屋久島(雨に煙る縄文杉と白谷雲水峡)



- GPS
- 10:06
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,682m
- 下り
- 1,015m
コースタイム
04:36 空港前バス停(先客は全て登山客で満員)
05:30 屋久杉自然館(05:00発のバスに並ぶも満員で乗りそびれ)
06:20 荒川登山口(ここから徒歩)
08:55 大株歩道入口
11:05 縄文杉
11:30 高塚小屋手前の休憩所(昼食)
13:30 大株歩道入口
16:05 荒川登山口(ここまで徒歩)
17:10 屋久杉自然館発
17:30 空港前着(空港前旅館泊)
【2日目】
09:35 雲水峡(ここから徒歩)
10:30 白谷小屋分岐
10:40 苔むす森
11:10 辻峠着
11:25 太鼓岩
11:50 辻峠(昼食)
12:50 白谷小屋(トイレ休憩)
13:40 三本槍杉
14:10 二代大杉
14:15 さつき吊橋
14:37 管理小屋着(ここまで徒歩)
14:45 管理小屋発(立客ありの超満員のバスで出発)
15:10 宮之浦港入口(港近くのホテル泊)
天候 | 【1日目】雨時々曇り、のち晴れ 【2日目】晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
船 飛行機
(前日に東京〜鹿児島〜屋久島宮之浦港へ) 【2日目】宮之浦港から白水雲水峡までバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
・荒川登山口案内板右下に登山ポストあり。 ・白谷雲水峡ルートは、縦走する場合には届けを出すようにと書かれていた。 ・両ルートとも階段や標識、リボンなどがあり、道迷いすることはないと思う。 ・宮之浦港から徒歩10分ほどのところにある地元スーパー「ヤクデン」は、 スーパー兼ホームセンターのような品揃え豊富。楽しい買い物ができる。 |
写真
感想
5泊6日の屋久島・九州の旅。
初日、トレッキングシューズや着替えなどを入れたキャリーバッグを羽田で預ける。
バックパックにトレッキングポールをつけたまま、保安検査所を通過しようとしたところでストップ。
トレッキングポールの長さが引っ掛かり、また並んで再度預け直すことに。
後で調べると、荷物はどうも55cm以内でないとダメらしいです。
鹿児島空港からバスで南埠頭に到着。
前書きが長くなりますが、トッピーのWEBサイトで時刻表を見ると、出発時間と到着時間は記載されているものの、出発地と到着地は屋久島、鹿児島としか書かれていません。
屋久島は宮之浦港とばかり思って(私だけか)、宿を予約したのが大失敗。
屋久島出発便の時刻表の備考欄に「安房/種経由」と記載されていたので、宮之浦港から安房と種子島を経由して鹿児島に行くものとばかり思っていました。
実はこの船、安房港発、種子島経由という意味が後でわかりました。
きちんと確かめなかったのが悪いのですが、知らない人にとっては出発する港名をきちんと明記してほしいところ。
ということで、1、2泊目が安房港と近い空港前であったのに、屋久島を離れる3泊目の宿泊が、わざわざ安房港と遠く離れた宮之浦港となった訳です。
さて、気を取り直して・・・
【1日目】
3時半起床、旅館フロントで朝食と昼食を受け取り空港前発のバス停へ。
周囲は真っ暗でヘッドライトをつけてバスを待ちましたがなかなか来ません。
本当にバスは来るのかと少し心細くなり待つことしばし、バスのライトが見えたときはほっとしました。
先客は全て登山客で一杯、座れてラッキー。
屋久杉自然館5時発のバスに並ぶも満員で乗りそびれ、5時半発まで朝食を食べて待つことに。これほど混んでいるとは想像もしていませんでした。
予めパソコンで作成しておいた登山票が見つからず、荒川登山口で登山票を書き投函。
こういうときに限って、ったくも〜。
ガイドさんの一行が、途中の大山祇神社を遠くに拝みながら参拝しているのを見て、我々も右にならえ。
トロッコ道を延々歩くこと2時間40分は、さすがに・・・。
小杉谷集落の小学校跡着、林業で栄えていた昔の面影を偲ぶ。
楠川分れ(白谷雲水峡方面分岐)を過ぎ、近道を知らずに別ルートへ進むと途中の木橋欄干で、初めて見る二匹のサルに出会う。
こちらに気がつき「キーッ」と威嚇され、ビックリ。
仁王杉を経て大株歩道入口に到着したところで、トイレと補水休憩。
雨が強くなりそうなのでレインパンツをはく。
いや〜、この雨降る山歩きこそ、屋久島の醍醐味かと自己満足。
大株歩道の橋のたもと右側を登り、ここからいよいよ縄文杉を目指す山道に入ります。
ウィルソン株は、何か大きな洞窟に入ったような感じで奇妙な感覚。
大王杉、夫婦杉を経て、ようやく縄文杉に到着。
縄文杉は展望デッキから遠目にしか見られず、雨に煙る中では思ったほどパッとしなかったです。
が・・・、帰ってからカメラ写真で見るとその存在感を改めて実感。
高塚小屋手前の休憩所で昼食をとり、帰り路の途中から天気も持ち直しました。
16時頃、無事荒川登山口に到着。ヤマレコさんのお陰で事前に調べていたとおり、往復で約10時間の山歩きでした。
近くにいた管理の人が「お疲れ様」と声をかけてくれました。
トロッコのことを聞くと、月に2回ほど動いているそうです。
途中の看板にもあったように、トイレの運搬も行うとのこと。
これが屋久島の世界遺産を支える一翼を担っているのだと実感しました。
そう言えば、使いませんでしたが、前日に観光案内所で携帯トイレ(ビニールの袋)2個入りを購入しました。
写真にある簡易トイレで使えるので、持っていた方が良いでしょう。
夕食は旅館個室で豚しゃぶ、甘くてうまかった〜。21:00消灯。
【2日目】
4時起床、忘れてしまうので昨日の記録をiPadminiにメモる。以降、これが旅行中の日課になりました。
温泉に入り朝食後、お昼の弁当を受け取りチェックアウト。
空港前発のバスに乗り、到着した宮之浦港近くのホテルにキャリーバッグを預ける。
帰りの日に出発する港は安房港だけど、荷物を預けられたので結果オーライ。
9時前、宮之浦港発のバスに乗車しましが、乗客は我々だけ。
途中数組の乗客を拾って白谷雲水峡に到着。
バスツアーの観光客がごった返す中先へ進み、白谷小屋分岐を経由して苔むす森へ。
あたり一面苔むす幻想的な雰囲気、太古の森を感じました。
辻峠では、多くの登山客がザックを置いて登っていく中、我々はザックを担いで太鼓岩に向かうことにしました。
晴天の中、太鼓岩から雄大な景色が突然パッと広がり、遠くの山々、色付く紅葉の絨毯が素晴らしい。
あまり先端まで行くと転落の恐れがあり怖いかも。
13時前、帰り路の白谷小屋にてトイレ休憩。
ここは無人宿泊小屋で中は真っ暗、泊まるには照明がないと当然食事もできません。
というか明るいうちに食事は済ませるのかも。
寝るスペースがあるのでテントよりはまし、当たり前ですね。
トイレ中、動物の鳴き声がするので窓から覗くと、二頭のヤクシカが。
ポリゴミ箱の匂いにつられて餌を物色していました。
今回の旅行が終わり帰宅後、世界遺産の屋久島と白神山地の新聞記事を見つけました。
屋久島は、自然と人間との共生に配慮した様々な取り組み、努力が人をひきつける原動力になっている。
一方、白神山地は入山許可のハードルが高く、行きたくてもなかなか行きづらいとの内容でした。
ポリゴミ箱の匂いにヤクシカがつられて来たのも人のせい。
ヤクシカが本来の野生でいるためには、我々はもっと自然環境の維持・保全に気を配らなければいけないと、感じた出来ことでもありました。
さて、白谷小屋から左方向へ向かう遠回りのルートを選んだことで、途中珍しい格好の樹木や、苔むした樹木にも出会えました。
無事、出発地点の管理小屋に到着し、帰りのバスに並びましたが超満員。立ち席の状態での出発となりました。
荷物を預けたホテルに戻り、一休みして街を散策。
地元スーパーで屋久島焼酎を物色。三岳はあまりにも有名ですが、我が家の近くのスーパーで一升瓶が4千円以上、屋久島のスーパーでは一升瓶の半分で千円以下。
倍以上のプレミアムがついているかと思いビックリ。
さあ、いよいよ明日は鹿児島から熊本、大分(由布岳)へ・・・続く。
【3日目】屋久島安房港〜鹿児島〜熊本(黒川温泉)
【4日目】熊本〜大分(由布院温泉):紅葉の由布岳(東峰)へ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-369265.html
縄文杉まで行ったようですね・・・私達夫婦が行ったのは6月で、秋田から鹿児島まで新幹線、次の日は船で屋久島へ渡りました。
でも丁度台風が来て欠航になる直前に渡りトテモ怖いめに会いながら豪雨なかの散策であったのでとても歩けるような状態ではなく一泊して帰ってきた屋久島でした。写真を見るととても良いところを歩いてきたようで機会があったら行きたいですね。
tokiyosi64さん、こんばんは。
コメント、ありがとうございます。
tokiyosi64さんのヤマレコを拝見しますと、ご夫婦仲がよく羨ましく思います。
実は、屋久島は息子が先行して行ったことに刺激を受け、昨年夫婦で行ってきました。昨年の10月は毎週のように台風が来てハラハラしていましたが、幸いにも台風には当たりませんでした。
実は、娘からも屋久島に行きたいとの相談を受けています。
山に登ったことのない、にわか山ガールですが(^^;
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する