長窪城跡〜御岳山城跡・和田城跡・弁天山

2022年01月31日(月) [日帰り]

• GPS: 04:58
• 距離: 13.6km
• 登り: 866m
• 下り: 825m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:26
• 休憩: 0:40
• 合計: 6:06

9:49 道の駅長門
10:42 10:49 長窪城跡
12:00 12:20 和田城跡
12:54 12:54 道の駅長門
13:29 13:29 和田宿ステーション
13:34 13:35 和田本陣跡
13:54 13:56 和田城跡
14:15 14:15 三角点「鍛治足」
14:49 14:49 和田本陣跡
14:54 14:54 和田宿ステーション
15:22 15:22 駐車場所
15:34 15:44 弁天山
15:55 駐車場所

＊山行時間には車の移動時間1時間3分が含まれています

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【長窪城跡〜御岳山城跡】
上田市街から国道153号線を経由、
道の駅「ながと」に駐車
【和田城跡】
国道153号線で和田宿を目指し
和田宿ステーションに駐車
【弁天山】
道の駅「ながと」まで国道を戻り、
国道254号線に入り、学者村入口付近の道路余地に駐車

コース状況／危険箇所等

【長窪城跡】
国道254号線側から、舗装道を上がり、長窪城址入口に到着
緩やかな尾根を下り加減に歩くと城跡
急坂を登り、下山を緩やかな下りにした方が良いと思います
標識、遊歩道ともによく整備されています
【御岳山城跡】
国道を横断後、防獣柵を抜け、右にある小屋が取り付き口、
つづれ織りの道跡入口付近が藪になっており、
うっかり獣道と思しき水平道を進んでしまい引き返しました
適当に斜面を登り、道跡を発見後は
倒木が少しあるものの、スムースに城跡に到達
危険個所はありませんが、標識の類はありません
【和田城跡】
和田城跡まで遊歩道が良く整備されています
城跡と三角点の間は、残雪あり、凍結個所もありました
獣の足跡が雪上に点々とあります
小さなアップダウンあり、細い尾根は滑落注意
【弁天山】
駐車場所から配水池迄舗装車道歩き、配水池の脇が山頂
地理院地図で、三角点の表示があり、探しましたが
見つけられませんでした

写真

1/31 9:50

今日は道の駅「ながと」からスタート♪

1/31 9:50

正面に鳥羽山
国道153号線を横断します

1/31 9:51

蓼科山は青いシルエット

1/31 9:54

これから登る城跡はどこに？

1/31 9:54

正面に先日登った鳥屋城跡、右奥に天狗山

1/31 9:58

大内橋
依田川を渡ります

1/31 10:04

れれっ！
国道254号線に出てしまいました！何故？

1/31 10:04

鳥屋城跡の尾根の奥に見えて営るのは独鈷山？

1/31 10:06

新しそうな標識を発見♪
これで間違いなしと思った直後

1/31 10:09

脇道に入り、堰堤に突き当たり、手前で渡渉、対岸の急斜面を登りました(:_;)

1/31 10:13

また国道254号線に逆戻り(T_T)

1/31 10:16

林道へも入ってみましたが、違うと思い、先程の新しそうな標識まで引き返しました

1/31 10:36

やっと長窪城址に到着
絵地図を読み違え、逆方向から来たと判明(*_*)

1/31 10:37

案内板
絵地図が読めなかったのは自分の頭の悪いせい(^^ゞ

1/31 10:37

標識完璧
どうしてこうも手間取ったしまうのかと自己嫌悪(:_;)

1/31 10:38

入口から緩く下る尾根伝いで主郭

1/31 10:39

幾つか空堀跡のある快適な散歩道は廓のあった尾根だそう

1/31 10:42

二の廓

1/31 10:43

主郭に東屋
日差しは暖かなのに、風が冷たく吹き上げて来ます

1/31 10:43

足下に古町

1/31 10:44

やはり城の役割を担う絶好の位置。信玄の拠点だったそう！

1/31 10:48

下山開始
なかなか急坂の様子！急坂を下りに使うの膝に来るので、やはり登りにこのコースを使うべきでした

1/31 10:49

岩上に石祠

1/31 10:53

振り返った急坂

1/31 10:55

大きな岩も散在する急斜面は山城には打ってつけ

1/31 10:56

振り返った木々の梢に空が綺麗(^.^)

1/31 10:57

川の脇に石碑

1/31 10:57

帰宅後気づいたのですが、やや左に見えている頭の丸い山が、次に登った御岳山城跡でしょう

1/31 10:58

本当に短い間隔で標識が案内してくれています。入口がわからずうろうろした自分はなんだったのか(:_;)

1/31 11:04

依田川を右に見ながら、次に登る御岳山城跡入口に向かいます

1/31 11:09

古町橋から依田川上流を遠望。左の岸辺はもう中山道の長久保宿ですから、交通の要衝だったと分かります

1/31 11:20

国道153号線を横断
道脇左の観音様が目印

1/31 11:25

国道横断後、まもなく防獣柵

1/31 11:28

右に防災備品を保管している小屋を見たら、尾根に取り付きます。ピンクテープもありました。

1/31 11:46

踏み跡を見落とし、気が付くと水平に巻く極細の獣道を歩いておりました(T_T)引き返しながら適当に登ると、明瞭な道跡に遭遇。

1/31 11:46

獣道に迷い込んだ時、こんな傾斜のきつい山は諦めて帰ろうかとも思いましたが、つづれ織りの道は至極快適♪

1/31 11:52

尾根に近づきました

1/31 11:55

箱笠大明神石碑
尾根に合流し、ここで左折。尾根に沿う道がかつて表参道だったと思われます。先人の健脚ぶりに畏敬の念を覚えるのみ！

1/31 11:57

一対の御神灯
多分御神灯の間が道だったのでしょうが、木が生え、藪になっています

1/31 11:58

文字が薄れ、読めない石碑

1/31 11:59

祠が三基

1/31 12:00

屋根の崩れかけたお堂と石灯籠があり、ここが主郭

1/31 12:01

石仏というより石像？

1/31 12:01

御嶽信仰の山として崇められた時期もあったようですが、それにしても無残な荒れ方

1/31 12:06

先にも廓があるようなので、空堀を越え、更に尾根を進んでみます

1/31 12:07

堀切が土砂で埋まって浅くなった感じ

1/31 12:09

奥の院

1/31 12:10

屋根の半分に守られる石仏が悲しげに見えます。このまま朽ちて屋根もなくなってしまうかもしれません。人の心の移り変わりの哀しさをしみじみ感じます

1/31 12:10

宝篋印塔

1/31 12:20

主郭に帰還
静寂と荒廃の中では、参拝者で賑わった日々を想像もできません

1/31 12:31

足下に車道が見え、下山はあっという間でした

1/31 12:33

堰堤も目印
ビニールテープに沿って進むと、いつしか水平な獣道に入り込んでしまうので注意(^^ゞ

1/31 12:33

この藪が入口だったのです(*_*)登る時、まったく気づけませんでした。

1/31 12:34

道の駅「ながと」に戻り、車で和田宿に移動し、次に和田城跡に登ります

1/31 13:29

和田宿ステーション案内板前をスタート

1/31 13:34

旧中山道に近づきました。欅の古木が歴史を物語り、思わず仰ぎ見てしまいます！

1/31 13:35

和田宿本陣跡

1/31 13:35

案内板
通り過ぎるばかりで、ゆっくり見学したことがなく、街道歩きの折に時間を取りたいと思いますが、いつになるやら…

1/31 13:41

信定寺分岐

1/31 13:42

新海神社

1/31 13:42

新海神社案内板

1/31 13:43

古いお堂が屋根に覆われて守られていました

1/31 13:45

熊野神社
新海神社から緩やかな巻き道で通過

1/31 13:46

栢の木
樹齢400年だそう

1/31 13:46

このお堂も屋根で守られています

1/31 13:46

熊野神社と栢木の案内板

1/31 13:48

プラ木段がつけられとても歩きやすくなっています

1/31 13:52

石尊神社入口
寄ってみました

1/31 13:53

石尊神社
神社脇のプラ階段を上がるとすぐ主郭

1/31 13:54

和田城主郭に到着

1/31 13:56

深い空堀を越え、三角点迄足を延ばしてみようと決意

1/31 13:58

標高千メートル近辺なので、やはり積雪量が増えてきました。最悪の場合は引き返します。

1/31 14:12

大小様々に空堀の連続

1/31 14:15

和田城跡からの尾根伝いを随分長く感じましたが、20分程で三角点に辿り着きました

1/31 14:15

鍛治足
標高＝1016.42 m
四等三角点

1/31 14:33

和田城跡に帰還

1/31 14:38

帰路は雪の付いた北斜面を下りました。急斜面ですが、
手擦りが途切れず設けられ、安心してさくさく下れました。よく整備された遊歩道に感謝です。

1/31 14:42

和田城案内板
新しく設置されたよう

1/31 14:46

信定寺
山門上部が鐘撞堂

1/31 14:46

武田軍に討たれた大井信定の菩提を弔うために建立されたそう

1/31 14:48

宿場の家屋の面影をよく残していますね。再建されたのでしょうか？背後に和田城跡の山並みが良い雰囲気。

1/31 14:49

欅の古木前まで帰還

1/31 14:49

谷間に黒斑山と浅間山
中山道を旅した人々も同じ風景を眺めていたのでしょう

1/31 14:52

国道の陸橋上
浅間山と役場が見え、まもなく和田宿ステーション。車で移動し、最後に弁天山に寄ります

1/31 15:34

石碑
配水池迄車で行けますが、学者村入口に駐車して歩きました。この辺りに三角点があるはずなのですが…

1/31 15:39

近くに石祠
散歩する人がいるのか、微かに踏み跡も

1/31 15:44

弁天山
標高＝875.55 m
三等三角点
三角点は発見出来ず、残念ですが帰ります(T_T)

感想

kyom4

自宅付近は、雪雲が張り出し、毎日のように風花が舞っていますが
南下して坂城町を抜ける頃には、今日も一面の青空に出会え、
この時期に雪や凍結を恐れずに歩ける山域が有り難いです。
今日は道の駅「ながと」を出発し、先ず長窪城を尋ねました。

いつもの情けない早とちりで、絵地図を読み違え、
国道254号線を二回も行きつ戻りつした挙句、
舗装道を上がり、尾根上から長窪城入口に着き、
ようやく自分の初歩的ミスに気づき、自己嫌悪に陥りました。
急坂を下らずに済む、依田窪病院側から登る周回がお薦めで、
標識完備、遊歩道も良く整備され依田川の眺望が開け、
信玄の拠点だったそうで、やはり城の役割を担う絶好の位置。

依田川対岸の、次に向かった御岳山城跡は、長窪城とは全く逆、
防災備品を保管している小屋を目印に、尾根に取り付きます。
急斜面をつづれ織りに登る踏跡の入口が藪化しており、
見落として、獣道に入っていたらしく、帰ろうかと悩みましたが、
幸い、引き返しながら適当に登ると、明瞭な道跡に遭遇。
尾根迄の急傾斜も、つづれ織りの道は至極快適でした♪

箱笠大明神石碑の立つ地点で尾根に合流すると、
御神灯、石祠、石仏等の様々な遺物の多さに驚きました。
主郭や奥の院に屋根の崩れかけたお堂や石塔があり
御嶽信仰の山として崇められた時期もあったようですが、
それにしても無残な荒れ方に屋根の半分に守られる石仏が悲しげ、
このまま朽ちて屋根もなくなってしまうかもしれません。
信仰の移り変わりをしみじみ哀しく思うものの
静寂と荒廃の中では、参拝者で賑わった日々を想像もできません。

次に向かう和田城跡は、歩いて向かうには遠すぎ、
車で移動し、和田宿ステーションから歩行再開しました。
通り過ぎるばかりで、ゆっくり和田宿を見学したことがなく、
街道歩きの折に時間を取りたいと思いますが、いつになるやら…

案内版、標識が細かく丁寧につけられ、歩きやすい遊歩道は、
新海神社から和田城跡に登り、信定寺に下る周回がお薦めです。
ついでに深い空堀を越えた先の三角点迄足を延ばしてみました。
標高千メートル近辺なので、積雪量が心配だったものの、
動物の足跡があり、標高差も少なく、20分程で三角点です。
帰路の北に面する急斜面では積雪があり、
途切れず道に添えられた手摺りに安心して下れました。
整備の行き届いた遊歩道に感謝です。