秋本番:木和田尾より藤原岳へ(紅葉の尾根と谷を眺めて)


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,312m
- 下り
- 1,316m
コースタイム
天狗岩:昼食(10:30/11:20)〜藤原山荘(11:45)〜頂上台地散策〜藤原岳展望台(12:45)〜八合目(13:25/13:40)〜
大貝戸登山口(14:30/14:45)〜聖宝寺散策〜簡易パーキング(15:45)
天候 | 晴れ 簡易パーキング出発時:10℃ 藤原岳展望台:12℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
東海自然歩道の指標を見て自販機の有る脇道から冷川林道へ向かい、中部電力の巡視路案内に従って左へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
巡視路入り口から標高差約1000mを登ります。 山口配水池からの木和田尾コースは上部が荒れているのか、子向井山の鞍部へ 合流する新しいルートがつけられています。 大貝戸コースには見苦しい程の赤ペンキで溢れています。 (やり過ぎかと思います) 聖宝寺コースは整備中の為、現在も通行止めになっています。 紅葉状況:(今回のコースから見られた範囲ですが) 木和田尾・丸尾・孫太尾根・西尾根の中腹は今が見頃のようです。 聖宝寺の庭園は11/23頃が見頃のようです。 |
写真
感想
秋も本番になり、紅葉は頂上付近から中腹こ下りてきたようだ。
今日は気になっていた木和田尾へ紅葉を期待して出掛ける。
山口の簡易パーキングから見る山腹はまだ緑が濃い。山中はどうだろうか?
中電のNo,205巡視路から尾根ルートで子向井山へ向かう。
谷沿いから山腹に上がりNo,205鉄塔を回り込んで西向きの小尾根を越え、No,204鉄塔の尾根に乗る。
尾根が漫然と広がり、紛らわしい斜面を慎重に登るとやがて平坦地となり子向井山となるが、まだ紅葉には早いようだ。
尾根を辿り、小さな鞍部へ下りると、右から新しいテープに導かれ踏み跡が合流する。
どうやら山口配水池から整備されたルートのようだ。本来のルートが荒れているのだろうか?
次第にシロモジが鮮やかさを増してくる。
艶やかな紅葉・黄葉を眺めながら林を抜けると展望の効くR201鉄塔の台地に出る。
伊吹山や藤原の町並み、色づいた山々を眺めて小休止を摂る。
木和田尾の主尾根に向かうと、まるで黄葉のトンネルのようだ。
坂本谷側が陽に輝き一段と美しい。今まさに盛りだろう。おかげで歩みは遅い。
白瀬峠分岐から尾根で頭陀ヶ平へ直登する。
高度を上げると色彩が乏しくなるのが少し残念だ。
送電線に沿って頭陀ヶ平の稜線に出ると素晴らしい紅葉の眺めが広がる。
辿ってきた木和田尾や冷川谷を越えた丸尾の中腹は、緑、黄、紅に彩られまさに錦の絨毯を見るようだ。
眺めを楽しんでいると一人のランナーがやってきた。聞くと御池まで行くと言う。
大貝戸を出てここまで約1時間で来たらしい。彼は彼なりに山を楽しんでいるようだ。
頭陀ヶ平からは緩やかな起伏の縦走路で天狗岩へ向かい、北側の台地で展望の昼食を摂る。
眼下には素晴らしい紅葉の尾根と谷が広がっている。
神崎川本流となる茶屋川や土倉岳・御池岳に喰い込む土倉谷も色彩豊かだ。
まさに中腹の紅葉は今が盛りのようだ。
食後の一時を充分楽しんだので腰を上げる。
なんだか以前と比べるとカレンフェルトが減ったような頂上稜線を下り、山荘から
今日も頂上台地に向かう。
展望台へ向かう途中の谷筋から左へ折れ、伸びやかに広がる台地へ上がる。
枯れた草原を抜け、上部に広がるとカレンフェルト帯になる。
乱立するカレンフェルトに沿って散策する。足元は草が溢れ、春になると花も多く見られそうだ。
頂上台地を時計廻りで散策して、袴腰の手前で南側の突端へ出る。
突端に沿って、多志田川の谷を形成する孫太尾根と袴腰の尾根の紅葉や、銚子岳〜竜ヶ岳へ延びる
県境稜線を展望しながら展望台の突端へ登る。
遠望は望めなかったが、鈴鹿の中部から北部の山並みや見応えのある紅葉が充分楽しめた。
錦の衣を纏った美しい山も間もなくすると葉を落とし、山麓へ下りていくだろう。
人影も減った山荘から大貝戸コースを下る。
幹には見苦しいほどの赤ペンキが付けられている。
積雪期に備えてだろうか? 景観を損なってまでの目印に意味が有るのだろうか。
色づく木々が少ないコースなので下りに専念する。
下りきった登山口の休憩所でゆっくり休んだ後、舗道を歩いて簡易パーキングへ戻るが、
途中に聖宝寺が有るので庭園の紅葉を確かめに立ち寄ってみる。
長い石段を上がって「鳴谷山聖宝寺」に出る。
池に映る逆さ紅葉などが見事な庭園だが、モミジはわずかに色づき始めた程度。
確認すると11/23頃が見頃の様子。
これで其々の季節で木和田尾を歩いた事になるが、いつ来ても静かな山だ。
ヒルの時期を除けば四季の良さを感じられる良いコースだと思う。
コメント
この記録に関連する登山ルート

秋の藤原岳、満喫されましたね。
中学生の頃、聖宝寺の紅葉を眺めて裏道で登ったことを思い出しました。
今は残念ながらあの道は閉鎖されていますが、なかなかいい道でしたよね。最近、地元の方々が整備しているようです。確かにここ最近の藤原岳の人気からすると大貝戸の道だけでは自然にも負荷を与えているかもしれませんね。
16日、実は入道か富士見台を考えています。もし、入道でお会いしたらお声かけします。
簡易パーキングからも入山できるんですね。私はここで車を止めて、はて登山口はどこかなと思案していました。
私は14日に富山の馬場島から中山に登る予定です。新雪の剣が見れたらと思ってます。
onetotaniさん こんにちは
私も同じルートを11月下旬にと思ってましたので、参考になりました。
中腹辺りは今が見頃ですね!
黄葉のトンネル・・・いいですね〜
聖宝寺のもみじを取るか、木和田尾の黄葉を取るか悩むところです・・・
sugi-chanさん 今晩は。
聖宝寺コースが使えれば下山に使いたかったんですが、復旧に苦労されているようです。
花や紅葉の時期はいいコースですよね。
坂本谷はもう復旧の可能性も無いようですし、大貝戸コースは完全にオーバーユースの状態ですね。
その点距離は延びますが、木和田尾は静かです。
ところで、16日の入道は娘と同行を予定しています。。
nakayamaさん今晩は。
簡易パーキングは木和田尾コースの場合に良く使われます。山口配水池の脇にも数台のスペースがありますが。
馬場島から中山ですか。
短時間で剱岳や岩壁が見られる、地元で愛される山ですよね。馬場島と言えば早月尾根を眺めた記憶がありますが・・・?
長距離移動で大変だと思いますが、気を付けてお出かけ下さい。
mugiさん 今晩は。
実は私も、木和田尾と聖宝寺の紅葉をセットでと
ひそかに期待していましたが・・・。
今月下旬ですと確かに微妙ですね。
中腹は今が盛りだと思います。下旬ですともう少し紅葉前線も下りて来るでしょうから、山麓は見頃だと思いますが、今後の冷え込み次第でしょうか。
あまり、植林が多そうで紅葉とは、
結びつかないイメージ
だったのですが、どうしてどうして
豊かな自然林がありますね。
タイミングもばっちり。
今年の鈴鹿の紅葉は、10月の暑さのため
色づきが遅く、かつ、見ごろが短い
みたいですね。孫太尾根など
素晴らしいですね。
komakiさん 今晩は。
以前歩いた時からこの時期に関心が有りました。
木和田尾コースは植林の山腹からしばらくすると雑木林の尾根になります。時期も良く主尾根の黄葉・紅葉も、稜線からの眺めは期待以上でした。
春の福寿草、秋の紅葉とますますお気に入りになりました。
木和田尾は積雪期や花の時期はよく利用するのですが紅葉の時期がこれ程とは知りませんでした
黄葉のトンネル いいですね
絶好のタイミングで歩かれましたね
私も来年は歩いてみようと思います
木和田尾は割と静かでいいコースですがこれから春先までは鉄砲の音が鳴り響いて気が気ではありませんね
Toshi42さん、今晩は。
私も木和田尾は好んで歩いています。
藤原岳は人気ですが、こちらは一人静かに艶やかに色づいた尾根や谷の眺めを楽しめました。
気ままに歩く頂上台地からの眺めも満足でしたが、大貝戸の赤ペンキには興ざめでした。
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