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記録ID: 371201
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積雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

初冬の早池峰縦走 早池峰山から中岳と鶏頭山へ

2013年11月16日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
18.2km
登り
1,538m
下り
1,538m

コースタイム

06:00 岳集落(閉鎖ゲート)
07:20 河原の坊(腹痛休憩) 08:00発
10:25 早池峰山山頂(御田植場で散策) 11:10発
12:15 中岳山頂 12:25発
14:55 鶏頭山山頂 15:05発
16:30 岳集落(鶏頭山登山口)
天候 晴れ。
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口に至る県道25号は岳集落で冬期車両通行止めになっています。
岳集落に駐車場が2ヶ所(集落の手前と奥)あります。
コース状況/
危険箇所等
今回のルートは、岳集落で閉鎖している県道を歩いた後、河原の坊登山口から早池峰山に登り、中岳と鶏頭山へ縦走して岳集落に戻る周回ルートです。

○河原の坊コースは急峻な岩場続きで浮石があります。落石の可能性もあります。
○中岳と鶏頭山でも部分的に岩場があります。
○中岳周辺の夏道(縦走路)で、倒木や笹薮によって少し不明瞭な箇所があります。雪があるとなおさらです。
○山頂避難小屋は、緊急時以外は宿泊できないことになっています。汚物や盗掘などによって希少な自然が損なわれるからです。一部の人が泊まると、多くの人が真似て泊まり出します。ご協力を。参行リンク(岩手県)↓
http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?nd=1089&of=1&ik=3&pnp=17&pnp=71&pnp=1035&pnp=1089&cd=46447
登山口付近のうすゆき山荘と小田越山荘は宿泊に利用できます。
○岳集落と登山口のトイレは閉鎖されていますが、河原の坊に仮設トイレがあります。岳集落に入る前に、早池峰ダムの道の駅で綺麗なトイレを利用できます。
○登山ポストは岳集落の峰南荘の前にあります。
○クマ(熊)はまだ冬眠前で行動しています。下記の感想もご覧ください。
閉鎖ゲートを過ぎたところにある「早池峰国定公園」の標識。

麓に雪はまだありません。
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閉鎖ゲートを過ぎたところにある「早池峰国定公園」の標識。

麓に雪はまだありません。
県道沿いにある、鳴想の滝。

この後、立派なクマに思いっきり遭遇。
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県道沿いにある、鳴想の滝。

この後、立派なクマに思いっきり遭遇。
早池峰山。河原の坊から。

お腹の具合が悪くて、落ち着くまで河原の坊で休憩しました。
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早池峰山。河原の坊から。

お腹の具合が悪くて、落ち着くまで河原の坊で休憩しました。
河原の坊登山口のすぐ近くの渡渉点。

石に氷が付いて滑るので、ストックを出しました。
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河原の坊登山口のすぐ近くの渡渉点。

石に氷が付いて滑るので、ストックを出しました。
早池峰山。コメガモリ沢から。

早池峰山の、美麗というより小綺麗な所が好きです。岩手山は豊麗です。八幡平は寸胴ぺちゃパイです。
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早池峰山。コメガモリ沢から。

早池峰山の、美麗というより小綺麗な所が好きです。岩手山は豊麗です。八幡平は寸胴ぺちゃパイです。
打石(ぶついし)。天狗がぶつかったそうです。
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打石(ぶついし)。天狗がぶつかったそうです。
早池峰山の南面は、岩手で(というか東北で?)最もアルピーンな風景。
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早池峰山の南面は、岩手で(というか東北で?)最もアルピーンな風景。
千丈ヶ岩。でっかいです。
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千丈ヶ岩。でっかいです。
昨冬登ったコメガモリ沢右岸尾根。
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昨冬登ったコメガモリ沢右岸尾根。
蛇紋岩に雪や霜が付いてツルツルで、厄介です。

アイゼンとかは持ってこなかったです。
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蛇紋岩に雪や霜が付いてツルツルで、厄介です。

アイゼンとかは持ってこなかったです。
ツルツルの鎖場。右側に迂回路があります。
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ツルツルの鎖場。右側に迂回路があります。
岩が樹氷化し始めています。早池峰の名物です。
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岩が樹氷化し始めています。早池峰の名物です。
早池峰山頂上。早池峰神社の奥宮です。
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早池峰山頂上。早池峰神社の奥宮です。
山頂避難小屋では、「緊急時以外の宿泊はご遠慮下さい」。
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山頂避難小屋では、「緊急時以外の宿泊はご遠慮下さい」。
御田植場方面。ここに下りていきます。

いつものマンネリ写真ですが、良い風景なのは確かです。
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御田植場方面。ここに下りていきます。

いつものマンネリ写真ですが、良い風景なのは確かです。
御田植場。

ここに来ると心が安らぎます。
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御田植場。

ここに来ると心が安らぎます。
樹氷手前の霧氷。もっとモコモコ着氷しているのを樹氷と呼びます。
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樹氷手前の霧氷。もっとモコモコ着氷しているのを樹氷と呼びます。
青い空と樹氷化しつつあるオオシラビソ林。
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青い空と樹氷化しつつあるオオシラビソ林。
ちょっとモコモコ。
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ちょっとモコモコ。
小田越登山口に至る尾根。左側は御田植場周辺。
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小田越登山口に至る尾根。左側は御田植場周辺。
これから縦走する西側の連峰。

この縦走路にはちょっと複雑な岩場があったりするので、距離の割りに時間を食います。
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これから縦走する西側の連峰。

この縦走路にはちょっと複雑な岩場があったりするので、距離の割りに時間を食います。
中岳のピークですが、三角点や山頂標はその先にあります。
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中岳のピークですが、三角点や山頂標はその先にあります。
オオシラビソ・コメツガ林と薬師岳。
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オオシラビソ・コメツガ林と薬師岳。
早池峰山。
アップで。
樹林帯の中には結構雪があります。
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樹林帯の中には結構雪があります。
中岳山頂。
中岳山頂付近では岩場が続きます。

楽しいですが、雪が付いていると滑ります。
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中岳山頂付近では岩場が続きます。

楽しいですが、雪が付いていると滑ります。
下りてきた急な岩場。雪や霜でツルツル。左に手掛かり足掛かりがあります。
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下りてきた急な岩場。雪や霜でツルツル。左に手掛かり足掛かりがあります。
岩場を振り返って。ちょっとした要塞のようです。
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岩場を振り返って。ちょっとした要塞のようです。
鶏頭山。近いようで遠い。右側は毛無森。
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鶏頭山。近いようで遠い。右側は毛無森。
中岳。西側から眺めるとちゃんとした山に見えます。
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中岳。西側から眺めるとちゃんとした山に見えます。
以前より増えた倒木と雪のせいで何度か夏道を逸することがありました。ちゃんと確認すれば大丈夫ですが。
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以前より増えた倒木と雪のせいで何度か夏道を逸することがありました。ちゃんと確認すれば大丈夫ですが。
左に中岳、その後ろに白く小さく早池峰山。右は薬師岳。

冬枯れの山肌も綺麗です。
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左に中岳、その後ろに白く小さく早池峰山。右は薬師岳。

冬枯れの山肌も綺麗です。
鶏頭山。

鶏頭山頂上の三角点。

遥々、那智山青岸渡寺から修行(登山)をしに来られたみたいです。
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鶏頭山頂上の三角点。

遥々、那智山青岸渡寺から修行(登山)をしに来られたみたいです。
毛無森。夏道はありません。
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毛無森。夏道はありません。
ニセ鶏頭から見た鶏頭山。
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ニセ鶏頭から見た鶏頭山。
岳集落から、左に小さく早池峰山。右に満月(ほぼ満月?)。下の建物は昔の宿坊です。雪国では珍しい瓦屋根です。
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岳集落から、左に小さく早池峰山。右に満月(ほぼ満月?)。下の建物は昔の宿坊です。雪国では珍しい瓦屋根です。

感想

冬季登山に備えて様々なことを確認するため、早池峰山から西に続く連峰をのんびり縦走してきました。この縦走路は最近では多くの登山者によって利用されていますし、今回の山行は新しさなども特にない凡庸な内容です。それでも、綺麗な風景を撮影できたので、その記録を投稿することにしました。

話は変わりますが、県道の「鳴想の滝」を過ぎた辺りで、4、5メートル目前の道路脇に、クマがいました。俯いて歩いていたので気付くのが遅れました。舗装路歩きでクマ避け鈴もあまり鳴らず、独り言もしていなかったので、食事中のクマは全く私に気付いていませんでした。至近距離で立ち止まって驚かせてしまうのが嫌で、堂々と歩き進みましたが、目が合ってしまいました。格闘も覚悟しましたが、こちらが少し高い位置にいたこともあって、クマは私の視界から消えて行きました。今まではクマに遭遇すると、毎度クマのほうが先に逃げてくれていました。でも、いつもそうとは限らないことを体験できて大変勉強になりました。

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早池峰山縦走路
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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