比良山/権現山から朝日を見ながら蓬莱山@夜景写真ブレブレですがな



- GPS
- 07:03
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,061m
- 下り
- 1,055m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 6:53
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<アラキ峠からズコノバンまでの和邇越道> このルートは前回利用した時よりも随分と荒れてしまっている。 まずはアラキ峠から割と明瞭な道がある谷筋を下る。最初は右岸、その後左岸に移ると道は水流でえぐられた跡が深く歩けないので、谷と道の間の凸部を歩く。道を歩けるようになったらまもなくトラバースルートに変わる。わかりづらいのでそのまま谷を下りて行かないよう注意。 トラバースルートは不明瞭な箇所もある。道は細り傾いており抜けもあって歩きにくい箇所も多い。谷が近づくと踏み跡が二手に分かれる。上は谷で寸断されどうしようもなくなるので下のルートへ。谷の横断箇所は慎重に。 谷を横断して先程までのトラバースルートの高さにまで登ると再び道がある。その先の尾根回り込み箇所では、わずかに尾根を下ってから左にトラバースルートが続く。ここもわかりづらくそのまま尾根を下って行かないように注意が必要。 すぐやや大きな谷が横切る。道は寸断消滅。踏み跡をたどり谷に下りると対岸の少し先に古く色褪せた青いビニールヒモが木に巻かれているのが見える。ここが最大の難所。その細く崩れやすいルートをたどったのち少し登ってトラバースルートに戻る。その後は徐々に道は明瞭となりズコノバンに出る。 逆ルートの方が迷いにくい。全般に目印はほとんどないが所々足元に杭がある。 年々荒れてきており、特に谷横断箇所は整備しない限り近いうちにたどれなくなる可能性がある。 |
写真
三脚を立てたのにブレブレやん!
あっ!レンズの手振れ防止をオフにするのを忘れていました。
日の出写真とともに今回の目的のひとつだったのに!悔しいので、また星の写真と夜景の写真を撮りにリベンジ登山します。
そういえばテンニンソウ咲き乱れる中をまだ訪れたことがないなぁ。
ホッケ山は北から見ると小っぽけな地味なピーク、でも南から見ると堂々とした立派な山に見えます。
感想
先週uriuri4211さんがサンライズ登山をされて、素晴らしい景色をレコにあげられていた。それを見て私も急に行きたくなってきた。
天気予報ではこの週末も天気は良い。そして日曜日より土曜日の方が朝の最低気温予報が低い。これは放射冷却による気温低下なのではないだろうか。放射冷却が起こるということは快晴の可能性が高い。知らんけど!
道の駅でSさんと落ち合い、登山口まで車で移動。
近年めちゃくちゃ寒がりで冷え性な私(手が極端に冷えるのでもうすでに毎日カイロが手放せない)、パッチを履き厚手シャツの上にフリースセーターを着て、手袋を装着、さらに2個もカイロを忍ばせた寒さ対策で出発。
今からこの格好してたのでは、冬山はどうするんだ。なんて言われそう。自分でもそう思う。ヒーター付きの上着が必要かも。
暗闇の登山道を登る途中、空を見上げると月やまばらに星はみられるが、雲が多そう。自宅を出るときはほぼ雲はなかったので、さらに雲に覆われないか心配になってきた。
2人で喋りながら歩いているとあっという間にズコノバン。いったいこの地名はどういう意味なのだろうか。ズコは頭すなわち高いところではないかという説を聞いたことがある。バンは番所?もしくは平なところ?組み合わせると高所の番所or高いところにある平地?知らんけど!
この辺りから後方に下界の夜景が樹間より見えはじめる。さらに高度を上げると左手にも夜景が。こちらは京都方面。木々が低くなり夜景がはっきり見えだすと権現山三兆八回(「さんちょうはちかい」の変換が……)。いやいやそんなに登ってへんしー。……改めて、山頂は近い。
山頂でテン泊されてる人がいる。少し離れたところで写真を撮る。今日は夜景をきっちり撮るために三脚を持ってきている。設置してカメラを取り付け、レリーズで大津方面、琵琶湖対岸方面、京都方面とシャッターを切る。地平線が赤く染まってきた対岸も美しいのでそれも含めて10枚くらい撮っただろうか。
ところがこれ、現地でモニタを確認しなかったのも悪かったんだが、大失敗。やってしもた。家に帰って確認しすると全部ブレブレ。
そこでようやく気が付いたのだ。レンズの手振れ防止機能をオフにし忘れていたことを。最近三脚撮影をしてなかったのですっかり忘れていたのだ。
そうとも知らず、権現山で写真を撮っていると空が白み始めたので、撮影を切り上げホッケ山に移動する。もうヘッ電の必要はない。
あっそうそう、登り途中で雲が多くなってきて心配だと言っていたが、権現山に登る頃には雲がなくなり上空は快晴になった。ただ日が昇る東の低い空には雲が残っている。
ホッケ山でもほぼ無風なのであまり寒さを感じない。とは言ってもおそらく気温は5℃以下だと思う。同じ気温でも室内は寒く感じるのは何故だろうか。
しばらく360°の風景を楽しんでいると鈴鹿の上空の雲が輝き始め、いよいよ日の出を迎えた。でもやはり雲は多め。
日の出は一瞬。雲の切れ間に太陽の一部が見られたと思ったら、すぐ上空の雲に隠れてしまった。しかし雲と空はオレンジ色に輝き、光芒も薄く見え神々しさを感じるには十分だった。
しばらくホッケ山で刻一刻と変化する朝の風景を楽しむ。
陽光を反射し、紅色→赤色→オレンジ色→黄金色→黄色と変わる湖面の輝きは特に美しかった。
他にも琵琶湖上に出現した天橋立のような一列に連なった雲、遠くに見える御嶽山や白山などのシルエット、京都北山に投影される比良山系の影、赤く朝日に染まる東面の山肌、上空にはハケで描いたような巻雲、などなど素晴らしい景色を拝むことができた。
十分堪能して小女郎ヶ池へ。無風なので水面が静まり返り鏡のようだ。特に対岸の草が水面に写るところは水面と地面の境がよくわからない。
日が差すとまた違った美しさがあるのだろうが、ここにまで陽光が届くのにはもう少し時間がかかりそう。
笹の高原を散歩気分で蓬莱山に登る。途中リンドウを見かけたがまだ眠ったまま。
蓬莱山山頂には人ひとりおらず景色を独占。湖面の輝きはマックス、太陽も高度をあげぽかぽか陽気。朝食を摂りながらのんびりする。
Captsubaさんがいないか武奈ヶ岳を望遠で見るが人はいないようだ。
湖上の雲が流れ、一部は溶けるように対岸の東近江方面に流れていく。また一部は比良岳や堂満岳に迫り、ちょっとした雲海の風景。
特のSさんとの登山では、歩くことを目的としたハードなタイプの山登りをするが、たまにはこんなゆったりの山歩きもいいなぁ、などとも言いながらさらにゆったりした時間を過ごす。
しばらくして元来た道を戻る。太陽が眩しい。気温も上がり途中でパッチとフリースを脱ぎいきなり夏山スタイル。
琵琶湖の景色も早朝ほど目まぐるしく変化しないものの、時間と共に表情は変わる。
琵琶湖対岸の山々は麓がかすみ、幻想的な墨絵調に変化している。
帰路は同行のSさんが地図に赤線をつけるために、まだ歩いたことのない道を歩きたいとのリクエスト。ホッケ谷右岸尾根(ホッケ山道)を行くか、霊仙山に行くか迷ったが、私も16年間行っていない霊仙山に寄り道することにする。ただそれだけだと面白くないのでオプションで和邇越道の付け加えることに。
和邇越道はアラキ峠とズコノバンを結ぶ古道で、5年ほど前は問題なく歩けたが、久しぶりに通るとかなり荒れていて、道も細く不明瞭箇所があり、谷を渡る部分は少し緊張が強いられた。(「コース状況/危険箇所等」の項に詳しく記載していますが、おすすめできるコースではありません。)
夜景写真はひどいもの、日の出はわずかに拝めただけ、だったが陽光に輝く琵琶湖の景色が見られただけでも、十分に早起きの価値があった登山となった。
権現〜蓬莱稜線は、裏切りませんね。
2時間ほど早く登ってたら、霊仙〜スゴノバンあたりで、出会えましたね🎵
残念でした😅
当方も、朝駆、またチャレンジしたいと思います。
リベンジ、頑張りましょう❗
残念、またの機会にですね。
朝焼け、この季節なら空気も澄んでてあんまり寒くない。
ゆっくり楽しむなら今頃がベストですかね。
チャレンジ、頑張りましょう❗️
日の出時の太陽が見え隠れしたとは言え、雲を燃えるように縁取る光や、橙色の空の染まり方は私が訪れた日より濃くて美しいです。その日その時々によって表情が違うのも魅力でしょうか。
琵琶湖の湖面の輝き、なんと美しいことでしょう!時間の経過とともに光の色が変化してゆく様がよく分かります。ステキだ〜
湖面に光の橋(私は道に見えました)。雲海上の天橋立。緩やかな笹の稜線。真っ青な空に不思議な雲。墨絵のような対岸の峰々。こんな景色が見れるホッケ山の朝駆けハイク。
皆んなに知ってもらいたいけど秘密にしておきたい…そんな感じですね。
uriさんの先週のレコ随分と参考にさせてもらいました。ありがとうございました。
1日として同じ日の出から朝の風景はないですよね。今回は日の出より湖面の輝きの方が感動して、おんなじような写真ばっかり撮ってしまいました。
湖面の輝きはやっぱり道の方がピンときますね。暗い水面に光の道が切り開かれて伸びていく。そんな感じ。
武奈ヶ岳からの景色もいいけど、こちらからの方が琵琶湖が雄大に見えて夜景や日の出を眺めるのに最適。すぐにでもまた行きたいなんて思っちゃいます。
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