小秀山 〜敗退〜
Hiroo1991
climb-like
体力度について
- GPS
- 29:18
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,564m
- 下り
- 1,550m
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9:00 二の谷登山口
10:30 夫婦滝
11:50 鎧岩
12:40 カモシカ渡り
13:30 尾根合流
13:48 三の谷登山道分岐
14:55 兜岩
15:19 第一高原
15:51 第二高原
19:00 第三高原手前の下りにて撤退
19:30 第二高原北東すぐのピーク〜テン泊
◆12/31(火)
8:40 テン泊地
9:33 第二高原
9:59 第一高原
10:10 兜岩
10:55 三の谷登山道分岐
13:30 三の谷登山口
14:00 二の谷登山口
| 天候 | 2013/12/30 雪 2013/12/31 雪のち曇 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・下山後は下呂温泉のクアガーデン露天風呂に入浴。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆駐車場〜夫婦滝 スタート地点から木の階段が延々続きますが、途中から階段を雪が覆い歩きづらかったです。途中の避難小屋は土足厳禁でした。夫婦滝はほぼ完全氷瀑に近い状態でした。 ◆夫婦滝〜第一展望台 急坂が続きます。雪が深くなりちょっとしたラッセルをしながら登ります。鎧岩を通過し20分ほどで第一展望台に着きましたが、延々急坂でした。 ◆第一展望台〜カモシカ渡り 第一展望台、第二展望台を経てカモシカ渡りまでは同じような急坂が続きます。カモシカ渡りは距離は短いですが大きく分けると3区間あり、まず垂直に木の根を掴んで登る区間を過ぎ、次に木と岩を掴んで登る区間、最後に岩登りの区間となります。今回は最後の2区間が雪と岩のミックスで大苦戦しました。まず木や岩についた雪を排除し支点を幾つか確保してから登りましたが、しっかりと掴める支点が少なくかなり難しかったです。同行者はセルフビレイで登っていましたが、ここはするべきだと思いました。残置ロープや鎖はありませんので、登り下りどちらもロープを持っておいた方がいいと思いました。この時期は下りにこのルートは使わない方が無難だと感じました。 ◆カモシカ渡り〜兜岩 三の谷登山道との分岐以降、急に雪深くなりラッセル必死で、スノーシューを装着して進みました。兜岩の手前で3箇所ほど結構な急坂があります。スノーシューでもズボって滑ってここでも苦戦しました。兜岩は岩の間をトラバース気味に登ります。雪が深かったのでスノーシューのまま慎重にクリアしました。岩登りはありませんでした。 ◆兜岩〜第二高原 雪はさらに深くなりましたが、難しい箇所はなかったです。 ◆第二高原〜テン泊地 第二高原を過ぎると雪に覆われた木々が密集し、雪面が枝の高さに達し人が通過出来る隙間が見当たらなくなりました。腰上くらいまで完全にズボってしまうこともしばしばあり抜けだすのに余計な体力を使ってしまいます。GPSで方向を確認しながら木々の隙間を見つけてルート工作しながら進みますが、ルートを外れては修正するの繰り返しで体力も消耗し、ヘッデンでのこれ以上の進行は限界と判断し撤退することにしました。撤退地から第三高原まで約100m、避難小屋までは約500mの地点でした。自分たちのトレースをそのまま戻って適当な場所でテントを張りました。 ◆下山時の三の谷ルート 九十九折りで歩きやすいルートですが、雪深かった為休憩適地�，魏瓩�たあたりまでスノーシューで下山しました。三の谷登山口から二の谷登山口までは林道を30分ほどです。 |
写真
HOLUX M-241＋地図ロイドのコンビ。Bluetoothでペアリングして使ってます。今さら言わずもがなですが秀逸です。落としておいたログとルートがちょっと違ってました。(likeさんのetrek20でも僕のと同じでした)
1
第二高原から残りあと1km弱。ヘッデンを付けて避難小屋を目指すも、第二高原の次の丘で雪と木々に阻まれ行きたい方向に進めず。迂回して通れそうなルートを探しながら行きます。
尾根に乗り樹林帯に入るも出口を雪で塞がれ、迂回と修正を繰り返します。雪が深く腰までズボることも多々あり、結局19時で撤退決定。残りあと数100mでしたが、この先の登りも同様の樹林帯と想定すると、今の二人の実力ではこれが限界でした。
1
少し戻ってlikeさんのツェルト�競蹈鵐阿妊謄麈颪任后Ｆ鷽佑世肇�リギリ寝れますが、調理は一人しか出来るスペースがなかったので、持参した鍋キューブ(キムチ味)と肉・野菜などの具材でキムチ鍋と雑炊を作り一緒に食べました。雑炊はlikeさんのレシピでコンビニおにぎりを投入しましたが、海苔や鮭で甘みが出て最高に美味しかったです！梅酒と、アンニョンさんの受け売りのみかんも美味でした。 ※写真は翌日の朝にlikeさんが撮影
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感想
◆IMPRESSIONS
climb likeさんからのお誘いを受け一緒に小秀山を目指しました。トレースは第一高原まであり非常に助かりましたが、その先で先行パーティ2名に追いつき、道が分からないとのことでそこから僕が先頭になりました。このお二人は、一人がワカンでもう一人はつぼ足だったように思いますが、その装備でよくここまで来られたものだと関心しました。
今回の核心は、�．�モシカ渡り、��兜岩直下の急坂3ヶ所、�Ｂ萋鷙盡彊聞澆亮�林帯、でしたが、特に�，鉢�はこの時期にはかなり厳しい箇所だと感じました。��はどの方向も完全に道が塞がれていましたが、昼間で晴れていたらもっと大きく迂回出来たのかもしれません。こういう状況での対処方法をもう少し勉強したいと感じました。
宿泊について、いつもはテント(Khufu Sil)なのでツェルトは初めてでしたが、ツェルトは雪山に限らず3シーズンでも必須のアイテムだと感じました。特に小屋泊を予定している時のこういう落とし穴にはまらない為にも準備しておく必要があると思います。ツェルト�競蹈鵐阿蓮�二人だと広さ的にギリギリ寝れるといった感じで、調理は一人しか出来ませんでした。
設営に関して参考までに、当たり前なことですが、今回はツェルト�競蹈鵐阿箸いΔ海箸世辰燭里芭沼Δ箸睫擇縫�イラインを掛けて張力が張れて、風が通り難く、周りからの雪の影響を受けにくそうで、平坦になっている場所を選びました。ペグは、適当に折れた木(経験的に太さ20mm以上、長さ250mm程度)とストックで代用しました。木は埋めてもよかったのですが、整地した時の圧雪状態を見て刺せると判断し刺すやり方にしました。これまでの雪上テン泊の経験から自然に対応出来ましたが、低地での事前練習や、当日意識しながら歩くことで設営をよりスムーズにでき、体が冷えることなく早く休めて、結果、安全につながると思います。
晩飯は、いつもインスタントラーメンやマジックライスで済ましていたので、これからは鍋や焼き物なども徐々に取り入れたいと思います。ちなみに今回の具材は、イトーヨーカドーの一人鍋用肉セット、一人鍋用野菜セット、豆腐、卵で、合計500〜600円程度でした。近所のイトーヨーカドー(Ario鳳)は食べ物の種類が多くて具材を選ぶのも楽しいです。
今回は岩登りやラッセルでかなりハードな山行になり登頂は出来ませんでしたが、十分雪山を満喫出来ました。climb likeさんどうもありがとうございました、そしてお疲れ様でした！
◆CLOTHING＆SHOES＆BACKPACK
・ジオラインEXP.ラウンドネックシャツ ／mont-bell
・クリマエアジャケット／mont-bell
・アルパインサーマシェルジャケット／mont-bell
・ライトアルパインダウンパーカ／mont-bell ※就寝時のみ
・ジオラインEXP.タイツ／mont-bell
・Verb Pant／THE NORTH FACE
・インシュレーテッドアルパインパンツ／mont-bell
・U.L.ダウンパンツ／mont-bell ※就寝時のみ
・エレファントット／マジックマウンテン ※就寝時のみ
・ストームトラッカーグローブ／OUTDOOR RESEARCH
・グリセード／Black Diamond ※2日目で使用
・ウールビーニー／No Brand
・ストレッチクリマプラス200ネックゲーター／mont-bell
・トレッキングヘビークルー／スマートウール
・テナヤブーツ(Boaシステム)／mont-bell
・GORE-TEXロングスパッツ／mont-bell
・チェーンアイゼン／オクトス
・LIGHTENING AXIS 22／MSR
・MINI25L／山と道
・Stuff Pack XL／山と道
◆SLEEPING SYSTEM
アルミシート／DAISO
Z Lite Solスモール(1mにカット)／THERM-A-REST
Minimalist Pad／山と道&S.H.M.W.
スーパースパイラルダウンハガー #3／mont-bell
U.L.コンフォートシステムピロー／mont-bell
※テントはlikeさんのツェルト�競蹈鵐飴藩僉�
◆TEMP.
12/30(月)
二の谷登山口 -5℃
第二高原 -12℃
テン泊地 -13℃
◆WEIGHT
Pack Weight 約11,500g
〜撮影機材〜
EOS 6D
EF14mm F2.8L�� USM
EF24-70mm F4L IS USM
COOPER
http://hiroodiary.blog111.fc2.com/
※Blogは後日UP予定。
2013年のラストハイクをCOOPERさんをお誘いして、200名山の小秀山に行ってきました。
12/22前後の寒波、12/28〜29の寒波で雪が多いことが予想されましたが、
高原地帯まで行ければ後はなだらかなので登頂できると思っていました。
乙女渓谷の駐車場には先行者の車があり、第一高原までトレースがあったのでとても助かりました。
駐車場にはうっすらと雪が残ってます。
二ノ谷登山道から整備された木道を進みます。
二ノ谷登山道は沢沿いを歩くので滝も多く、退屈はしません。
高度があがるにつれだんだんと冷え込んでいきます。
夫婦滝では圧巻の氷瀑で青白く光っていて、これだけでも来た甲斐ががあります。
最初の難所 ‘カモシカ渡り‘では予想以上な箇所でした。
ほぼ垂直の岩場で手を掛ける場所が少なく残置ロープなどもなかったので、先行してくれたCOOPERさんにロープを渡して、木にかけてセルフビレイしながら通過しました。ここを下りに使おうと思うと冬季はゾッとしますよ。（下りは三ノ谷経由）
分岐を過ぎたあたりから積雪が多くなり、ズボズボするようになったので、初導入のスノーシューを履きます。
テレベーターがあるので登りが楽になります。
その後、2箇所目の難所 急登で積雪が多いので足場が安定せずズルズルと滑り通過に苦労しました。
兜岩付近はすんなりと通過でき、第一高原を過ぎたあたりで先行者に追いつきました。この先行者さんがいたおかげで、迷わずにこれたと思います。
その後第二高原に着き、のこり1.3キロこの時15：51。
ここからも少しのアップダウンはあるものの後1.3キロなので遅くとも18：00には避難小屋に着けると思っておりましたが、今回最大の難所、雪深い樹林帯に行く手を阻まれます。
テープがあっても通れる道がない、迂回しながら通過すると尾根を外していたり、
どんどん雪が深くなり、足がとられるたびに体力を奪われます。
辺りが暗くなりましたが、もうすぐ避難小屋なのでヘッデンを付けながら、進みますが、あと500M付近で撤退を決意。
少し戻ってテント適地を見つけ、ツェルト2ロングを張ります。
さすがに男二人がツェルト内にいると窮屈ですが、こんな場所で贅沢は言ってられません。
COOPERさんに美味しいキムチ鍋を作って頂いて、その間にみかんもいただきましたが、このみかんが美味しいこと！！
疲れた体にみかんが染み渡ります。
「人生で一番おいしいみかんをいただきました。」（山みかんマジでお勧め）
山ではお酒は飲みませんでしたが、COOPERさんが梅酒を持参していて、
これもいただきましたが、美味しかった〜〜〜。
温まったら、少しうとうとしましたが、キムチ鍋を頂き、おにぎりで雑炊まで作っていただいてお腹いっぱいになりました。
ツェルト内はマイナス10前後でしたが冬季用シュラフの中は暖かくて、
冷えを感じることなく朝までぐっすりと寝るとこが出来ました。
この場所は風が弱かったので音も気にならず良かったです。
朝は簡単な食事を済ませて、8：40に出発。
高原地帯を通過して、急坂も下りますが、スノーシューでの下りは慣れていたいので、苦労しました。
ここでも昨日先行してくれた方たちが先に三ノ谷へ下っていたため、トレースがあり大助かりをしました。
高度が下がってくると晴れ間も見えて気持ちが落ち着きます。
林道へでると安堵感が湧いてきます。
四〇分弱で駐車場へついて、今回の山行へ終了です。
今回はツェルトを持っていて大助かりしました。
設営も雪中泊に慣れているCOOPERさんのおかげですんなりと設営できて、
今回の山行は登頂こそできませんでしたが、
いろいろと経験出来てとても有意義でした。
ただ、リベンジの気持ちは湧いてきませんでした。（完敗です）
また、いつか。
帰りの温泉は下呂温泉へ（13〜14キロ）。良い温泉でポカポカになって岐路に着きました。
COOPERさん、わざわざ大阪からの参加ありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。本当に疲れましたね〜。
また、今度は御池岳行きましょ〜。
ブログにも後日記載します。
じゃんだらりん登山日記
http://climblike.blog.fc2.com/
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