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記録ID: 36845
全員に公開
沢登り
丹沢

小川谷廊下

2006年09月24日(日) [日帰り]
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コースタイム

玄倉−10:20穴ノ平橋−ゴカイ沢−11:34ワナバ沢出合11:44−13:35 F11巻き手前13:45−15:26壊れた堰堤(遡行終了)15:40−16:43穴ノ平橋
天候
過去天気図(気象庁) 2006年09月の天気図
2006年09月24日 10:30撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
9/24 10:30
2006年09月24日 10:38撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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2006年09月24日 10:46撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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2006年09月24日 11:19撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
9/24 11:19
2006年09月24日 11:54撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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2006年09月24日 13:04撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
9/24 13:04
2006年09月24日 13:14撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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2006年09月24日 13:15撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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2006年09月24日 13:16撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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2006年09月24日 13:23撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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2006年09月24日 13:27撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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2006年09月24日 13:55撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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2006年09月24日 14:40撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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2006年09月24日 14:43撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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2006年09月24日 15:15撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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2006年09月24日 15:42撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
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感想

 7:00に小田急新松田駅集合。台風が太平洋上にいるが、天気は快晴で富士山がはっきりと見える。新人の集合を待っていると、既に来ているはずの上級生から衝撃のWake up call。後日、彼には罰トレが課せられる事に。残りのメンバーは先に玄倉に移動して、ザイルワークの練習を行うことにする。今回の新人は、前回ナルミズ沢に行った穂高と酒井に、沢登り初体験の小松を加えた三人。二手に分かれて、良さげな壁で懸垂下降の練習をする。ある程度、懸垂下降とアンザイレンでの確保の仕方を練習したところで、10:40ようやく全員集合。小川谷入渓地点である穴ノ平橋へと向かう。

 10:20各自沢装を身につけ、穴ノ平橋出発。橋の上流側からゴカイ沢に降りて入渓し、そのまま沢沿いを下流へ進んでいく。小さな堰堤を巻くと、高度感のある堰堤が幾つか続き、脇に付いているはしごを降りることになる。それ三つほど続けると、ようやく小川谷出合である。

 少し進むと木漏れ日の落ちる雰囲気の良い風景となり、早速F1-2mが姿を現す。滝の右側はホールドが多く、特に問題もなくクリア。さらに続いて、F2のチョックストーンが現れる。大岩の右側には流木が斜めにかかっていて足がかりになりそうだが、やや難易度は高め。小川谷は遡行者も多く、何かあるような場所には必ずと言っていいほど残置ハーケンやシュリンゲがあるのだが、ここも例に漏れず残置シュリンゲが垂れ下がっている。それにシュリンゲを巻いてあぶみにし、流木を併用して登る。F3〜5も豪快かつ綺麗な滝が続き、小川谷遡行を存分に満喫する。ワナバ沢が合流して左に曲がるポイントで最初の一本。

 ここからゴルジュ地形に入り、F6を越え、F7を迎えたところでザイルを取り出す。F7は滝の右側から残置シュリンゲをランビレにして越す感じにしたかったのだが、足場がつるつるでステップが無く、おもわず苦戦。仕方がないので引き返し、右側を巻くことにする。F7付近を高巻く人は多いようで、しっかりとした踏み跡になっている。最後は懸垂下降で降り、無事沢へと戻る。ザイルの練習も兼ねていろいろやっていたので、F7通過だけでかなりの時間を消費してしまった。

 続いては小川谷名物のF8のツルツルの大岩。残置ロープがあったので使わしてもらい、難なくクリア。ツルツルの岩の部分よりも、苔の上の方が歩きやすかった。ゴルジュ帯はさらに続き、深く切り立った両岸と、磨き抜かれた岩肌、そしてエメラルドグリーンに輝く渓水の織り成す景観は、荒々しくも優しく、青白く輝く廊下は正に秘境といった趣である。この風景こそが、多くの入渓者を呼び寄せる小川谷廊下の人気の秘密なのだろう。

 F9,10を過ぎると小川谷廊下では一番大きい、F11-2段20m石棚の大滝が姿を現す。右岸にルートがあるという情報だったが、その通り凸上の部分に、丈夫そうなハーケンが打ち込まれた快適なルートがあった。一本を取りがてら、ザイルの準備をする。今回は新人の穂高にラストをやってもらうことにする。二ヵ所ヌンチャクでランニングビレイを取って、滝の落ち口辺りでザイルを固定。残りの新人はプルージックで登って来てもらう。無事にラストも登り終え、沢に戻って再び遡行開始。尚も美しい景観が続く。新人は途中の釜で飛び込み大会をやったり(やらされたり?)、ウォータースライダーを楽しみながら進む。デッチ沢出合の辺りから少しずつ雰囲気も変わり、F13を越えると壊れた堰堤が出現して、ゴルジュ帯も終わりを迎える。ゴーロ帯を少し歩いて現れるもう一つの壊れた堰堤で、小川谷遡行完了。

 下山道は所々かなり崩壊しており、紛らわしいロープの張り方もされていて、少々手間取る。ひたすら狭いトラバース道が続き、気を抜くと結構やばい。一時間ほど歩くと林道に合流し、さらにゲートを抜けると穴ノ平橋に戻って、無事にワンダリング終了。新人も存分に楽しんでくれたようで何よりだ。少しずつではあるが、沢での技術を身につけて来ているので、この調子で新人のSコンビにはレベルアップして行ってもらいたい。

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