養老山地 三方山〜小倉山〜養老山〜津屋避難小屋 2014年最初の朝
- GPS
- 07:57
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,020m
- 下り
- 1,020m
コースタイム
05:14 養老神社参拝
05:22 養老の滝
05:28 林道登山口 05:35
05:40 ルートミス 05:45
05:46 三方山登山口
06:30 三方山(軽アイゼン装着) 06:40
06:47 笠原峠 06:50
06:59 小倉山 07:10
07:19 トレース無くなる(ここから養老山までツボ足)
07:32 養老山(ストックの輪っか捜索・軽アイゼン脱離・ワカン装着) 07:56
08:25 ベンチひとつ目
08:59 多芸ノ台 09:02
09:12 ベンチふたつ目(雪を落としてから朝食?昼食?) 09:56
10:12 津屋避難小屋 10:17
10:25 ワカン脱離 10:35
10:52 小休憩 10:57
11:13 展望岩
11:54 ハーフパイプ尾根終点
12:02 東海自然歩道標識(川原越・養老公園分岐)
12:10 養南病院前 12:20
12:42 養老鉄道美濃津屋駅(ギリギリセーフ)
----------電車で移動----------
12:51 養老鉄道養老駅 12:56
13:15 養老公園駐車場
歩行時間:5時間37分 (小散策・ルートミス5分含む)
停止時間:2時間20分
電車移動:11分
全行程:8時間8分
歩行距離:14.9km (電車での移動距離は含まない)
天候 | 曇り時々べたついた風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
朝、管理人の方がまだいらっしゃらない場合は、退出時に精算します。 養老鉄道養老線 美濃津屋駅〜養老駅 運賃250円 美濃津屋駅揖斐方面(下り) 時刻表 ↓ http://ekikara.jp/newdata/ekijikoku/2705221/down1_21207011_holi.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース図● GPS端末が拾ったルートです。 ●登山ポスト● いつもは滝上駐車場の管理小屋に入下山チェック表が設置してありますが、 朝早かった為、設置前でした。 ●トイレ● 養老公園に幾つかあります。道中にはありません。 ●登山道の状況● 【林道】 今回は三方山・小倉山方面に向かうため、通行止め箇所は関係ありません。 【林道分岐〜三方山登山口】 三方山登山口直前に渡渉箇所があります。水量の多い場合は注意が必要です。 一年ぶりで記憶が曖昧だったからか?暗くて分かりづらかったからなのか? 下流の方で登山口を見つけられずにウロウロしてしまいました。 【三方山登山口〜三方山】 九十九折れの登り坂に積もった雪が踏まれています。 この日は、注意深く歩けばストックのみでも問題ありませんでしたが、 途中からは、アイゼンがあった方が歩行ペースは良かったと思われます。 雪が固まってしまうと、アイゼンなしでは危険です。 【三方山〜小倉山】 三方山で軽アイゼンを装着したので、歩き易かったです。 【小倉山〜養老山】 途中からトレースがなくなり、ツボ足で歩きました。 雪の深さは膝下程度でした。 【養老山〜多芸ノ台】 更に雪深くなるかもしれないと思い、養老山からワカンを装着しました。 始めのうちは調子良かったのですが、途中から道にもうっすらと日が当たり始め、 雪質も若干ベタつき始めました。それ以降はツボ足の方がマシだった気がします。 雪の重みで道を完全に塞いでしまっている木々が多数。 しばらくはわざとルートを外れ、並走するように樹間を掻い潜って歩きました。 【多芸ノ台〜津屋避難小屋】 途中に大きな倒木。去年もありました。これからもそのまま放置? 【津屋避難小屋〜麓】 旧道です。雪も想像していたほど多くなかった為、標高730〜740m地点で ワカンは脱離しました。 多量の落ち葉と多量の瓦礫、多数の倒木で道が荒れており、 斜度も比較的高い為、歩きにくい印象です。 ひとつめの分岐は左を進みます(右は未確認)。 ふたつめの分岐はどちらを選んでも繋がります(共に倒木は多い)。 【麓〜美濃津屋駅】 県道56号線(薩摩カイコウズ街道)には横断歩道がありますが、 交通量が多いので(車速も高い)、横断には細心の注意を払って下さい。 ●コース全体の印象● 今回は小倉山以降、麓の養南病院まで誰とも出会いませんでした。 平時でも養老山以南は人入りも少なく、静かな山歩きが期待できます。 ただ、今回利用した道を含める、いくつか存在する麓までのサブルートを 利用される場合は、足場が悪いので注意が必要です。 ●下山後に立ち寄った温泉● 南濃温泉 水晶の湯 http://suisyounoyu.com/ 露天風呂から濃尾平野が一望できます。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池 単三
1/25,000地形図
笛
筆記具
保険証
飲料
食料
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
腕時計 高度・気圧計、コンパス機能付き
非常食
トイレットペーパー
軽アイゼン
ワカン
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
車
GPS端末
布テープ
ビニール紐
使い捨てカイロ
|
感想
当初、このルートは仲間と3日に歩く予定でいたのだが、積雪情報に不安があった。
そこで急遽、単独で偵察することとした。ついでに初日の出まで拝んでしまおうという、ダブルでお得な魂胆だ。
元日早朝。養老公園駐車場には数台の車。準備を済ませて歩き始める。
養老神社での初詣を終え、午前7時前の三方山での初日の出を目指す。
歩き始め早速にルートミス…。三方山登山口が見つからない。
1年ぶりだったからか、暗くて視野が狭くなっていたからなのか?初歩的な失敗。渡渉箇所はもう少し上流だった。
九十九折れの道の積雪状況によっては、日の出に間に合わなくなるかもしれないと思いつつ、歩を進める。
午前6時30分、三方山に到着。予定よりも早く、まだ暗い。軽アイゼンを装着して小倉山まで進むことにした。
20分もあれば間に合うだろう。
途中、予定外の停止時間があった為にギリギリだったが、日の出時間ちょうどに小倉山頂上に到着。
東の空に灰色が広がる。2014年最初の朝だ。
元々の予定はルートの偵察なので、頂上散策も程ほどに先を目指す。
養老山でワカンを装着。更に南下する。
ふたつ目のベンチで食事休憩を済ませ、津屋避難小屋に到着した。
ここまで5時間強。立ったままのワカン装着と食事に多くの時間を費やしたが、
歩行だけでも3時間半以上を要している。
今回トレースを作ったとは言え、3日に複数で歩けば恐らく休憩を省いても4時間近く掛かりそうだ。
避難小屋から麓まで伸びるハーフパイプ尾根を下る。
ここの積雪を気にしていたのだが拍子抜けだった為、早々にワカンを脱離する。
こんなことならもっと早く外せば良かった。
だがやはり雪のためか、一昨年晩秋に歩いた時よりも歩きにくい。倒木も増えている気がする。
停止時間を含め、下山には2時間近くを要した。
二日後の複数行の予定地は変更した方が良さそうだな。
今回は電車も利用する初めての試みである。
駅までの舗装路歩きに関して特に警戒はなかったのだが、これが落とし穴だった。
まさかの道迷い。麓まで下りて来られたことで油断していた。
GPSを持っているのだから、ちゃんと確認すべきだった。
無事に帰宅できた時が本当の下山だと再認識する。
駅に到着できたのが、ちょうど列車の到着時間。自分の居るべきホームは線路の向こう側…。
次の列車到着までは丸々40分…。諦めの表情で列車を見る…。
「乗られますか!?乗ってください!」
まさかの車掌さんの言葉に驚いた。急いで向かいのホームに渡り、列車に乗り込む。
ローカル線ならではの融通性と暖かさ。感謝の気持ちでいっぱいになった。
年初めの嬉しい出来事でした。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
皆様、本年も宜しくお願い致します。
コメント
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あけましておめでとうございます!!
今年も「何か!!」を予感させる山行ですね。
3>すっごいだだくさな・・でもそこがいい
7>いい絵
9>トレースがあってよかったぁ
11>とりあえず宝くじを買ってみましょう
13>すべては思い出です
18>とりあえず温かければ
24>青い衝撃
29>夏の川原越はヒル地獄でした
33>火サス?
あけましておめでとうございます。
一年ぶりの養老メインルート+αは積雪もあったことで
所要時間が全く読めませんでしたが、いざ終わってみれば、
その大半が計画上で適当に設定した時間と見事に一致しており、
予定を作った自分がいちばんビックリしました
急いでいるにも関わらず、思わずカメラを出してしまったり…
心の中で自問自答しながら拷問に耐えたり…
田舎の(地元の方スミマセン)のどかさと人の暖かさに触れたり…
誰が何のために作ったのか、全く意味不明の物が落ちていたり…
新年早々、前途多難(?)を予感させる養老の山でした
元旦早々、楽しそうな山歩きとお見受けしました
ちょっとした嬉しい出来事は今年のいい予感と思いますよ
養老神社での初詣、その後天候は残念ですが雪のルートは、そこそこ快適に、
モノトーンの世界から静寂感が伝わり、静かで楽しい山歩きを想像しました。
装備も完璧に、お見事の山歩きをされていますね。
hiroCさん、今年もよろしくお願いします
あけましておめでとうございます。
年初めの山歩きは、最も馴染みの深い山域からとなりました。
自分以外は皆、初日の出目的の方と思われ、
ワカンまで背負っていたのも自分ひとりだったと思います。
予想通り、小倉山でお会いした二人連れの方を最後に、
この日は誰とも会わない静かな歩きを楽しめました
麓まで下りた後も、
駅まで歩く道中で、道行く人と正月の挨拶を交わしたり、
駅到着が時間ギリギリ(本当はアウト?)になってしまったにも関わらず、
融通を利かせて乗車させて戴いたり。
静かでいて人の暖かさも感じられた、とても気持ちの良い
元日登山でした
s4redsさん、こちらこそ宜しくお願いします
登山口、間違いやすいんですよね。
僕も初回は間違えまして、ガケを無理やり
尾根まで上りました。雪のないときでしたので
何とかなりましたけど、今でもいい教訓に
なってます。
トレースがない道、しかも倒木が多い場所を
長時間歩き続ける気力、自分との戦いだと
思います。気力がうらやましいです。
集落の中での道迷い、ありがちですよね。
僕も注意しなきゃと思いました。
あけましておめでとうございます。
登山口と駅周辺。まさかの道間違いをしちゃいました
少ない経験を思い返してみると、事前から警戒するような
分かりづらいエリアよりもむしろ、既に歩いた経験のある場所や、
本来なら間違えようのない場所でこういったミスを犯しやすい
気がします。きっと、意識することが重要なんですね。
こうやって何気なく気付けたことを一つずつ重ねて、
知識や経験にしてゆけたらいいなと思います
雪と倒木。実を言うと仰る通り、結構辛かったです
僕は何かをやりだすとストイックに追及し過ぎる傾向があります。
職業柄なのか性格なのか?時々やり過ぎになってしまいます。
山に於いて、特に複数で歩く時なんかは、後で反省しなくても
良いように気を付けないといけないです
今年も宜しくお願いします
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