氾濫原〜北泉ケ岳〜泉ケ岳〜桑沼〜
- GPS
- 05:33
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,017m
- 下り
- 1,045m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特にといえば、氾濫原の道が少し分かりにくいけど、余裕があるとそれも楽しい…。 |
写真
装備
個人装備 |
シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
約二十年ぶりの何度目かの泉ヶ岳、表から登るか裏から登るか悩んだ末、「氾濫原」という名前に惹かれて、寄ってもみたいので裏から登ることに決定。
スプリングバレースキー場を過ぎて桑沼脇の駐車場を通りすぎ、大倉山近くの登山口に車を止める。林道はスピード遅めに気を配れば、普通車でもなんとか進める。一般的には桑沼脇の駐車場が無難。大倉山近くの登山口から大倉山尾根稜線への登りは少々きついが、朝の出だしなので快適に進む。目的の行き先は「氾濫原」だが、泉が岳方面も目的の一つなので、稜線に出ると左へすすむ。登山道の整備状況がよく、「縄文の森」と名称をつけるだけあって、公園を散歩しているような楽しさが味わえる道だ。
途中、眼下に「桑沼」が見える展望台がある。落ち葉を踏みしめ、晩秋を味わいながら北泉が岳を経て泉が岳へ。だんだんすれ違う人も多くなった。両山ともピークからの展望はないが、ピークの肩などに見晴らしがきくいい場所がある。この山は何度か来ると、ピーク以外の眺めがいい場所で過ごすようになる山でもある。泉が好き、北泉が好きと人それぞれがいうけれど、そういうことも理由の一つなのかもしれない。
そんなこんなで引き返し、目的の「氾濫原」へ向かう。大倉山の東屋に立ち寄り休憩後、「氾濫原」がある方向に向かって沢に降りて行く。なぜか、今日ばかりは出会った人と話し込んだりもしたので、コースタイムはほぼ参考にはならない。コロナが落ち着いてきたので、久々に話す気分になれたのかもしれない、とも思う。「宮城の山」を一通り登り終えた今年、先週の船形山と同様に、ブナの森の中は日差しもあって、とても気持ちがいい。
「氾濫原」という言葉からは、川が蛇行してとか、平野部の三日月湖とかを連想するが、山の中で「はて?」、興味津々…。確かにいつのまにか水量が減り、蛇行したような跡があり、ついには水の流れが消え、「あれ?」という具合。川石の形が山中の割には角が取れて丸い。「氾濫原」、そいうもなのかとそれなりに納得…、でもでも、「扇状地の扇頂」部分とも言えないか、「扇状地には地形が邪魔してなり損なったけど、水が消えることは扇頂でもあることだし…」などと勝手な想像をしながらの歩きもまた楽し…。考えてみると、盆地のでき方のはじまりに似てなくもない。ただ、突き抜ける水量と力強さがなく、水はけがよければこの地のような「氾濫原」になり、削り抜ければ〇〇盆地のようになり、運悪く(?)水はけが悪いというか、粒子が細かく透水性がなければ、いわゆる平野部の「氾濫原」かも、などと…。道に迷って楽しめる経験ははじめてかもしれない。時間の余裕、登らなきゃというガチガチの気持ちを脇におくと、楽しいものだと…。熊の気配におびえながら…、複雑…。
調べてみると、「山地、丘陵地内の谷底平野などに氾濫により埋め立てられてできた平坦地なども、氾濫原に含められる」と、どこかに載っていた。ここはずっと前の前はV字谷、そこに礫が積もり砂が積もって、水量がそれほどでもなく細かい粒子の土もなく、川の反乱蛇行が…、そして水は礫の間に…。花の季節もいいけど、水が蛇行する季節にまた来て確かめようと心に決めた。徒渉する道具を揃えて…。
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