大菩薩峠(小菅日向沢からピストン)トレース無し
- GPS
- 08:35
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,212m
- 下り
- 1,214m
コースタイム
天候 | 快晴 山頂付近強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口で数センチの雪 大菩薩峠付近は腿までの雪 山頂の稜線は強風と寒さのため長時間留まるのは危険だと思いました。 歩き続けなければ動けなくなりそうでした。 |
写真
感想
前回丸川峠方面から大菩薩嶺まで行ったのに、時間と根性切れで大菩薩峠を
エスケープして唐松尾根から下山してしまいました。
今回その心残りを解消しようと再度大菩薩を目指しました。
前回と同じルートでは面白くないので小菅(日向沢)から登ってみました。
人気の大菩薩ですから一番乗りしてトレースのない新雪を歩きたいと思い、
張り切って薄暗い7時には登山口の駐車場に到着していました。
誰もいない駐車場に満足しながら登りはじめました。
最初は雪が思ったより少なく、数日前のトレースがあって安心しました。
でもちょっと残念だな、と思っていました。
登っていくと徐々に雪は深くなり、半分ほどから上は全くトレースがありません。
山頂までまだ相当あり、長い距離をトレースを付けるのは初めてでしたから、
とても嬉しくワクワクしながら最後まで楽しく挑戦できました。
山頂付近では膝を超える雪に梃子摺りました。
地図上で約3時間の行程に4時間強の時間を費やしてしまい、大菩薩峠に到着
したのは昼になってしまいました。
稜線上は下から雪が舞っていて、寒さと強風で長時間いられるようなところで
はありません。写真を撮影したあと、つま先が冷えてきたので非難小屋で
保温材入りのパンツに履き替えました。
非難小屋でパンとおにぎりと大好きなコーヒーを沸かして30分ほど休憩
しました。おにぎりは凍らないように水筒とカイロと一緒に積めておきました。
大菩薩嶺の山頂まで行くつもりでしたが、往復2時間と下山にかかる時間を
考えると、体力的にはまだ行ける自信はあったのですが、撤退を決めました。
時間に余裕がない状況でこの強風と寒さの中で歩くのは危険だと判断して、
前回に続きまたエスケープでしたが、よい判断だったと思います。
折角なので写真だけ撮影しようと賽の河原まで往復しました。
稜線上の寒さは半端ではなく、フリース手袋で撮影している手が数分で悴んで
しまいます。オーバーグローブを装着すれば問題ありませんでしたが、今度は
カメラのボタン操作が困難でシャッターを切るのが精一杯でピントや露出など
考えていられませんでした。
非難小屋で会った登山者の方が数分前に歩いたはずのトレースは風で雪が
動いて消えかけていました。ちょっと怖くなるような強風と寒さでした。
もしこの場所で歩けなくなったら間違いなく死ぬだろうなっと思いました。
寒さと引き換えに富士山や甲府の盆地が素晴らしい眺めで来てよかったと
思いました。
帰りは休憩を入れて2時間強で余裕をもって無事下山できました。
また予定の山頂を断念したのが少し心残りでしたが、雪山登山2年目の自分
としては本当によい経験になり、十分満足できました。
大菩薩の非難小屋で二人の登山者に会いましたが、小菅までのルート中は
最後まで誰にも会いませんでした。
危険もなくよいコースですからトレースを付けてみたい方にはお勧めですけど、
私のような単独行には少し危険だったかもしれません。
大人気の大菩薩でも裏ルートは気をつけないといけませんね。
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