丹沢主脈から宮ヶ瀬湖(焼山、黍殻山、蛭ヶ岳、丹沢山、高畑山)
- GPS
- 12:04
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,285m
- 下り
- 2,241m
コースタイム
7:27 西野々 1時間47分
9:14-9:22 焼山 53分
10:15 黍殻山 23分
10:38-10:50 黍殻山避難小屋 45分
11:35-11:57 姫次 14分
12:11 原小屋平 9分
12:20 地蔵平 1時間4分
13:24-13:39 蛭ヶ岳 27分
14:06 鬼ヶ岩 17分
14:23 棚沢の頭 13分
14:36 不動の峰 40分
15:16 丹沢山
二日目コースと時間 4時間11分(歩いた時間4時間5分)
6:36 丹沢山 41分
7:17 太礼の頭 19分
7:36 円山木の頭 25分
8:01 本間の頭 1時間18分
9:19 金冷し 23分
9:42-9:48 高畑山 59分
10:47 三叉路バス停
過去天気図(気象庁) | 2007年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
丹沢主脈縦走に友人と2人で挑戦。去年の夏ヒルに負けたルート。暖かくなってヒルが出てくる前に登ろうという計画。西野々への交通機関が少なくて大変です。橋本駅からバス。三ヶ木でバスを乗り換えて西野々まで。
西野々のバス停から歩き始めたが天気はどんよりした曇り。展望は期待できそうにありません。最近の寒さで前日には都心で観測史上最も遅い初雪が降っていたので雪がたくさん降ったりしなければいいけどと心配しながらのスタート。
登るうちにちらちらと雪が舞い始め、焼山につく頃にははっきり降っているのがわかりました。でも量は少ないので登るのに支障はありません。焼山には鉄の展望台があり結構高いので上るときは少し怖い。もちろん雪のため展望はなし。下のほうに街と橋が見えただけ。
焼山の後も順調に進みましたがほんの少し積もった雪のせいか、いつもよりゆっくりペース。黍殻山は巻き道もあったけど頂上に行ってみました。自動の雨量観測施設があるだけの寂しい頂上でした。頂上への道は少し険しかっただけにがっかり。次回からは巻こうかな。
黍殻山避難小屋は黍殻山の頂上から少し離れたところにありました。小屋の前は広場のようになっていて、暖かくて天気がよければお弁当を広げたくなるような開放的なところ。小屋もなかなか綺麗で大きな薪ストーブがありました。ふと横を見ると見知らぬザックが小屋の中にありました。避難小屋に泊まるつもりの人のだろうか?自分らは小屋で一休みした後、姫次を目指します。冬の丹沢、寒いといっても昼間で登っている間なら半袖と長袖の2枚で十分でした。休憩の時はフリースを羽織ります。
姫次はベンチもあり眼前も開けているので晴れていればいい景色だったはず。予定より少し遅めの到着でしたがお昼ご飯にします。出かける前に沸かしてテルモスに入れておいたお湯でカップラーメンを作りました。うどんタイプだったからか、テルモスのお湯だったからか少し麺が固めに出来上がりましたがもともとやわらかいより固めの方が好きなのでよかったです。パンも食べて出発。
原小屋平は昔ここに小屋があったのかなと感じられるところ。本当はどうなんだろう。地蔵平も順調に通過したその先に登山道崩落地。蛭ヶ岳山荘のホームページに書いてあったので心の準備はできていました。確かに崩れていますが上側に道ができているので問題なく通過。
蛭ヶ岳。山頂直前の登りも山荘の屋根が見えてくるとあと一息。山荘が見えると本当にほっとします。あいかわらず山小屋の犬は吠えまくっていました。山頂に雪はほとんどなし。今回の山行で一番高いところへ着いて少し気が楽になりました。記念撮影したり小屋の周りを見て回ったりして丹沢山へ。
蛭ヶ岳から丹沢山、塔ノ岳への尾根は丹沢の中で好きなところ。笹原の尾根で丹沢の山々がよく見えて歩くのも楽しいです。今回も何度も振り返りながら進みました。蛭ヶ岳山荘の屋根を見つけてあれが蛭ヶ岳かと確認したり。そんなことが妙に楽しい。尾根の南側斜面は雪がなく枯れ草のうす茶色、北側は雪で白、尾根を境にしてくっきり分かれています。雪がついた木は桜が咲いているようで綺麗です。冬も丹沢、なかなかいいです。
鬼ヶ岩、棚沢の頭、不動の峰と順調に通過、きつい登り返しの終点が丹沢山。着いたのが15時過ぎ。このタイムだとこの時期の丹沢主脈日帰りは無理だなと思いました。丹沢山山頂にあるみやま山荘は綺麗な山荘。今まで外から見てそう思っていましたが中も綺麗でした。ストーブで暑いくらいに暖かい。夕食まで時間があったので山荘の本を読んだり転寝したり。夕食は一人用の鉄板が出てきて焼肉。いつもの自分の夕食より豪華でした。夕食の後、ビールを飲んだり他の宿泊者と話をしたりして20時半前に就寝。みやま山荘は寝床のそばにも大きな窓があるので外がよく見えます。大山越しの夜景が綺麗でした。
二日目。夜中に何度か目が覚めましたがぐっすり眠れました。起きると東の空が明るくなってきていたので急いでレインウエアを着て外へ。もちろんご来光を拝むためです。外に出てみると昨日とうってかわって富士山、南アルプスがよく見えています。東方向は木が多いので日の出がよく見えるところを探してうろうろ。宮が瀬への登山道を少し進んだところにちょうどいいポイントがありました。ご来光、富士山を楽しんだ後は朝食。炊き込みご飯。おいしかったです。全体的に少し味が濃い目。
宮が瀬へ向けて下山。上を2枚だけ着て歩いていたらすぐ寒くて耐えられなくなりました。あわててフリースと毛糸の帽子を着込みました。ハイドレーションのチューブの水が凍るくらいなのでやっぱりシャツ2枚はきつかったようです。
丹沢山からけっこう下ってちょこっと登り返したところが丹沢三峰の一つ、太礼の頭。あっけなく着きました。ですがここから先、残りの2つ、円山木の頭、本間の頭はそれなりの登り返しがあってこれは丹沢三峰のピークだなとわかります。ただ、円山木の頭と本間の頭の間にも一つピークがあります。丹沢四峰だと語呂が悪いから無視されたピークなのかな?
丹沢三峰を通過して高度がどんどん下がってくると登山道は雪がなくなって歩きやすくなりました。ところどころ崩れた登山道に鉄の橋がかかっているところがありましたが雪もないし危険ではありません。それよりもピークをまいてトラバースするところが何箇所かあり道幅が狭いのでそこのほうが怖かったです。下っていくと下に宮が瀬湖が見えてきますがなかなか近くならずうんざり。うんざりしていたところに現れた高畑山ですこし気分転換ができました。高畑山はのんびりできるピークで木製の展望台があります。大山がよく見えました。
高畑山の後はまた宮が瀬湖を見るのだけを楽しみにだらだら下って最後は林業の作業道のようなところを通ってバス停の前に着きました。バスがすぐ来てラッキーでした。無事下山できてほっとしました。バスの中から道路わきに菜の花が咲いているのを見つけてもう春だなあと思いました。
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