高見石小屋の名物揚げパンと初冬の北八ヶ岳スノーハイク

2021年11月28日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.4km
• 登り: 880m
• 下り: 873m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:10
• 休憩: 2:50
• 合計: 8:00

7:50 渋御殿湯
8:45 9:15 賽ノ河原地蔵
9:40 10:15 高見石小屋
10:20 10:40 高見石
10:45 11:00 高見石小屋
11:20 11:35 白駒荘
11:40 11:40 ニュウ方面分岐
11:50 12:00 白駒湿原
12:30 12:30 稲子湯分岐
12:40 13:00 ニュウ
13:35 13:40 中山分岐
13:55 13:55 中山
14:00 14:10 中山展望台
14:40 14:45 高見石小屋
15:00 15:05 賽ノ河原地蔵
15:50 15:50 渋御殿湯
15:50 ゴール地点

天候

快晴無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

渋御殿湯の駐車場を利用(渋御殿湯内カウンターにて受付、1台1000円)。駐車場にトイレあり。
※白駒池の最寄り駐車場は、メルヘン街道(国道299号線)の冬季通行止めのためR.3/11/18〜R.4/4/21まで利用できません。

バス利用の方は、茅野駅から渋の湯(渋御殿湯)まで約1時間、1200円です。詳細は下記の茅野市HPを参照ください。https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/chiikisenryaku/1059.html

コース状況／危険箇所等

登山ポストは渋御殿湯ちょい上の登山口前にあります。
この日は前日に雪が降り、コース上の積雪は概ね3〜5cm、高見石小屋〜中山間が7〜8cmといったところ。凍結箇所はほぼなし、新雪なので歩きやすく、チェーンスパイクなしでも行けました。(翌日から天気が崩れ季節が進む予報のため、状況は変わると思います)

その他周辺情報

渋御殿湯は日帰り入浴1000円。私は入りませんでしたが、泉質は酸性硫黄泉で、周辺は硫黄の香りがプンプンして私が好きそうな感じ。超入りたかった、、

写真

ちょうど日が上りそうな時間帯だったので諏訪湖に寄り道。燃えるような朝焼けの空にくっきり富士山シルエットGET。

道中見えたモルゲンロートの御嶽山。

蓼科山や八ヶ岳連峰も綺麗に焼けていました。

相変わらず鹿が多いし車慣れしまくり。平気で飛び出してくるのでご注意ください。この日は他にもリスやキツネが飛び出してきました(笑)

渋御殿湯駐車場は1日1000円です。建物内のカウンターにて受付してから駐車してください。駐車場にはトイレもあります。

AM7:50頃、渋御殿湯を出発。渋御殿湯は想像の倍くらいでっかい立派な建物でした。今日は入りませんが、硫黄の香りがプンプンしています。超入りたかった、、

渋御殿湯ちょい上の登山口です。登山ポストはここにあります。

この橋を渡ってスタートです。揚げパンの営業時間にはちと早めなので、今日は写真を撮ったりのんびり歩きます。

しばらく沢沿いの樹林帯を進みます。積雪は3〜5cm程度、凍結はほぼなく、チェーンスパイクなしでも歩けました。前日に雪が降ったとのことで、新雪で歩きやすかったです。

雪を纏ったこけ丸さんも素敵。

10センチ級の超ロング霜柱。

いくつかこんな感じの橋があります。凍結時はめちゃくちゃ滑るのでご注意ください。

樹林帯を抜けると賽の河原です。ゴーロ地帯ですが、岩に雪や氷がついていると滑りやすいのでご注意ください。

辺りの木々もまっしろけで超キレイです。

賽の河原からは御嶽山や木曽駒ヶ岳が綺麗に見えました。

賽の河原地蔵。なんかめっちゃ寒そう。

岩の雪をよく見ると、氷の華のような結晶がキラキラ輝いていてめちゃくちゃ綺麗でした。

揚げパンの時間にはちょっと早いので、写真を撮ったり超のんびり歩いていましたが、ここだけで何枚撮ったことか(笑)

エビしっぽ。

賽の河原上部で左側の樹林帯へ入ります。

青空と霧氷のコントラストが美しくてムヒョーって感じです(定番)

AM9:40頃、高見石小屋に到着。

手作りの看板が素敵。

中もレトロな感じで良い！

「ランプと星空の山小屋」と言うだけあってランプがいっぱい。

日が出てきてからは落雪、落氷にご注意ください。

さてさて。本日のメインイベント高見石小屋の名物揚げパン！注文は10時からでしたが、宿泊者用に油が温まっているからと、ご厚意でフライングゲットできました。

迷うことなく全種セットをオーダー。手前から時計回りにチーズ、黒ごま、抹茶、ココア、きな粉です。

寒空の下、暖かくて可愛い揚げパン、マジで最高でした。今まで食べてきた揚げパン史上1位でした。

どれも美味しくて1位が選べない(笑) 私はきな粉、黒ごま、抹茶が同率1位でした。

テラスの手摺りの霜は美しい氷晶。

樹氷とハーフムーン。

高見石は小屋のすぐ裏です。そこでコーヒーでもと思っていましたが、ごみの回収が困難な場所のため、飲食は禁止です。

高見石からは高見石小屋と中央アルプスが良く見えます。

右の１番高いところが木曽駒ヶ岳。

御嶽山チラリズム。

これから向かう白駒池方面。

まっしろけです。

一部ですが北アルプスも良く見えます。

快晴無風で物凄く居心地がよく、高見石小屋と高見石だけで1時間半近く過ごしました。

超静か。新雪を踏みしめながら歩く音が心地良いです。

木道が本日の核心部といっても過言ではない(笑)

白駒池に到着。写真は白駒荘前の桟橋からです。真っ白と真っ青の素晴らしい景色。だーれもいなくて静かで絶景を独り占めでした。

恐る恐る降りてみると、もう乗れました。

白駒池沿いの分岐地点からにゅう方面へ樹林帯に入ります。

穏やかな道を少し進むと、

白駒湿原に出ました。

落っこちてた松の枝葉でチビだるま。嫁に見せたら俺に似てるって。目が細いって言いたいだけだと思う(笑)

PM0:40ニュウに到着。思っていたより眺望抜群です。

にゅう山頂からは八ヶ岳がドカーンと見えます。

八ヶ岳バックに。

硫黄岳。

真ん中は霞沢岳。

これから向かう中山の奥には槍穂！左奥は霞沢岳かな？

中山と槍穂。

槍も今日はバッチリ見えるなあ。

美ヶ原の王ヶ頭の電波塔群の奥には

硫黄岳左には富士山もバッチリ。

100点満点の富士山GET。

富士山から金峰山など秩父の山。

右の１番高いところが金峰山。分かりにくいですが、金峰山の下には瑞牆山も見えています。真ん中のピークは朝日岳、左のピークは国師ヶ岳。

右から金峰山、朝日岳、国師ヶ岳、写真真ん中辺りに甲武信岳、左のピークはなんだろう。武甲山とか御座山とか両神山辺りだと思うけど。

どこまでも続く樹氷の森。

中山を経由して高見石小屋に戻り、渋御殿湯まで来た道を戻るルートで帰ります。

この辺は立ち枯れした木が多い。

樹氷のトンネルを進む。先行パーティーの後ろ姿がいい感じ過ぎてお借りしました。

無数のつららを纏ってキラキラしててクリスマスツリーみたいでした。

日光で虹色に輝いていました。肉眼ではもっと綺麗だったんですが、写真だと難しい、、

超きれい。

中山山頂手前で後ろを振り返る。結構登ってきました。

さっき行ったにゅう山頂かな。結構下に見えます。

PM1:55頃、中山に到着。中山のピークは樹林帯のため展望はありません。

中山山頂すぐ近くの中山展望台は眺望ありです。

撮っていただきました。中山展望台の景色が想像の30倍くらい良くてビックリ。

中央アルプス。左の高いところが空木岳、右の１番高いところが木曽駒ヶ岳。

だんだん視線を北に移します。どっしりとした御嶽山。

左のピークは乗鞍岳。

霞沢岳かな？

左の3つ並んだピークは前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳。大キレットを越えたとこが南岳、右のとんがりピークは槍ヶ岳。右手前のなだらかな丘は霧ヶ峰。この間行った車山山頂の気象レーダードームも見えています。

槍ヶ岳！右の雲がかかってるのは常念岳。写真中央下に車山山頂の気象レーダードーム。

綺麗なドーム状の蓼科山と北横岳。あっちまでずーーーーっと縦走したい(笑)

奥穂〜鷲羽岳。

奥のテーブル状の台地は美ヶ原。

樹氷と御嶽山。

スノーモンスターズ。

PM2:40、高見石小屋に到着。中山から高見石小屋までが1番雪が多かったですが、チェーンスパイクなしでも歩けました。

PM2:50、賽の河原。

賽の河原より下の雪はだいぶ融けていました。

PM3:50頃、登山口に到着。結局夏靴でチェーンスパイクすら使わないで歩けました。

お疲れちゃんでした。ここはまた来たいなあ。

帰り道から八ヶ岳連峰のアーベントロート。最高の1日でした。

おまけ。ちょうど上諏訪駅の前を通ったとき、諏訪湖ででっかい花火が上がりました。なんでもここ最近毎週10分間くらいだけ打ち上げていたらしく、しかもこの日が最終日とのこと。すげーいいタイミングでラッキーでした。

撮影機器：

OM-D E-M10 Mark II ボディ オリンパス

Xperia XZ1 SOV36 au SONY

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター 毛帽子 靴 ザック 昼ご飯 飲料 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ チェーンスパイク

感想

ra-men

この日は高見石小屋の名物の揚げパンを食べに行きました。やっていない日もあるので、営業日と営業時間は事前問合せ推奨です。白駒池近くの駐車場は、メルヘン街道の冬季通行止めのため利用できませんので、渋御殿湯からのスタートです。
揚げパンは迷うことなく全種セットをオーダー。チーズ、黒ごま、抹茶、ココア、きな粉の5種類で、期待以上にめちゃくちゃ美味しかったです。今まで食べてきた揚げパン史上、優勝でした。
高見石小屋すぐ裏の高見石に登ると、あまりに天気が良くて、今日は揚げパンだけのつもりで来ましたが、にゅうと中山を周回していくことにしました。どちらも初めて来ましたが、想像の何倍も景色が良くて驚きました。来てよかったです！

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