丸川峠から柳沢峠(途中まで)


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 952m
- 下り
- 937m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】上記の往路 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況 【丸川峠分岐(駐車場)】沢沿いの林道を歩いた後から山道。土の露出している箇所もありますが、積雪。下部は薄いですが、その分凍結しています。(帰路には融けてぐちゃぐちゃになっていた)チェーンアイゼン使用しました。丸川峠付近は積雪スネあたりまで。 【丸川峠から柳沢峠方面】この日は足跡ありませんでした。なんとなく分かる程度にうっすら道の形はあるので辿っていけると思います。この区間、練習のためワカン使用。 |
感想
またまた大菩薩にやってきました。
今回の目的は、雪の丸川峠を見にいくことと、ワカンの練習をすること。
なるべく人が歩いていなさそうなコースを…と柳沢峠への道を歩く計画です。
前回は風が強かったのですが、この日は穏やかな山道。
灌木のアーチを抜けてたどり着いた丸川峠は、なんだか時間がとまったような光景。
白い斜面と青い空と線描で描いたみたいな樹々、小屋がぽつんと一軒。
シンプルな風景に、なぜか気持がいっぱいに満たされるようでした。
ここから先は踏み後がうっすら残っているだけで、ふかふかの雪。
今日は一番乗りのようです。
始めの一歩を踏み出すのは、なんだか嬉しい気持と「いいのかなあ」と不安な気持がごちゃ混ぜになったような気分でした。「えいや!」とわざわざ蹴散らすような第一歩を踏み出して、スタート。
ズボズボズボ…。
ワカンは幅が広いので、歩くのにもギクシャクする。教えてもらった花魁みたいな歩き方は、細い道幅では歩きにくい…。けれど、横に爪がついているから、斜面のトラバースには効き目があるのかな?
一応目的地は柳沢峠手前の展望台と思っていたけれど、思っていたよりも時間がかかっていました。とりあえず12時をタイムリミットと決めて折り返すことに決めて、お気に入りのあの鞍部までを目標にします。
初夏に来た時には短く思えた道のりも、雪がたっぷりのせいで、なかなか進んでいない様に思えました。
時々消える踏み跡では、鹿さんトレースに騙されそうになりながら、なんとかお昼に鞍部に到着。
ぐるりと見渡して「やっぱりいい場所だな〜」と思いながらパンをかじって休憩。(前回は休憩をろくに取らずにバテ気味になったので、今日は落ち着いてしっかり休むのだ)
ここは、両側からゆるやかに上がってくる谷と、同じくゆるやかに下がって上がる尾根が交差する場所。特に何があるっていう訳ではないんだけれど、なんだか気に入っている場所です。ちょうどまんなかにブナの木?があって、こういう地形も「峠」かなーと思うのだけれど、特に名前のついていない場所。不思議と落ち着くのです。ここ。
丸川峠に戻る道すがら、集中力が切れるのか3回ほど派手に転んでしまいました。
ワカンの幅の感覚にまだ慣れていないからか、右足の上に左足を載っけてしまって、もつれて転ぶ、とか、ストックを踏みつけでつんのめる…とか。藤子不二雄の漫画みたいな転びっぷりでした。自分でも笑っちゃうくらい。誰も見てなくてよかった(笑)
でも雪いっぱいだと転んでも楽しいのは不思議…。雪まみれになりながら、一人で笑ってた。
帰りは少し余裕ができたのか、雪面にうつる光に見とれたり、木の枝ごしに見える石尾根や奥秩父縦走路を眺めたり。雪があると、遠くの山肌が青いような紫色に見えて、不思議な色合いに見えます。
この区間、結局標準のコースタイムに1.5から1.6倍かかってしまいました。
ワカン、なかなか慣れるまでには時間がかかりそうです。
もくもくと雪にまみれて歩いた一日。なんだかあっと言う間でした。
丸川峠で出会った方が
「雪山って、頭の中が空っぽになるのがいいよね」
とおっしゃっていて、まさしく頭の中が空っぽになった一日でした。
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