綿向山から幸福ブナを経て竜王山(表参道〜竜王山コース)
- GPS
- 06:37
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,029m
- 下り
- 1,030m
コースタイム
9:00 御幸橋駐車場
9:20 夫婦松
9:35 ヒミズ谷出合小屋
10:15 あざみ小舎
10:45 5合目小屋
11:05 7合目日野綿向行者尊
11:40 P1110 綿向山山頂
11:50 幸福の珍変木(幸福ブナ)
12:05 イハイガ岳への分岐
13:30 コンパスの写真のクランク部分
13:50 オンバノフトコロ
13:50 鉄塔直下
14:15 P826 竜王山山頂
14:30 千畳平
15:00 竜王山登山口
15:30 御幸橋駐車場
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
綺麗に保全整備されており安全安心な登山道である。 |
写真
感想
雲の多い天気と知りながら綿向山へ出かける
ブナがとても美しいと聞いている。ましてや秋だ綺麗な紅葉を見れたらと新名神土山ICを目指す。我家から綿向山へは何も高速道路に乗らなくても鈴鹿峠、あるいは武平峠でアクセスしたら行けるのだが、どうしてもあの位置から仙ヶ岳、鬼ヶ牙を見てみたかった。
新名神にて目的のポイントに差し掛かるとお目当ての山々はまるで標本のように並んでいた。鬼ヶ牙などは、まさしくこの位置から見ればその名の由来の牙たる形が見て取れるそんな気がした。
音羽の交差点に来ると、若いころ仕事の合間にこの交差点の角でジュースを買ったことを思い出した。まだ新婚ホヤホヤの頃だ。まだ、売店は健在のようだ。綿向山、ブルーメの丘、グリム冒険の森、その先には武平峠へと続く国道477号線がある限り冬季以外の人通りは見込めるエリアだ。交差点には北畑口バス停、向かいにはバスの待機場もある。
登山口付近の立派なトイレに立ち寄ると数人の登山客がいた。三重ナンバーの車だ。
「はじめて来ました」と二言三言交わすと。「私は一度来たことがある、一緒にどうですか?」と声を掛けられる。
どうせ道中ずっと一緒になるのは百も承知である。「ええ、」そう軽く言ってザックを背負い言われるまま車に鍵をかけた。駐車場にある案内看板のまま開かずの扉の前まで来て再度、駐車場へ引き返す。水木谷を行かなければいけないようだ。ヒミズ谷出合まで来ると表参道と水無山北尾根コースと分かれる。天邪鬼(あまのじゃく)の私は先の数名が表参道を行ったことを確認し水無へ行こうと思ったが5合目の綺麗な山小屋を見るためなら表参道を行かなければならないということを悟り諦めた。あざみ小舎までくると数名はザックと腰を下ろしお菓子を食べ始めた。小休止だ。私は止まる気は全くない。水無、竜王の計三座を歩きたいと思っている。あざみ小舎を含める紅葉を写真に収め、同行した皆様に挨拶をして先を急ごうとしたが時はすでに遅かった。
小屋の内部のテーブルの上に私の温かいお茶とお菓子が用意されているではないか。
彼らは高級な菓子を食っていた。
時は既に断ると失礼にあたるような状態であった。
これは山頂まで付き合うしかないぞと覚悟した。
「ありがとうございます」と言って行為に甘えた。が、私はいつもの癖でザックを下さず腰も下ろさず立ったまま景色を眺めながら菓子を食った。
自分が決めた場所でしか座らないのだ。
ひょっとすると、この行為はグループ全員がテーブルを囲んで座っているのに座らないというのは失礼な行為だったのかもしれない。それなら一切を遠慮してスルーすべきだったと食べ終わってから気が付いた。
最後には可愛く包装されたチョコレートを差し出され遠慮したが持って行けという。旅の恥はなんとやら。ポケットにチョコレートを入れて出発した。綿向山の三角点で彼らは大休止にてお昼にするという、今度こそ最後のお別れを言った後、私は竜王山を目指した。せめてのお礼に幸福ブナのポイントを目指すことを無線で連絡して稜線を急いだ。
少し疲れたのでオンバノフトコロ付近で頂いたチョコレートを思い出し食べた。
そのチョコレートは甘いマカロンであった。
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