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Yamareco

記録ID: 377386
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ハイキング
奥秩父

カモシカにも会いました。日向大谷から「両詰山」往復。

2013年12月01日(日) [日帰り]
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GPS
04:50
距離
6.1km
登り
392m
下り
390m

コースタイム

第二駐車場8:20…8:30両神山神社(参拝)8:35…9:23天理尾根分岐…9:35奈良尾沢峠…9:50 852m峰…10:05出原舟10:10…10:22カモシカ遭遇…10:35両詰山10:45…11:03出原舟…11:25 852m峰…11:45小岩峰(昼食)12:10…12:20奈良尾沢峠…12:27天理尾根分岐…12:55両神山荘…13:10第二駐車場
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
日向大谷口に駐車場あり(山荘直下は有料500円、その下に第一から第四まであるが無料)
コース状況/
危険箇所等
「日向大谷から奈良尾沢峠まで」
地図には道が記されているが、かなり荒れている。取付き点からしてわかりづらい。両神山神社下の鳥居前から木橋を渡り、灯篭や石碑の並ぶ前を過ぎ数十m進むと左斜め上に行く踏み跡がある。この道が登山道で、直進するとそのままま下って行ってしまう。登山道自体も所々斜面が崩れて道を埋めており、さらに落ち葉が積もっていて不明瞭なところが多い。わずかな踏み跡が頼りとなる。
「奈良尾沢峠から両詰山まで」
尾根を外さないように進むが、出原舟(地形図では857m峰)は北尾根に引き込まれやすい地形となっている。ここは東側の緩い尾根に入り、植林帯の中を進む。この緩い尾根は途中、尾根の真ん中に窪地がある面白い地形だが、そのまま進むと三角点のある両詰山山頂に着く。
第一駐車場は満車。第二駐車場に何とか車を止められた。さて出発。
2013年12月01日 08:19撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
12/1 8:19
第一駐車場は満車。第二駐車場に何とか車を止められた。さて出発。
第一駐車場前(日向大谷口バス停前)から階段で両神山荘へ。
2013年12月01日 08:25撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
12/1 8:25
第一駐車場前(日向大谷口バス停前)から階段で両神山荘へ。
山荘下の分岐。納宮方向へ。
2013年12月01日 08:27撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
12/1 8:27
山荘下の分岐。納宮方向へ。
両神山神社。ここも狛犬は狼。安全登山を祈願。
2013年12月01日 08:32撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
12/1 8:32
両神山神社。ここも狛犬は狼。安全登山を祈願。
登山道取付き点。ここから左斜めに登るが、標識がなくそのまま直進してしまった。直進するとだんだん下り坂になり、おかしいと思って戻った。
2013年12月01日 08:47撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 8:47
登山道取付き点。ここから左斜めに登るが、標識がなくそのまま直進してしまった。直進するとだんだん下り坂になり、おかしいと思って戻った。
登山道を塞ぐ倒木。
2013年12月01日 09:00撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 9:00
登山道を塞ぐ倒木。
斜面が崩れ、踏み跡すら不明瞭な登山道。
2013年12月01日 09:14撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 9:14
斜面が崩れ、踏み跡すら不明瞭な登山道。
天理尾根分岐。天理岳方面は廃道との看板があった。
2013年12月01日 09:23撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 9:23
天理尾根分岐。天理岳方面は廃道との看板があった。
奈良尾沢峠。単に奈良尾峠とも言うらしい。納宮は左に下る。両詰山へは尾根を直進。
2013年12月01日 09:35撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 9:35
奈良尾沢峠。単に奈良尾峠とも言うらしい。納宮は左に下る。両詰山へは尾根を直進。
小岩峰が現れた。ここは左に巻く。
2013年12月01日 09:45撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
12/1 9:45
小岩峰が現れた。ここは左に巻く。
852m峰。
2013年12月01日 09:51撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
12/1 9:51
852m峰。
出原舟と呼ばれる857m峰。植林境界沿いに進むと北尾根に下ってしまう。ここは写真右手の植林の中を下るのが正解。
2013年12月01日 10:06撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
12/1 10:06
出原舟と呼ばれる857m峰。植林境界沿いに進むと北尾根に下ってしまう。ここは写真右手の植林の中を下るのが正解。
次のピークを右にトラバースした。
2013年12月01日 10:19撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
12/1 10:19
次のピークを右にトラバースした。
何となくトラバースしたら、カモシカ君がこっちを見ている。ズームで撮影。
2013年12月01日 10:23撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 10:23
何となくトラバースしたら、カモシカ君がこっちを見ている。ズームで撮影。
しかし、近付いても逃げずにずっとこっちを見ている。「俺の山に何しに来た」と言っているみたい。この後、枯れ枝が折れる音に反応して逃走した…。
2013年12月01日 10:25撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 10:25
しかし、近付いても逃げずにずっとこっちを見ている。「俺の山に何しに来た」と言っているみたい。この後、枯れ枝が折れる音に反応して逃走した…。
尾根の真ん中が窪地となっている。舟みたいだから「出原舟」と呼ぶのかなぁ〜と思った地形。
2013年12月01日 10:30撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 10:30
尾根の真ん中が窪地となっている。舟みたいだから「出原舟」と呼ぶのかなぁ〜と思った地形。
両詰山山頂。植林の中に三角点があるだけ。展望もない。
2013年12月01日 10:34撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 10:34
両詰山山頂。植林の中に三角点があるだけ。展望もない。
出原舟まで戻ると、眼前に両神山が大きく迫っていた。
2013年12月01日 11:03撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 11:03
出原舟まで戻ると、眼前に両神山が大きく迫っていた。
片や、二子山も良く見える。
2013年12月01日 11:03撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
12/1 11:03
片や、二子山も良く見える。
先々週登った西御荷鉾山(右)とオドケ山(左の三角山)も見えた。
2013年12月01日 11:22撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
12/1 11:22
先々週登った西御荷鉾山(右)とオドケ山(左の三角山)も見えた。
こんなヤセ尾根を戻る。
2013年12月01日 14:45撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 14:45
こんなヤセ尾根を戻る。
戻る途中の小岩峰から見た天理岳。いつか行ってみたい。
2013年12月01日 12:13撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
12/1 12:13
戻る途中の小岩峰から見た天理岳。いつか行ってみたい。
不安定そうな岩を発見。モアイ像のようにも見える。
2013年12月01日 14:46撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 14:46
不安定そうな岩を発見。モアイ像のようにも見える。
無事下山した。快晴で山荘もふとんを干している。
2013年12月01日 12:55撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 12:55
無事下山した。快晴で山荘もふとんを干している。
冬桜もまだ咲いていた。
2013年12月01日 12:55撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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12/1 12:55
冬桜もまだ咲いていた。
撮影機器:

感想

両神山周辺には、何故か「両」の付く山が両神山も含めて3つある。他の2つは両見山と両詰山で、このうち両詰山だけまだ未登だったので、日向大谷から往復することにした。

日向大谷は両神山登山口として有名。今日も多くの車が来ている。午前8時すぎに着いたら、第一駐車場は満車。第二駐車場に何とか空きスペースを見つけ準備をして出発。

ハイシーズンは過ぎているが、それでも多くの登山者が来ている。みんな両神山へと登って行く。さすが百名山。両神山と反対方向に行くのは自分たちだけ。

両神山神社にお参りし、安全登山を祈願して登山開始。鳥居前の木橋を渡って進んでいくと、何だか下りになってきた。尾根を回り込むと道はそのまま下っている。これはおかしいと戻って良く見ると、途中で斜面を登って行く踏み跡があった。道標もなかったが試しに登ってみると、岩にもペンキで矢印が書かれている。やはりこれが本来の道だ。少し登ると道らしくなり、それもジグザグの急登となった。しかし、急登が終わり、山腹の道になるとまた道は消え、テープとわずかな踏み跡を辿る。途中には倒木で道を塞いでいる所もあった。この道は昔からの登山道、しかも両神山神社の参道でもあった道のはず。だが、今はもう歩く人はほとんどいないのか、手入れもされず荒れるにまかされている。そうして出た尾根には、天理尾根分岐の道標があった。でも天理岳方面は廃道、注意との看板も立っていた。
片方は奈良尾沢峠(単に奈良尾峠とも呼ばれている)を指しており、これに従って尾根通しに進むと、間もなく納宮へ下る道標があった。ここが奈良尾沢峠らしい。この下り道をちょっと覗いたが、落ち葉に埋もれ不明瞭だった。それに、2万5千分の1地形図に描かれている破線の道とは少し違うルートのようだ。

今日はこの尾根を直進し、両詰山へと向かう。地形図にも道はないが、尾根ははっきりしているので迷わず進む。何度かアップダウンを繰り返し、852m峰、857m峰と登る。857m峰は昭文社の地図では「出原舟」と名前が記されている。迷うとしたらここだけで、北に派生する尾根の方が明瞭で、こちらに下ってしまいやすい。主尾根は植林帯の中で分かりにくいが、境界の杭を目印に下って行く。次の小ピークは何となく登る気がせず巻いて行くと、檜の間から何かがこっちを見ている。真っ黒いヤツだ。一瞬クマかと思ったが、それはカモシカさんだった。近づいても逃げず、カメラを向けてもずっとこちらを見ている。でも何枚か写真を撮り、踏み出した足で小枝がポキッと折れる音がした瞬間、反転して逃げて行った。
このあたりの地形は、尾根の真ん中に窪地があったりする、いわゆる「舟形地形」というやつで、それで「出原舟」という名前が付いたのかも…などと考えながら歩いていると、あっけなく目的地の両詰山に着いた。

両詰山の山頂は、植林の中のピークで三角点と手製の標識のある静かな所だった。展望もなく、特に目立つ山でもなく、標高も出原舟より低い。ここに立派な山名が付いていること自体不思議だった。

帰路は来た道を戻る。出原舟に登り返すと、目の前に両神山が大きく見えた。往路では背後で気付かなかったが、両神山が良く見える尾根道だった。その先の小岩峰でもよく見え、ここで昼食とした。

天気は最高、誰にも会わない、いや、カモシカさんと出合った、素敵な静かな山歩きとなった。

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