飯豊山 何処まで行けるかな?
- GPS
- 11:57
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 2,196m
- 下り
- 2,194m
コースタイム
天候 | 晴れ(蒸し暑し,汗が滝のよう)山頂はガスガス視界10m |
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過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません。地図は持って行きましたが時間管理にしか使用しませんでした。 |
感想
盆の休みに大きくと計画を練って居たのですが、何かと用事が出来て17〜18日の二日しか開かず、当初一泊で予定していたのですがその17日も親父の病院に付き合うことに成り、このまま中止も精神安定状よろしくないかと、その気に成っていたので行ける所迄のつもりで登って見ました。
飯豊は5月末に石転沢デビューしたばかりで、本山に向けては初めての挑戦です。
自宅出発を早めに出たつもりが登山口迄思いの外時間がかかり、すっかり日も昇った5:45にヤット登山開始。これはホントに何処まで登れるか?とにかく12:00迄6時間登って引き返す。改めてそう決めての出発でした。
最初のザンゲ坂は濡れた一枚岩にクサリの急登、朝から汗が止まりません。6:34水はたっぷり持ってきたつもりですが、長之助清水でイップクと水の補給をしました。
まだまだ急坂は続くのですが、御田をチョッと過ぎた7:47登山道の石の上に古銭が落ちていて、貧乏性に思わず拾おうかと思った次の瞬間、ここは信仰の山、そこに落ちている古銭では何か意味合いが有るのだろう?と写真に収めるだけにして先を急ぎます。
偽地蔵も無事通り過ぎて7:48地蔵岳に着きました。ここまでのコースタイムは3時間で、急いだとは言え2時間で登り、ペースを守れば登頂も狙えるのではと満足したのですが、初めて開けた視界の飯豊は山頂だけガスの中。いろんな思いでまたまた先を急ぎます。
地図で見れば種蒔山までは穏やかな稜線歩き、目洗い清水で休憩しながら楽に進めると思ったら、徐々にザンゲ坂の疲労が出てきます。
まだまだ汗は止まりません。見晴らしの良い場所そこらじゅうで立ち休みを取りながら、それでも切合小屋に10:14着。足も疲労困憊、いよいよ山頂が微妙に成ってきました。小屋の管理人サンに聞いても「二時間で登る人も居る」と言う答え、さて今の自分に当てはまるのか?とにかくリミットは12時先に進む事にします。
草履塚までの登りに姥権現への下り、御秘所のクサリ場と山登りらしく成った辺りで地蔵岳で確認したガスの中に突入、御前坂では何処まで続く坂道なのか先が見えずに心が折れて、合わせてシャリバテで足が上がらず、思わずへたり込んでオニギリ一個とビールでドーピングを効かせます。
何とかかんとか11:44山頂小屋に到着しました。ここまで来れば山頂はすぐそこです。11:55無事12時前に飯豊本山山頂に。しかしガスは晴れず、ガイドブックで読んだ360度の展望どころか、ここはホントに頂上???高度感も無く何処かの広場に在る祠?と言う思いを山頂の道標を何度も読み直して、兎に角今日の目標の半分は達成したのだと、展望は又来た時の楽しみに帰路につきました。
いつもながら文作りが下手で長々書いてしまいましたが、ガスの御前坂でルートを誤ったりしましたが、川入分岐に13:58自蔵岳に15:43大日杉小屋へは17:42着でした。
出発前は初めての道と単独での山行で緊張もしましたが、何とか無事初飯豊を日帰りで達成出来ました。
大朝日の日帰りはかなり一般的で、自分も経験済みですが、飯豊は一味違いますね。
それでもサイトで見ればまれに日帰りの方も居るようで、自分もその仲間入りが出来て今後の自信に成りました。
でも、やって思ったのは、日帰りは勿体無いですね。次こそは何泊かして飯豊を味わいな。
7月16日の残雪がまだ少しある時期に同じくピストンしたことがあります。夜明け前にヘッドライトをつけてザンゲ坂を登り、朝焼けを見たり、磐梯山を眺望したりと思い出深い山行でした。タイムは休憩を除いて往路6時間37分、復路5時間31分でした。
水場をうまく利用したいと思っているのですが、夏場はやはり3Lは持参してしまいます。一考の余地ありですね。
飯豊のピストン経験者でしたか。なかなかハードな山ですよね。
自分も近場の山で最低2L、山が大きく成ればそれなりに気温も参考にして増やして持っていくようにしました。
一度村山葉山を山之内からハイドレーションに1.5Lで登り、当てにしていた水場を見逃し、山頂で水が切れたことに気がついて後悔した経験からでした。
この時の飯豊は膝に水滴が落ち、にわか雨?と思ったら速乾アンダーで処理しきれない程の汗が肘からポタポタ落ちたものでした。速乾アンダーはこの当りから着始めたのですが、着ていなければもっと悲惨なことに成っていたかもしれません。今は良い道具が使える良い時代ですね。
そして今頃記録を書いたのは、やはり大きい山をやり遂げた充実感を忘れられず記憶に残っていたからでした。
HITOIKIサンも沢山そういう山をやってこられたのでしょうね?
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