記録ID: 3778269
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ハイキング
奥武蔵
神川御嶽山 ゴ・ドーハンの山旅 里山御嶽巡り
2021年11月21日(日) [日帰り]
群馬県
埼玉県
godohan
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 06:18
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 703m
- 下り
- 700m
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| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
自転車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
山頂直下の男坂とわたるせコースの近道にちょっとした岩場があります。 |
写真
道のオアシス神泉に駐車し、マリンちゃんで登山口に向かいます。
関東武士の元祖、児玉党の開祖で阿久原の牧の長官であった有道氏のお墓であろうといわれています。
本日の里山は神川御嶽山。金鑽神社からのコースが一般的ですが、里山を味わうならこちら側からでしょう。
登山道に戻って山頂を目指します。ということは登山口あたりが新宿！
小広地に出ました。木々が無かったら展望抜群、物見台でもあったのかな？
御嶽(みたけ)城本郭跡。南北朝時代に長井氏が築城し、のちに安保氏が再築城した中世山城。戦国時代は関東管領上杉憲正側にあり北條氏康に攻めらてたそうです。
3
11/21 10:50
御嶽(みたけ)城本郭跡。南北朝時代に長井氏が築城し、のちに安保氏が再築城した中世山城。戦国時代は関東管領上杉憲正側にあり北條氏康に攻めらてたそうです。
左は見晴台方面の一般コース。尾根道(近道)にはトラロープがあります。
卵塔場がありました。多くの墓石が倒れ散乱しています。法楽寺の住職のものでしょうか。「○應」という名を踏襲されています。
これは興味深い。江戸時代最後の御嶽山主「順應」法印(慶應元年帰山)とその子「信應」さん(明治二十年帰天)のもの。神仏分離、教派神道成立の前と後。
2
11/21 11:10
これは興味深い。江戸時代最後の御嶽山主「順應」法印(慶應元年帰山)とその子「信應」さん(明治二十年帰天)のもの。神仏分離、教派神道成立の前と後。
ちょっと大きめの青石「庚申塔」が斜面に立て掛けられていました。
背面には「萬延元歳次庚申八月吉日(1860)/御嶽山内中」とあります。
各所にある案内板。ハイキング適期の日曜ですが誰もいません。
もったいないですね。
もったいないですね。
右の「道祖神」には「明治三十三年一月吉日/子供連中」、中は無銘。
双体道祖神。判読困難ですが、多分「寛政六寅年」(1794)、「九月吉日」。女神が徳利を持っていますね。
石祠は「大正五年十一月建立/若泉村 下渡瀬中」。若泉村は明治22年成立し、昭和24年廃止。
よく見ると、「竹邊霊神」。願主は花園村小前田の田邊さん。さらにその手前に塔がうつ伏せに倒れており、
「三十三度大願成就」「明治廿三年九月四日/司導 田邊竹五郎」と銘がありました。
ふと左斜面の岩場を見ると、その下部に石像が見えました。思ってもみなかったサプライズにテンション⤴。
はやる気持ちを抑えながら慎重に近づいてみると、まずは青石に「帝釈天/願主銘」
そして行者の座像。普寛行者でしょうか。残念ながらお顔の表情はわかりません。
御幣を浮彫りした石塔(願主銘あり)と行者の立像。覚明行者かな？こちらもお顔が欠けています。
岩場の上に行ってみると、行者のいる岩屋の上に不動明王がおられました。丸腰では近寄れないので遠目で参拝します。
尾根には御嶽大神を中心とした石造物があります。下方から確認します。
見事な丸彫りの八海山大頭羅神王像、ではなく三笠山刀利天宮でした。( montblanc55にご指摘いただきました。)
象冠の目力も迫力があります。牙が折れているのが残念。神像には別あつらえの目玉があったようです。
手前の碑には「大己貴命(おおなむちのみこと)/少彦名命(すくなひこなのみこと)」の二神。
左奥の碑には主神の「天照皇大神宮」とその両脇に「八幡大神/春日大神」。ちなみに両神山三笠山にはこの三神の像があります。
そして主役の御嶽山座王大権現像。前方の二神とセットにするなら国常立尊(くにのとこたちのみこと)でしょうか。
大正七年、御嶽一同による石祠。この先(下方)から石仏群です。
(？番) 千手観音立像「江戸元□町/松坂屋□□□」古老曰く「あの松坂屋」の寄進。
六十一番 金剛界大日如来坐像「武州出丑村＜以下欠落＞/願主銘」
(神川)御嶽山は法楽寺(本山派修験聖護院末)の回峰行場があり、石仏群は弘法大師の四国霊場を模したもの。神仏分離令で法楽寺は廃寺になり、石仏は明治末に観音山(御岳山の東)に移されたが、大正末に再び現在地に戻されたそうです。移設の理由が気になりますね。
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11/21 14:00
(神川)御嶽山は法楽寺(本山派修験聖護院末)の回峰行場があり、石仏群は弘法大師の四国霊場を模したもの。神仏分離令で法楽寺は廃寺になり、石仏は明治末に観音山(御岳山の東)に移されたが、大正末に再び現在地に戻されたそうです。移設の理由が気になりますね。
弁慶穴を経由して見晴台へ向かいました。地蔵穴と最後の不動様を見逃してしまいました。残念！
残る台石には「武蔵国 蔵王大明神」明治四十五年再建。岩場に立つ蔵王権現の姿を見たかったですね。本日はドーハンが代役を務めます。
7
11/21 14:31
残る台石には「武蔵国 蔵王大明神」明治四十五年再建。
岩場に立つ蔵王権現の姿を見たかったですね。本日はドーハンが代役を務めます。
岩場に立つ蔵王権現の姿を見たかったですね。本日はドーハンが代役を務めます。
「北武蔵」の地図を見ながら山座同定しているお方と少しお話をしました。
法楽寺跡。本山派修験で聖護院末御嶽山金剛院といい、明治初年まで栄えたそうです。この後ゴルフ場方面に向かいましたが、忘れ物に気づきました。
3
11/21 14:54
法楽寺跡。本山派修験で聖護院末御嶽山金剛院といい、明治初年まで栄えたそうです。この後ゴルフ場方面に向かいましたが、忘れ物に気づきました。
久しぶりのドーハン忘れ！空が暗くなり、時間の読めない阿久原御嶽は諦めました。
「木村翁頌徳碑」養蚕業の発展に貢献したお方だそうです。
碑の左奥手から尾根に取り付きます。
碑の左奥手から尾根に取り付きます。
撮影機器：
感想
・本来は長野方面に遠征を考えていたのですが、しびれがお尻から腰上まで広がり、体が非常に重くで、朝なかなか起きられませんでした。ということでいつものエリアでの山歩きになりました。
・以前考えた阿久原御嶽山から神川御嶽山のルートを逆から登ることにしました。金鑽神社からは登ったことがあるので、別のコース、特に秋葉神社のコースは神像もあるみたいなのでとても楽しみにしていました。さらに、思ってもみなかった行者像にまで会えて大収穫でした。
・雲が厚くなり、そもそもスタートが遅かったので、阿久原御嶽山に繋げるのは諦めて、時間の読める山頂から北東方面に降りる尾根を登ってみることにしました。そして図らずも3度の登頂になった次第です。
・どのコースからでも1キロちょっとで登れてしまう、まさに里山ですが、立派な神社や鏡岩など見所があり、見晴台からの眺望も抜群、それから信仰の歴史を伝える石分も豊富なので私的には超お勧めのお山です。宿題を残したので、またすぐにお訪ねすることになるでしょう。
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kaori509 さん
早速ですが、すごーー
神川みたけ山に、木曽おんたけの神像があるなんて！まさしく目ん玉とびでて、眠気が吹き飛びました。
あ、ちなみに、象冠は八海山では無く三笠山だったかも…
とにかく近々訪れてみたいです。ありがとうございました。
城峯方面も後半はランを入れて充実していたみたいですね(笑)。お電話しようかなとも思いましたが如何せん時間が遅すぎたので、遠慮しました。
さて、神川の「みたけ」ですが、ちょっと軽く見ていましたが、濃厚な信仰があったみたいですね。神像もそうですが、行者像も2体もあって小躍りしました。像容は典型的な普寛行者像ですが、何か「覚明推し」のようにも感じました。「象冠」ありがとうございます。早速訂正しておきます。今まで見た「三笠山」に比べてると勇ましい感じで、こちらも一見の価値があると思います。
「隠れ地蔵」もあるみたいので、是非探してみてみて下さい！
身体の方は益々重くなり、そのうちお山歩きもできなくなりのではと不安がよぎります。では。
神川御嶽山は武蔵御嶽系列いわゆる『みたけ/御嶽山蔵王大権現』だと思ってましたが、
この山行記録を見て『おんたけ/御嶽山座王大権現』も有る事が判明し驚きました。
近いうちに行ってみたくなりました
素晴らしい情報提供ありがとうございました
こちらこそいつも情報ありがとうございます。
そうなんですよ、逆に私は知識がなかったので、てっきり「神川おんたけ山」だと思っていたら、現地の表記が「みたけ山」になっていて「あれ？」と思った次第です。
月曜には阿久原御嶽山に行き、先程アップいたしました。それから火曜には先日教えていただいた湯宿にも行ってきたので明日以降アップいたします。何しろアナログ人間ですので、指が遅くて(笑)。またいろいろと教えてくださいませ。 コメントありがとうございました。
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