です。
忘れられないヤマご飯になりました。
感想
今回は、特に思い出に残る出来事だらけでした。
■升沢避難小屋でご一緒になった東京からいらしたご夫妻(Kさん)との出会い。
とても気持ちのいい素敵なご夫妻でした。
私たちより同世代か若いとお見受けしましたが、
とても経験豊富で、ヤマに関する色々なことを教えていただきました。
持ち物、ザック、ヤマに対する姿勢、会話、
一緒にいるだけでとても勉強になりました。
偶然、翌日のルートも同じだったため、別々に行動しながらも、
最後も縁があってお会いできたため、一緒に定義でビールで乾杯して
三角あぶらあげを食べました。
こういう出会いが、山小屋泊のまた魅力だと思いました。
また、どこかでお会いしたいと思います。
「あのとき、Kさんご夫妻から学んでこんなに成長しました」
って言いたいな。
■derakkumaさんの怪物ぶりに驚愕
そもそも、今回の企画は私とMinato氏とでderakkumaさんの6月のレコを参考に
計画を練ったものでした。
私もMinato氏もderakkumaさんのレコをよく見ていて、
ハンパないレコの内容が、登山中の私たちの会話のネタでした。
だって今回のルート、derakkumaさんはそもそも日帰りしてるんですもん。
うちらは三峰山で限界90%でした。
derakkumaさん、尊敬を込めて「怪物」と呼ばせていただきます。
私としては師匠に近い。
■初の避難小屋泊により得た経験が多数
初避難小屋泊、しかもこの時期だったため不安も多かったです。
寒さ、避難小屋の使い方、水場の問題などなど・・・
なにより、
泊まることによる荷物の増加、重量が一番キツかった。
私もMinato氏も40Lのザックですが、パンパン。
テント泊ならこれにテントが加わるわけで、どこに入れるの?って感じです。
背負った初めはイケルイケル、なんて思ってましたが、
三峰山への登りのころにはザックの重さが身体にのしかかって、
かなりキツかった。肩が痛い。
Minato氏による晩ご飯キムチ鍋はサプライズで、かなり感動しましたが、
こんだけのご馳走を担ぎ上げたのであれば、
そりゃー重いし、ザックもパンパンのハズだわ。ありがとう。
ザックの重さで肩回りが痛いことをKさんに話したら、
もはやザックがその荷物の量(=重さ)に対応していないんじゃない、
もっとデカいのにすれば一杯入るし、重くてもきちんと背負えますよ、
とアドバイスをくれました。
来年ソロテント泊デビューを予定している我々としては、
もう買うしかない、って状態です。
これまで、主に日帰りが中心で、前泊・後泊すら数えるほどでしたが、
今回避難小屋泊を経験して、ヤマの楽しみ方をまたひとつ得たように思います。
ヤマ選び、ルート選びにも幅が広がりますね。
来年はデカいザックとソロテントを買ってヤマに入るぞ。
経験をもっと積んで、いずれ飯豊連峰に行くぞ!
自分メモ
今回の荷物
水分:ハイドレに水2L、ペットワイン1本、ウィスキー180ml(ペットボトルへ移し替え)、ポカリ1L(1日目でほぼ無くなった)
ハイドレの水は1日目で半分残っていた。2日目は2.5Lくらいに補充してスタートしたが、山頂での朝ご飯にアルファ米やみそ汁に使ったり、お昼にカップラ作ったり、なんてしてたら最後は結構ギリギリだった。もう500くらいは余裕を見るべきだった。
食料:米1合、アルファ米3食、カップラ2食、みそ汁、キムチ(おつまみと思ったが、キムチ鍋へ投入)。つまみの缶詰2個とお菓子は結局食べず。
アルファ米のシリーズは連食すると飽きる気がする。カップラも同様。
長い山行ではもうちょっと食事にバラエティに富ませる必要を感じた。そもそも、コッヘルを洗いたくないのでお湯だけで作れる食事を選んでいたが、そーいうことを気にすることがアホらしいことに気づいた。Minato氏の食事に対するこだわりを少し見習おうっと。俺も食事を持っと楽しもう。アルファ米は晩ご飯の主食+非常食程度にしよう。
防寒:ヒートテック上下、ダウン、フリース(これは要らなかった)、ウォームジャケット(恥ずかしながらバドミントン用。防寒性能は素晴らしくて暖かかったけど、でもヤマ用が欲しいなあ)、炭1キロ(結局使わなかった)
これで40Lのザックがパンパン。これじゃソロテント買っても入らない。70L買おう。
コメント
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まず、升沢避難小屋に降りて泊まる、っていう発想が素晴らしいですね。いったん上げた標高を下げて泊まる、ナルホドと思う賢いルート設定です。千畳敷までは異なるルートになって、得した気分も出ますよね。
そして船形でのご来光、私はまだ観たことがないので感動ものです。さらに、後白髪の360°のパノラマ。灌木越しに見える、泉ヶ岳から三峰までの長倉尾根の縦走路、そして船形。鳥海や月山、黒伏高原に蔵王が見えるのも良いのですが、自分が歩いてきた道をグルーっと180°くらい見渡せるのが感動的ですよね。私の実家からは北泉ヶ岳は見えないのですが、写真57のように泉〜三峰〜後白髪は見えます。地元の山を登る喜びを知ったのは、私もこのコースのおかげでした。
ちなみに、13.5kgも背負ったら私も日帰りは無理ですよ。トレランの人達は平気でピストンしますが、体力の他に軽装なのも大きいハズです。単独行で、豪華な食事を諦めて無駄を省いて、時間とオカネを節約する意味もあって日帰りメインにしているだけで、泊まれるなら泊まった方が絶対イイです。私も誰かと一緒に泉ヶ岳から船形に行くなら泊りにします。「怪物」というよりは「奇人」「変人」「変態」「タイムトラベラー」と呼んで下さい(爆)
ということで、本当にウラヤマシイ山行でしたね。来年の飯豊も楽しみです(ヽ゜ω゜)ノ
と呼んでます(笑)
コメントも頂き、有難い。
Kさん夫婦にも出会えたことも良かった。
色んな話も聞けて、ホント、参考になったし、山行のモチベーションは上がりました。
初の避難小屋泊は、天気にも恵まれ、人に恵まれ、ほどほどに失敗して、いい山行になりました。
頂上でみる赤→ピンク→オレンジ→白に変わりゆく(陳腐な表現しかできない(T0T))朝日は他では見られない光景で、感動的だった。
泉ヶ岳、北泉ヶ岳、船形山、蔵王、月山らの山塊を見渡す後白髭からの眺望も素晴らしかった。
今回は色々勉強になりました。
また、是非山形、宮城の山を攻めたい。
そして、北海道、アルプスも必ず。
とりあえずザック買おう(笑)
先日は、お世話になりました。K夫婦のtanukimiです。
いやいや全然、そんな大それたもんじゃないもので、
名乗るのを躊躇してしまいましたが(笑)、、
いやいや船形山系、本当に、いい山でした〜!
あったかくて、大きくて、それでいて厳しさもあったりで、
初めて登った宮城の山は、なんだか大人の山でした。
そして、そんな素晴らしい山で出会って、一緒に歩け、
最後の反省会までご一緒できて、本当に楽しかった♪
ありがとうございました!!
船形山系は、季節を変えて、いろんな楽しみ方ができる山ですね。
登山はもちろんですが、アイゼン練習や沢登り、スノーシューも楽しそう♪
私からすれば、全然初心者になんか見えないお二人の体力と身体能力、
しかも、登山で一番大切な「慎重」も兼ね備えていらっしゃるので、
知識と経験を積んでいけば、どんどんいろんな山に行けると思いますよ。
そして、また東北の山でご一緒できるいいですね〜
私も、お二人の足手まといにならないよう、トレーニングしておきます
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