水無川大沢右俣
yuta19921024
genter
yoshikito
体力度について
- GPS
- 04:51
- 距離
- 2.7km
- 登り
- 488m
- 下り
- 487m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:44
| 天候 | 晴れのちくもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| その他周辺情報 | ビストロお肉くうかい |
写真
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感想
会の後輩と沢納めへ。
沢の感想としてはごく簡単に終わらせることが出来るのだけれど、今回は導入的な部分をしっかり文章化しようと思います。
純粋な沢の感想のみを読みたい人は適当に読み飛ばしてくださいませ。
【導入】
まず今回のメンバーはyoshikitoとgenterで、去年一緒にヌメヌメの登川金山沢を遡行をして、旨いステーキ食べて沢納めした時のメンバーだった。今年も沢納めにいい感じのところ遡行して旨いステーキ食べたいねーと話していた。
話は変わって、
個人的な考えとして、山行として沢登りが充実するかどうかについて考えたとき、以下の点が重要となってくるかなと考える
�〃平Г�綺麗かどうか
→単純な綺麗さも大事だが、他で見れないような秘境感もまた重要
�∋街埃�体の困難度
→遡行グレードに関係してくるような滝の突破や行程の長さなどから来る総合的なやってやったぜ感
��その時のメンバーだからこそのチームワークを感じられたかどうか
→個々の長所を活かしての突破だったり、山行中でお互いをうまく補い合うことができたかと言う点
�た卦�性があるかどうか
→どれくらい既存の記録があるか、登攀 ラインや遡行時期など計画にオリジナリティがあるかなどを考えたときの未知数部分や開拓精神という点
今回の選んだルートである水無川大沢は主に�た卦�性における点でとても面白そうなものだった。
参考にした記録は以下。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1643560.html
沢納めするにあたり、この時期まだ遡行できて、適度に難しそうで綺麗そうな沢を探していたところ、この記録を見つけた。水無川水系でかつ日帰り、スラブ登攀が楽しそう、そして何より、この記録以外での記録が見当たらず、沢の雰囲気がわかるような写真なんかはほぼ皆無という未知数なところがとても惹かれた要因だった。
記録についてもう少し書くと、写真などの情報が全然ないにも関わらず、文章を読むだけで面白そうな感じが伝わってくるし、記録のない沢を初めて遡行できた感動がとても伝わってきてとても良い。また、文章中の投稿者の沢の志向性として、「記録のない、もしくは忘れられている高遡行価値の沢を発見し、その初記録や最新記録を公開することで、沢界の発展に寄与することである」と書かれており、それならばその記録を元に自分たちで遡行してみたい！と強く思った。
そんな感じでこのルートをyoshikitoとgenterに提案したところ了承貰えたので、チャレンジしてみることに。
ルートの概要としては下記。
・越後三山森林公園からすぐそばの沢に入渓
・大沢右俣を遡行
・稜線抜けして、鞍部から大沢左俣沿い付近を下降
右俣に入ってから現れる長大なスラブが見どころで、後半部の困難な滝の登攀や稜線、下降ルートの藪漕ぎ、ルーファイの見極めが難しそうなところと言う感じ
写真が全くないのもあり、あまり沢のイメージが掴みづらかったので、とりあえずGoogleEarthで該当ルートを見てみると大きい沢って感じじゃないけど意外と開けていて明るそう、という感じ。そして、面白そう！
後半のツメからの稜線歩き、下降が大変で時間かかりそうというのもあってできれば第2スラブが終わったあたりでうまく小尾根などを使って下降できたら良いなと考えていた。
長かったけど、ようやく山行の感想へ
【山行の感想】
前日夜、八幡山駅でピックアップしてもらい、越後三山森林公園駐車場まで移動。軽く1杯やって、そのまま車中泊。
次の日5:00起床、明るくなり始めた5:40に出発。準備していたら、yoshikitoが「あんまり寒くないですね」って話してて、マジか普通に寒いぞって思ってたら、genterさんも「確かにそうすね〜」って話してて、こいつらやべえなと思った笑。
駐車場から大沢に向かって刈払われた道に沿って沢沿いを歩くと堤防にあたるので取水ホースに沿って堤防を巻いてから大沢に入渓する。
紅葉が真っ盛りでとても綺麗。沢も明るくて素敵な渓相。
ここからはいくつか出てくる小滝をどんどんと超えていく。傾斜もあって高度もグイグイ上がっていく。小滝は難しいものはないけど、ちょうど楽しい感じのものが続く。
そして、二俣へ到着し、右俣へ進む。ここからはさらに傾斜が上がる。すぐに10mスラブ滝と出会う。ここはyoshikitoリード。下部だけすこし難しいがうまくプロテクションとって抜けていった。
それが終わると、まずは第1スラブに。第1スラブの下部は傾斜が強くとても登れないので、左岸側から潅木帯を巻き気味に登る。途中で傾斜が緩んだころにスラブの方へトラバースし、スラブ登攀スタート。最初は行き詰らないように、潅木帯とのコンタクトラインを登っていくが、だんだんとフリクションも良くなり、とても気持ち良い登攀となる。ノーロープのままで各自登っていき、第2スラブに突入。綺麗な紅葉に開けたスラブがとても良く映える。良くフリクションが効いて気持ちよすぎるスラブ登攀にうっとりしながらワイワイとどんどん登っていく。最高だったなぁ。
その後は第2スラブが終わると、一気に開けていた感じがなくなったので、ここらへんで、そのまま詰めあげて左俣方面から下降してくるか、ここらへんから適当に下降してしまうか決めることにする。
ここまで登ってきた感じだと、割と全体的に木がしっかりしており、これを手がかりにしながらどこでも下降できそうだなという印象だったので、遡行してきた右俣の右岸側の小尾根に沿って下降してしまうことに。どんどん下降していくが、下降しやすいルート取りをしようとするとどんどん沢に引き寄せられていき、結局沢のすぐそばの潅木帯をひたすら下降する感じになった。まぁ、いいかと思い、第1スラブのとりつきまで降りて、その下の10m滝から続くスラブ滝は25m懸垂加工で処理。新しめの細引きがあったので最近？遡行者がいたようだ。
そのまま二俣に戻り、そのまま同ルート下降で、スラブチックな小滝の下降にやや手こずったりしながら、楽しく遊びながら帰った。下降しながら、向かい側には紅葉で綺麗な山々が見えていてとても素晴らしい景観だった。シーズンの締めに相応しい素晴らしい沢だった。
結局4時間くらいで終わってしまったが、最後まで詰めて下降していたらこれぐらいでは済まなかったろうし、景色として綺麗なのは第2スラブまでの様なので、今回のルート選びは正しかったと思う。
その後は、約束のステーキ屋さんに寄って、美味しいランチをたいらげて、帰路に着いた。
【まとめ】
素晴らしい沢納めになりました。この時期だからこその綺麗な沢を楽しめたこと、未知な部分が多い沢をやれたこと、美味しいステーキを食べられたこと（笑）どれも良かったです。
yoshikito,genterお付き合い頂きありがとうございました〜。
今期は沢遡行本数33本、日数40日、総遡行本数は128本となった。
本数の割にはいい所行けてないけど、やっぱり今年は、九州の祝子川、ガンガラシバナ、御神楽沢奥壁の3本がなにより良かった。今後は会外の繋がりを大事にしつつ、もっと楽しいところに行きたい。
今年も遊んでくれた皆様、ありがとうございました〜！！
沢納めと言う事で、山岳会の先輩2人と上越の沢へ。
去年の秋にも同じエリア、同じメンバーで沢登りに行った。14時間行動のあとのステーキのあの美味さはまだ心に焼き付いている。
今回の大沢は記録がほとんどない沢という事で、なかなか楽しみにしていた。
遡行してみると景色も大変素晴らしいスラブ登攀が楽しめる沢だった。
やはり紅葉×スラブは間違いない。
稜線までは詰めなかったがスラブだけでも大満足だった。
第2スラブを登り終わった後は小尾根に乗って下降したので、駐車場に下山したのも昼前になり、ステーキ屋さんのランチも楽しめた。
先週の瑞牆の寒さにびびったのと、スラブ以外でどのくらい水に浸かる沢か分からなかったので、私はロングジョンのウェットスーツを着て行ったがそこまで寒くはなく、むしろ暑くて下降の最後はウォータースライダーからのドボンでしっかり納めた。
また来年もこのメンバーでどこか楽しい所行きたいですね！
今年は10本くらいは行けたかな？
スラブ登攀の時に若干滑る感じがしたので、帰って沢靴のソールを見たら結構ツルっていた。
あんまり遡行本数出してないけど3シーズン目だとこんなものか。
来年はモンベルの靴試してみようかな。
まだまだ行きたい所はあるので、ずっと楽しめそうなジャンルです。
良い沢納めになりました。お2人ともありがとうございましたー！
来年も宜しくお願いします！
今シーズンもとうとう沢納めとなってしまいました。今季は遡行本数も少なくて、御神楽沢以外は小ぶりなものばかりだったなという印象です。あちらに手を出すとこちらが疎かになりと、個人としてもパーティとしても会社員ではやはり時間が限られて、山登りはよほど戦略的にモチベーション高く維持してやらないと伸びないなとも感じています。あちらに手を出したというのはネガティブなことだけではなく、アルパインとクラックのことで初級ルートですが練習して行けたのは本当に良かったかな。ロープワークや支点の取り方は上手くなったし、そうすると壁にもルートを見出せるようになってくる。沢登りだと思いのほかジャミングする機会も多いし、3人での大滝登攀なら50mダブルで登るのが時短的に有利でしょうし、時間を取られてしまった分の見返りはありそうです。今季は下地を整えたということにしておこう。それでもまだまだ足りないところというと、登攀力、泳力、撤退力、藪漕ぎ力あたりだろうか。どのラインでも好きに選択できるようになりたいが、ゴルジュ、大滝、ロングな険谷系をやろうと思うと欲しい能力だと思います。特にどこでも撤退できる能力は未知のルートになってくると、突破力と同等に必須だろうな。そういう意味でこの大沢遡行を尾根伝いに藪漕ぎクライムダウンしてくるというのは、良い経験となりました。登りながら山を観察して、登りも下りも弱点を見つけておけるようになりたい。
さて、本編へ。自分は前日に瑞牆へ行っていたので自走で。途中、高速で気絶しそうだったのでSAで仮眠して4:00頃に駐車場着。難易度高そうな記録と寒そうだったので、暖かいものを十分に食べてから、準備をして出発した。絶望的に寒いかと思っていたらそうでもなく、しかし絶対に濡れたくはないのでちょー慎重に歩いていく。二俣を右に入ってすぐに10m滝、ロープを出した。登ってみると嫌らしいのは下部の2-3mだけだがリードだと上部の感じが分からないので、安心できる支点を取れるまで緊張した。クラックは苔ていたり、脆かったりであまり良くない。その後、第1スラブ下部を左岸から巻き上がると、素晴らしいスラブになった。ラバーが良く効いて楽しい。記録通りのちょー快適、ちょー最高スラブだった。滑ったらどこまでも止まらない。紅葉もきれいだし、かなり良いルートだと思う。第2スラブ終了して沢が細くなったあたりから下降を開始、快適スラブから比べると結構疲れた。登りを尾根まで藪漕ぎだとかなり大変だろう。下降ルート中、懸垂1本で昼前に下山できてしまった。裏目的であったステーキ屋でお昼を食べて、解散。ありがとうございました。
来年はでかいのやりましょう！
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返信遅れて失礼しました。いつも大変記録参考にさせて頂いてます。また、御神楽沢でお会いした際にはありがとうございました。
大沢はもっと知られてもいいような素晴らしい沢でした。自分も誰かのトレースではなく、tamoshimaさんのようなオリジナルラインの沢をやれるように精進していこうと思います！
どこかの沢でお会いした際にはよろしくお願いしますm(_ _)m
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