南駒ケ岳敗退

2021年11月13日(土) 〜 2021年11月14日(日)

• GPS: 12:02
• 距離: 20.6km
• 登り: 2,020m
• 下り: 2,000m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:14
• 休憩: 0:05
• 合計: 8:19

7:38 ゲート
8:08 8:09 伊奈川ダム上駐車場
8:48 8:49 福栃平(南駒-越百分岐)
9:14 9:15 南駒ヶ岳登山口（四合目）
12:02 12:04 北沢尾根三角点
15:57 北沢尾根三角点

2日目

• 山行: 3:04
• 休憩: 0:03
• 合計: 3:07

7:13 北沢尾根三角点
9:04 9:04 南駒ヶ岳登山口（四合目）
9:24 9:25 福栃平(南駒-越百分岐)
9:53 9:54 今朝沢橋分岐（二合目）
10:19 10:20 ゲート
10:20 ゴール地点

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

2000mから上は積雪。まだ雪は締まってなくて不安定。

写真

麓は紅葉

林道終点近くで雪が付いている

昨日降ったな。

北沢三角点。
結果的には本日ここでテン泊

越百山が顔をのぞかせる

ハイマツのヤブでびしょ濡れに。

たおやかな仙涯嶺から越百への稜線

南駒ケ岳の威圧感

仙涯嶺雪付いているやん。
通過は厳しそう。

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ テント テントマット シェラフ

共同装備

補助ロープ10ｍ×２

感想

sonodo

この時期、仙涯嶺の夏道が雪で埋まってないので、ギリギリ行けるかと、南駒ケ岳から越百山の周回を計画。

積雪情報をチェックしながらルート、装備を悩む。11月の山は分からない。

天気予報、駒ケ岳ロープウェイの情報、直近の記録で積雪はあるが薄いと判断、予定通りのルートを進む。

積雪は思ったより多く、この時期らしい不安定な雪質で条件が悪い。2700mを超えたら多い所で膝下位。ふわふわ軽く雪の重みが無い。

まだ大丈夫と、ハイマツヤブコギ地点でオーバーシェルを着るのが遅れてしまい、ハイマツ飛沫攻撃で全員びしょ濡れ。

日曜午前の予報は風速20m以上、稜線歩きはリスク高いと考え、当初、摺鉢窪避難小屋泊、翌日稜線縦走の予定を土曜中に越百山迄抜けて越百冬季小屋泊に変更。

森林限界上でのハイマツとの格闘、岩場での慎重なルーファイで時間が押して、本日中に越百小屋到着は無理。摺鉢避難小屋泊か引返しの選択を迫られる。
いずれにしても日曜の強風、仙涯嶺の状況が読めない事から縦走の選択は消える。

山頂手前400mの鎖場（10m下降）の状態が悪い。鎖を使って下降するより、トップから3m降ったピナクルにスリングで支点を作り、懸垂下降の方が安全と思った。ロープは残置し、帰りの登り返しに利用、回収すれば良い。

が、メンバーの疲労度、明日、強風の中での岩場の下山を考えると、南駒ピストンのためにリスクを負って事故るより、日照がある内に唯一のテン場、安全な北沢三角点迄降りてビバークした方が良いと判断し、撤退決定。

三角点は1張分の快適なテン場。楽しい宴会の後、翌日そのまま下山となったが絶景を見れた事、山は予定通りいかないが、余力をもって完結出来た事で、充実した山行となった。

いつか、厳冬期に越百〜南駒を越えたい。
まだまだ修行しなきゃ。