予期せぬ雪と紅葉の大山(中国遠征②)
- GPS
- 04:08
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 944m
- 下り
- 928m
コースタイム
- 山行
- 3:33
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 4:05
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
百名山58座目は大山。今シーズン最後の百名山登頂となる。
【前日は緑荘に宿泊】
備中松山城を後にして、1時間40分程度で大山の麓に到着。今回は緑荘に宿泊する。ここは夕食、朝食と昼食のおにぎり3つがついて8000円。とてもリーズナブル。夕食はジンギスカンを中心にそば、刺身、豆腐、デザートがついてボリューム満点。朝食は朝6時から用意してくれる。6時40分日の出のこの時期なら、朝食を食べてから日の出と共に出発できる。この安さと6時朝食は宿を選ぶ大きなポイントとなった。風呂は宿についているが、近くに豪円湯院という温泉があるのでここを利用する。露天風呂がとても気持ちよかった。この日は19時までの営業だったが平日はもう少し早く閉まるので注意が必要となる。費用は490円であった。
【夏山登山口〜山頂】
翌日は南光河原駐車場に車を止め、夏山登山道で頂上を目指した。この日はあいにくの曇り空で出発時は雨がポツポツ降ってくる。それより気になったのは雪。前日、宿についた時に2日前に積雪があったことを聞かされ、アイゼンの装着を勧められた。積雪がある可能性は予見していたが、例年この時期は積もっておらず、5日前に直近の情報を調べたら大丈夫だったので、今回は何も持ってこなかった。出発直前の3日間が仕事が忙しかったので、チェックしなかったのが悔やまれる。
「何とかなるだろう」という思いで出発するが、下山者とすれ違うたびに雪情報を聞くと、「6合目以降は滑り止めをつけたほうがいい」と答えが返ってくる。実際に6合目に着くとかなりの雪があった。ここで登頂を諦めかけたが、先輩のoさんが滑り止めを貸してくださり、それが装着できたので山頂を目指すことができた。
「oさんありがとうございます」
8合目まではそこそこの上り坂であり、その後は緩やかな木道歩きになるが雪が積もっているので慎重に歩く。9合目を過ぎると風が強くなり、樹氷が広がる。山頂は完全な冬山でとても寒かった。
【行者谷コース〜大山寺】
6合目まで戻るとその先に行者谷コースの分岐がある。このコースは下りで使う人が多いと聞いたので歩いてみる。雪はなく、階段が整備されているので歩きやすい。元谷に出ると急に視界が開け、宝珠尾根の山々が雄大に見える。下を見ると海も見え、心が和む。この先は紅葉が綺麗でハイキング気分を満喫できる。さっきまでの雪景色が嘘のようである。紅葉が一瞬途切れると目の前に突然、古い社が現れる。ここは大神山神社奥宮という。ここから大山寺までは石の階段や石畳の道が長く続き趣がある。山行の最後となる南光河原駐車場に戻る直前の橋から見た景色がとてもよく、低地に広がる紅葉とその背後にある白い大山がとても綺麗であった。
【まとめ】
2日間で1500km以上を運転する過酷な旅となったが、眠気覚ましに話しかけてくれたtさんや、ナビゲートしてくれたoさんに感謝したい。ハプニングはいろいろあったが、それ以上に楽しめた久々の3人での山行となった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する