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Yamareco

記録ID: 386514
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

痛恨の転進!三度目の鳳凰三山

2009年10月04日(日) 〜 2009年10月05日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
20.8km
登り
2,193m
下り
1,550m

コースタイム

◆10月4日(日)
夜叉神峠登山口5:30-8:56南御室小屋9:20-10:10薬師岳小屋10:31-11:02観音岳11:15-白鳳峠13:38-14:47早川小屋
◆10月5日(月)
早川小屋6:16-7:55アサヨ峰8:18-8:50栗沢山9:00-10:03北沢峠
天候 ◆10月4日(日) 晴れ
◆10月5日(月) 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
◆10月3日(土) 甲府のビジネスホテルに前泊
◆10月4日(日) 甲府4:00→5:10夜叉神峠  山梨交通バス(\1,380?)
◆10月5日(月)
バス
 北沢峠10:00 → 10:50仙流荘
    この間、入浴・食事
 仙流荘12:58 → 14:00伊那市 高遠でバス乗り換え(5分待ち)
 伊那市14:25 → 17:45新 宿 双葉SAで15分休憩(〜16:00)新宿には定刻通り着
コース状況/
危険箇所等
◆今回の行程は一般登山道で危険を感じる箇所はありませんでした。
◆南アルプス林道
10月3日(土)、甲府に到着しバス停など確認しに行くと10月2日(金)に林道崩落事故があり
南アルプス林道は夜叉神峠−広河原が通行止めになっていることが発覚。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
本当は向こうに見える白峰三山に行く予定でした。
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本当は向こうに見える白峰三山に行く予定でした。
好天の中、鳳凰三山目指して歩きます。
好天の中、鳳凰三山目指して歩きます。
左手には見事な様相の白峰三山が。
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左手には見事な様相の白峰三山が。
北岳の存在感はやはり圧倒的です。
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北岳の存在感はやはり圧倒的です。
南御室小屋に着きました。
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南御室小屋に着きました。
南御室小屋の水場。
南御室小屋の水場。
南御室小屋を出発し稜線に出ると北岳が。
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南御室小屋を出発し稜線に出ると北岳が。
南アの女王・仙丈ヶ岳も。
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南アの女王・仙丈ヶ岳も。
鳳凰三山を象徴する景観に入ってきました。
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鳳凰三山を象徴する景観に入ってきました。
青空が綺麗でした。
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青空が綺麗でした。
白砂の稜線を抜けると、
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白砂の稜線を抜けると、
薬師岳小屋に着きました。
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薬師岳小屋に着きました。
薬師岳小屋を後にします。
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薬師岳小屋を後にします。
美しい稜線です。
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美しい稜線です。
最高峰観音岳に向かいます。
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最高峰観音岳に向かいます。
新しくなっていた観音岳の道標。
新しくなっていた観音岳の道標。
やはり北岳が見事です。
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やはり北岳が見事です。
ここで初めて南アの貴公子・甲斐駒ヶ岳が登場。
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ここで初めて南アの貴公子・甲斐駒ヶ岳が登場。
甲斐駒ヶ岳の手前に地蔵岳・オベリスク。
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甲斐駒ヶ岳の手前に地蔵岳・オベリスク。
地蔵岳・オベリスクが近づいてきました。
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地蔵岳・オベリスクが近づいてきました。
左手にはいつも北岳。
左手にはいつも北岳。
地蔵岳を右手に見ながら早川小屋へ急ぎます。
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地蔵岳を右手に見ながら早川小屋へ急ぎます。
眼下には広河原が。
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眼下には広河原が。
広河原峠。この辺りで約3mの距離でクマと遭遇。
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広河原峠。この辺りで約3mの距離でクマと遭遇。
急いで早川小屋へ。
急いで早川小屋へ。
中はこんな感じです。
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中はこんな感じです。
ランプの小屋です。
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ランプの小屋です。
早川小屋の夕食。刺身もついています。
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早川小屋の夕食。刺身もついています。
10月5日(月)朝、出発し稜線に出て振り返ると鳳凰三山が。
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10月5日(月)朝、出発し稜線に出て振り返ると鳳凰三山が。
容姿端麗な北岳。
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容姿端麗な北岳。
甲斐駒ヶ岳が近づいてきました。
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甲斐駒ヶ岳が近づいてきました。
八ヶ岳も見えています。
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八ヶ岳も見えています。
そして富士山も。
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そして富士山も。
アサヨ峰から仙丈ヶ岳。
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アサヨ峰から仙丈ヶ岳。
アサヨ峰から北岳。
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アサヨ峰から北岳。
アサヨ峰から甲斐駒ヶ岳。
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アサヨ峰から甲斐駒ヶ岳。
栗沢山に来ました。ここから降ります。
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栗沢山に来ました。ここから降ります。
最後に仙丈ヶ岳。
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最後に仙丈ヶ岳。
北沢峠を目指して急降下。
北沢峠を目指して急降下。
北沢駒仙小屋(当時)に着きました。
北沢駒仙小屋(当時)に着きました。
仙流荘で風呂に入り高速バスで帰ります。
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仙流荘で風呂に入り高速バスで帰ります。

感想

当初の予定
10月3日(土) 甲府のビジネスホテルで前泊
10月4日(日) 広河原→北岳→北岳山荘
10月5日(月) 北岳山荘→間ノ岳→農鳥岳→奈良田

それが、10月3日(土)夜、甲府に着いてみると前日の10月2日(金)に南アルプス林道で
崩落事故発生。車は夜叉神峠まで通行可との案内が甲府駅バス停に。我が目を疑うも
現実を受け入れるしかなく飲むつもりのなかったビールを何本か買いビジネスホテルに
戻り、一人で作戦会議。距離的に近い八ヶ岳転進も考えたが一度は歩いてみたいと
思っていた早川尾根、そして山小屋マニアの間のなかでも通好みと言われる早川小屋に
泊まることにし、速攻で予約の電話を入れる。鳳凰三山はこれが三度目。

北岳は2004年7月、登山を始めて1年も経っていないころ間ノ岳と絡めて白根御池小屋、
北岳山荘に二泊し登山に導いてくれた当時勤めていた会社の上司と登りました。で、これが
時折雷鳴響くなかの雨でした。北岳登頂の翌日は晴れてくれたので間ノ岳とそれへつながる
稜線は素晴らしい快晴のなかを歩くことができました。当時、縦走よりも来た道を引き返す
ピストンの方が精神的に楽で縦走を考えるほどの余裕はありませんでした。
ある程度場数を踏んできたころこの2009年、いよいよ白峰三山縦走にと思っていたのですが
林道事故のため敢え無く白峰三山縦走は翌2010年9月にスライドし無事、果たすことができました。

この鳳凰三山、1回目が2004年8月に鳳凰小屋泊りで青木鉱泉から周回、2回目が
2006年7月に広河原から白鳳峠に登り薬師岳小屋に一泊、そして夜叉神に降りるルートで。
ところがこの二度とも前後に職場関係、近しい友人の身内の葬儀があり、帰宅後どうなるかと
いう思いがあったが三度目の正直、ついに何事もなく下山後の日々を送ることができました。

ところで広河原峠あたりを歩いていていたらゴソゴソーッと音がしたかと思うと
黒い巨大な生命体が約3m前方を横切って降りていきました。
早川小屋で聞いてみるとエサ場争いに負けた若いクマが稜線まで上がってきたのではと。
危うく難を逃れたもののこういった林道閉鎖の状況で登山者もほとんどおらず、熊鈴だけ
では心もとないので大声で叫びながら小屋まで歩きました。人生でクマとノーガードで
最も近づいた今のところ最後の瞬間でした。

痛恨の転進ではありましたが鳳凰三山、眺望にも優れ白砂青松の景観は清涼感いっぱいの清々しい山でした。


2013年12月

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コメント

鳳凰三山
最近、ほんのちょっとなの間にみなさん雪のレコが多く。
久々に、砂地の道を見た気がします

北岳、間ノ岳へいったときに、白駒池のテント場から、夕陽をあびた地蔵岳のポッチリさんを見て、
行きたいなぁ…と、当たり前に想い、帰宅後に一応行程や、テント場を調べた思いがあります

どの山も、いつか…来年…、と思える事に幸福を感じます

過去山行の記録、またお願いします!
2013/12/27 19:21
過去レコ
miouさん、こんばんは

過去記録に足を運んでいただいたうえにコメントまで
いただきましてありがとうございます。

多少の曇りでも周辺の山や稜線が目に入ると
次はあそこに行きたいという気持ちになりますね。
さらに山で一期一会の方からお話をお聞きすると
是非、今度は自分がとなります。

ヤマレコを拝見していましても同じですよね。

『山と高原地図』を広げてあれこれ妄想を繰り広げる・・・
至福のひと時という感じがします。

またなにか過去の記録をみつくろってみます
2013/12/27 19:52
navecatさん、悔しぃ(>_<)
拙者も過去レコをせっせと上げている方だと思いますが、それもデジカメを入手した2006年以降のこと。
それ以前は、記憶は曖昧、写真は散乱……日程さえ確認できれば地図だけでも……と思うのですが(x_x)
鳳凰三山はソロで登ってオベリスクにも登ったなヽ(^0^)ノとの微かな記憶 だけ。
悔しぃ
半袖隊長
2013/12/27 21:10
過去記録
半袖隊長様、こんばんは

過去記録に足を運んでいただいたうえにコメントまで
いただきましてありがとうございます。

私の場合、登山歴が10年ということもありまた、始めた当初、
知人から「いつ」「どこに」行ったかだけでもつけておけばと
言われ、それにルートだけ書き込んだものを残しています

コースタイムなども書き残すようなったのは2007年ぐらいからです。
『百名山』の北アルプスはそれまでまったく足を踏み入れておらず
それが返って功を奏したようです。記録も写真もしっかり残っています
ただ南アルプスはかなり初期から行っておりまして、聖岳〜赤石岳などは
カメラを忘れてなにも残っていません。南アのそれ以外のメインルートは
この2〜3年で再訪し記録をつけ写真を撮って分かるようにしている感じです

オベリスク、鳳凰三山2回目(2006年)のときに一緒に行った
友人が挑戦しましたが断念していました

鳳凰三山の1回目(2004年)は当然ながら写真も明確な記録も残っていません。
日時・ルートが記録として残り、充実感が記憶として残っています。

こうやって書くことによってあの時のことをいろいろ
思い出せることは良いことだなとふと思います
2013/12/27 21:45
プロフィール画像
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