三ツ峠山
yamatomo
saitamama
- GPS
- 08:02
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,096m
- 下り
- 1,081m
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河口湖観光船横駐車場8:32→(バス)→8:42川口局前バス停9:02→9:04浅間神社9:05→10:00母の白滝10:06→10:35標高1160m付近10:41→10:52送電線鉄塔10:53→11:25林道ゲート11:27→12:42木無山付近12:52→13:05展望地13:39→13:49四季楽園(泊)
1月1日
四季楽園16:28→16:35開運山7:02→7:15四季楽園8:45→9:04木9:05無山→9:54送電線鉄塔10:00→10:13霜山付近10:13→10:45林道出合10:46→11:06富士見台11:26→11:46護国神社11:47→12:00河口湖観光船駐車場
| 過去天気図（気象庁） | 2013年12月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
河口湖畔・観光船乗り場付近の駐車場は無料。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
私たちは登りは河口局バス停から母の白滝を経由して山頂へ、下りは府戸尾根を歩き、富士見台から河口湖畔に達しました。雪が積もっていましたが、踏み跡ははっきりしており迷うことはありませんでした。 なお、浅間神社から母の白滝へ登る登山道は付け替えられたようです。2013年版山と高原地図31「富士山」によれば、神社の右横を通ってそのまま直進して沢沿いに登るように登山道が描かれていますが、実際に歩いてみると、浅間神社の鳥居のところには左を指す道標が出ており、しばらくは舗装された白滝林道を登り、地図には描かれていない右へ分岐する林道に入り、母の白滝に達するようになっていました。沢沿いに花の白滝に登るルートは歩かれていないらしく、踏み跡が見当たりませんでした。 河口湖周辺には日帰り入浴施設が幾つかありますが、私たちは「溶岩の湯泉水」を利用しました。入浴料は800円です。 |
写真
通称河口湖浅間神社。貞観6年（864年）の富士山大噴火を鎮める為に、翌年、富士山と対峙する河口の地に富士山の神を祀ったとのことです。
1
感想
青年山友会の年末年始企画は三ツ峠初日の出例会。関西本部、東京支部合同の企画です。関西本部8名、東京支部3名、合計11名が参加、賑やかに楽しんできました。
東西集合は河口湖畔、観光船乗場近くの駐車場。関西組は前日(30日)夜発、東京組は1名は前泊、2名は31日早朝に都内を出発、8:10頃に落ち合いました。事前の連絡では関西本部の名誉会長から、「1．三つ峠駅からのコウモリ沢コース(河口湖駅から富士急の電車で移動）、2．母の白滝〜木無山コース(登山口の川口局バス停までは徒歩またはバスで移動)、3．三ツ峠登山口バス停からのコース(バスで異動)、の三つから東京組と合流後、登山ルート協議で決定」との連絡を受けていたので、さてどれにするかと会長にお聞きしたところ、「わし、母の白滝コースでいきたいねん」とおっしゃり、協議もなくこれに決定。さらに、「バスの時間は8:30頃のはず」とのお言葉なので、急いでバス停の時刻表で調べたところ、8:32発の甲府行きがあり慌てて皆を誘導してバスに乗車、川口局バス停には8:42に着くという慌ただしさで登山口に着きました。
到着後、一部の人から「トイレに行きたい」との希望が出たため山と高原地図で確認。バス停近くにはトイレの記載はないものの500mほど南にセブンイレブンがあるのでそちらに案内しましたが、その後会長が調べたところ浅間神社の横にある消防団の建物内のトイレが使えるのが判明。こんなことならコンビニに案内せずに済んだのに…
なんだかんだで出発が遅れ、バス停を出発したのは到着20分後。浅間神社入口近くの路面に立てかけてある道標に従い、暫くは地図に「白滝林道」と記載された舗装された林道を歩きます。ちなみに私は16年前の年末に東京支部の企画で同じコースを登り、三ツ峠山荘に宿泊した経験があり、その時の記憶では神社裏から沢沿いに母の白滝に登ったのですが、少々様子が違います。ずっと白滝林道を歩かされるので、母の白滝を経由せずにその上の送電線鉄塔まで林道歩きをさせられるのではないかと思い、皆に伝えました。ところが途中で地図に出ていない林道が右へ分岐、母の白滝の方に向かいます。結局、母の白滝のすぐ近くまで林道が出来ていました。林道終点の手前には新しく建てたと思しきログハウスがあり、オーナーの話ではコーヒーなどを供しているとのことでした。ここからの富士山と河口湖の眺めは絶景で、オーナーのご自慢のようでした。
漸く母の白滝に到着。この冬は寒いせいか、一部氷結しており迫力がありました。前回来たときは氷結しておらず、女性的な滝だと思いましたがずいぶんと印象が違います。そして滝から送電線鉄塔までの登りも急で、前回楽々登った時とは別の印象を受けました。なお、この辺りは新しく鎖を渡した柵が設置されており、世界遺産登録の影響を受け、整備されたのでは、などと噂しました(本当は違うかもしれませんが）。
送電線鉄塔から先は数回白滝林道を横切る形で登山道がショートカットしており、この状況は私の記憶とも合いますが、周りの展望は記憶と異なり、木々の間から富士が少し見える程度で、前回登った時のような展望はありません。木々が成長して見えにくくなったものと推察され、16年の時の流れを噛みしめることとなりました(ちょっとオーバーか…)。この辺りは結構急な登りで雪も積もっておりちょっと歩きにくいところもありましたが、凍ってはいなかったのでアイゼンなしで登りました。
木無山山頂付近には12時40分過ぎに到着。山頂部には休めるところがないので、三ツ峠山荘手前の広場(地図には展望地とあるところ、ベンチや展望指示図盤がある）でお昼にしました。
30分ほどランチタイムを過ごし、出発。今日宿泊する山小屋「四季楽園」まではすぐで、14時少し前に着きました。宿泊客は少なめで、私たちは3部屋を使わせていただきました。到着後は一番広い部屋で炬燵に入りながらお昼寝をしたり、おしゃべりをしたり、Mさんが持参したゲーム機で録画したテレビ番組(トランスジャパンアルプスレースを取材したNHK特集や、たった一人で登山案内DVDを作る人を紹介した回の「タモリ倶楽部」など)を見たりしました。
夕食は夕方5時過ぎから。お刺身やエビフライ、川魚の甘露煮、年越しそばまでついた豪勢なものでした。夕食後は毎年恒例のじゃんけん大会。写真家の方3人(うち2人はアマ、1人はプロとのこと)が撮影された写真が商品で、毎回勝ち抜いた人が商品をゲットするもので、私たち11人のうち10人が商品を受け取るという幸運に恵まれました。その後は部屋に戻ってちょっと一杯。9時過ぎには消灯し、明日の初日の出を期待して眠りにつきました。
元旦は強い風の音で目が覚めました。外を見てみると晴れてはいるものの強風の様子。私たちは前日の打ち合わせ通り、6時半ごろに宿を出て、開運山山頂で初日の出を見ました。強風でとても寒く、カメラのシャッターを押すのも苦労しましたが、東にに雲が少し出ていたものの綺麗な初日の出が見られ、赤く染まる富士も見られるという幸運に恵まれました。
宿に戻って朝食。紅白のかまぼこやだて巻き卵といったおせち料理に生卵や納豆までついたおかずで、ご飯が進みました。朝食後は準備をして8:45頃出発。記念写真を撮ってから出発しましたが、私は宿の前のテーブルにカメラを置き忘れ、慌てて探すという失態をしてしまいました。幸いカメラは宿に届けられていたので事なきを得ましたが…
下山は府戸尾根を河口湖畔へ向かいます。滑らないようアイゼン装着で下っていきます。相変わらず風は強く、登山道が尾根の南東側に出ると日が射して風も弱まりますが、北西側に出ると尾根の陰になるため日が射さず、まともに風を浴びてとても寒く感じられました。また、尾根上には結構木々が茂っておりあまり展望は得られず、下を見て黙々と歩きました。
送電線鉄塔のところまで下ると展望が開け、富士山や河口湖が見渡せました。ここで小休止。その後も同じような道を下ります。霜山は地図では登山道がピークを踏むように描かれていましたが、実際は山頂の西側を巻いていました。
富士見台には11時過ぎに到着。富士山が良く見えるのでここで記念撮影。さらに下るとロープウェイ駅に出ますが、大勢の観光客で賑わっていました。私たちはロープウェイを利用せず、そのまま歩いて下り、河口湖畔の駐車場には12時に戻りました。
女性のMさんはこの後富士山駅で友人と落ち合い、八ヶ岳の赤岳に登りに行くというので全員で富士山駅までお送りしてから日帰り入浴施設の「溶岩の湯泉水」へ行き、一浴の後、館内の食堂で遅い昼食をとりました。皆お腹が空いているのでガッツリ食べました。
昼食後解散。東京組は真っ直ぐ新宿西口へ向かいました。途中渋滞にはまったものの、新宿西口には16時過ぎに着きました。2日間とも天候に恵まれ、初日の出＆赤く染まる富士を見ることができて充実した山行となりました。今年はきっといいことがあるぞ。
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