雲取山(三条の湯テント泊)
- GPS
- 12:37
- 距離
- 40.2km
- 登り
- 3,449m
- 下り
- 3,440m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:20
- 山行
- 2:44
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 2:56
4:54駐車場-6:57塩沢橋-8:07林道終点-8:45テント場
<テント設営と休憩>
9:45テント場-12:03三条ダルミ-12:35雲取山山頂-14:16テント場
11月20日(土)
6:23テント場-7:53塩沢橋-9:03登山口-9:32駐車場
天候 | 11月19日(金):晴れ、無風・微風 11月20日(土):晴れ、無風・微風 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・留浦駐車場からお祭の登山口までは国道歩き。道幅が狭く歩道はほぼないが、クルマは飛ばしてくるので怖い。要注意。 ・登山口から三条の湯:後山林道は長いが通行に支障なし。 ・三条の湯から雲取山:マーキングも踏み跡も明瞭。 ・三条の湯は小屋もテント場も携帯不通。 |
写真
感想
11月19日(金)
留浦の駐車場には4:15頃に到着。真っ暗。ガラガラ。食事とトイレを済ませて5時前に歩き出すも相変わらず真っ暗。この時期日の出は6時過ぎなので、当然ヘッドライト点灯が必要なはすだが、駐車場付近は街灯が十分にありライト不要で歩き出せた。しかし暗闇の中で歩くと通過するクルマが怖く、ヘッドライトの赤点滅モードを利用して存在を周囲に知らせながら歩いた。今日は三条の湯のテント場で色々食べるものを持ち込んだため、ザックが重く18kgくらい。車道歩きとは言えペースは上がらない。出発から40分ほど、3km弱歩いてようやくお祭の登山口に到着。暗闇は変わらず、更に暗いところに歩いて進んで行くが、国道歩きではないのでその点は気楽だった。林道に入ってしばらくするとようやく周囲が明るくなり始める。鳥の声や、猿の声が聞こえ出す。山の中の動物たちよりも早起きだったわけだ。完全に夜が明けた6:20頃にゲートに到着。脇をすり抜けて先に進む。ここまでで既に約1.5時間の歩き。天気は良く、日が当たり始めたところは暖かいが、それ以外のところは寒い。シャツにフリースを着て歩いてちょうどよいくらい。それでも例年の11月後半と比べたら暖かいとは思う。8:07に林道終点に到着。ここまで下山のハイカー3名とスライド。上山の人は誰も見掛けなかった。ここまでくればあとコースタイムで30分。ようやく先が見えた気分。少し休憩した後に行動再開。林道が終わり本格的な登山道に入るが、石垣が組まれていたりして、とても歩き易い。アップアダウンもきつくなく、あっと言う間に三条の湯のテント場に到着。8:45だった。Zさんに受付を依頼して自分はテント場を探すことに。あまり広くはないが、この日の一番乗りだったと見えてどこにでも張れる。適当なところでZさんを待つ。テント場にはテーブルなどもあり、使い勝手が良さそうだったし実際に良かった。Zさんが戻った後に設営開始。平坦で寝心地が良さそうなところを選んで張る。設営後お互いにサブザックを取り出して必要なものを詰めた後、9:45に雲取山に向けて行動再開。設営と休憩中に結局誰もテント場にも小屋にも上がってくる人はいなかった。
小屋から歩き出すとZさんのようすがおかしい。荷物が軽くなって足取りも軽くなるはずなのに一向にペースが上がらない。どうも体調がよくないようだ。寝不足だし、既にここまで国道林道山道を合計15km以上歩いている。日常の疲労もあるのかもしれない。何度か立ち止まって回復を試みるも上手くいかない。ゆっくりペースでも進めたらいいが、ここから山頂までの標高差は800メートル以上。このペースでは難しいというか無理と思ったので、Zさんには先に帰って休むように伝える。本当は自分もついて行かなければならないのだが、山行経験は十分豊富だし、ゆっくり下れば問題はなさそうだったので、ここから先は単独で進ませてもらうことに。10:30頃行動再開し、ここからは一人旅。既に16km以上歩いていて足取りが重かったが、ペースを調整すれば山頂まで行けないことはないのでとにかく進む。途中登山道が付け変わったと思われる箇所があって、進むのに躊躇い少しタイムロスしたが、それ以外は順調に標高と距離を稼いでいく。12:03に三条ダルミに到着し小休止。ここまでは緩やかな傾斜が続ききつい登りはなかったが、ここから山頂まではそこそこ急な登り。とはいえ大した時間は歩かずに無事山頂に12:35に到着。山頂付近は誰もおらず貸し切りだった。富士山や南アルプスもよく見えた。今日はこの後主脈の縦走路を歩いてみたかったが、ここまでで既に20km近く歩いていて疲労していたのと、何より途中でギブアップしたZさんが気になり来た道を帰ることに。面白味には欠けるが、その代わり帰りは早かった。緩やかな斜面を小走りに進むこともでき、行きに少し躊躇ったところも迷わずに進めた。三条の湯に近付くとトラバース斜面が少し歩きづらかったが、それも特に問題なく進む。テント場には14:16に到着。下りは2時間かからなかった。当然テントは増えていたがまだ空きは十分だった。Zさんは無事に戻っていて既に温泉にも入った後だった。この後自分が温泉に行き汗を流す。なかなか良いお湯だった。夕食を早めに済ませたあとはもう一度お湯に浸かりに行く。体の芯まで温まってからテントに戻り、19時前には2人ともシュラフにくるまり寝てしまう。正確にはシュラフに包まると暑くて寝られず、薄着になることでようやくシュラフの中に入ることができた。が、夜が更けるにしたがい当然のことながら寒くなり、Zさんは持ってきた防寒着を全て着て寝ていた。自分は冬用の暖かいシュラフだったので、一晩寒さを感じることはなく薄着で安眠。夜は満月で、ヘッドライトが不要なくらいの明るさだった。
11月20日(土)
4:10起床。ほんとうは4時にスマホのアラームを鳴らすはずだったが、手違いでならず。偶然目を覚ましたのこの時間だった。Zさんは朝方寒さを少し感じたようだったが、まずまず眠れたようだ。沢沿いのテント場なので、水音で寝られないかと思ったが、お互い案外よく眠れてしまった。起床後寝床を片付けて食事の支度。昨日の鍋物の残りにうどんを投入して朝食とした。ボリュームがあり、体も温まる。パッキングしてテントを撤収する。この際様々な虫がテントの中やらザックの中から出てきて気持ちが悪かった。まだこの時期の標高1000メートル程度だと、虫も活動を止めていないようだった。6:23にテント場を出、一度小屋まで上がり用を足した後に行動開始。後山林道を歩くと単純往復になるが、Zさんの体調も気になるので、安全第一とした。標高が下ると昨日は暗くて見えなかった紅葉があちこちで見られるように。最盛期は既に過ぎてはいるが、それでも名残が見られたので良かった。途中猿の群れに遭遇したりしながら9:03に登山口に到着。Zさんにはここで荷物の番をしてもらい、空荷で駐車場まで約3km歩くことに。天気良くこのまま帰るのは惜しい気がしたが、明日もZさんは仕事なので致し方ない。早く帰宅したほうがいい。早足で歩き30分弱で駐車場に到着。留浦の駐車場は空きがまだあった。この後後片付けもそこそこにのめこい湯で2日分の垢を流してから帰宅。温泉三昧な2日間だったような気がする。
留浦から三条の湯を経由して雲取山を往復すると、距離は40kmを超えた。国道や林道歩きが長いとは言え、なかなかの距離だった。夏は暑くて無理だと思うが、秋も遅い時期なら混雑も避けられ温泉も暖かく、良いコースだと思う。
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