木曽駒ヶ岳 爆風すぎて乗越浄土まで
長野県
kei
体力度について
- GPS
- 02:31
- 距離
- 2.5km
- 登り
- 263m
- 下り
- 251m
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| 天候 | 晴れのち爆風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
写真
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感想
大阪から1番近いアルプス。なのに、ずっと後回しになってたアルプス。
この年末、11年住んだ大阪を離れることが決まり、ようやく中央アルプスへ行ってみたい気分になり、とりあえずゆるく木曽駒を目指してみることにした。
はじめての千畳敷カールは、写真でよく見る青と白だけの世界。圧巻の眺め。ロープウェイから降りただけでこの絶景。
なぜいままでここに来なかったのか、来ようとしなかったのか。過去の自分をちょっぴり責めたりしつつも、今この場所に立てている喜びにしばし浸る。
ひとしきりワーキャーしたあと、アイゼンを装着しピッケル片手に歩き始める。雪はふかふかで歩きやすい。風もおだやか。目の前には青空が広がっている。最高に楽しい気分で千畳敷カールの直登をなんとか登り切り、乗越浄土へとたどりつく。
が、そこから先はがらりと様子が変わり、西側からかなりの爆風が吹き荒れていたため、早々に撤退を決定。
少し風の穏やかな乗越付近へと戻り、久しぶりの雪山を30分ほど堪能したあと、意を決して下山開始。高所恐怖症とはやっかいなもので、下を見てしまうだけで足がすくんで動けなくなるので、後ろ向きになって足元だけをみて一歩ずつゆっくり下る。ヘタレすぎて自分でも笑えるけど、こうしなければ逆に危ない目にあうのをわかってるので仕方ない。
ただこの日は、他にも後ろ向き下山者は多数いた。たぶん8〜9割の登山者は、最初の急登の下りは後ろ向きだったはず。
密かに「team⭐︎うしろむき」と名付け、勝手に親近感を覚えつつ慎重に下ってると、いつしか安全地帯へ。ホッとして雪に座り込み、しばし雪とたわむれる。
登り始めてから2時間半。あっという間の雪山ハイクだったが、ここに来れて本当に良かった。そして一緒に歩いてくれた友人に感謝。ちなみに友人は、周りの人もびっくりするくらいスタスタと雪の急斜面を上下左右に自由自在に歩き回っていて、ひとり違う次元にいるようだった。生まれ変わったらあんな風になりたい。
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