日光女峰山〜2014初日の出



- GPS
- 51:15
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 2,216m
- 下り
- 2,216m
コースタイム
08:50 二荒山神社
09:08 行者堂
11:16 水場分岐
14:15 八風直下(幕営)
2013.12.31
08:00 八風直下
08:26 黒岩
11:13 唐沢避難小屋
12:54 女峰山
13:47 唐沢避難小屋
2014.01.01
05:47 唐沢避難小屋
06:35 女峰山
07:13 唐沢避難小屋
11:24 二荒山神社
天候 | 2013.12.30 快晴 2013.12.31 晴れ後曇り 2014.01.01 晴れ後曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス | 2014.12.30 二荒山神社から20分ほどの場所にあるホテルから徒歩。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
二荒山神社〜行者堂:夏道。雪なし 行者堂〜水場分岐:途中から雪あり。水場分岐でゲイター装着 水場分岐〜八風:ツボ足だと膝下の柔らかい雪。ワカンを装着 八風〜黒岩:雪はほぼなし。風が強い 黒岩〜唐沢避難小屋:黒岩からの直登はツボ足が膝上で3歩で終了。トレース外すと股まで埋まることも。降る場合はアイゼン付けた方が安全。※この先女峰山頂上までワカン装着 唐沢避難小屋〜女峰山頂上:ワカンでくるぶしほど。トラバースヶ所や急な直登など、注意が必要。上部は所々踏み抜く 12月30日に単独3名が入っていたが、我々はその後でトレースがあって楽をさせてもらった。 ちなみに頂上まで行ったのは日帰りの高校生一人(たぶん)で尋常じゃないポテンシャルを感じた。爽やかな筋金入りの山屋だ。 登山ポスト:行者堂の裏 水場:なし。唐沢避難小屋下の水場は未確認。ガスは余裕を持つこと テント場:なし。時間の関係上、八風下に幕営 トイレ:二荒山神社 |
写真
感想
2013〜2014年末年始はまた燕岳にしようと計画を立てたがアイスクライミングとの兼ね合いや計画変更で女峰山に行くことにした。元旦の天気は少し不安だったが最高の日の出を拝めて大満足だった。
2013.12.30
08:50 30分ほど歩いて二荒山神社に到着。結局俺が起きれずに1時間遅れの出発となった。
09:08 行者堂。階段下の左に延びる道を進んだがこれは間違い。行者堂裏に登山ポストと登山口があった。帰りに気付いた。
11:16 水場分岐に到着。暑いし雪のせいでなかなかペースが上がらない。この先の樹林帯で降りてきた先行者に情報をもらう。どうやら今日は単独が3人入っていて高校生が凄いスピードでラッセルしていったとか。途中でワカンを装着するもなかなか辛い。やっぱこのルート長いよ。
14:15 八風で16時までに小屋に着かないと判断し、直下の斜面で幕営することにした。スコップで適当に平坦にしていつものメスナーテントを設営し、水作りに勤しむ。
16:00 『こんにちわー』という声に顔を出してみると若い男が降りてきた。件の高校生か。爽やかな顔で山頂は素晴らしかったと嬉しそうだった。ありがとうと伝える。
これから下山だと明るいうちに辿り着かないんじゃないか?
それにしてもタフな男だ。
やがて日も傾き、夕焼けをバックに男体山を見ながら酒を飲みつつ飯の準備をした。
結局プラフラスクのウィスキー200mlを一人で空けたけど、酔いのせいか2回こぼしてしまった。もったいない…でもゴミ袋の中がウィスキーの香りでこれはこれでありかと思ったり。
夜半から風が強くなり、テントが揺さぶられたがそれほど冷え込まなかった。凍結した結露がほとんどない。
2013.12.31
06:00 起床。水を作りながら日光市街の夜景と明るくなり始める空を楽しむ。
08:00 準備完了し、出発だ。黒岩までは30分ほどで辿り着いた。これなら小屋までもコースタイム+αで着くかな?と淡い期待を持ってしまった。急登開始3歩で諦める。ツボ足だと滑って全然進まない。ワカンを装着して進む。昨日の高校生は末恐ろしいな、ホント。
11:16 唐沢避難小屋到着。誰もいない。とりあえず寝床を確保して山頂を目指す。どうせこのルートで今日最初だろうし、ワカンで行くことにする。アイゼンはザックに入れ、必要なら付け換えればいいや。
下部樹林帯を抜けると斜面のトラバースとなり、気を引き締める。慎重に抜けて一息入れる。ここからは急坂の直登だ。相方も問題なく付いてくる。上部の低木帯はトレース外すと結構埋まるし踏み抜く個所も多かった。それでもジワジワ進んで社に到着。
12:56 女峰山頂上。あいにくのガスで展望はイマイチ。赤薙山方面はノートレースだ。20分ほど待ってみたけど変わらず、仕方なく下山する。社に明日の朝、晴れるようにとお願いした。ちょっとした目的があった。
13:47 降りはアイゼンに切り替えて慎重に降り、小屋に到着。まだ誰もいない。もしかして俺らだけ?とも思ったけど、大晦日だし他にも来るだろう。とりあえず水を作りながらのんびり餅を焼いた。明日は俺の都合で13:57東武日光発の電車に乗る必要があるんで時間的余裕がない。
15時頃から3人入ってきた。聞くと赤薙山方面から一泊で来たらしい。よくやる^^;
その後二荒山神社方面から単独のおじさんが到着し、暗くなってからさらに二人組が到着した。全部で8人だった。
夕飯は正麺の蕎麦を食べ、酒を飲みながら肴をつまんだ。
2014.01.01
04:40 起床。飯の支度をしながら外の様子をうかがう。風が強いが出てみると晴れている。これは行くしかない。
05:47 アイゼン装着で小屋を出発。ちょっと遅れたんで最初から飛ばしたが相方が息を切らせたんでゆっくり進む。下部樹林帯を越えると東側の空が明るくなり始めている。少し焦りつつもなんとか間に合うかと思いながら登る。
06:35 女峰山頂上に到着。先客2名に挨拶し、山頂標識の前に陣取る。防寒用のスタンスビレイ・フーディーは暖かく、非常に気に入った。
06:45 東の空の一点が輝いた。真っ赤な太陽が昇ってくる。2014年元旦。初日の出は申し分ない。今年も始まった気分だ。目的も無事達成し、下山に取り掛かる。
07:45 唐沢避難小屋に到着し、30分でパッキングして出発。
10:00 水場分岐の少し先でどうも見覚えのあるシルエットを確認した。灰色の上着に紅いザック。相方に、アレwacklessかもしれんなーと言っていたら向こうも手を振ってきた。間違いない。やはり上がってきていたか。それにしてもよく会うよな。
新年の挨拶をしつつ情報交換し、別れた。今日は天候崩れるけど、何処まで行けるかな。
ちなみにこの時走ったら右足を結構酷く挫いて痛めてしまった。いかんいかん。
11:40 二荒山神社到着。無事、下山完了した。年末年始登山第2弾も良い山行だった。
日光駅前のホテルで温泉に入り、第3弾の南アルプスへ向けて出発した。
前回から使用しているネオプレン製靴下だが、5日も履き続けると汗と皮脂で内部が汚れ、水洗いして搾ったら白濁した水が滴った…うーん。靴はガードできるが、これはちょっとなー。でも背に腹は代えられないか。
コメント
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初日の出見に行ったんですか〜( ´ ▽ ` )ノ
またどっかの山で会えるとはいいですね〜
ややや!
これはどうも。おかげでそこそこ楽に女峰山に登頂できました。
31日に暗くなってから到着した2人組はツボ足で余裕とか言ってたけど、
それなりに踏み跡あるからなんですがね。
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