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Yamareco

記録ID: 3708455
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
北陸

取立山〜大長山 加越国境を歩く(最高潮の紅葉に染まる大滝)

2021年11月05日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 石川県 福井県
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GPS
--:--
距離
14.5km
登り
1,358m
下り
1,359m

コースタイム

日帰り
山行
6:40
休憩
0:40
合計
7:20
6:30
60
登山口駐車場
7:30
30
8:00
20
9:00
60
10:00
10:10
50
11:00
11:30
30
12:00
10
12:10
10
12:20
10
12:30
60
13:30
20
13:50
ゴール地点
天候 晴れ、曇り
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東山いこいの森から登山口駐車場へ。
谷区林道通行協力金500円徴収されます。
コース状況/
危険箇所等
・全区間、すばらしく明瞭な登山道。
・鉢伏山〜大長山の区間だけ、かなりの激下り&急登(つづら折りではなく、ほぼ直登)。そして刈った笹の茎と、まだ柔らかい土で、足場に注意が必要。
・取立平避難小屋は、「スズメバチの巣がある」との注意書があった。
出発時は薄曇り。
紅葉に期待して大滝コースは帰りに変更!
出発時は薄曇り。
紅葉に期待して大滝コースは帰りに変更!
なかなかどうして、こちらのコースも出だしから周囲の紅葉に目が留まる。
なかなかどうして、こちらのコースも出だしから周囲の紅葉に目が留まる。
取立山の下部は良い感じに紅葉している。
取立山の下部は良い感じに紅葉している。
取立山山頂、どんより…。
取立山山頂、どんより…。
取立平へ下る登山道の途中、突如、見慣れない横道(ショートカット道)の入口が待っていた。
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取立平へ下る登山道の途中、突如、見慣れない横道(ショートカット道)の入口が待っていた。
刈った笹の茎が立って少々鬱陶しいが、足元は踏み跡らしきものもあった。
刈った笹の茎が立って少々鬱陶しいが、足元は踏み跡らしきものもあった。
さあ、今日歩く加越国境のT字路に突き当たった。(写真は、石川県側を背に、写真奥が、今歩いてきたショートカット道。)
…ン…?「取立平」の表示板の矢印が大長山方向(写真左)を向いている??
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さあ、今日歩く加越国境のT字路に突き当たった。(写真は、石川県側を背に、写真奥が、今歩いてきたショートカット道。)
…ン…?「取立平」の表示板の矢印が大長山方向(写真左)を向いている??
いざ、大長山へ!
道幅が広いうえ、とってもよく踏まれていて、メジャーな登山道と言われても違和感がないほど。すごい!
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いざ、大長山へ!
道幅が広いうえ、とってもよく踏まれていて、メジャーな登山道と言われても違和感がないほど。すごい!
原高山、展望なし。
周囲よりちょっと小高いかな?という程度で、いわれなければ気づかないかも。(10メートル程横に、何か三角点のような標識があった。
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原高山、展望なし。
周囲よりちょっと小高いかな?という程度で、いわれなければ気づかないかも。(10メートル程横に、何か三角点のような標識があった。
すぐに板谷の頭へ。
落ち葉の絨毯がフカフカ!
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すぐに板谷の頭へ。
落ち葉の絨毯がフカフカ!
板谷の頭、展望ヨシ!
三角点のような標識もあったが、何が書いてあるのか不明。
板谷の頭、展望ヨシ!
三角点のような標識もあったが、何が書いてあるのか不明。
板谷の頭からは、かなり遠くに白山も顔をのぞかせている。
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板谷の頭からは、かなり遠くに白山も顔をのぞかせている。
鉢伏山へは、最初は平坦だが…。
鉢伏山へは、最初は平坦だが…。
ほどなく急な登り区間、補助ロープも。(写真は上る途中、見下ろして撮っている。)
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ほどなく急な登り区間、補助ロープも。(写真は上る途中、見下ろして撮っている。)
鉢伏山の山頂手前。登山道わきにはイワカガミの葉。
花の季節もきれいなのかな?
鉢伏山の山頂手前。登山道わきにはイワカガミの葉。
花の季節もきれいなのかな?
鉢伏山に到着。
非常に展望が良く、天気も回復して気持ちよい。刈り払われた広場は、4〜5名なら休憩できそうだ。白山がかなり近づいてきた!
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鉢伏山に到着。
非常に展望が良く、天気も回復して気持ちよい。刈り払われた広場は、4〜5名なら休憩できそうだ。白山がかなり近づいてきた!
さあ、本日のメインイベントである大長山への区間へGO!
こんな手の込んだ仕事に心遣いも感じられる。
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さあ、本日のメインイベントである大長山への区間へGO!
こんな手の込んだ仕事に心遣いも感じられる。
緩やかなのは最初だけ(笑)。
この後、一気に標高を落としていく。
緩やかなのは最初だけ(笑)。
この後、一気に標高を落としていく。
やがて鞍部からしばらくして、急登(ほとんど直登)が始まる。
補助ロープや木の根を使い不安定な土の壁に体を引き上げていく感じ。刈った笹の茎もあり滑りやすいので、慎重に通行した。
写真を撮る余裕がない(笑)。
やがて鞍部からしばらくして、急登(ほとんど直登)が始まる。
補助ロープや木の根を使い不安定な土の壁に体を引き上げていく感じ。刈った笹の茎もあり滑りやすいので、慎重に通行した。
写真を撮る余裕がない(笑)。
ようやく大長山に到着、ハンパない達成感!
先週より、白山は雪が少なくなった。来週ずっと雨予報だから、再び白い白山になるのだろう。
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ようやく大長山に到着、ハンパない達成感!
先週より、白山は雪が少なくなった。来週ずっと雨予報だから、再び白い白山になるのだろう。
歩いてきた加越国境方面。さて、あそこへ戻るには、再び激下りと急登が待っているゾ…。
歩いてきた加越国境方面。さて、あそこへ戻るには、再び激下りと急登が待っているゾ…。
想定どおり、大長山と鉢伏山の区間は帰りも大変!笹で靴底が滑り1回尻もちをついた…。
鉢伏山まで戻ってひと安心、広場でモグモグタイム。先に休憩中だった女性登山者としばし談笑し、再出発。緩やかなアップダウンを繰り返して一気に取立平へ。
(写真は取立平の標識、今回はパス。)
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想定どおり、大長山と鉢伏山の区間は帰りも大変!笹で靴底が滑り1回尻もちをついた…。
鉢伏山まで戻ってひと安心、広場でモグモグタイム。先に休憩中だった女性登山者としばし談笑し、再出発。緩やかなアップダウンを繰り返して一気に取立平へ。
(写真は取立平の標識、今回はパス。)
こつぶり山の広場から白山。
さあ、初めての大滝コースでサクッと下山しよ!(と、この時は思っていた…)
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こつぶり山の広場から白山。
さあ、初めての大滝コースでサクッと下山しよ!(と、この時は思っていた…)
上部の紅葉は終わっているが、景色が変化に富んで飽きさせない。子どもが喜びそう?
上部の紅葉は終わっているが、景色が変化に富んで飽きさせない。子どもが喜びそう?
下るほど紅葉がきれいになり、渡渉ポイント手前あたりから格段に鮮やかさを増してきた。
沢沿いのマイナスイオンのおかげかな?
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下るほど紅葉がきれいになり、渡渉ポイント手前あたりから格段に鮮やかさを増してきた。
沢沿いのマイナスイオンのおかげかな?
ザーザーという涼しげな音がひと際大きく聴こえてくる頃、ほどなく大滝と初のご対面、なかなかの見ごたえ。
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ザーザーという涼しげな音がひと際大きく聴こえてくる頃、ほどなく大滝と初のご対面、なかなかの見ごたえ。
岩と紅葉が調和する奥ゆかしさに思わず息をのむ。
大滝も壮観だが、それ以上に、周囲の紅葉が素晴らしい…ここは日本庭園か?
岩と紅葉が調和する奥ゆかしさに思わず息をのむ。
大滝も壮観だが、それ以上に、周囲の紅葉が素晴らしい…ここは日本庭園か?
ふと目線を上げれば、滝谷をはさんだ向かいの山肌も燃えている。
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ふと目線を上げれば、滝谷をはさんだ向かいの山肌も燃えている。
来た道を振り返る。
どこを歩いても、こぼれ落ちるような極上の色彩。なかなか前に進めない!
来た道を振り返る。
どこを歩いても、こぼれ落ちるような極上の色彩。なかなか前に進めない!
数歩ごとにキョロキョロし、立ち止まり、カメラを出し入れしているので、ちっとも下山できない…(笑)。
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数歩ごとにキョロキョロし、立ち止まり、カメラを出し入れしているので、ちっとも下山できない…(笑)。
杉林さえも、下草の紅葉が美しいお花畑のようだった。
杉林さえも、下草の紅葉が美しいお花畑のようだった。

感想

10月末に小原から大長山に登った際、山頂広場の横に最近拓かれたらしい登山道の入口が「鉢伏山へ」の小さなプレートとともに控えめにアピールしていた。そのとき「来年かなー」と思ったのだが、…案の定というべきか(笑)。
取立山から三ノ峰へ連なるいわゆる加越国境の未踏区間は、あと大長山から鉢伏山までの区間のみだったし、取立山の大滝コースは一度も歩いたことがなく紅葉も期待できそうで、居ても立っても居られなくなってしまった。
終わってみると、計画を達した大満足の山行になった。今年の紅葉は、自分的には石川県側2000m前後はやや赤茶けた印象を受けてきたが、福井県側1000mより下部は非常に鮮やかなようだった。

 全体を通じて、とにかく驚嘆したのは、おおむね地形図に記載されている破線どおりの立派な登山道がどこまでも続く、素敵な県境ルートだったこと。ところどころ、朽ちた丸太や苔むした階段のように配置された岩があったり、掘り込まれて古道のようになった区間もあったり、以前はよく歩かれていた道なのだろう…と想像しつつ、藪を払い再整備された管理者さんのご苦労に感謝した。福井側から三ノ峰まで、さらに岐阜の石徹白まで降りられる貴重なルートのはず、利用されなくなったのはいつ頃だろうか?…興味は尽きない。

※県境に取立山からのショートカット道が突き当たるT字路の表示板の矢印が逆と思われます。(管理者さんに無断で変更するのも躊躇われたので、そのままにしました。)

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