武奈ヶ岳 (金糞峠〜中峠〜山頂〜広谷〜北比良峠)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,064m
- 下り
- 1,049m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 先ず金糞峠へ。正面谷に沿って登りだす。地図の最初の分岐点が大山口だ。此処で右(北)へ折れ渡渉するとダケ道で、北比良峠へ行く道が分かれる。 金糞峠は真っ直ぐ進む。ここで林道が終わり登山道になる。 ◆ 次の目印は青ガレだ。谷にはダムが一杯あり、その度に坂道が急になりダムを越えて行く事になる。5〜6回これを繰り返すと青ガレに着く。 小さなダムがあり石垣のダムを水が流れている。日陰で夏は涼しい休憩場所だ。 道は前の谷を渡渉して、大きな岩のデブリの左側を登る。足元は確りしていて注意して登れば危険は無い。赤ペンキの道標もある。 ◆ 青ガレを登り、小さな右からの沢を渡ると、道はいよいよ金糞峠までの石だらけの、空谷を登るようになる。所所にペンキの道標がある。谷を外さない様に進む事。やがて正面に峠のキレットが見える。この辺りで右の山腹の草つきに入らない事。 ◆ 金糞峠は大きく切れ込んだ狭い峠だ。冬は西風が強い所だ。V字に切れ込んだ谷の向こうに琵琶湖が見える。十字路になっていて、北東方向は石楠花尾根伝いに北比良峠へ。左(南)方向は堂満岳や南比良峠に出る縦走路だ。 ◆ 中峠へは真っ直ぐ北西に下り、奥の深谷の木橋を右岸に渡り、100mほど下ると右へヨキトウゲ谷分岐がある。道標もある。中峠はこの谷を詰める。10回の渡渉を繰り返すと、右からの沢が合流する地点で道は谷を離れ、右(北)側の山腹に取り付きトラバース気味に進んで中峠に着く。 峠の手前、ヨキトウゲ谷源流の両側の山腹のブナの林が素晴らしい。今は葉っぱが全くないが、それでもこのブナ林の立ち木の雰囲気が何とも言えない。 峠に上は、此処も何時も西風が強い。 ◆ 峠から、真っ直ぐ下るとワサビ平を越えてワサビ峠へ。左はシャクシコバの頭を経て大橋に出る小川新道だ。 コヤマノ岳は右(北)へ尾根上を進む。最初は急な登りで、腹が減って来ている頃でいつもしんどい。時間的には私の足でも20分足らずで、大した事はないが。 この尾根はコヤマノ岳を超え、イブルキノコバからの道と合流するが、この間のブナの森は比良山の中で最も美しいものだ。 夏場は山頂は暑いのでコヤマノ岳で弁当にするが、今日は山頂で食べる事にする。 ◆山頂は思ったより風も無くて、初めは日が照って暖かかったが、日が陰るとさすがに寒くなった。東の釈迦岳にはガスがかかり、天気の割には展望は良くなかった。時間も早く広谷を回って下りる事にする。 ◆ 北尾根を下り細川越に向う。最初が急な下りで湿った粘土質のヌルヌルした道に往生する。尻餅を搗かない様用心して下る。 ◆ 細川越からは右(南)に少し下ると小川に出る。広谷だ。広谷(地名)にはこの沢沿いに下って行く。途中橋が流されて仕舞って、5回の渡渉の内橋は一箇所しかない。水量が少なく渡るに困難な事はない。 ◆ 広谷は真っ直ぐ行けば八淵の滝へ行くが、八雲が原には3本の丸木で出来た橋を対岸(右岸)に渡らなければならない。渡ると南から来ている沢の中を100m位上ると左側に道標がある。右岸へ上がりジグザグに少し登るとすぐイブルキノコバだ。 山頂直下のイブルキノ分岐から下りて来た道と一緒になり南に進むと、小さな沢を3つ渡り八雲が原に出る。 ◆ 何時もは湿原を渡り北比良峠に出るが、今日は八雲観音の前をスキーコース跡を登り北比良峠へ。こちらの方が見晴らしがいい。 ◆ 北比良峠は広々とした所で、昔ロープウェイの山上駅があった所だ。琵琶湖がよく見える。 ここからは大山口迄一本道だ。石楠花尾根の前山から南に分かれた尾根を下って行く。暫くすると大きくジグザグに下るようになり、途中大山口までの中間点にカモシカ台があり小さな広場になっている。一休みするのに丁度良い。 後半は道は尾根から離れ谷道となり、小さな沢沿いに石の多い急坂を下ると大山口だ。此処まで来れば大丈夫。あとは林道をのんびり駐車場迄下るだけだ。 |
感想
◆ 今日の天気予報は晴れ、気温5〜15度だ。中途半端な気温で、下手をして時雨にでも合えば寒いこと間違いない。かと言って暑いのも適わない。荷物が重くなるのはしんどいから、色々と服装に気を使う季節だ。
◆ 登山口の気温7.5 度、風もなく結構暖かい。歩き出すと汗が出てきた。
今年、イン谷口から12回目の武奈ヶ岳だ。それも金糞峠経由の登りが12回。今年はダケ道の下りは4回あるが、登りに通ったことは一度もない。矢張りヨキトウゲ谷〜コヤマノ岳経由の方が面白いからだ。
それに中峠下とコヤマノ岳のブナの林が季節ごとに素晴らしい。今はもう葉が落ちてしまっているが、これはこれで風情がある。間もなく霧氷が付く様になると尚更だ。
◆ 金糞峠に着くと西風が意外に冷たかった。中峠に着いてもその感じは同じで冷たい風だった。でも今までの経験で、山頂では意外に暖かい事が多い。勿論山頂の岩陰の話だが。
今日も西風を避けて、山頂の北東に座って弁当にする。最初は暖かかったが途中から日が陰り最後は寒くなって来た。
◆ 出発が何時もの私より早かったので、このまま下ったら早すぎると思い、私が先に言い出して、広谷に回る事にする。
広谷は途中に滝が一箇所も無く、緩やかな流れの谷で、それに沿って下る道は景色がよく歩き易い、なかなか良い道で気持ち良い谷だ。私が最も好きな谷だ。
◆ 午前中のコヤマノ岳の登りでも見かけたが、大きな石が掘り返されていた。鹿が角で掘り返すには石が大き過ぎ、猪だろうかと思っていたが、広谷を下って湿地まで来ると、猪がミミズを探す時に土を掘り返した様な跡が一杯ある。今迄猿と鹿は時々見かけるが猪は見たことがない。が、ほんとに居るのだろう。
◆ ダケ道は長くて単調なのであまり通らないが、最近はボランティアの方が道を整備して呉れて物凄く歩き易くなった。道にゴロゴロしていた石を皆んな取り払い、段差の所は木や岩の階段を設けてくれているので、歩く時間も短くなった様に思う。実に有り難い事だ。
◆ 北比良峠を出発しようとする時、若者2人が地図のような物を持ってダケ道を登って来た。そして八雲が原はどう行くか聞いてきた。靴はスニカーのようで、荷物も殆ど持っていない。
もう2時だ。今から頂上まで行くのかと聞くと、はっきりした返事はなかったが、半分諦めている様にも見えたので、八雲が原より奥には行かずにこの道をまた下りた方がいいよと言って分かれた。
今は一年で一番日暮れが早い時期だ。4時半には暗くなる。日暮れ前に下りれただろうか。よくこんなハイカーかどうか分からないのに出会うが、不思議でならない。
moto さん、有難うございました。楽しい一日でした。
mesnerさん、こんばんは。
先日は、ご苦労様でした。。天気は思ったよりも良くなかったですが、あまり寒くなかったのが救いでしたね。帰りは、mesnerさん、お勧めの北陵回りでしたがスゲ原から広谷までの谷道は何時通っても雰囲気の良い道ですね。。また、歩き難くて、何時も敬遠して1年ぶりで通るダケ道もボランティアの方々が整備して下さり、大変歩きやすくなっていました。。本当にありがたいことです。この場をお借りしてお礼申し上げます。mesnerさん、ありがとうございました。また、ご一緒して下さいね。。
先日はお疲れさんでした。
天気もまぁまぁで、いい登山日和でした。お蔭さんで楽しい一日でした。有難うございました。
所で、あの若者達はあの後どうしたでしょうね。明るい内に下りれたかな?
また行きましょう。
最近は、お二人で登られる機会が増えたようですね。
一人には一人、複数には複数のメリット、デメリットがあると思いますが、今までとは違った感じで楽しんでいらっしゃるように思っています。
記録、楽しみにしています。
お疲れ様でした。
コメント有難うございまっす。
しゃべりながらの歩きもいいですね。年が年なので二人の方が気丈夫な事もありますしね。
ペースやスタイルがありますから、一概にいい事ずくめとは行きませんが、気が合えばこんなにいい事はありませんよね。
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