神室と鳥海を結ぶ分水嶺 南沢山西580m地点〜南沢山(ラッセルとやぶの痩せた雪稜に難渋し途中敗退)
- GPS
- 09:56
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 802m
- 下り
- 803m
コースタイム
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 9:54
天候 | 曇り時々雪一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
終始スノーシューで歩く.今年は豪雪で雪降りが続いたため終始新雪のラッセルが続き難渋した.特に単調で長い林道歩きは辛くスノーシューでも30cm以上沈んだ. 最初に雪壁になっている踏切を速やかに渡る.まだ背丈を越えていないので楽.林道には急斜面からの雪崩が起きそうな場所が頻繁にある.分水嶺に登る尾根は最初と途中に急登があり痩せた部分や小さな雪庇もある.分水嶺にも痩せた稜線があり崩れそうな雪庇もあり通過するのに時間がかかった.南沢山の登りは急でラッセルに苦労した.南沢山から下った尾根にも痩せた雪稜と雪庇が頻繁に現れ潅木のやぶもあり大変だった.稜線の幅が1mもなく両側が切れ落ちている部分もあり慎重に通過した.また尾根が分岐する部分では下り始めに高さが3m近い雪庇があり下るに苦労した. 国道13号線は両側が背丈を越える雪壁で車に注意して歩いた. |
写真
感想
最近は中央分水嶺近くの神室連峰から鳥海山に続いている分水嶺を日帰りで繋いで歩いている.この分水嶺で登山道があるのは丁岳付近と甑山だけで,あとは積雪期に歩くかやぶ漕ぎになる.今回は昨年の山行で歩く予定で断念した南沢山から雄勝峠までの分水嶺を歩く計画を立てた.
駅からすぐ車道の除雪は終わりラッセルで辛く長い林道歩きが始まった.昨年2月の時は奥羽本線の踏切は雪壁の通過に苦労したが,今回はまだ雪壁が背丈を越えていず楽に通過できた.この時刻に電車が通過する予定はないが少しヒヤヒヤした.昨年は林道に東側の急斜面や沢からの雪崩の跡が頻繁にあったが,まだ小さなものしかなかった.でも今にも雪塊が崩れ落ちそうな場所が頻繁にあり緊張しながら通過した.尾根の取付き点まで約1時間強だった昨年と違い,今回はラッセルがひどく2時間以上かかって着いた.また取り付きから分水嶺までも倍近くかかった.南沢山に着いたのが13時半になっており縦走を諦めて東に続く尾根を国道13号めがけて下った.
分水嶺も下った尾根も痩せた雪稜と雪庇,灌木のやぶが頻繁に現れ大変だった.今回歩いたコースの標高は低いが,この時期は難易度がかなり高い.このコースはヤマレコ初トレースで国道や及位駅付近を除き最近歩いた痕跡はなく誰とも会わなかった.
ここから南東に続く分水嶺:
神室と鳥海を結ぶ分水嶺 南沢山〜雄勝峠(杉の巨木のあるやぶの稜線)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4795110.html
ここから西に続く分水嶺:
神室と鳥海を結ぶ分水嶺 南沢山西580m地点〜748m峰〜797m峰〜甑峠
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2960109.html
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